ジュリィ野口(Jury Noguchi)
- 登場作品:宇宙大帝ゴッドシグマ
- 声優:安原義人
- 種族:地球人
- 性別:男
- 所属:トリニティシティ
- 年齢:21歳
- キャラクターデザイン:新谷かおる(原案)、宇田川一彦
ゴッドシグマの右脚を構成するロボット「海鳴王」のパイロット。EDテーマにもある、「青はクールなエンジニア」とは彼のことであり、キラケンにも時々言われる。
トリニティシティの主任研究員で、風見博士と共にゴッドシグマを開発する。
皮肉屋で毒舌家。両親が離婚しており、母親や妹と暮らすために貯金をしていた。そのためか、金銭に非常にこだわる。
風見博士がエルダー軍に寝返った後は、トリニティエネルギー封鎖装置のキーワードを解き、ゴッドシグマを復活させる。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦Z
- ゴッドシグマのサブパイロット。中断メッセージでは、プレイに苦心するキラケンにアドバイスをしている。
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- サンドマン杯ではエィナと共闘。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- ゴッドシグマのサブパイロット。トライダーG7のパワーアップを手伝った。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
人間関係
- 壇闘志也
- 仲間。第1話での共闘から意気投合し、時には意見を戦わせながらも良き戦友である。
- 吉良謙作
- 仲間。当初は陸震王の操縦に不慣れで突撃戦法を繰り返す彼に怒って陸震王のパイロットから外そうとしたが、互いに認め合うようになる。
- 風見博士
- ゴッドシグマの開発者にして師匠。全幅の信頼を置いていたが、彼が裏切った後は「…殺す」と見限る。
- しかし、風見博士への恩義や信頼は完全に忘れられず、その死を哀れみ悼んだ。
- ジェーン西野(ジェーン野口)
- 妹。かつての両親の離婚で離れ離れとなり、ジュリィはいつか彼女と暮らす事を夢見て貯金していた。第36話でエルダー軍の攻撃で深手を負い、再会した兄に抱かれながら息を引き取る。
- マルチーノ
- 彼の無理難題に関しては常に毅然と対応し、一歩も譲らなかった。
- ミナコ・マルチーノ
- 同僚。第1話で陸震王を勝手に動かした彼女を平手打ちにした事で当初は彼女から嫌われていたが、5話では彼女を救出しており、以後の関係はある程度改善している。
- 春日理恵
- 同僚。闘志也にはお似合いだと評価する。
- 父親
- SRW未登場。学者であるが、家庭を顧みずに不老不死の研究に没頭した事が一家離散の一因となった事で恨んでおり、再会した際も研究を続け、困窮した末に金をせびる父に対して徹底的に冷淡な態度を取った。
他作品との人間関係
スーパー系
- シルヴィア・ド・アリシア
- Zでの初対面時、兄シリウスと前世では愛し合う仲だったという彼女の説明を聞き、妄想だと決めつける。
- エィナ
- ZSPDでサンドマン杯にて共闘。
- マリン・レイガン
- 第2次Z 再世篇ではZEXISに復帰する直前まで、彼から提出されたレポートを検証する為に次元歪曲宙域の調査を行なっていた。その結果、遠からずブレイク・ザ・ワールド規模の時空震動が発生する可能性を示唆する。
ガンダムシリーズ
- テクス・ファーゼンバーグ
- Zでは賭けビリヤードをする仲。テクスから「家族のために傭兵をしているウィッツ・スーに似ている」と言われ、動揺する。
- キラ・ヤマト
- Zにおいて彼の見境のない行動を「ああなると災害と同じ」と酷評した。
リアル系
- レントン・サーストン
- Zでは月光号の購買店員として働く彼の姿を見て、アドバイスを送る。
バンプレストオリジナル
- ランド・トラビス
- Zでの初対面時、彼から「戦闘機のナビゲーターか?」と訊ねられる。ランドの発言の理由は後述。
- ジ・エーデル・ベルナル
- Zにおいて風見博士を悪の道へと走らせた張本人。最終話の戦闘では真っ先に怒りを露にする。
名台詞
- 「いいですか、あれはお嬢さんのお遊び用のロボットではない」
- 第1話で陸震王を勝手に動かすトラブルをしでかしたミナコを平手打ちにしての台詞。
- その後、ミナコは父親に泣き付きマルチーノもジュリィを批難するが、どう考えてもジュリィの方が正論である。
- 「考えてみろ、こんな物を見て何が望郷の想いだ、笑わせるな!」
- 第4話でトリニティシティのスクリーンでイオを見ていた闘志也とキラケンを冷笑した際の台詞。当然二人の反発を買う事になる。
- 「君は顔に似合わず少女趣味だな」
- 上の台詞に反発したキラケンがイオに帰れない境遇故にイオの映像を見て故郷に想いを馳せていた事を語った際の台詞。
- 「(思い出さない訳が無い・・・ 忘れる事が出来ればその方がよほどマシだ…)」
