「斯波繁男」の版間の差分

 
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== 斯波繁男 ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[パトレイバーシリーズ]]
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| 読み = シバ シゲオ
*声優:千葉繁
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*キャラクターデザイン:ゆうきまさみ、高田明美
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通称「シゲさん」。警視庁特車二課整備班主任の「若頭」的存在である。陽気な性格で整備の腕は一級品。どちらかというとソフトウェア関係の方が得意なようで、劇場版では[[篠原HOS]]の起動画面を従来のOSに貼り付けたことからもその腕をうかがえる。
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{{登場人物概要
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'''斯波繁男'''は『[[機動警察パトレイバー]]』の登場人物。
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== 概要 ==
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通称「シゲさん」。警視庁特車二課整備班主任の「若頭」<ref>年齢は漫画・各種アニメでは明らかにされていないが、パトレイバーの物語がスタートする1998年の時点で「若頭」と言われておかしくない年齢、つまり遊馬などほぼ20代で構成される第二小隊の面々とさほど年齢が離れているようには描かれていない。これに対し[[実写]]版の設定年齢は、演者の千葉と同じ1954年生まれのため一回りほど年上である。</ref>的存在である。陽気な[[性格]]で、整備の腕は一級品。どちらかというとソフトウェア関係の方が得意なようで、劇場版では[[篠原HOS]]には何らかの細工がされている疑惑を持ち、起動画面だけを従来のOSに貼り付けて書き換えを行ったように見せかけていたことからもその腕前がうかがえる。
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原作から10数年後の特車2課を描いた[[小説]]『番狂わせ』と、[[実写]]作品『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』(どちらも押井守の作品)では、整備班長として本編の登場人物の中で特車2課に残っているただ1人の人物<ref>一応もう一人、斯波の右腕としてTV版と劇場版2で登場する整備班員「ぶち山」こと淵山義勝が登場しているが、彼はTV版と劇場版で名前以外のキャラクターが根本的に異なる。実写版は押井が手がけた劇場版に準拠したキャラクターで配役されている。</ref>となっている。
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当初はテレビアニメ版オリジナルのキャラクターであったが、やがて[[漫画|漫画版]]にも登場。その後もいくつかのゆうきまさみ作品にモブのような形で登場している。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend]]
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=== 単独作品 ===
:初登場作品。イングラムの掛け合い要員。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
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:初登場作品。[[AV-98イングラム]]の掛け合い要員として音声が収録されている。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2018年11月のイベント「二課とソリスの長い一日」にて期間限定参戦。SRサポートユニットとして登場。本作では「シバ・シゲオ」表記。
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== ステータス ==
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=== サポートアビリティ ===
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;特車二課整備班
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:SSR。WAVEが進むごとにHP回復。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[榊清太郎]]
 
;[[榊清太郎]]
:整備班に入りたてのころは敬っていなかったが、崇拝といっていいほどの敬意を寄せている。
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:整備班に入りたてのころは敬っていなかったが、現在は崇拝といっていいほどの敬意と信頼を寄せている。
 
