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:また、『破界篇』で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]に厄介になっていた頃に[[レッドショルダー]]の記録フィルムを見ていたらしく、アザディスタンでの戦いにて[[ワイズマン]]の策謀によって本作オリジナルのレッドショルダーのマーチ「戦騎達の行進」が戦場中に響き渡った際には、本作におけるこの曲のあり方を示す発言を真っ先にしている。 | :また、『破界篇』で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]に厄介になっていた頃に[[レッドショルダー]]の記録フィルムを見ていたらしく、アザディスタンでの戦いにて[[ワイズマン]]の策謀によって本作オリジナルのレッドショルダーのマーチ「戦騎達の行進」が戦場中に響き渡った際には、本作におけるこの曲のあり方を示す発言を真っ先にしている。 | ||
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:『第2次Z再世篇』で採用されるが習得せず。再生治療を受けたとは言え、身体の半分を消し飛ばされてなお戦いをやめない彼の戦争狂振りとしぶとさを体現したボーナス。 | :『第2次Z再世篇』で採用されるが習得せず。再生治療を受けたとは言え、身体の半分を消し飛ばされてなお戦いをやめない彼の戦争狂振りとしぶとさを体現したボーナス。 | ||
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:1stシーズンでロックオンとの死闘で瀕死の重傷を負ったところを彼に再生治療で蘇生させられ、2ndシーズン以後は雇われる。 | :1stシーズンでロックオンとの死闘で瀕死の重傷を負ったところを彼に再生治療で蘇生させられ、2ndシーズン以後は雇われる。 | ||
− | :リボンズからは'''「ある意味、人間の枠を超えている」''' | + | :リボンズからは'''「ある意味、人間の枠を超えている」'''と評せられ、サーシェスはリボンズを「大将」と呼ぶと基本的には良好だが互いに利用し合っているだけであることが小説版で判明。サーシェスにとってはリボンズとて、かつての雇い主であるアレハンドロ以上でも以下でもない、大好きな戦争を楽しむために利用する相手に過ぎず、いつでも見限る腹積もりだった。リボンズのほうもアルケーがリボンズの管轄にあるヴェーダとリンクしている(=いざというときはアルケーのシステムを強制ダウンさせることが出来る)ことを教えていなかった為、最終的にはそれがサーシェスの最期に繋がることになる。 |
− | : | + | :…とはいえ、アレハンドロに対してもそうだがサーシェスは利用価値がある間は傭兵としての筋を忠実に通していたのに対し、リボンズのそれは表向きだけで最初からいつでも始末できるように保険を用意していた。それらが原因である意味最後の最後でリボンズに裏切られたかのような形での死を迎えたことは皮肉といえる。 |
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:リボンズに反旗を翻した彼を射殺するもティエリアとの協力によるヴェーダ奪還に繋がってしまう。 | :リボンズに反旗を翻した彼を射殺するもティエリアとの協力によるヴェーダ奪還に繋がってしまう。 | ||
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:第24話より。トランザムバーストの中、ライルとの激闘の最中で叫んだ一言。字面だけ見れば何てことないかもしれないが、相互理解をテーマにした作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」の一人であるサーシェスの、どこまでいっても自分自身の楽しみこそが全てであり自ら他者に歩み寄る気など毛頭ないという在り方を端的に表している一言とも言える。 | :第24話より。トランザムバーストの中、ライルとの激闘の最中で叫んだ一言。字面だけ見れば何てことないかもしれないが、相互理解をテーマにした作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」の一人であるサーシェスの、どこまでいっても自分自身の楽しみこそが全てであり自ら他者に歩み寄る気など毛頭ないという在り方を端的に表している一言とも言える。 | ||