- 上の台詞の後、闘志也からジュリィ自身は故郷が大事ではないのかと聞かれた後、彼らの元を去った際に吐露した心中。
- 「(父さん、僕達をいつまで苦しめれば気が済むんだ! でも、僕は死んで欲しいなんて思っちゃいない…)」
- 第20話より。かつて一家離散の原因を作った父がコスモザウルスに捕らえられた際の心中。
- 作中で再会した父親に対して徹底的に冷淡な態度を取っていたジュリィだが、親子の情が無くなった訳では無かった。
- 「ジェーン、見ていてくれ! 俺は必ずイオの人々を助ける! きっとエルダー軍を倒す! 見ていてくれ、愛する妹ジェーン…!」
- 第36話で再会しながらもジュリィの手の中で息を引き取った妹のジェーンの死を受けて。
- 「あなたという人は! その為にコスモファクトリーの人達はどうなってもいいというのですか!」
- 第39話で宇宙に出たトリニティシティをイオへ向かわせる事に徹底的に反対する風見博士に対しての台詞。
- この際に風見博士の胸倉を掴んでいる程で、前話のテラルへの拷問以来、師である風見博士との信頼が崩壊してしまっている事を表している。
- 「…殺す」
- 風見博士が裏切った直後の台詞。Zでは勝平をドン引きさせた。勿論、裏切った師を討つための弟子である彼の壮絶な覚悟を直接表現したものである。
- 「風見博士…俺はあなたを科学者として、人間として尊敬していた…! だからあなたを越えるのが、俺の夢だった…! 博士…! 俺はこんな事になるなんて、思いもしなかったんだ!!」
- 上記の台詞の直後、風見博士によって封鎖されたトリニティ基地のトリニティエネルギー発生装置を解く事を決意した後、失望と怒りと悲しみの中で叫んだ台詞。
- 「科学に取り付かれてしまったんだ・・・」
- 風見博士の死により、宇宙に放たれた柩を見送っての台詞。
- (お前って奴はいつもそうだった。思い込んだら決して後ろへは引かない。いいぜ、イオは俺達に任しとけ)
- 最終回ラスト、一人未来のエルダー星へ向かう闘志也の気持ちを汲み、見送っての心中。
スパロボシリーズの名台詞
ZEUTH内でも有数のインテリであるため、作品を通じて解説台詞も数多い。
- 「複合型小売店…いわゆるコンビニにおいて立ち読みによる損失は経費に含まれる」
- Zにて、立ち読みする闘志也に悩むレントンへの台詞。
- 「カオスだ…! まさにブレイク・ザ・ワールド!」
- Zの雪合戦シーンにて、ペット同士まで戦うのを見て。
- 「はいはい、キョーレツな設定ありがとね」
- Zにてシルヴィアへの台詞。アクエリオンのトンデモ設定に対する常識的な反応。
- 「ああなると災害と同じだな。言葉も通じず、一方的である以上、一時も気が抜けん」
- Zにてキラ一行の見境のない行動に対してジュリィはこの言葉で斬り捨てた。
- 「風見博士…俺はあなたの事を忘れません…その頭脳、その情熱…そして、その最期を…」
- Zにて、風見博士の最期を看取っての言葉。原作には無かった台詞である。
- 「やはり、金持ちは無敵だな」
- ZSPDで、わざわざ愚裸美温泉の内装を純日本風に建設した「金持ち」の道楽に、どこぞのボンボンを彷彿とさせる台詞で感嘆する。
- 「残念だよ、エィナ。俺のスポーツ理論を君が完全に実践出来れば、優勝は確実だったのにな」
- 卓球トーナメント「サンドマン杯」で予選敗退した無念さをパートナーへと告げるが、難解なジュリィの理論はエィナにとって思考回路のキャパシティをはるかに超えるものだった様子。
- 「お陰で全打球がホームラン…それじゃ勝てませんよ」
- 「パワーなら最強だったのに」と予選敗退を悔しがる花江へ、彼女の敗北の原因を指摘する。
- (いいのかい、闘志也? そんな事言ってると、お前も面倒事に巻き込まれるぜ)
- 他人事とばかりに甲児の「リア充」振りを羨む闘志也へ、内心でほくそ笑む。
- 「時空修復の寸前までは暗躍するテロリスト扱いだったのに、随分と変わったもんだ」
- エグゼクター殲滅の為に再結成されたZEUTHが、全世界から「独立治安部隊」として承認されている現状を冷ややかに笑う。
- 「残念だが、俺にとっても彼女みたいなのは天敵だ」
「どれだけの知略も天然には通用しない。ゼロやスメラギさんもお手上げだろうさ」 - 第2次Z 破界篇中盤、ニアへの尋問に苦戦するキタンを見物していた際、周囲から尋問官役を交代するよう言われるも、上述の理由でこれを拒否する。
- 「あの人も風見博士と同じように道を踏み外したのか…」
- 真ドラゴンとの戦闘前会話で、早乙女博士に風見博士と同質の狂気を感じ、表情を曇らせる。
- 「驚いたね、こいつは。闘志也の根性論がオカルトパワーを打ち破ったよ」
- 第2次Z 再世篇中盤で、闘志也からの「根性論」に触発されてデビルリングの激痛を乗り越え、六神合体を果たしたタケルに感嘆の声をあげる。
- 「形あるものは、いつかは壊れる…無敵なんてものは幻想だ」
- 鉄壁の防御を誇ったルーク・アダモンSの最期を目の当たりにしてクールに呟くが、勝平&ワッ太からは「あいつを倒した俺達が無敵」と切り返される。『無敵シリーズ』に絡めたお遊び的な台詞でもある。