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== 他作品との人間関係 ==-->
 
== 他作品との人間関係 ==-->
 
== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
 
;「はっきり言って、第2関節のポリシーが無いんだよなぁ。あや取りははっきり言って哲学だよ?」
 
;「はっきり言って、第2関節のポリシーが無いんだよなぁ。あや取りははっきり言って哲学だよ?」
:第6話「ザ・タワーSOS」にてモーショントレースによってイングラムにあや取りをさせようとするも、苦戦する野明への苦言。千葉氏はアドリブで有名だが、この作品においてもアドリブは健在である。
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:TV版第6話『ザ・タワーSOS』にてモーショントレースによってイングラムにあや取りをさせようとするも、苦戦する野明への苦言。千葉氏はアドリブで有名だが、この作品においてもアドリブは健在である。
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;「いつまで踏ん張ってんのよー!?後ろが突っかえてんだからさ、両親家帰って、猫でも抱いてなさいって!ねーっ?整備長ーっ!?」
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:新OVA版第8話「火の七日間」にて上海亭にて榊班長と”エロ本焚書事件”(整備班棟内に隠されていた100冊以上のエロ本及びエロビデオをすべて榊班長の命令で焼却させた事件)の後に制定された”整備班局中法度VOL.2”<ref>娯楽や干物作成、果ては勝手な飲食・睡眠・排泄・私語も禁じられ、それらに対して肉体的厳罰を懲罰として課す明らかに時代に逆行するもので、その影響で娯楽用物資の闇取引が横行するようになってしまった。</ref>の見直しの説得に来た斯波の会話の中の回想における斯波の台詞。特車二課に配備されたばかりの彼は、榊を煙たがる整備班の連中の口車に乗せられたとはいえ、榊に対して不遜極まりない態度を取っていた。この時の自分を斯波は思い出す度に「一端の口の利き放題」「井の中の蛙のなんとやら」「穴があったら入りたい」等と漏らしていた。
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:その後斯波は榊が整備したバイクを勝手に整備して大破させてしまい、警察を追われるかと思っていたが、彼の腕を惜しんだ榊によって救われ、以後榊を生涯の師と思い定めるまでに至る。
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:結果として、斯波は逆に榊班長に言いくるめられてしまい、ナチスの突撃隊じみた服装を着て'''特車二課整備班風紀粛清統制委員会'''を組織し、さらなる弾圧に勤しむようになり、そのせいで整備班の内部抗争の火花が上がってしまい、不満を溜めた整備班員に襲撃されてしまう事態となった。
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;「はっ、昨日、特車二科整備班人民民主戦線事務局派かっこ左派のかっことじの急進派分班何を言ってるんでしょうか?もとい!「鉄目の団」に買収された「ツナギの会」の戦闘員と思しき数名に襲撃を受けて善戦むなしく袋叩きにあい負傷して…」
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:同じく新OVA版第8話「火の七日間」にて、榊に「渡辺と杉田はどうしたんだ!?」と問われて回答した時の台詞。あまりにも長くわけのわからない台詞故か途中で息切れしてしまっている。
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:この後榊には「手前らには私生活はねえ!従って、怪我も病気もねえ!!おめえ行って起こして来い!!」という、現在だったらブラック企業さながらの台詞を吐かれる。そして、整備班の七日間に渡る内部抗争は終焉を迎えるのであった。
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;「書き換え?」<br/>野明「そう!」<br/>「九八式の?」<br/>遊馬「OSの!」<br/>「え?」<br/>遊馬「何考えてんだよ!HOSを積んだままじゃやばいじゃない!だから俺は死ぬ思いで頑張って!謹慎までくらって!」<br/>「俺、HOSへの書き換えやってないよ?」<br/>遊馬「そんな?だって、本庁の指示で…」<br/>「だから、書き換えるフリして起動画面のダミー放り込んで、ディスケットをそのまま送り返しちゃった訳。中身は昔のまんまの標準装備だけど、全然不都合なかったでしょ?ん?」<br/>「いやぁ、向こうでHOSがやばいって分かった時は『やったぁー!』と思ったねぇ!これもオヤジさんの日頃の教育の賜よ!いくら便利なモンでも、素性の知れないOSを乗っける気になれなくてさぁ。万一の時は…俺一人が罪を被ればと、その秘密を腹にしまって単身渡米!いやぁ、我ながら大正解!へ?ホントに誰も聞いてないの?おっかしいなぁ…後藤さんからの国際電話が来た時に話しといたんだけどなぁ?」
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:劇場版第一弾。劇中にて一連の暴走事故が[[篠原HOS]]によるものだと判明した際、同様にHOSを搭載した九八式も暴走の危険を孕んでいるから、OSの書き換えを申請された時の真相。
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:実はHOSに見せかけた起動画面があっただけで、九八式は安全その物であった。これを聞いた遊馬は自分がいいように使われていたと悟った。
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;「二足歩行ロボットという存在自体が、純粋な工学技術の成果というよりある種の願望やフェティッシュの産物だったんだ!!要するに…」
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;淵山「でも…自分は嫌いじゃないスけど」
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;「俺だってそうだよっ!!」
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:実写版TNG第0話。かつての特車二課栄光の日々の郷愁に始まり、レイバー運用が衰退した世知辛さを熱弁。
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;「俺の若え時はなぁ!?鉄板の上に寝て待機したもんだい!!」
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:実写版TNG第1話。第二小隊に出動命令が下り、帰宅していたが急遽バイクで特車二課に駆け付けるも、出動命令は誤報であることが判明し、整備班がまた誤報だったとぼやいた時に斯波が叫んだ台詞。賢明なパトレイバーファンならもうお分かりかと思うが、この「鉄板の上に寝て…」という件は実は斯波の体験ではなく、前整備班長だった榊清太郎の体験及び口癖であった。榊の言葉を聞き続けている内にいつの間にか自分の体験として刷り込まれてしまったのであろう。いやはや、榊の存在恐ろしや…