;「何がどうなってやがる!? くそっ、動けってんだよ!」 | ;「何がどうなってやがる!? くそっ、動けってんだよ!」 | ||
− | :同じく第24話より。アルケーがトライアルフィールドで機能停止した際の台詞。彼が自分でも知らないうちに[[ヴェーダ]] | + | :同じく第24話より。アルケーがトライアルフィールドで機能停止した際の台詞。彼が自分でも知らないうちに[[ヴェーダ]]のバックアップを受けて戦っていた事が判明した瞬間。直後、爆炎の中から現れた[[ケルディムガンダム|ケルディム]]のGNビームピストルⅡの連射を受けてアルケーを蜂の巣にされ、破壊されてしまう。 |
:なお、[[機動戦士Ζガンダム|はるか前の作品]]に登場した[[パプテマス・シロッコ|とある人物]]が、この時のサーシェスと同様の事態に直面して、これと似た趣旨の台詞を吐いていた。 | :なお、[[機動戦士Ζガンダム|はるか前の作品]]に登場した[[パプテマス・シロッコ|とある人物]]が、この時のサーシェスと同様の事態に直面して、これと似た趣旨の台詞を吐いていた。 | ||
;「馬鹿があッ!!」 | ;「馬鹿があッ!!」 |
2024年11月5日 (火) 22:17時点における最新版
アリー・アル・サーシェスは『機動戦士ガンダム00』の登場人物。
アリー・アル・サーシェス | |
---|---|
外国語表記 | Ali Al Saachez[1] |
登場作品 | |
声優 | 藤原啓治 |
デザイン |
高河ゆん(原案) 千葉道徳(アニメ版) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
本名 | 不明(複数の偽名を持つ) |
別名 | ゲイリー・ビアッジ |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 35歳(1st)→39歳(2nd) |
血液型 | O型 |
所属 |
KPSA→PMCトラスト→AEUフランス外人部隊→国連軍(1st) イノベイター(2nd) |
軍階級 | 少尉(AEUフランス外人部隊所属ゲイリー・ビアッジとしての偽装) |
概要編集
民間軍事会社PMCトラストに所属する傭兵でゲイリー・ビアッジと名乗っているがそれは表の顔。その正体は自他ともに認める「人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の戦争屋」である。実はサーシェスという名も偽名であり、本名は不明。
戦争のためなら如何なる努力も惜しまず、荒っぽい態度とは裏腹に理知的な面も見られる。1stシーズン第2クールではスーツ姿で活動することが多く、ヒゲも剃っており、まるで別人の印象を持たせている。とはいえ、本人はそういったのは窮屈に感じているようで最終的には元のヒゲ面に戻している。
モビルスーツでの戦闘は特に白兵戦を好む。作中では刹那・F・セイエイやロックオンのガンダムに対して、性能では圧倒的に劣るイナクトで翻弄し、空中変形も披露している。パイロットとしての実力は超一流。
過去にクルジスとアザディスタンの戦争で反政府組織KPSAの指導者として活動していた際、当時の刹那=ソラン・イブラヒムを初めとしたクルジスの少年たちを誘拐し、「神」の存在を吹き込んで家族を殺させ、戦いやテロを実行させた。その結果、ディランディ兄弟の家族が死亡している。
次第にガンダムの驚異的な力に魅せられたサーシェス自身もガンダムの力を欲する様になり、ソレスタルビーイングの監視者の1人であるラグナ・ハーヴェイに接触し、ガンダムと同等の戦闘力を持つGN-Xを提供してもらうよう要求。その最中、ラグナが経営するリニアトレイン公社を嗅ぎ回っていた絹江・クロスロードを車に乗せて射殺した。やがて、ラグナが否定的な返答をしたためか今度は造反を目論んでいたアレハンドロ・コーナーと通じ、既に用済みになっていたラグナも抹殺。さらにチームトリニティの排除命令を受けると味方のふりをして近づき、ミハエル・トリニティを射殺。ヨハン・トリニティも負傷させた後、ガンダムスローネツヴァイを奪取し、乗ってから間もない段階でスローネツヴァイの特性を掴み、ガンダムスローネアインを撃墜して、ヨハンも排除。その後は国連軍と合流し、AEU所属のゲイリーとして、ソレスタルビーイングとの最終戦を展開。ロックオンの捨て身の攻撃に敗れながらも道連れにして散った…と思われたが辛うじて生き延びており、最終回エピローグに姿を見せるが世界が平和に向かっているために戦争が出来ない状況に苛ついていた。
