「シュロウガ」の版間の差分

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== シュロウガ(Syuroga) ==
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[バンプレストオリジナル]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::SHULAWGA]]<ref>[http://studio-halfeye.com/works/shulawga/slwga_top/slwga_top.html 完全変形シュロウガ] 2020年1月16日閲覧。</ref>
**[[スーパーロボット大戦Z]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[Zシリーズ]])
**[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]/[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])
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*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
*分類:人型機動兵器
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| デザイン = {{メカニックデザイン|大張正己}}
*全長:30.3 m
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
*重量:53.1 t
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| SRWでの分類 = [[機体]]
*[[動力・エンジン・エネルギー|動力]]:第一種永久機関
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}}
*所属:アサキム・ドーウィン個人所有機
 
*搭乗者:[[アサキム・ドーウィン]]
 
*メカニックデザイン:大張正己
 
  
[[アサキム・ドーウィン]]が駆る漆黒の人型機動兵器。驚異的なスピードや高速形態への変形機構、武装の構成、そして魔術的な必殺技のグラフィックなど、多くの点で[[魔装機神|風の魔装機神]][[サイバスター]]との類似性が指摘されており、搭乗者であるアサキムの人物像(同じく[[マサキ・アンドー|マサキ]]との類似性が指摘されている。詳細は同記事参照)とも併せて何らかの関連があるものと推測されている。但し、シュロウガは[[平行世界]]を渡り歩くことができるという設定であり、この機体の技術がいずれの世界で培われたのかは現段階では不明となっている。
+
{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 分類 = [[因果律]]干渉制御システム → [[分類::スフィア搭載機]]
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| 全高 = 30.3 m
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| 重量 = [[重量::53.1 t]]
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| 動力 = [[動力::第1種永久機関]]ノヴァ・ジェハード
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| 補助動力 = [[スフィア]]「夢見る双魚」(後「知りたがる山羊」「尽きぬ水瓶」「偽りの黒羊」が追加)
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| エネルギー = 知的生命体の[[負念]]及びスフィアの精神エネルギー
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| 主なパイロット =
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;オリジナル機
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:??? → [[パイロット::アサキム・ドーウィン]]
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;同一存在
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:[[パイロット::黒の英知]]
 +
}}
  
大張氏曰く「シュロウガは変形するので、立体化を意識してデザインした」とのこと。顔面部はマスクに覆われており、下には人型の顔がある。背後から見ると機体のフレームの部分は[[グランカイザー]]と同じ紫に近い青で、また脚部や胴体部、腕部のフレームはいわゆる「バリメカ」の特徴を多く持っている。そのため、素の状態だと、基本的には勇者シリーズの機体に近い人間型の外見をしており、その上から黒い外装を被せたような状態だと思われる。
+
'''シュロウガ'''は『[[スーパーロボット大戦Z]]』の[[登場メカ]]。
  
巡航形態への変形プロセスはサイバスターと全く同じであるが、基本的に移動時にこの形態をとることはなく、「レイ・バスター」使用時に一時変形するのみ。ちなみに通常時は「黒神形態」、巡航時は「黒鳥形態」と呼称される。
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== 概要 ==
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[[アサキム・ドーウィン]]が駆る漆黒の人型機動兵器。[[スフィア]]の一つ「夢見る双魚」を搭載した[[スフィア搭載機]]。
  
撃墜時は他と異なり「崩れ落ちかけたシュロウガがエネルギー場に呑まれ、そこから鴉が羽ばたくように少し動いた後収束して消える」という特殊な演出が組まれている。
+
驚異的なスピードや高速形態への[[変形]]機構、武装の構成、そして魔術的な必殺技のグラフィックなど、多くの点で[[魔装機神|風の魔装機神]][[サイバスター]]との類似性が指摘されている。
  
数々の謎を孕みつつ[[多元世界]]を駆け抜けたが、最後は[[クロウ・ブルースト|クロウ]]達の活躍によってアサキム諸共火星の[[ZONE]]に封印された。
+
巡航形態への変形プロセスはサイバスターと似ているようで異なり<ref>サイバスターとの差異はフロントアーマーが黒鳥の頭部に、腕が肩ごと背部に移動など細かい部分も見れば多岐に渡る。</ref>、基本的に移動時にこの形態をとることはなく、「レイ・バスター」使用時に一時変形するのみ。ちなみに通常時は「黒神形態」、巡航時は「黒鳥形態」と呼称される。
  
アサキム曰く「太極へと先んじ、現世と幻世の狭間に居る」存在だという。これを噛み砕いて見ると、まずアサキム共々呪縛を受けた事により、太極に近しい存在となっていることが伺える。さらに、撃墜されてもその場で復活する、まともに破壊された描写が一度もないことを鑑みると、機体そのものが生と死の中間に位置する存在であるらしい(「生」であるがゆえに実在し、攻撃も通じるが、「死」であるがゆえにいくら攻撃しても滅びることがない)。これは図らずも、ラ・ギアスにおけるアストラルシフト(機体の存在の半分をアストラル界に移すことで攻撃を無効化する)によく似ている。
+
[[ブレイク・ザ・ワールド|大時空震動]]に先駆け、[[宇宙世紀]]世界と荒廃世界に出現。この段階で既に「知りたがる山羊」を奪取しており、[[UCW]]においては[[カイメラ]]の協力者となったアサキムのもと、[[ZEUTH]]との戦いを繰り広げた。最終的には[[軌道エレベーター]]において、ZEUTHの擁する「悲しみの乙女」「傷だらけの獅子」のスフィアを狙い、[[セツコ・オハラ|セツコ]]・[[ランド・トラビス|ランド]]と激突するも力及ばず敗北、爆散した。
  
=== サイバスターとシュロウガ ===
+
しかし、[[ADW]]における[[カラミティ・バース]]の発生に伴いそちらに引きずられ、復活と同時に[[リモネシア共和国|リモネシア]]跡に転移。[[ZEXIS]]に属する「揺れる天秤」の[[クロウ・ブルースト|クロウ]]、[[新帝国インペリウム]]に属する「偽りの黒羊」の[[アイム・ライアード|アイム]]を狙って再びの戦いに身を投じる。その中においても真相は明かされず、数々の謎を孕みつつ[[多元世界]]を駆け抜けたが、最後はクロウ達の活躍によってアサキム諸共[[火星]]の[[ZONE]]に封印された。
本機を語る際に必ずと言っていいほど出て来るのは前述の通り「サイバスターとの関連」である。共通しているのは
 
*機体性能・変形機構
 
*武器の傾向
 
*パイロットの声優(緑川光氏)
 
*動力(両方とも第一種永久機関)
 
といった具合。現段階では全てが推測にすぎないが、連続カットインにおいてグランゾンらしき機体や各媒体のサイバスターと思しき機体が出てきているため、少なくとも「全く関係ない」ということだけはあり得ないだろう。
 
現段階で確定していることを言うならば、サイバスターのダークサイドとも言える機体である。
 
  
ちなみに「似ている」と言われてはいるが、類似点は武装や機体特性などで、フォルムや機体構造は全く似ておらず、サイズも重量も一回りこちらが下(他作品に置き換えるなら[[フリーダムガンダム]][[サウダーデ・オブ・サンデイ]]のようなものか)。サイバスターはどちらかというと「鳥」の印象が強いが、シュロウガは角や皮膜を模した翼がある事から「悪魔」の印象が強い。またアサキム自身は「狼」と呼ぶこともある(おそらく下記の狩'''狼'''哉から)。
+
そして[[天獄戦争]]序盤、[[クロノ]]に属していた[[ツィーネ・エスピオ]]により、[[サイデリアル]]のリアクターを牽制すべく封印から解放され、天の獄を巡る戦いへと飛び立つことになった。
  
=== 設定元 ===
+
=== 正体 ===
設定元は『[[第2次スーパーロボット大戦]]』において「魔装機神[[サイバスター]]」「武装機甲士[[グランゾン]]」に次ぐ第3のオリジナル作品として設定された「'''次元烈風 狩狼哉'''(じげんれっぷう しゅろうや)」である。しかし最終的にオリジナル作品として採用に至ったのはサイバスターであり、グランゾンも同作内のライバルメカニックとして採用。狩狼哉は3案の中で唯一不採用となっていたが、シュロウガのモチーフとして用いられる形で17年ぶりの復活採用となった。ちなみに寺田プロデューサーの発言によると、これら3案の名前とロボット設定を一番初めに作ったのはバンプレストが依頼した外部の企画会社であってウィンキーソフトではない(サイバスターやグランゾンのより詳細な設定、メカデザイン、キャラクター、そして彼らが活躍できる舞台であるラ・ギアスやDCの設定などを作ったのはウィンキーソフトではあるが)。
+
その正体は別の世界で生み出された、因果律を操るための人型機動兵器。
  