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:この話では、この後もう一度誤報が発生、三度目の出動命令でようやく出動と相成る。
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;「あんたも先代の隊長とおんなじだ!!」<br/>後藤田「後藤先輩と俺が?」<br/>「ああ、生まれついての悪党…先代より、詰めが甘いけどな…?」
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:実写版TNG第3話。冒頭のテストで無茶な動作テストをさせた結果、第二小隊の[[AV-98イングラム|98式]]2機は稼働不能になってしまい、そこを特車二課潰しを目論む警備部上層部に付け込まれ、装備総点検への参加を命じられてしまう。後藤田は必ず参加すると大見得を切り、特車二課整備班を総動員してなんとか稼働状態に持ち込むものの、警視総監が直々に特車二課に来訪するという思いがけぬ事態になってしまう。後藤田は先輩である[[後藤喜一|後藤]]から常々言われていた「おまえは最後の一言が、余計な奴だ」という言葉を思い出して己を内省しつつも、それならば98式が最悪倒れた場合には警備部を抱き込んで心中するという真意を打ち明けた後のやり取り。斯波は震えあがり後藤田を後藤と同じ悪党と称し、さらに詰めが甘いと付け加えた。
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;「空砲か…?」
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:同じく実写版TNG第3話。警備部長からリボルバーカノンで礼砲を撃てと言われ、整備員でリボルバーカノンの整備担当である神原に尋ねた時の台詞。この時の千葉氏の声が甲高いトーンに変わる。この後[[AV-98イングラム|98式]]2号機より礼砲が発射されるが、それは空砲ではなく神原によって実弾が仕込まれていた。そして特車二課棟は大爆発を起こし、その場に居合わせた特車二課全員は無論の事、警察上層部までボロボロになり、98式はそれぞれ[[ガンダム]]及び[[ダグラム]]の最期のポーズを思わせるような見るも無残な姿に…とロボットマニアは爆笑必須の回。この後のお話では98式や特車二課棟は何事もなかったかのように元通りになっているが、'''深く考えてはいけない。'''
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=== 番外編 ===
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;「[[モビルスーツ]]だの[[アーマード・トルーパー]]だの、みんな人間が操縦するおんなじ巨大ロボットのことじゃねぇかとおっしゃるアナタ!そこのアナタ!!そう!アナタのことだよお客さぁーん!!同じじゃないんだよコレがっ!!いや、同じであっちゃあいけなかったんだよ…?ロボットアニメの歴史は、とっかえひっかえオモチャやプラモデルを売るための歴史でもあった…いかに新たな商品を開発するか、いかに類似商品との差別化を図るか…ロボットアニメの企画開発の要諦はただこの一点に集約されているといっても過言ではない!そのためにありとあらゆる設定が世界観が仮想テクノロジーが導入され、ロボットの形態や機能に様々なバリエーションをもたらした…」
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:劇場版3公開時に制作されたミニアニメ「ミニパト」第二弾「あヽ栄光の98式AV!」における陳述。ここでも押井節が全開され、彼によってロボットアニメというものが事細かく解説される。
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:尚、[[声優:千葉繁|千葉繁]]氏は熱演のあまり、本作の収録中に口の中を4箇所切ったという逸話がある。
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;「帝都を守るハイテク部隊と言われながらその実、回された機械はセコハン!散々だったぜ創立当時はぁ!今じゃやっと新型も配属されたけどなんだぁい、なんだぁい第二小隊のやつらぁ!出動すりゃあぶち壊す、あっという間にガタがくる!てめえら人間じゃねえやぁ!!」
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: CD「PATLABOR Vol.3 SONG COLLECTION“INTERMISSION”」の6トラック目及び「機動警察パトレイバー PATLABOR CD BOX」のDisc 1の8トラック目に収録されている「整備員の詩」の間奏の台詞。
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:この歌は斯波繁男役の[[声優:千葉繁|千葉繁]]氏が歌っており、冒頭はフォークソング風に歌うが、サビに入った瞬間千葉氏の歌声の声色及びテンションがMAXに上がり、上記の間奏へと繋がる。尚、この間奏のバックには
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:;「手前(てめえ)、生国(しょうごく)発します…千葉県松戸市です!日本一!日本一のシバ・シゲオ!!」
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: の台詞が流れる。斯波繁男ファンのみならず千葉繁氏ファンなら必聴の歌である。またこの歌はJOYSOUNDにて配信されているので興味がある方は是非歌って欲しい。
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: 尚、余談ではあるが実写版TNG0話には「'''正しい整備員の詩'''」という挿入歌が流れ、作詞・作曲は斯波繁男名義(実際には作詞:児島由美氏、作曲:川井憲次氏)となっている。
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;「ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に、あらゆる分野に進出した、汎用人間型作業機械、レイバー…しかしそれは、『レイバー犯罪』と呼ばれる、新たな社会的脅威をも生み出すことになった…警視庁は、本庁警備部内に特科車両二課を創設して、これに対抗した…通称『特車二課』、パトロール・レイバー中隊、『パトレイバー』の誕生である…」
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:実写版TNG第0話、第2話~第11話冒頭のアバンでのナレーション。アーリーデイズのナレーションに近い。厳密には斯波の台詞ではないが、斯波繁男役の[[声優:千葉繁|千葉繁]]氏がナレーションを担当している。
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;「そして月日は流れ、2013年東京…特車二課の第一小隊は解散、第二小隊は、かろうじて存続している状況である…これは、存続問題が見え隠れする中奮闘する、三代目、特車二課第二小隊の、物語である…」
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:実写版第2話~第11話冒頭のアバンでのナレーション。上記のナレーションに続いて流れ、現在の特車二課第二小隊の姿が語られる。
 