2ndシーズンではリボンズ・アルマークに雇われる形で再登場し、アルケーガンダムのパイロットにもなる。ロックオンの捨て身の攻撃で身体の半分が消し炭となり、再生治療で復活を果たしながらもプライドを傷つけられた怒りから、以前は商売仇で邪魔者としか思っていなかったソレスタルビーイングに激しい敵意を抱く。リボンズの命でアザディスタンを焼け野原にし、刹那とティエリア・アーデと二対一ながらも一方的に手玉に取るなど衰えぬ実力の高さを見せつけた。しかし、その後のダブルオーライザーとの戦いでは刹那を負傷させた上で戦いを挑むが逆に圧倒され、人質をとりながらもそれすらも破られ、アルケーも撃墜されると完全敗北を喫する。最終決戦においては、ロックオン・ストラトス (2代目)との一騎打ちを展開。ロックオンをあと一歩のところまで追いつめるがセラフィムガンダムのトライアルフィールドで機体が機能停止したことで逆転負け。逃走中にロックオンを騙し討ちしようとするが返り討ちにされ、額を撃ち抜かれて、今度こそ最期を迎えた。
大森倖三の漫画版では機体を自律起動させて再度襲い掛かるも直後、自分の周囲の壁や足場が大爆発を起こし、それに巻き込まれて死亡。誰の手にもかからないという原作以上に呆気ない最期を迎えた。また、同作ではそれ以前にティエリアの攻撃で両足を斬られた直後、不意打ちとはいえ、絹江の弟の沙慈・クロスロードに背後を攻撃され、さらにダブルオーの量子空間の中で刹那に「小さい奴」「戦いだけに執着し続ける哀れな魂」と哀れみを込めた目で断じられた上に一瞬の内に機体を真っ二つにされ、完全敗北するなど原作以上に落ちぶれた姿を見せている。
本作においてはそのあまりの戦闘能力の高さから、真の意味で敗北した事は殆んどなく、大半が全く予想出来ない事象によるもの(ある意味、大森版の最期はその極致と言える)が多く、サーシェスに本当の実力で渡り合えたパイロットは1stシーズンの時点ではロックオンだけであったが2ndシーズンの後半辺りからは数多の戦いで成長した刹那には敗北を喫するなど自分の実力を過信しすぎていたとも言える。
争いをなくし、理解し合うことをテーマとした本作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」と言える典型的な悪人ではあるが突き抜けたキャラクター性と最後まで悪を貫いた悪としての魅力、高い実力を持っているためにその人気は高い。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。髭あり・髭なし両方の顔グラがある。藤原氏の声あては3度目(ガンダムシリーズとしては2人目)。元々悪役を多く演じている関係か、戦闘中の言葉使いが凶暴になったりと生き生きしている。
- 高レベルの底力と、戦闘のプロフェッショナルという経歴から極のスキルを持つ強敵。第20話でのアグリッサ搭乗時は装着パーツであるバリア・フィールドによる防御力や、カウンターからのプラズマフィールド(行動不能効果)にも要注意。終盤はミハエルから強奪したガンダムスローネツヴァイに乗り換えてくるが、それ以降は対ガンダム特効効果を持つエースボーナス習得済みの刹那が居れば底力+極を怖れずとも楽に倒せる様になる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 2nd設定込みで参戦。アルケーガンダムを駆り暴れまわる。原作より刹那達との交戦回数が多いが、『破界篇』に比べると出番は減っている。強烈なキャラクター性の割に他作品キャラクターとの特殊戦闘台詞も少ない。
- 能力値の高さと底力+極が相変わらず厄介だが、刹那がある程度育成されていればあっさり落とせるのも同じ。本作ではZEXISと戦ってそのまま戦死するので原作よりは多少マシな死に様となったが、黒の騎士団ルートだとリジェネよりも退場が早い。
- また、『破界篇』でペールゼンに厄介になっていた頃にレッドショルダーの記録フィルムを見ていたらしく、アザディスタンでの戦いにてワイズマンの策謀によって本作オリジナルのレッドショルダーのマーチ「戦騎達の行進」が戦場中に響き渡った際には、本作におけるこの曲のあり方を示す発言を真っ先にしている。