狩狼哉は「次元を超える能力があり、サイバスターとグランゾンとの対決を止められる唯一の存在」といった設定の機体であり、次元を渡り歩く能力などはシュロウガの設定に活かされたものと思われる。
+
「[[アカシックレコード]]制御システム」を搭載しており、「[[至高神ソル]]」と同種の機能をそなえている。[[ロボット大図鑑]]の解説によると、スフィアを取り込み、[[シュロウガ・シン]]へ変貌することでシステムが本来の力をほぼ取り戻しているとの記述があり、変貌前では力を発揮できていなかった。元々は現在の悪魔じみた姿でなく、幾多の破界と再世を経て受け継がれる知的生命体の情報=[[負念]]のうち、特別な因子を持った者の思念・記憶・霊力を吸収・変換することで少しずつ変貌を遂げていった。
  
== 登場作品と役柄 ==
+
シュロウガは因果律制御システムであると同時に、マン・マシン・インターフェースを備えた人型機動兵器でもある。しかし、戦死したのか機体を放棄したのか、ともかく何らかの理由でパイロットは姿を消しており、[[惑星エス・テラン]]に流れ着いた時には誰も乗っていなかった。そのため、乗り手を求めたシュロウガは、パイロットの代用品としてアサキム・ドーウィンを作り出した(本来のパイロットを模倣したものかは不明)。
  
=== Zシリーズ ===
+
その後、[[怒りのドクトリン]]によってシステムの一部を解析され無限輪廻を組み込まれたシュロウガは、アカシックレコードシステムを応用し、因果律をゆがめることによって[[並行世界]]の同一存在が重なって存在し続けている。それにより、消失・復活する度にアサキム・ドーウィンを何度も生み出していた。
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
 
:本作のライバル機。[[ランド・トラビス|ランド編]]では搭乗者のアサキムが味方とも敵とも付かない行動を取るため、味方機としても敵機としても相対することになるが、最終面では条件を満たせば味方機として使用可能になる。逆に[[セツコ・オハラ|セツコ編]]では完全に敵機としての登場。機体性能に全く隙がなく、常に後方に陣取るので倒すのは一苦労。逆に味方の時は頼もしい限り。なお、ボス格にしては装甲・HPともに低い部類。射程が5しかないため、アウトレンジ攻撃は簡単。地味にバリア貫通武器がなかったりする。その分攻撃力は高く、敵でこれを上回るのはカオス・レムレースとセツコ編のガンレオンのみ。
+
つまり、シュロウガに不死性を与えたきっかけこそ御使いの手によるものだが、シュロウガ自身の意図がどうであれ'''アサキムに終わりのない無限地獄を何度も味わわせている実行犯と言えるのは御使いではなくシュロウガ'''なのである。
;[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]
+
 
:アナザーサイド レコード最終話「黒の意志」と[[チャレンジバトル/EX-HARD|チャレンジバトル・EX-HARD]]「MISSION6」で敵として登場。TRI武器としてラスター・エッジ(連射)が追加されている。
+
=== 原型機について ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
最後まで判明しなかった元々の姿についてだが、意図的に持たされていることが明らかなサイバスターとの類似性や、「アカシックレコードに触れて因果律を操る」というシステムの存在が、「サイバスター、あるいはその並行した同一存在」という推察を補強している。仮にそのものでないにしても、シュロウガが何がしかの形でサイバスターと関連を持っていることはほぼ確実視されている。
:第23話「新世界の幕開け」で登場。今回のシュロウガはトラジック・ジェノサイダー、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターは使用不可(要するに必殺技が軒並み使用不可能)。その代わり、凶悪なマップ兵器「エンブラス・ジ・インフェルノ」の射程が拡張され、より強力な武装に変貌している。スポット参戦時はてかげん、直撃を適時併用してまとめて[[次元獣]]のHPを削ってしまおう。
+
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
一方でサイバスターの要素が外見からはほぼ消えた[[シュロウガ・シン]]が「本来の機能を取り戻した状態」であること、ノーマルの状態でも見られた人型の顔、青い基本フレーム部分、武装が外装に集約されていることなどから、サイバスターとは違う姿だったのではないか、という説も根強い。
:第16話「次元の心央」で顔見せした後、第35話「昨日への決別」/「明日へのあがき」でスポット参戦。今回は必殺技が解禁されるが、スポット参戦時はレイ・バスターのみ使用不能。敵としては終盤にゼロレクイエムルートなら1度、黒の騎士団ルートなら2度登場する。<br />初登場作の[[スーパーロボット大戦Z|Z]]から見違えるほどパワーアップしており、ランブリング・ディスキャリバーの射程が5になり、トラジック・ジェノサイダーは射程が1伸び、さらに必殺技にバリア貫通が追加された。その代り、トラジック・ジェノサイダーとエンブラス・ジ・インフェルノからP属性が消滅し、移動攻撃能力は下がっている。
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シンの方の設定によれば、シュロウガが知的生命体の思念や霊子を吸収して変貌を続ける中「人型機動兵器である」という根幹の部分が一切変化しなかったのは、シュロウガの原型となったマシン、あるいは生成時に参考にされたマシンの特性が大きく関与しているとされる。
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この「原型」または「参考となったマシン」については、(確証はないとされた上で)姿が変化する原因となった[[負念]]や邪霊、悪霊、怨霊の類をエネルギーに変換する能力に謎を解くカギがあるという。
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== 登場作品と操縦者 ==
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=== [[Zシリーズ]] ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
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:初登場作品にして、本作のライバル機。[[ランド・トラビス|ランド編]]では搭乗者のアサキムが味方とも敵とも付かない行動を取るため、味方機としても敵機としても相対することになる。最終面では条件を満たせば味方機として使用可能になるが、スポット参戦ゆえに改造などはできないため、あまり無理はさせないほうがいい。逆に[[セツコ・オハラ|セツコ編]]では完全に敵機としての登場。機体性能に全く隙がなく、常に後方に陣取るので倒すのは一苦労。逆に味方の時は頼もしい限り。なお、ボス格にしては装甲・HPともに低い部類。射程が5しかないため、アウトレンジ攻撃は簡単。地味にバリア貫通武器がなかったりする。その分攻撃力は高く、敵でこれを上回るのはカオス・レムレースとセツコ編のガンレオンのみ。
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:撃墜モーションでは〆に鳥の断末魔のような音声が入る。
 +
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク}}
 +
::アナザーサイド レコード最終話「黒の意志」と[[チャレンジバトル/EX-HARD|チャレンジバトル・EX-HARD]]「MISSION6」で敵として登場。TRI武器としてラスター・エッジ(連射)が追加されている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 +
:第23話「新世界の幕開け」で登場。今回のシュロウガはトラジック・ジェノサイダー、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターは使用不可(要するに必殺技が軒並み使用不可能)。その代わり、凶悪なマップ兵器「エンブラス・ジ・インフェルノ」の射程が拡張され、より強力な武装に変貌している。スポット参戦時はてかげん、直撃を適時併用してまとめて[[次元獣]]のHPを削ってしまおう。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
:第16話「次元の心央」で顔見せした後、第35話「昨日への決別」/「明日へのあがき」でスポット参戦。今回は必殺技が解禁されるが、スポット参戦時はレイ・バスターのみ使用不能。敵としては終盤にゼロレクイエムルートなら1度、黒の騎士団ルートなら2度登場する。
 +
:初登場作の『Z』から見違えるほどパワーアップしており、ランブリング・ディスキャリバーの射程が5になり、トラジック・ジェノサイダーは射程が1伸び、さらに必殺技にバリア貫通が追加された。その代り、トラジック・ジェノサイダーとエンブラス・ジ・インフェルノからP属性が消滅し、移動攻撃能力は下がっている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 +
:[[ツィーネ・エスピオ|クィーン]]に呼び起こされアサキム共々復活。基本的に敵だが、何度かスポット参戦してくる。第15話ではNPCだが援軍が来るまでは何度でも復活する。ちなみにDトレーダーの「オートディフェンサー」の解放条件は「味方機のHPが20%以下に減少する(撃墜含む)」だが、実は味方NPCにも適用されるので、ここでシュロウガが一回でも撃墜されれば次のトレーダーで解禁される。放って置けば[[アン・アーレス]]とぶつかって撃墜されるので、味方を強化しすぎた場合はここで狙おう。トラジック・ジェノサイダー以下の必殺技が軒並み外された上、今回はもっとトンデモな敵がごろごろいるため、敵としても味方としても力不足。ディスキャリバーの戦闘アニメに何気に新規カットが追加されている。
 +
:アサキムとの最終決戦となる第60話では雑魚敵として大量に出現する。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
[[サイバスター]]をオマージュした武装がほとんど。ただし「カロリックミサイル」「プラーナディスチャージ」「コスモノヴァ」「アカシックノヴァ」に該当する武装は現段階ではない。
+
[[サイバスター]]をオマージュした武装がほとんどだが、[[グランゾン]]の要素も含まれている。
  