<!--== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
<!--== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
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==余談==
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*当初はテレビアニメ版オリジナルのキャラクターであったが、やがて漫画版にも登場。その後もいくつかのゆうきまさみ作品にモブのような形で登場している。
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== 余談 ==
*名前と顔の由来は担当声優の千葉繁氏から。千葉氏は制作陣の一人押井守監督の作品の常連であり、そこからこのキャラになったものと思われる。
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*名前の漢字表記は漫画版でのみ使用されている。他媒体では「シバシゲオ」とカタカナ表記。
{{DEFAULTSORT:しはしけお}}
+
*名前と顔のモデルは担当声優の千葉繁氏から。千葉氏は制作陣の一人押井守監督の制作作品の常連であり、そこからこのように本人に酷似したキャラ造形になっている。実写版では千葉氏本人が俳優として演じている。また名前についてはOVA及び劇場版で音響監督を務めた斯波重治氏も由来とされており、斯波氏も千葉・押井両氏と縁の深いスタッフである。
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== 脚注 ==
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<references />
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{{DEFAULTSORT:しは しけお}}
 
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
[[Category:パトレイバーシリーズ]]
+
[[Category:機動警察パトレイバー]]

2024年4月27日 (土) 17:47時点における最新版

斯波繁男は『機動警察パトレイバー』の登場人物。

斯波繁男
読み シバ シゲオ
登場作品
声優 千葉繁
デザイン ゆうきまさみ(原案)
高田明美(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
SRWでの分類 サポートユニット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人日本人
性別
出身 千葉県松戸市
所属組織

警視庁

所属部隊 第二小隊
役職 整備班主任
テンプレートを表示

概要編集

通称「シゲさん」。警視庁特車二課整備班主任の「若頭」[1]的存在である。陽気な性格で、整備の腕は一級品。どちらかというとソフトウェア関係の方が得意なようで、劇場版では篠原HOSには何らかの細工がされている疑惑を持ち、起動画面だけを従来のOSに貼り付けて書き換えを行ったように見せかけていたことからもその腕前がうかがえる。

原作から10数年後の特車2課を描いた小説『番狂わせ』と、実写作品『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』(どちらも押井守の作品)では、整備班長として本編の登場人物の中で特車2課に残っているただ1人の人物[2]となっている。