- 中断メッセージではリボンズと共に登場。彼に『再世篇』のEDを特別に見せて貰う事に(本人曰く感想は「凄い」らしい)。その頃には2人とも退場してしまっているのだが…。ED冒頭のアザディスタン王国の連邦加盟の話でも見せたのだろうか。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 概ね原作と同じ経緯(ただし、ニールには原作や『第2次Z』と違って完敗する結果となっている)で戦死するが、後にクレディオによりジェリル・クチビやステラ・ルーシェらと共に幻影として復活、再びカイルスと激突する。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- アルケーガンダムのパイロット。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場するエネミーユニット。第1期での登場だが、髭を剃った姿で登場する。
- 序盤はサーシェス専用AEUイナクトカスタム、1章Part10からはガンダムスローネツヴァイに乗る。
- 3章Part11から2nd設定となり、アルケーガンダムに乗り換える。
パイロットステータス編集
能力値編集
全ての能力値が高く、ラスボス以外ではトップクラス。
精神コマンド編集
特殊スキル編集
- 第2次Z破界篇
- 極、気力限界突破、サイズ差補正無視、カウンターL8、底力L9、再攻撃
- どれをとっても厄介なスキルばかり。極が発動されると高レベルの底力との相乗効果で戦闘能力が格段に上昇するので、できるなら脱力をかけたい。再攻撃はゲームバランスの問題からか序盤では未修得(???)の状態。
- 第2次Z再世篇
- 極、気力限界突破、サイズ差補正無視、カウンターL8、底力L9、闘争心、ガード
- イノベイターの再生治療の弊害か再攻撃を失い、代わりに防御能力を高めるガードが追加。
エースボーナス編集
人間関係編集
ソレスタルビーイング 編集
- 刹那・F・セイエイ
- かつてKPSAに誘拐された幼少時代のソラン(刹那)を洗脳し、両親を殺させる原因を作った。また、刹那のナイフを使う格闘術の師匠でもある。
- 刹那のことは1stシーズンでは「クルジスのガキ」「クルジスの小僧」と呼んでいたが2ndシーズンでは彼が成長したので「クルジスの兄ちゃん」と呼び直すと妙な律義さも見せる。
- 刹那の戦いの師だけあって、実力では彼を圧倒していたが互いにガンダムを駆っての一騎討ちではトランザムの噛ませ犬になる形で敗北を喫している。2ndシーズン後半では肩に銃弾を撃ち込まれて負傷したまま操縦する刹那に互角に食い下がられて動揺し、またもやトランザムの発動を許して完敗した。ちなみに大森版では彼に戦闘・精神面で完全敗北する。
- ニール・ディランディ
- KPSAのテロで家族を失ったロックオンにとっては、サーシェスは家族の仇である。1stシーズン終盤とロックオンと相討ちとなる。
- スパロボではコーラサワーに代わって彼を負傷させており、『第2次Z破界篇』では原作同様相討ち、『CC』では彼に撃墜されるという正反対の結末を迎えている。
- また、サーシェスをモビルスーツ戦闘において、生の実力で追い詰めた唯一の人物でもある。
- ライル・ディランディ
- 自身を一度死の寸前まで追いつめた男の弟。
- 原作ではライル自身は当初はサーシェスに対してはそれほど怒りを露にしておらず冷静に受け止めていた(後に対峙した際に改めて怒りを露にする)が、『第2次Z再世篇』では最初から怒りを露にしている。そして最期は彼に引導を渡される事に。
- ティエリア・アーデ
- 1stシーズンではガンダムヴァーチェを事実上の戦闘不能とし、2ndシーズンではロックオンの仇として、強く敵視されるが直接対決では優位に立つ。最終的にはティエリアがトライアルシステムを再使用できるようになったことでサーシェスの最期に繋がることになった。
- ちなみにサーシェスがティエリアとのMS戦で優位に立てたのはティエリアが使用するメイン機体は重装甲高火力ゆえに機動力は低いために逆に機動力中心の格闘機体を使用したことの相性も大きい。
チームトリニティ 編集
- ヨハン・トリニティ
- 抹殺すべく、あえてモビルスーツ戦で彼を倒した。
- ミハエル・トリニティ
- 彼を真っ先に銃殺し、彼の愛機を奪取した。
- ネーナ・トリニティ
- アグリッサを破壊した張本人。彼女の兄たちを手にかけ、彼女にも引導を渡さんとするも、刹那の介入で取り逃す事に。
- 2ndシーズンでも一度相対しており、命を狙われるも軽くあしらっている。2ndシーズンの小説版では、軽くあしらったアニメ版と違って相当酷い仕打ちをしている。