 +
==== 武装 ====
 
;ラスター・エッジ
 
;ラスター・エッジ
:「邪眼の光」。額のクリスタルから光線を放つ。牽制用の武器として運用出来る。ZSPDではトライチャージ版と専用の台詞が追加されたが、本編で使う機会はない。
+
:「邪眼の光」。額のクリスタルから光線を放つ。牽制用の武器として運用出来る。『ZSPD』ではトライチャージ版と専用の台詞が追加されたが、本編で使う機会はない。オマージュ元のサイバスターには存在しない唯一の武装。あえて似ているものを上げるならグランゾンのグランビーム/ネオグランビームだが、その場合まだ当時のOGシリーズではグランビームは未実装のため[[ヒーロー戦記]]が元ネタということになる。この武装のお陰で継戦能力・中遠距離戦はサイバスターよりも格段に強くなっている。
 
;ディスキャリバー
 
;ディスキャリバー
:正確には「魔王剣・ディスキャリバー」。相手を両断する。腕を媒体に魔力を解放し、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターなど強力な技を発動させる役目も補っている。語感も含めて、サイバスターの「魔法剣・ディスカッター」に似ている。ちなみに戦闘デモは、旧「LOE」の[[ギオラスト]]の技「だるま落とし」とほとんど同じ。
+
:正確には「魔王剣・ディスキャリバー」。相手を両断する。腕を媒体に魔力を解放し、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターなど強力な技を発動させる役目も補っている。語感も含めて、サイバスターの「魔法剣・ディスカッター」に似ている。ちなみに戦闘デモは、旧『LOE』の[[ギオラスト]]の技「だるま落とし」とほとんど同じ。
 +
:『天獄篇』では斬りかかる前にブーストを吹かして旋回するモーションが追加されている。
 
;エンブラス・ジ・インフェルノ
 
;エンブラス・ジ・インフェルノ
:「獄炎の抱擁」。機体から黒い炎を広範囲に放射する。自機中心型・移動後攻撃可能な[[マップ兵器]]。<br />サイバスターのMAPW「サイフラッシュ」に似ているが、敵専用武装のお約束として燃費・威力はサイバスターのものより大幅に良くなっている。ちなみにZ最終話「俺の未来、お前の未来」で参戦した際はレイ・バスターとこれが追加されるが、一番の標的になるだろう[[抗体コーラリアン]]はジ・エーデルに潰されている。正直味方時は無駄な武装で、続編でその真価を発揮。その第2次Zでは射程が拡張されたが、隣接1マス目が死角になった。囲まれると逃げられないので、位置取りに注意。さらに再世篇ではP属性が消滅。見た目の感じは[[イズラフェール]]の「デスフォッグプリズム」に似る。
+
:「獄炎の抱擁」。機体から黒い炎を広範囲に放射する。自機中心型・移動後攻撃可能な[[マップ兵器]]。
 +
:サイバスターのMAPW「サイフラッシュ」、およびゼルヴォイドのMAPW「ヴォイドリグレッション」に似ているが、敵専用武装のお約束として燃費・威力はサイバスターのものより大幅に良くなっている。ちなみに『Z』最終話「俺の未来、お前の未来」で参戦した際はレイ・バスターとこれが追加されるが、一番の標的になるだろう[[抗体コーラリアン]]はジ・エーデルに潰されている。正直味方時は無駄な武装で、続編でその真価を発揮。その『第2次Z』では射程が拡張されたが、隣接1マス目が死角になった。囲まれると逃げられないので、位置取りに注意。さらに『再世篇』ではP属性が消滅し、『天獄篇』では僅か4発の弾数制に変更され更なる弱体化。見た目の感じは[[イズラフェール]]の「デスフォッグプリズム」に似る。
 +
:余談だが、「抱擁」を意味するembraceの正しい発音は「エンブレイス」である。
 
;トラジック・ジェノサイダー
 
;トラジック・ジェノサイダー
:誘導兵器で、サイバスターだと「コスモノヴァ」の発射口に当たる部分から数基の「黒き獄鳥」を飛ばして相手に直接ダメージを与える[[全体攻撃]]。<br />サイバスターの誘導兵器「ハイファミリア」に似ている。ただ、エネルギー場に覆われている上シルエットがはっきりせず、本当に兵器かどうかは不明。フィニッシュデモでは1体がスピンしながら突っ込んでトドメを刺す。
+
:誘導兵器で、サイバスターだと「コスモノヴァ」の発射口に当たる部分から数基の「黒き獄鳥」を飛ばして相手に直接ダメージを与える[[全体攻撃]]。サイバスターの誘導兵器「ハイファミリア」と、グランゾンの対全方位兵装「ワームスマッシャー」の特徴を併せ持つ。ただ、エネルギー場に覆われている上シルエットがはっきりせず、本当に兵器かどうかは不明。フィニッシュデモでは1体がスピンしながら突っ込んでトドメを刺す。
 +
 
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==== 必殺技 ====
 
;ランブリング・ディスキャリバー
 
;ランブリング・ディスキャリバー
:ディスキャリバーを用いて高速で相手を切り刻み、その軌跡で魔法陣を描き、爆裂させる。<br />サイバスターの必殺技「ディスカッター・乱舞の太刀」に似ている技。スポット参戦時の最強武装。魔法陣の構成物質はこの手の技お決まりの残像や噴射炎の類ではなくシュロウガの血液(?)で、よく見るとディスキャリバー召喚時に手のひらに傷をつけているのがわかる。
+
:ディスキャリバーを用いて高速で相手を切り刻み、その軌跡で魔法陣を描き、爆裂させる。
 +
:サイバスターの必殺技「ディスカッター・乱舞の太刀」に似ている技。スポット参戦時の最強武装。魔法陣の構成物質はこの手の技お決まりの残像や噴射炎の類ではなくシュロウガの血液(?)で、刀身を握った状態でディスキャリバーを召喚、そのまま抜刀することで掌に傷をつけており、空中に飛び立つ間際に掌から液体が滴っているのがわかる。
 
:魔法陣の形状は「巨大な二重円の内側の円に載る形で8つの小円が重なりながら並んでいる」というもの。中央部は辺が曲線になった八角形で、その中には向きの違う正方形がふたつ重なり、中央にはやはり円がある。なお、この魔法陣は「レイ・バスター」における変形時にも使用される。
 
:魔法陣の形状は「巨大な二重円の内側の円に載る形で8つの小円が重なりながら並んでいる」というもの。中央部は辺が曲線になった八角形で、その中には向きの違う正方形がふたつ重なり、中央にはやはり円がある。なお、この魔法陣は「レイ・バスター」における変形時にも使用される。
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:ちなみに「ランブリング」とは「轟き」という意味。恐らく「乱舞の太刀」から音だけ引っ張ったと思われる。
 