当初はテレビアニメ版オリジナルのキャラクターであったが、やがて漫画版にも登場。その後もいくつかのゆうきまさみ作品にモブのような形で登場している。

登場作品と役柄編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。AV-98イングラムの掛け合い要員として音声が収録されている。
スーパーロボット大戦X-Ω
2018年11月のイベント「二課とソリスの長い一日」にて期間限定参戦。SRサポートユニットとして登場。本作では「シバ・シゲオ」表記。

ステータス編集

サポートアビリティ編集

特車二課整備班
SSR。WAVEが進むごとにHP回復。

人間関係編集

榊清太郎
整備班に入りたてのころは敬っていなかったが、現在は崇拝といっていいほどの敬意と信頼を寄せている。

名(迷)台詞編集

「はっきり言って、第2関節のポリシーが無いんだよなぁ。あや取りははっきり言って哲学だよ?」
TV版第6話『ザ・タワーSOS』にてモーショントレースによってイングラムにあや取りをさせようとするも、苦戦する野明への苦言。千葉氏はアドリブで有名だが、この作品においてもアドリブは健在である。
「いつまで踏ん張ってんのよー!?後ろが突っかえてんだからさ、両親家帰って、猫でも抱いてなさいって!ねーっ?整備長ーっ!?」
新OVA版第8話「火の七日間」にて上海亭にて榊班長と”エロ本焚書事件”(整備班棟内に隠されていた100冊以上のエロ本及びエロビデオをすべて榊班長の命令で焼却させた事件)の後に制定された”整備班局中法度VOL.2”[3]の見直しの説得に来た斯波の会話の中の回想における斯波の台詞。特車二課に配備されたばかりの彼は、榊を煙たがる整備班の連中の口車に乗せられたとはいえ、榊に対して不遜極まりない態度を取っていた。この時の自分を斯波は思い出す度に「一端の口の利き放題」「井の中の蛙のなんとやら」「穴があったら入りたい」等と漏らしていた。
その後斯波は榊が整備したバイクを勝手に整備して大破させてしまい、警察を追われるかと思っていたが、彼の腕を惜しんだ榊によって救われ、以後榊を生涯の師と思い定めるまでに至る。
結果として、斯波は逆に榊班長に言いくるめられてしまい、ナチスの突撃隊じみた服装を着て特車二課整備班風紀粛清統制委員会を組織し、さらなる弾圧に勤しむようになり、そのせいで整備班の内部抗争の火花が上がってしまい、不満を溜めた整備班員に襲撃されてしまう事態となった。
「はっ、昨日、特車二科整備班人民民主戦線事務局派かっこ左派のかっことじの急進派分班何を言ってるんでしょうか?もとい!「鉄目の団」に買収された「ツナギの会」の戦闘員と思しき数名に襲撃を受けて善戦むなしく袋叩きにあい負傷して…」
同じく新OVA版第8話「火の七日間」にて、榊に「渡辺と杉田はどうしたんだ!?」と問われて回答した時の台詞。あまりにも長くわけのわからない台詞故か途中で息切れしてしまっている。
この後榊には「手前らには私生活はねえ!従って、怪我も病気もねえ!!おめえ行って起こして来い!!」という、現在だったらブラック企業さながらの台詞を吐かれる。そして、整備班の七日間に渡る内部抗争は終焉を迎えるのであった。
「書き換え?」
野明「そう!」
「九八式の?」
遊馬「OSの!」
「え?」
遊馬「何考えてんだよ!HOSを積んだままじゃやばいじゃない!だから俺は死ぬ思いで頑張って!謹慎までくらって!」
「俺、HOSへの書き換えやってないよ?」
遊馬「そんな?だって、本庁の指示で…」