;レイ・バスター
 
;レイ・バスター
:空間に魔法陣を描き、そこに突撃して機体を鳥型の高速巡航モードに変形(転神。この時、魔法陣が中央から押し出されるように伸び、機体に纏われる)、相手に突貫して虚数空間に引きずり込んで破壊する[[全体攻撃]]([[トドメ演出]]では空間から人型形態に戻ったシュロウガが飛び出す)。サイバスターの「アカシックバスター」のオマージュにあたる必殺攻撃。<br />なお、この技の演出時にアサキムの過去と思しき映像が映し出される。ちなみに表示される映像は次の通り。
+
:空間に魔法陣を描き、そこに突撃して機体を鳥型の高速巡航モードに変形(転神。この時、魔法陣が中央から押し出されるように伸び、機体に纏われる)、相手に突貫して虚数空間に引きずり込んで破壊する[[全体攻撃]]([[トドメ演出]]では空間から人型形態に戻ったシュロウガが飛び出す)。サイバスターの「アカシックバスター」のオマージュにあたる必殺攻撃。
*「左脚を損傷した状態で攻撃を放つ[[グランゾン]](ポーズからすると恐らく「ディストリオンブレイク」か「試作型縮退砲」。なぜか手の部分がブレるように4つ描かれているほか、脚部がノーマルともネオとも一致しない)」
+
:なお、この技の演出時にアサキムの過去と思しき映像が映し出される(天獄篇で明かされた正体からすると「シュロウガが宇宙の死と再生の中で取り込んだ、特別な因子を持つ者の思念や記憶」の一部と思われる)。ちなみに表示される映像は次の通り。
*「攻撃らしき光を受け、右腕を失って吹き飛ぶ本家サイバスター(と思われる。逆光のように全身が真っ黒)」
+
:*「左脚を損傷した状態で攻撃を放つ[[グランゾン]](見切れているため攻撃が球状かビーム状か判別不能。候補となるのは「ディストリオンブレイク」「ブラックホールクラスター」「試作型縮退砲」「ブラックホールディスラプター」か<ref>「ディストリオンブレイク」「ブラックホールディスラプター」は当時未実装、「試作型縮退砲」は半ばなかったことにされていることを踏まえると残るのは無難に「ブラックホールクラスター」となる。</ref>。なぜか脚部がノーマルともネオとも一致しない)」
*「ディスカッターらしき剣を持ったサイバスターらしき機体(手前)がこれまたサイバスターらしき(奥側)と鍔迫り合いをする場面」(両機が何であるかは議論が続いている。詳細は余談を参照)
+
:*「攻撃らしき光を受け、右腕を失って吹き飛ぶ本家サイバスター(と思われる。逆光のように全身が真っ黒)」
*「機動兵器らしき影の前で佇むマントの人影」
+
:*「ディスカッターらしき剣を持ったサイバスターらしき機体(手前)がこれまたサイバスターらしき(奥側)と鍔迫り合いをする場面」(頭部や剣の形状から、奥側の機体は[[サイバスター (真・魔装機神)|真・魔装機神版のサイバスター]]だと思われる)
*「中世の街らしき場所で光を背に佇むコートを着た男(鎧状の部分からしてアサキム本人と思われる」
+
:*「機動兵器らしき影の前で佇むマントの人影」
*「白と黒でデザインが同じ服を着て不敵に笑む二人の女性」
+
:**右へ行くに連れてシルエットが崩れている。左端にはガンレオンらしき影、その隣の影は[[イーゲル]]に似ている
 +
:*「中世の街らしき場所で光を背に佇むコートを着た男(鎧状の部分からしてアサキム本人と思われる」
 +
:*「白と黒でデザインが同じ服を着て不敵に笑む二人の女性」
 +
:の順であり、それにかぶさるように「アサキムの後ろ姿と、その影に浮かび上がる、コートの男らしきマサキと同じ服を着た鋭い目つきの瞳のない男(なお、髪の分け方も同じ)」がカットインしている。[[ラ・ギアス]]もしくはア・ゼルスとの関わりを思わせる映像だが、シュロウガはどこかのループで魔装機神の世界と遭遇していたのだろうか?
 +
:武装名にある「レイ」は同系統の武器(アカシックバスターやアストラルイナー)を考えるとおそらく[[レイライン]](日本における龍脈に似た概念)を差していると思われる(実際、『第3次Z』に関係性は示されていないものの、「レイライン」という単語は使われている)。
 +
:カットイン画像のうち、ディテールがはっきりしているものは[http://dl8.getuploader.com/g/3|kagekagami/54/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81kai.jpg こちら]。
 +
:第3次Zのアサキムに「さあ、シュロウガ・シン! 彼等に[[一大劫]]の果てを見せてやろう!」という台詞があることから、レイ・バスターの映像はシュロウガの一大劫前の記憶(記録)ではと言われている。
  
:の順であり、それにかぶさるように「アサキムの後ろ姿と、その影に浮かび上がる、コートの男らしきマサキと同じ服を着た鋭い目つきの瞳のない男(なお、髪の分け方も同じ)」がカットインしている。[[ラ・ギアス]]もしくはア・ゼルスとの関わりを思わせる映像だが……。
+
==== 特筆機能 ====
:武装名を直訳すると「光を破壊する」となる。カットイン画像のうち、ディテールがはっきりしているものは[http://dl8.getuploader.com/g/3|kagekagami/54/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81kai.jpg こちら]。「グランゾンに敗れたサイバスターとその末路」ではないかと言われている。
+
;ノヴァ・ジェハード
 +
:シュロウガの動力源。心臓部にあるクリスタル状の装置。知的生命体の[[負念]]を力に変換する機能を備えている。アサキムが取り込んだ4つのスフィアを制御する装置でもある。サイバスターに搭載されたイミテイション・リチュオルコンバーターと機能が同じである。ジェハードとはイスラームの「聖戦」を意味する。「ジハード」と言えばわかりやすいだろう。
 +
;マリス・ディテクター
 +
:頭部にある緑色のクリスタル状の物体。知的生命体の負念を感知するための装置。搭乗者の精神状態によって機能が大きく左右する。
 +
;アカシックレコード制御システム
 +
:アカシックレコードにアクセスし、制御する装置。この装置が至高神ソルと異種同質の力を秘めている為、アドヴェントからはシュロウガが別世界の至高神であると言われていた。本編では怒りのドクトリンが装置の一部を解析し、無限輪廻を組み込み、アサキムは「知りたがる山羊」のスフィアとこの装置でアカシックレコードに触れ、宇宙全ての知を手に入れたと語っていた。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;剣装備
 
;剣装備
:ディスキャリバーで[[切り払い]]を発動させる。ただし、見る機会は敵味方含めほぼない。
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:ディスキャリバーで[[切り払い]]を発動する。ただし、見る機会は敵味方含めほぼない。シン化した後は取り回しが悪くなったのか切り払えなくなる。
 
;[[HP回復]](中~大)
 
;[[HP回復]](中~大)
:太極の呪いによって機体が再生する。
+
:無限輪廻によって機体が再生する。
 
;[[EN回復]](中~大)
 
;[[EN回復]](中~大)
:この能力のお陰でエンブラス・ジ・インフェルノが猛威を振るう。第2次Z破界篇ではスポット参戦だが、味方機の中で唯一EN回復(大)を所持している。
+
:この能力のお陰でエンブラス・ジ・インフェルノが猛威を振るう。『第2次Z破界篇』ではスポット参戦だが、味方機の中で唯一EN回復(大)を所持している。
;対精神攻撃
+
;[[対精神攻撃]]
:戦闘不能・能力半減・気力低下・SP低下を無効。ただし、Zだと味方にこれが使える機体はスポット参戦の[[ニルヴァーシュ type the END]]しかいないのでほぼ無意味。<br />再世篇ではスポット参戦の[[アクシオ]]・スコートSP・VRマキシマIIしかいない上、戦えないので敵対時には完全に死に能力。本領発揮はスポット参戦時であり、第2次Zでは[[次元獣ブルダモン]]の攻撃による気力低下を気にする必要がなくなる。
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:戦闘不能・能力半減・気力低下・SP低下を無効。ただし、『Z』では味方にこれが使える機体はスポット参戦の[[ニルヴァーシュ type the END]]しかいないのでほぼ無意味。
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:『再世篇』ではスポット参戦の[[アクシオ]]・スコートSP・VRマキシマIIしかいない上、戦えないので敵対時には完全に死に能力。本領発揮はスポット参戦時であり、『第2次Z』では[[次元獣ブルダモン]]の攻撃による気力低下を気にする必要がなくなる。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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;M
 
;M
 
:実は意外に避けない。
 
:実は意外に避けない。
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== 機体BGM ==
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;「BLACK STRANGER」
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:敵対時はこれ。ランド編最終話での味方加入時にもこれが設定されるが、ジ・エーデルの[[BGM]]が優先されるため意味はない。『Z』では一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。読みはブラック・ストレンジャー、即ち「黒き異邦人」といったところか。『第2次Z』では既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方も同様で、音程はまるで違うが、Aメロは「熱風! 疾風! サイバスター」のAメロ、サビは「ラ・ギアスの風」のイントロのアレンジとなっている。
 +
:ちなみにイギリス英語では「BLACK STRANGER」は「'''赤の他人'''」を指す<ref>真っ赤なウソを英語で「BLACK LIE」と言うのと同じような使い方である。</ref>。つまり、このタイトルとマサキやサイバスターを思わせる要素で「'''マサキではない'''」「'''サイバスターではない'''」というネタバレが成立している。
 +
;「BATTLE CHOIR」
 +
:『Z』での味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。読みはバトル・クワイア、「戦いの聖歌」となる。
 +
 +
== 名台詞 ==
 +
;「希望を忘れるな、呪われし放浪者よ。旅の終わりは近い」
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』[[マクロス・クォーター]]ルートと[[ドラゴンズハイヴ]]ルートの19話、[[相良宗介|宗介]]救出ルートの20話においてアサキムに語りかけた謎の声。この正体は不明だが、状況からしてシュロウガ自身の意志と考える他ないだろう。
 +
;アサキム「いや、正確には僕じゃない。僕を生み出した何かは、君たちの存在を愛した」<br>「限りある命を燃やし、懸命に生きる者達…。その何者にも屈しない闘志は無限の自由」<br>「それは愛おしく…そして、愛すべきものだ」
 +
:『天獄篇』第60話にてアサキムが言うシュロウガ自身の意思。シュロウガ≒サイバスターの関係性を踏まえれば、[[シリーズ一覧|幾多の並行世界]]においてサイバスターが[[Z-BLUE]]と同一の存在と共に戦ったことを踏まえている。
  