「だから、書き換えるフリして起動画面のダミー放り込んで、ディスケットをそのまま送り返しちゃった訳。中身は昔のまんまの標準装備だけど、全然不都合なかったでしょ?ん?」
「いやぁ、向こうでHOSがやばいって分かった時は『やったぁー!』と思ったねぇ!これもオヤジさんの日頃の教育の賜よ!いくら便利なモンでも、素性の知れないOSを乗っける気になれなくてさぁ。万一の時は…俺一人が罪を被ればと、その秘密を腹にしまって単身渡米!いやぁ、我ながら大正解!へ?ホントに誰も聞いてないの?おっかしいなぁ…後藤さんからの国際電話が来た時に話しといたんだけどなぁ?」
劇場版第一弾。劇中にて一連の暴走事故が篠原HOSによるものだと判明した際、同様にHOSを搭載した九八式も暴走の危険を孕んでいるから、OSの書き換えを申請された時の真相。
実はHOSに見せかけた起動画面があっただけで、九八式は安全その物であった。これを聞いた遊馬は自分がいいように使われていたと悟った。
「二足歩行ロボットという存在自体が、純粋な工学技術の成果というよりある種の願望やフェティッシュの産物だったんだ!!要するに…」
淵山「でも…自分は嫌いじゃないスけど」
「俺だってそうだよっ!!」
実写版TNG第0話。かつての特車二課栄光の日々の郷愁に始まり、レイバー運用が衰退した世知辛さを熱弁。
「俺の若え時はなぁ!?鉄板の上に寝て待機したもんだい!!」
実写版TNG第1話。第二小隊に出動命令が下り、帰宅していたが急遽バイクで特車二課に駆け付けるも、出動命令は誤報であることが判明し、整備班がまた誤報だったとぼやいた時に斯波が叫んだ台詞。賢明なパトレイバーファンならもうお分かりかと思うが、この「鉄板の上に寝て…」という件は実は斯波の体験ではなく、前整備班長だった榊清太郎の体験及び口癖であった。榊の言葉を聞き続けている内にいつの間にか自分の体験として刷り込まれてしまったのであろう。いやはや、榊の存在恐ろしや…
この話では、この後もう一度誤報が発生、三度目の出動命令でようやく出動と相成る。
「あんたも先代の隊長とおんなじだ!!」
後藤田「後藤先輩と俺が?」
「ああ、生まれついての悪党…先代より、詰めが甘いけどな…?」
実写版TNG第3話。冒頭のテストで無茶な動作テストをさせた結果、第二小隊の98式2機は稼働不能になってしまい、そこを特車二課潰しを目論む警備部上層部に付け込まれ、装備総点検への参加を命じられてしまう。後藤田は必ず参加すると大見得を切り、特車二課整備班を総動員してなんとか稼働状態に持ち込むものの、警視総監が直々に特車二課に来訪するという思いがけぬ事態になってしまう。後藤田は先輩である後藤から常々言われていた「おまえは最後の一言が、余計な奴だ」という言葉を思い出して己を内省しつつも、それならば98式が最悪倒れた場合には警備部を抱き込んで心中するという真意を打ち明けた後のやり取り。斯波は震えあがり後藤田を後藤と同じ悪党と称し、さらに詰めが甘いと付け加えた。
「空砲か…?」
同じく実写版TNG第3話。警備部長からリボルバーカノンで礼砲を撃てと言われ、整備員でリボルバーカノンの整備担当である神原に尋ねた時の台詞。この時の千葉氏の声が甲高いトーンに変わる。この後98式2号機より礼砲が発射されるが、それは空砲ではなく神原によって実弾が仕込まれていた。そして特車二課棟は大爆発を起こし、その場に居合わせた特車二課全員は無論の事、警察上層部までボロボロになり、98式はそれぞれガンダム及びダグラムの最期のポーズを思わせるような見るも無残な姿に…とロボットマニアは爆笑必須の回。この後のお話では98式や特車二課棟は何事もなかったかのように元通りになっているが、深く考えてはいけない。

番外編 編集

モビルスーツだのアーマード・トルーパーだの、みんな人間が操縦するおんなじ巨大ロボットのことじゃねぇかとおっしゃるアナタ!そこのアナタ!!そう!アナタのことだよお客さぁーん!!同じじゃないんだよコレがっ!!いや、同じであっちゃあいけなかったんだよ…?ロボットアニメの歴史は、とっかえひっかえオモチャやプラモデルを売るための歴史でもあった…いかに新たな商品を開発するか、いかに類似商品との差別化を図るか…ロボットアニメの企画開発の要諦はただこの一点に集約されているといっても過言ではない!そのためにありとあらゆる設定が世界観が仮想テクノロジーが導入され、ロボットの形態や機能に様々なバリエーションをもたらした…」
劇場版3公開時に制作されたミニアニメ「ミニパト」第二弾「あヽ栄光の98式AV!」における陳述。ここでも押井節が全開され、彼によってロボットアニメというものが事細かく解説される。
尚、千葉繁氏は熱演のあまり、本作の収録中に口の中を4箇所切ったという逸話がある。
「帝都を守るハイテク部隊と言われながらその実、回された機械はセコハン!散々だったぜ創立当時はぁ!今じゃやっと新型も配属されたけどなんだぁい、なんだぁい第二小隊のやつらぁ!出動すりゃあぶち壊す、あっという間にガタがくる!てめえら人間じゃねえやぁ!!」
CD「PATLABOR Vol.3 SONG COLLECTION“INTERMISSION”」の6トラック目及び「機動警察パトレイバー PATLABOR CD BOX」のDisc 1の8トラック目に収録されている「整備員の詩」の間奏の台詞。
この歌は斯波繁男役の千葉繁氏が歌っており、冒頭はフォークソング風に歌うが、サビに入った瞬間千葉氏の歌声の声色及びテンションがMAXに上がり、上記の間奏へと繋がる。尚、この間奏のバックには
「手前(てめえ)、生国(しょうごく)発します…千葉県松戸市です!日本一!日本一のシバ・シゲオ!!」
の台詞が流れる。斯波繁男ファンのみならず千葉繁氏ファンなら必聴の歌である。またこの歌はJOYSOUNDにて配信されているので興味がある方は是非歌って欲しい。
尚、余談ではあるが実写版TNG0話には「正しい整備員の詩」という挿入歌が流れ、作詞・作曲は斯波繁男名義(実際には作詞:児島由美氏、作曲:川井憲次氏)となっている。
「ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に、あらゆる分野に進出した、汎用人間型作業機械、レイバー…しかしそれは、『レイバー犯罪』と呼ばれる、新たな社会的脅威をも生み出すことになった…警視庁は、本庁警備部内に特科車両二課を創設して、これに対抗した…通称『特車二課』、パトロール・レイバー中隊、『パトレイバー』の誕生である…」
実写版TNG第0話、第2話~第11話冒頭のアバンでのナレーション。アーリーデイズのナレーションに近い。厳密には斯波の台詞ではないが、斯波繁男役の千葉繁氏がナレーションを担当している。
「そして月日は流れ、2013年東京…特車二課の第一小隊は解散、第二小隊は、かろうじて存続している状況である…これは、存続問題が見え隠れする中奮闘する、三代目、特車二課第二小隊の、物語である…」
実写版第2話~第11話冒頭のアバンでのナレーション。上記のナレーションに続いて流れ、現在の特車二課第二小隊の姿が語られる。

余談編集

  • 名前の漢字表記は漫画版でのみ使用されている。他媒体では「シバシゲオ」とカタカナ表記。
  • 名前と顔のモデルは担当声優の千葉繁氏から。千葉氏は制作陣の一人押井守監督の制作作品の常連であり、そこからこのように本人に酷似したキャラ造形になっている。実写版では千葉氏本人が俳優として演じている。また名前についてはOVA及び劇場版で音響監督を務めた斯波重治氏も由来とされており、斯波氏も千葉・押井両氏と縁の深いスタッフである。

脚注編集

  1. 年齢は漫画・各種アニメでは明らかにされていないが、パトレイバーの物語がスタートする1998年の時点で「若頭」と言われておかしくない年齢、つまり遊馬などほぼ20代で構成される第二小隊の面々とさほど年齢が離れているようには描かれていない。これに対し実写版の設定年齢は、演者の千葉と同じ1954年生まれのため一回りほど年上である。
  2. 一応もう一人、斯波の右腕としてTV版と劇場版2で登場する整備班員「ぶち山」こと淵山義勝が登場しているが、彼はTV版と劇場版で名前以外のキャラクターが根本的に異なる。実写版は押井が手がけた劇場版に準拠したキャラクターで配役されている。
  3. 娯楽や干物作成、果ては勝手な飲食・睡眠・排泄・私語も禁じられ、それらに対して肉体的厳罰を懲罰として課す明らかに時代に逆行するもので、その影響で娯楽用物資の闇取引が横行するようになってしまった。