 
== 対決 ==
 
== 対決 ==
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:時空修復を阻む[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]に挑む「傷だらけの獅子」との共闘。真理に踏み込んだ狂人と真理に囚われた放浪者が、それぞれの理由のもとにぶつかり合う。
 
:時空修復を阻む[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]に挑む「傷だらけの獅子」との共闘。真理に踏み込んだ狂人と真理に囚われた放浪者が、それぞれの理由のもとにぶつかり合う。
 
;対[[アリエティス]]
 
;対[[アリエティス]]
:直接対決は2度。共にディスキャリバーを使用。1回目は撃ち損じたが、2回目では操者ごと両断し「偽りの黒羊」を手にしたかと思われたが……
+
:直接対決は2度。共にディスキャリバーを使用。1回目は撃ち損じたが、2回目では操者ごと両断し「偽りの黒羊」を手にしたかと思われた。
  
== 名場面 ==
+
== 関連人物・機体 ==
;自由な心で
+
;[[シュロウガ・シン]]
:時空修復を巡る戦いが続く[[軌道エレベーター]]前。そこにアサキムが現れ、ついにスフィアを巡る「聖戦」が始まる。しかし、その戦いは呆気ないほど簡単にガンレオンの勝利で幕を閉じた。ランドとの戦いが終わることを惜しんだアサキムは「自分には無限の時間があるのだから」とその場を去る。しかしその直後、姿を現わしたジ・エーデルの前にシュロウガが現れる。太極に至るためでも、スフィアを手に入れるためでもない。不思議な縁で結ばれたザ・ヒートの戦いを見届けるために、漆黒の翼は多元世界最後の戦いに臨む。
+
:『天獄篇』で登場したシュロウガの新たなる姿。
;裁かれし煉罪
+
;[[怒りのドクトリン]]
:[[イマージュ]]との決戦に乱入した[[アイム・ライアード|アイム]]を撃破したZEXIS。スフィアの力で再生し、なおも抵抗するアイムに引導を渡そうとクロウが動くが、間隙をついてシュロウガが乱入。当惑する面々にスフィアの真実の一部を語ったアサキムは、魔王剣の一撃を以ってアリエティスを撃墜。次なる標的・クロウの覚醒を待ちつつ姿を消した…
+
:エス・テランに流れ着いたシュロウガを解析し、無限輪廻のシステムを組み込んだ張本人。
;漆黒の風、再び
+
;[[至高神ソル]]
:太平洋のZONEを停止するため、インサラウムとの戦闘を開始するZEXIS。しかし、ルーク・アダモンの精神攻撃によって闘志が折られ、圧倒的劣勢を強いられる。追い込まれつつあったその時、突如として飛来する影。それは、最初のZONE攻防戦でも姿を見せたシュロウガだった。ウェインを退けたアサキムは、己の目的のためZEXISに助勢。ルーク・アダモンを撃破したが、ZONEは稼働を開始していた。それを止めるべく突入を試みるクロウだったが、それを押しのけてシュロウガが突入。「スフィア・リアクターが迫っている」と警告を残し、漆黒の翼はZONEの向こうへ消えた…
+
:生み出された世界においては、カオス・コスモスにおけるこの人造神に相当する存在。
;その悪魔の名は
+
;[[サイバスター]]
:地球連邦との戦いを続けるZEXISの前に現れるアイム。凄まじい因子の高まりによってリアクターの猛攻をもしのぎ切るアリエティスだが、その眼前にまたもシュロウガが出現する。アイムの言葉に過去の傷を刺激されたアサキムは静かに怒りを表し、アイムの「偽りの黒羊」をZONEに触れることで御した「力」によって無力化する。その力の名は「知りたがる山羊」。そう、スフィアの一つであった。だが、アイムの命を狩ろうとしたその時、突如として[[聖王機ジ・インサー]]が乱入。[[ユーサー・インサラウム|祖国を奪われた皇子]]は怒りの一撃を以ってアイムを粛清し、心ならずも「偽りの黒羊」を手にする。目論見が思わぬ形で挫かれたアサキムは、ガイオウを伴って何処かへと姿を消した。
+
:オマージュ元の魔装機神。大元の姿ではないかと予想されているが真相は語られずじまい(OGとの兼ね合いを考えれば、仮にそうであってもZシリーズでは語れるはずもないが)に終わった。
;戦神の星に消ゆ
 
:火星でインサラウムとの決戦に挑むZEXIS。死闘の末、破界の王に反旗を翻したユーサーがその手で[[ガイオウ]]を討つも、真の姿・次元将となって復活。ガイオウがジ・インサーを大破に追い込み、追い打ちをかけるようにシュロウガが一撃を与える。しかし、事態はアサキムの思惑通りにはいかなかった。元来が頑強なジ・インサーはそれだけの猛攻を受けてなお止まらず、シュロウガをZONEへ引きずり込む。一撃で引き離すもガンレオン、バルゴラ、そしてリ・ブラスタがZONEに集結し、5つのスフィアによってアサキムの持つ「知りたがる山羊」に干渉。ジ・インサーは爆散したが共鳴は止まらず漆黒の翼はZONEに封印され、その姿を消した。だが、本当にこれで終わったのか?それはまだ、誰にもわからない…
 
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 +
*大張氏によれば、変形する機体のため立体化を考慮して変形機構をデザインしたとのこと<ref>ソフトバンククリエイティブ『スーパーロボット大戦Z パーフェクトガイド』575頁。</ref>。顔面部はマスクに覆われており、下には人型の顔がある。背後から見ると機体のフレームの部分は[[グランカイザー]]と同じ紫に近い青で、また脚部や胴体部、腕部のフレームはいわゆる「バリメカ」の特徴を多く持っている。そのため、素の状態だと、基本的には勇者シリーズの機体に近い人間型の外見をしており、その上から黒い外装を被せたような状態だと思われる。
 
*「サイバスターが変化したものではないか」という予測が随所で立てられているが、「レイ・バスター」の戦闘デモからして『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』ではなく『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]]』の方に関係しているのではないか、という見方もある。
 
*「サイバスターが変化したものではないか」という予測が随所で立てられているが、「レイ・バスター」の戦闘デモからして『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』ではなく『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]]』の方に関係しているのではないか、という見方もある。
 
**もし前身がサイバスターであったとして、その場合「守護精霊の[[サイフィス]]はどうなったのか」という疑問もあったが、[[魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神シリーズ最終章]]にて「アストラル界の消滅に伴い、全ての[[魔装機]]は精霊契約のない機械兵器になった」ため、この疑問は一応解決したことになる。
 
**もし前身がサイバスターであったとして、その場合「守護精霊の[[サイフィス]]はどうなったのか」という疑問もあったが、[[魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神シリーズ最終章]]にて「アストラル界の消滅に伴い、全ての[[魔装機]]は精霊契約のない機械兵器になった」ため、この疑問は一応解決したことになる。
*同じ戦闘デモにはサイバスターに似た機体と、これまたサイバスターに似た別の機体がつば迫り合う姿が描かれている(二機の機体は同サイズ)。
+
***さらに、『[[OGMD]]』に登場したサイバスターは、レイブレードのリチュオル・コンバーターの模造品を組み込んで動いており、長く戦いすぎるとサイバスターの存在やマサキのプラーナに負の方向性が与えられるというリスクを背負っている。この事からも「同一存在」説を唱える論は根強い。
*「奥の機体」は細部のディテールまで判明しており、特徴的な柄の剣、三つ又の角、顔面部、全体フォルムからして『真・魔装機神』のサイバスターそのものという説が有力(未だ可能性レベルだが、他に該当する機体がない)。
+
*一方でアサキムとシュロウガの専用BGMである「BLACK STRANGER」は英国語訳で「赤の他人」であり、この意味と各種の類似点で「マサキではない」「サイバスターではない」という関係性の否定が見て取れることから、「サイバスターやグランゾンと関わった別の何かであり、そのものではない」という説も出ている。
**それとは別にイズラフェールではないかという話がよく上がっていたが、イズラフェールは剣を持っておらず「バニティスラッシュ」は左腕が変化した手刀である。
 
*「手前の機体」の方には諸説が入り乱れている。それは、手前の機体がディスカッターに似た剣を所持しているからである。
 
**機体フォルムだけなら「手前の機体」はアニメ版サイバスターに似ているのだが、ディスカッターに似た形状の剣はアニメ版ではでてこない。<br />なお、"真"のケイゴ機が持つ剣は「サイブレード」という名前で、これは「奥の機体」が所持する武器とほぼ同じフォルムである。また「手前の機体」は、持っている剣こそ本家のディスカッターそのもののフォルムだが、頭部のシルエットは本家に比べると丸みがある(本家やゼルヴォイドも丸みを帯びてはいるが、こちらは前に長いのに対し「手前の機体」はヘルメットでも被っているかのように真ん丸)。また、顔面部も本家サイバスターに比べると丸みがある。
 
**現状「手前の機体」の条件を満たす中でもっとも近いのは、カトキハジメ氏が描いたマサキ機(「電撃攻略王スペシャル スーパーロボット大戦大辞典」掲載)である。画像は[http://www.mitene.or.jp/~asyura/tomo/saibasuta.jpg こちら]。額にはクリスタル状のパーツがあり、全体が丸みを帯びている他、しっかりとディスカッターを握っている。ただし、マサキが載る本家サイバスターのサイズは、『真』のケイゴのサイバスター、アニメ版のケンのサイバスターと比べて一回り大きい。「奥の機体」がケイゴのサイバスターなら、「手前の機体」がマサキのサイバスターと見るとサイズに違和感が生じる。
 
***ディスカッターの件を除けば「手前の機体」にもっとも近いのは通称「アニバスター」のケン機。ディテールは逆光ではっきりしないものの、頭部の形状と左肩の三角形パーツがもっとも近い。本家だとこのパーツはコスモノヴァリアクターに当たるが、本家のこのパーツは「下を向いた正三角形」であり、「手前の機体」は五角形に近い。ケン機の肩の付け根にあるクリスタル状のパーツと考えると、この形状が当てはまる。
 
*レイ・バスターのカットインに出てくる謎の「2人の女性」は、アサキムが所持していた「2つのスフィア」の元の持ち主である可能性がある。
 
**現在判明している2つのスフィアの1つである「知りたがる山羊」の山羊座の男女割り振りは女性とされるため([[スフィア]]の項目を参照)、謎の女性のうちの1人がその人物である場合はもう1人も男女割り振りが女性の星座にまつわるスフィアの持ち主(該当するものは牡牛座、蟹座、蠍座、魚座)という見方も出来る。
 
**それぞれ白の服と黒の服を着ている事から「[[シロ]]と[[クロ]]」を連想させるが、それだとパーソナリティが雄であるはずのシロに対応するのが女性である説明が付かない。
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
*[http://studio-halfeye.com/works/shulawga/slwga_top/slwga_top.html スーパーロボット大戦 完全変形シュロウガ【スタジオ・ハーフ・アイ】]
 
*[http://studio-halfeye.com/works/shulawga/slwga_top/slwga_top.html スーパーロボット大戦 完全変形シュロウガ【スタジオ・ハーフ・アイ】]
 +
*[https://www.megahobby.jp/products/item/1544/ ヴァリアブルアクション D-SPEC スーパーロボット大戦Z シュロウガ]
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== 脚注 ==
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<references />
  
<!-- == 資料リンク == -->
 
<!-- *[[一覧:シュロウガ]] -->
 
 
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{{DEFAULTSORT:しゆろうか}}
 
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[[Category:スーパーロボット大戦Z]]  
 
[[Category:スーパーロボット大戦Z]]  
 
[[Category:第2次スーパーロボット大戦Z]]  
 
[[Category:第2次スーパーロボット大戦Z]]  
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[[Category:第3次スーパーロボット大戦Z]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
 
[[Category:Zシリーズ]]

2024年5月15日 (水) 20:29時点における最新版

シュロウガは『スーパーロボット大戦Z』の登場メカ

シュロウガ
外国語表記 SHULAWGA[1]
登場作品

バンプレストオリジナルZシリーズ

デザイン 大張正己
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 因果律干渉制御システム → スフィア搭載機
全高 30.3 m
重量 53.1 t
動力 第1種永久機関ノヴァ・ジェハード
補助動力 スフィア「夢見る双魚」(後「知りたがる山羊」「尽きぬ水瓶」「偽りの黒羊」が追加)
エネルギー 知的生命体の負念及びスフィアの精神エネルギー
主なパイロット
オリジナル機
??? → アサキム・ドーウィン
同一存在
黒の英知
テンプレートを表示

概要編集

アサキム・ドーウィンが駆る漆黒の人型機動兵器。スフィアの一つ「夢見る双魚」を搭載したスフィア搭載機

驚異的なスピードや高速形態への変形機構、武装の構成、そして魔術的な必殺技のグラフィックなど、多くの点で風の魔装機神サイバスターとの類似性が指摘されている。

巡航形態への変形プロセスはサイバスターと似ているようで異なり[2]、基本的に移動時にこの形態をとることはなく、「レイ・バスター」使用時に一時変形するのみ。ちなみに通常時は「黒神形態」、巡航時は「黒鳥形態」と呼称される。

大時空震動に先駆け、宇宙世紀世界と荒廃世界に出現。この段階で既に「知りたがる山羊」を奪取しており、UCWにおいてはカイメラの協力者となったアサキムのもと、ZEUTHとの戦いを繰り広げた。最終的には軌道エレベーターにおいて、ZEUTHの擁する「悲しみの乙女」「傷だらけの獅子」のスフィアを狙い、セツコランドと激突するも力及ばず敗北、爆散した。

しかし、ADWにおけるカラミティ・バースの発生に伴いそちらに引きずられ、復活と同時にリモネシア跡に転移。ZEXISに属する「揺れる天秤」のクロウ新帝国インペリウムに属する「偽りの黒羊」のアイムを狙って再びの戦いに身を投じる。その中においても真相は明かされず、数々の謎を孕みつつ多元世界を駆け抜けたが、最後はクロウ達の活躍によってアサキム諸共火星ZONEに封印された。

そして天獄戦争序盤、クロノに属していたツィーネ・エスピオにより、サイデリアルのリアクターを牽制すべく封印から解放され、天の獄を巡る戦いへと飛び立つことになった。

正体編集

その正体は別の世界で生み出された、因果律を操るための人型機動兵器。

アカシックレコード制御システム」を搭載しており、「至高神ソル」と同種の機能をそなえている。ロボット大図鑑の解説によると、スフィアを取り込み、シュロウガ・シンへ変貌することでシステムが本来の力をほぼ取り戻しているとの記述があり、変貌前では力を発揮できていなかった。元々は現在の悪魔じみた姿でなく、幾多の破界と再世を経て受け継がれる知的生命体の情報=負念のうち、特別な因子を持った者の思念・記憶・霊力を吸収・変換することで少しずつ変貌を遂げていった。

シュロウガは因果律制御システムであると同時に、マン・マシン・インターフェースを備えた人型機動兵器でもある。しかし、戦死したのか機体を放棄したのか、ともかく何らかの理由でパイロットは姿を消しており、惑星エス・テランに流れ着いた時には誰も乗っていなかった。そのため、乗り手を求めたシュロウガは、パイロットの代用品としてアサキム・ドーウィンを作り出した(本来のパイロットを模倣したものかは不明)。

その後、怒りのドクトリンによってシステムの一部を解析され無限輪廻を組み込まれたシュロウガは、アカシックレコードシステムを応用し、因果律をゆがめることによって並行世界の同一存在が重なって存在し続けている。それにより、消失・復活する度にアサキム・ドーウィンを何度も生み出していた。

つまり、シュロウガに不死性を与えたきっかけこそ御使いの手によるものだが、シュロウガ自身の意図がどうであれアサキムに終わりのない無限地獄を何度も味わわせている実行犯と言えるのは御使いではなくシュロウガなのである。

原型機について編集

最後まで判明しなかった元々の姿についてだが、意図的に持たされていることが明らかなサイバスターとの類似性や、「アカシックレコードに触れて因果律を操る」というシステムの存在が、「サイバスター、あるいはその並行した同一存在」という推察を補強している。仮にそのものでないにしても、シュロウガが何がしかの形でサイバスターと関連を持っていることはほぼ確実視されている。

一方でサイバスターの要素が外見からはほぼ消えたシュロウガ・シンが「本来の機能を取り戻した状態」であること、ノーマルの状態でも見られた人型の顔、青い基本フレーム部分、武装が外装に集約されていることなどから、サイバスターとは違う姿だったのではないか、という説も根強い。

シンの方の設定によれば、シュロウガが知的生命体の思念や霊子を吸収して変貌を続ける中「人型機動兵器である」という根幹の部分が一切変化しなかったのは、シュロウガの原型となったマシン、あるいは生成時に参考にされたマシンの特性が大きく関与しているとされる。

この「原型」または「参考となったマシン」については、(確証はないとされた上で)姿が変化する原因となった負念や邪霊、悪霊、怨霊の類をエネルギーに変換する能力に謎を解くカギがあるという。

登場作品と操縦者編集

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
初登場作品にして、本作のライバル機。ランド編では搭乗者のアサキムが味方とも敵とも付かない行動を取るため、味方機としても敵機としても相対することになる。最終面では条件を満たせば味方機として使用可能になるが、スポット参戦ゆえに改造などはできないため、あまり無理はさせないほうがいい。逆にセツコ編では完全に敵機としての登場。機体性能に全く隙がなく、常に後方に陣取るので倒すのは一苦労。逆に味方の時は頼もしい限り。なお、ボス格にしては装甲・HPともに低い部類。射程が5しかないため、アウトレンジ攻撃は簡単。地味にバリア貫通武器がなかったりする。その分攻撃力は高く、敵でこれを上回るのはカオス・レムレースとセツコ編のガンレオンのみ。
撃墜モーションでは〆に鳥の断末魔のような音声が入る。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
アナザーサイド レコード最終話「黒の意志」とチャレンジバトル・EX-HARD「MISSION6」で敵として登場。TRI武器としてラスター・エッジ(連射)が追加されている。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
第23話「新世界の幕開け」で登場。今回のシュロウガはトラジック・ジェノサイダー、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターは使用不可(要するに必殺技が軒並み使用不可能)。その代わり、凶悪なマップ兵器「エンブラス・ジ・インフェルノ」の射程が拡張され、より強力な武装に変貌している。スポット参戦時はてかげん、直撃を適時併用してまとめて次元獣のHPを削ってしまおう。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
第16話「次元の心央」で顔見せした後、第35話「昨日への決別」/「明日へのあがき」でスポット参戦。今回は必殺技が解禁されるが、スポット参戦時はレイ・バスターのみ使用不能。敵としては終盤にゼロレクイエムルートなら1度、黒の騎士団ルートなら2度登場する。
初登場作の『Z』から見違えるほどパワーアップしており、ランブリング・ディスキャリバーの射程が5になり、トラジック・ジェノサイダーは射程が1伸び、さらに必殺技にバリア貫通が追加された。その代り、トラジック・ジェノサイダーとエンブラス・ジ・インフェルノからP属性が消滅し、移動攻撃能力は下がっている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
クィーンに呼び起こされアサキム共々復活。基本的に敵だが、何度かスポット参戦してくる。第15話ではNPCだが援軍が来るまでは何度でも復活する。ちなみにDトレーダーの「オートディフェンサー」の解放条件は「味方機のHPが20%以下に減少する(撃墜含む)」だが、実は味方NPCにも適用されるので、ここでシュロウガが一回でも撃墜されれば次のトレーダーで解禁される。放って置けばアン・アーレスとぶつかって撃墜されるので、味方を強化しすぎた場合はここで狙おう。トラジック・ジェノサイダー以下の必殺技が軒並み外された上、今回はもっとトンデモな敵がごろごろいるため、敵としても味方としても力不足。ディスキャリバーの戦闘アニメに何気に新規カットが追加されている。
アサキムとの最終決戦となる第60話では雑魚敵として大量に出現する。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

サイバスターをオマージュした武装がほとんどだが、グランゾンの要素も含まれている。

武装編集

ラスター・エッジ
「邪眼の光」。額のクリスタルから光線を放つ。牽制用の武器として運用出来る。『ZSPD』ではトライチャージ版と専用の台詞が追加されたが、本編で使う機会はない。オマージュ元のサイバスターには存在しない唯一の武装。あえて似ているものを上げるならグランゾンのグランビーム/ネオグランビームだが、その場合まだ当時のOGシリーズではグランビームは未実装のためヒーロー戦記が元ネタということになる。この武装のお陰で継戦能力・中遠距離戦はサイバスターよりも格段に強くなっている。
ディスキャリバー
正確には「魔王剣・ディスキャリバー」。相手を両断する。腕を媒体に魔力を解放し、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターなど強力な技を発動させる役目も補っている。語感も含めて、サイバスターの「魔法剣・ディスカッター」に似ている。ちなみに戦闘デモは、旧『LOE』のギオラストの技「だるま落とし」とほとんど同じ。
『天獄篇』では斬りかかる前にブーストを吹かして旋回するモーションが追加されている。
エンブラス・ジ・インフェルノ
「獄炎の抱擁」。機体から黒い炎を広範囲に放射する。自機中心型・移動後攻撃可能なマップ兵器
サイバスターのMAPW「サイフラッシュ」、およびゼルヴォイドのMAPW「ヴォイドリグレッション」に似ているが、敵専用武装のお約束として燃費・威力はサイバスターのものより大幅に良くなっている。ちなみに『Z』最終話「俺の未来、お前の未来」で参戦した際はレイ・バスターとこれが追加されるが、一番の標的になるだろう抗体コーラリアンはジ・エーデルに潰されている。正直味方時は無駄な武装で、続編でその真価を発揮。その『第2次Z』では射程が拡張されたが、隣接1マス目が死角になった。囲まれると逃げられないので、位置取りに注意。さらに『再世篇』ではP属性が消滅し、『天獄篇』では僅か4発の弾数制に変更され更なる弱体化。見た目の感じはイズラフェールの「デスフォッグプリズム」に似る。
余談だが、「抱擁」を意味するembraceの正しい発音は「エンブレイス」である。
トラジック・ジェノサイダー
誘導兵器で、サイバスターだと「コスモノヴァ」の発射口に当たる部分から数基の「黒き獄鳥」を飛ばして相手に直接ダメージを与える全体攻撃。サイバスターの誘導兵器「ハイファミリア」と、グランゾンの対全方位兵装「ワームスマッシャー」の特徴を併せ持つ。ただ、エネルギー場に覆われている上シルエットがはっきりせず、本当に兵器かどうかは不明。フィニッシュデモでは1体がスピンしながら突っ込んでトドメを刺す。

必殺技編集

ランブリング・ディスキャリバー
ディスキャリバーを用いて高速で相手を切り刻み、その軌跡で魔法陣を描き、爆裂させる。
サイバスターの必殺技「ディスカッター・乱舞の太刀」に似ている技。スポット参戦時の最強武装。魔法陣の構成物質はこの手の技お決まりの残像や噴射炎の類ではなくシュロウガの血液(?)で、刀身を握った状態でディスキャリバーを召喚、そのまま抜刀することで掌に傷をつけており、空中に飛び立つ間際に掌から液体が滴っているのがわかる。
魔法陣の形状は「巨大な二重円の内側の円に載る形で8つの小円が重なりながら並んでいる」というもの。中央部は辺が曲線になった八角形で、その中には向きの違う正方形がふたつ重なり、中央にはやはり円がある。なお、この魔法陣は「レイ・バスター」における変形時にも使用される。
ちなみに「ランブリング」とは「轟き」という意味。恐らく「乱舞の太刀」から音だけ引っ張ったと思われる。
レイ・バスター
空間に魔法陣を描き、そこに突撃して機体を鳥型の高速巡航モードに変形(転神。この時、魔法陣が中央から押し出されるように伸び、機体に纏われる)、相手に突貫して虚数空間に引きずり込んで破壊する全体攻撃トドメ演出では空間から人型形態に戻ったシュロウガが飛び出す)。サイバスターの「アカシックバスター」のオマージュにあたる必殺攻撃。
なお、この技の演出時にアサキムの過去と思しき映像が映し出される(天獄篇で明かされた正体からすると「シュロウガが宇宙の死と再生の中で取り込んだ、特別な因子を持つ者の思念や記憶」の一部と思われる)。ちなみに表示される映像は次の通り。
  • 「左脚を損傷した状態で攻撃を放つグランゾン(見切れているため攻撃が球状かビーム状か判別不能。候補となるのは「ディストリオンブレイク」「ブラックホールクラスター」「試作型縮退砲」「ブラックホールディスラプター」か[3]。なぜか脚部がノーマルともネオとも一致しない)」
  • 「攻撃らしき光を受け、右腕を失って吹き飛ぶ本家サイバスター(と思われる。逆光のように全身が真っ黒)」
  • 「ディスカッターらしき剣を持ったサイバスターらしき機体(手前)がこれまたサイバスターらしき(奥側)と鍔迫り合いをする場面」(頭部や剣の形状から、奥側の機体は真・魔装機神版のサイバスターだと思われる)
  • 「機動兵器らしき影の前で佇むマントの人影」
    • 右へ行くに連れてシルエットが崩れている。左端にはガンレオンらしき影、その隣の影はイーゲルに似ている
  • 「中世の街らしき場所で光を背に佇むコートを着た男(鎧状の部分からしてアサキム本人と思われる」
  • 「白と黒でデザインが同じ服を着て不敵に笑む二人の女性」
の順であり、それにかぶさるように「アサキムの後ろ姿と、その影に浮かび上がる、コートの男らしきマサキと同じ服を着た鋭い目つきの瞳のない男(なお、髪の分け方も同じ)」がカットインしている。ラ・ギアスもしくはア・ゼルスとの関わりを思わせる映像だが、シュロウガはどこかのループで魔装機神の世界と遭遇していたのだろうか?
武装名にある「レイ」は同系統の武器(アカシックバスターやアストラルイナー)を考えるとおそらくレイライン(日本における龍脈に似た概念)を差していると思われる(実際、『第3次Z』に関係性は示されていないものの、「レイライン」という単語は使われている)。
カットイン画像のうち、ディテールがはっきりしているものはこちら
第3次Zのアサキムに「さあ、シュロウガ・シン! 彼等に一大劫の果てを見せてやろう!」という台詞があることから、レイ・バスターの映像はシュロウガの一大劫前の記憶(記録)ではと言われている。

特筆機能編集

ノヴァ・ジェハード
シュロウガの動力源。心臓部にあるクリスタル状の装置。知的生命体の負念を力に変換する機能を備えている。アサキムが取り込んだ4つのスフィアを制御する装置でもある。サイバスターに搭載されたイミテイション・リチュオルコンバーターと機能が同じである。ジェハードとはイスラームの「聖戦」を意味する。「ジハード」と言えばわかりやすいだろう。
マリス・ディテクター
頭部にある緑色のクリスタル状の物体。知的生命体の負念を感知するための装置。搭乗者の精神状態によって機能が大きく左右する。
アカシックレコード制御システム
アカシックレコードにアクセスし、制御する装置。この装置が至高神ソルと異種同質の力を秘めている為、アドヴェントからはシュロウガが別世界の至高神であると言われていた。本編では怒りのドクトリンが装置の一部を解析し、無限輪廻を組み込み、アサキムは「知りたがる山羊」のスフィアとこの装置でアカシックレコードに触れ、宇宙全ての知を手に入れたと語っていた。

特殊能力編集

剣装備
ディスキャリバーで切り払いを発動する。ただし、見る機会は敵味方含めほぼない。シン化した後は取り回しが悪くなったのか切り払えなくなる。
HP回復(中~大)
無限輪廻によって機体が再生する。
EN回復(中~大)
この能力のお陰でエンブラス・ジ・インフェルノが猛威を振るう。『第2次Z破界篇』ではスポット参戦だが、味方機の中で唯一EN回復(大)を所持している。
対精神攻撃
戦闘不能・能力半減・気力低下・SP低下を無効。ただし、『Z』では味方にこれが使える機体はスポット参戦のニルヴァーシュ type the ENDしかいないのでほぼ無意味。
『再世篇』ではスポット参戦のアクシオ・スコートSP・VRマキシマIIしかいない上、戦えないので敵対時には完全に死に能力。本領発揮はスポット参戦時であり、『第2次Z』では次元獣ブルダモンの攻撃による気力低下を気にする必要がなくなる。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

M
実は意外に避けない。

機体BGM編集

「BLACK STRANGER」
敵対時はこれ。ランド編最終話での味方加入時にもこれが設定されるが、ジ・エーデルのBGMが優先されるため意味はない。『Z』では一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。読みはブラック・ストレンジャー、即ち「黒き異邦人」といったところか。『第2次Z』では既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方も同様で、音程はまるで違うが、Aメロは「熱風! 疾風! サイバスター」のAメロ、サビは「ラ・ギアスの風」のイントロのアレンジとなっている。
ちなみにイギリス英語では「BLACK STRANGER」は「赤の他人」を指す[4]。つまり、このタイトルとマサキやサイバスターを思わせる要素で「マサキではない」「サイバスターではない」というネタバレが成立している。
「BATTLE CHOIR」
『Z』での味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。読みはバトル・クワイア、「戦いの聖歌」となる。

名台詞編集

「希望を忘れるな、呪われし放浪者よ。旅の終わりは近い」
第3次Z天獄篇マクロス・クォータールートとドラゴンズハイヴルートの19話、宗介救出ルートの20話においてアサキムに語りかけた謎の声。この正体は不明だが、状況からしてシュロウガ自身の意志と考える他ないだろう。
アサキム「いや、正確には僕じゃない。僕を生み出した何かは、君たちの存在を愛した」
「限りある命を燃やし、懸命に生きる者達…。その何者にも屈しない闘志は無限の自由」
「それは愛おしく…そして、愛すべきものだ」
『天獄篇』第60話にてアサキムが言うシュロウガ自身の意思。シュロウガ≒サイバスターの関係性を踏まえれば、幾多の並行世界においてサイバスターがZ-BLUEと同一の存在と共に戦ったことを踏まえている。

対決編集

バルゴラ
「悲しみの乙女」を目覚めさせるべく、3号機・2号機を次々に屠る。
バルゴラ・グローリー
覚醒した「悲しみの乙女」を手中にすべく牙を剥くも、完全覚醒したスフィア・リアクターには及ばず、またしても並行世界の放浪者となる。
ガンレオン
しがらみも因縁も超えた、正真正銘の真っ向勝負。しかし咆哮する「傷だらけの獅子」との対決に決着が付くことはなかった。
カオス・レムレース
時空修復を阻むジ・エーデルに挑む「傷だらけの獅子」との共闘。真理に踏み込んだ狂人と真理に囚われた放浪者が、それぞれの理由のもとにぶつかり合う。
アリエティス
直接対決は2度。共にディスキャリバーを使用。1回目は撃ち損じたが、2回目では操者ごと両断し「偽りの黒羊」を手にしたかと思われた。

関連人物・機体編集

シュロウガ・シン
『天獄篇』で登場したシュロウガの新たなる姿。
怒りのドクトリン
エス・テランに流れ着いたシュロウガを解析し、無限輪廻のシステムを組み込んだ張本人。
至高神ソル
生み出された世界においては、カオス・コスモスにおけるこの人造神に相当する存在。
サイバスター
オマージュ元の魔装機神。大元の姿ではないかと予想されているが真相は語られずじまい(OGとの兼ね合いを考えれば、仮にそうであってもZシリーズでは語れるはずもないが)に終わった。

余談編集

  • 大張氏によれば、変形する機体のため立体化を考慮して変形機構をデザインしたとのこと[5]。顔面部はマスクに覆われており、下には人型の顔がある。背後から見ると機体のフレームの部分はグランカイザーと同じ紫に近い青で、また脚部や胴体部、腕部のフレームはいわゆる「バリメカ」の特徴を多く持っている。そのため、素の状態だと、基本的には勇者シリーズの機体に近い人間型の外見をしており、その上から黒い外装を被せたような状態だと思われる。
  • 「サイバスターが変化したものではないか」という予測が随所で立てられているが、「レイ・バスター」の戦闘デモからして『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』ではなく『真・魔装機神 PANZER WARFARE』の方に関係しているのではないか、という見方もある。
    • もし前身がサイバスターであったとして、その場合「守護精霊のサイフィスはどうなったのか」という疑問もあったが、魔装機神シリーズ最終章にて「アストラル界の消滅に伴い、全ての魔装機は精霊契約のない機械兵器になった」ため、この疑問は一応解決したことになる。
      • さらに、『OGMD』に登場したサイバスターは、レイブレードのリチュオル・コンバーターの模造品を組み込んで動いており、長く戦いすぎるとサイバスターの存在やマサキのプラーナに負の方向性が与えられるというリスクを背負っている。この事からも「同一存在」説を唱える論は根強い。
  • 一方でアサキムとシュロウガの専用BGMである「BLACK STRANGER」は英国語訳で「赤の他人」であり、この意味と各種の類似点で「マサキではない」「サイバスターではない」という関係性の否定が見て取れることから、「サイバスターやグランゾンと関わった別の何かであり、そのものではない」という説も出ている。

商品情報編集

脚注編集

  1. 完全変形シュロウガ 2020年1月16日閲覧。
  2. サイバスターとの差異はフロントアーマーが黒鳥の頭部に、腕が肩ごと背部に移動など細かい部分も見れば多岐に渡る。
  3. 「ディストリオンブレイク」「ブラックホールディスラプター」は当時未実装、「試作型縮退砲」は半ばなかったことにされていることを踏まえると残るのは無難に「ブラックホールクラスター」となる。
  4. 真っ赤なウソを英語で「BLACK LIE」と言うのと同じような使い方である。
  5. ソフトバンククリエイティブ『スーパーロボット大戦Z パーフェクトガイド』575頁。