監視者 編集
- アレハンドロ・コーナー
- 第2クールにおいて、彼に雇われる。
- 『第2次Z破界篇』では原作よりも多くの彼との会話がある。
- ラグナ・ハーヴェイ
- アレハンドロに雇われたことでラグナのジンクス輸送を手伝いつつ、ジンクスを自分にもくれるように頼んだが断られた。最終的にはアレハンドロの頼みで用済みのラグナを射殺。
- さらに小説版では1stと2ndの間にリボンズの命令で全ての看視者をラグナ同様に暗殺していた事実が判明している。
イノベイド 編集
- リボンズ・アルマーク
- 1stシーズンでロックオンとの死闘で瀕死の重傷を負ったところを彼に再生治療で蘇生させられ、2ndシーズン以後は雇われる。
- リボンズからは「ある意味、人間の枠を超えている」と評せられ、サーシェスはリボンズを「大将」と呼ぶと基本的には良好だが互いに利用し合っているだけであることが小説版で判明。サーシェスにとってはリボンズとて、かつての雇い主であるアレハンドロ以上でも以下でもない、大好きな戦争を楽しむために利用する相手に過ぎず、いつでも見限る腹積もりだった。リボンズのほうもアルケーがリボンズの管轄にあるヴェーダとリンクしている(=いざというときはアルケーのシステムを強制ダウンさせることが出来る)ことを教えていなかった為、最終的にはそれがサーシェスの最期に繋がることになる。
- …とはいえ、アレハンドロに対してもそうだがサーシェスは利用価値がある間は傭兵としての筋を忠実に通していたのに対し、リボンズのそれは表向きだけで最初からいつでも始末できるように保険を用意していた。それらが原因である意味最後の最後でリボンズに裏切られたかのような形での死を迎えたことは皮肉といえる。
- リジェネ・レジェッタ
- リボンズに反旗を翻した彼を射殺するもティエリアとの協力によるヴェーダ奪還に繋がってしまう。
クロスロード姉弟 編集
- 絹江・クロスロード
- ソレスタルビーイング取材の為、ラグナのところまでたどり着いた彼女を罠にはめて殺害。
- 沙慈・クロスロード
- 絹江の件は互いに知らぬことだがケロケロエース版では奇しくも彼から不意打ちを受けている。
人革連編集
- セルゲイ・スミルノフ
- 国連軍参加時に初めて顔を合わせた際には彼にある種の敬意を払う。
外伝 編集
他作品との人間関係編集
- ヨラン・ペールゼン
- 『第2次Z破界篇』では彼から「もう少し従順であれば、自分にとっての理想の兵士だった」と評される。
- インゲ・リーマン
- 『第2次Z破界篇』ではPMCトラストでの同僚。彼からも戦争狂としての本性を見抜かれている。
- キリコ・キュービィー、グレゴルー・ガロッシュ、バイマン・ハガード、ムーザ・メリメ
- 『第2次Z破界篇』ではレッドショルダーがPMCトラストに雇われている為、『破界篇』序盤での彼らは、立場上ではサーシェスの部下という事になる。
- ガウルン
- 『第3次Z時獄篇』の戦闘台詞にてガウルンがサーシェスの名前を出しており、その言動から察するに彼からも一目置かれていたようだ。
- また、リニューアル後の『X-Ω』では彼と共にヴァンアインを追い詰める。
- クロウ・ブルースト
- 『第2次Z再世篇』にて、彼からもニールの仇として狙われる。
- ムウ・ラ・フラガ
- 『CC』では過去にサーシェスを連合の外人部隊で見かけていた。
- フルギーロ
- 『CC』では自身の戦死後、彼の力により同じく戦死していたジェリルやステラ達と共に幻影として召喚される。
名台詞編集
- 「ところがぎっちょん!」
- 口癖。相手が油断しているところに突然襲い掛かる時に言う事が多い。
- 初出は1stシーズン第12話「教義の果てに」。ここでの発言は藤原啓治氏のアドリブ。
- 元ネタはドリフターズのコントでそれまでの流れをひっくり返す為に使用されたお決まりの文句から。
1st編集
- 「この戦いは、神の御前に捧げられる聖戦である…」
- 第1話におけるサーシェスの初台詞。『機動戦士ガンダム00』の物語は、彼の台詞で始まった。
- なお、以下「KPSA」の少年兵達を洗脳する言葉が続くのだが、その中の一人であるソラン・イブラヒムだけは「この世界に、神なんていない!」と心中で反論するのであった。
- 「ったくひでえもんだなぁ、ソレスタルなんたらってのはよ」
「ここにある石ころが取れなきゃこの国の経済は破綻。その影響を受ける国や企業がどんだけあるか…」
「戦争を止められりゃあ、下々の者はどうなってもいいらしいや」 - 第6話より。ソレスタルビーイングの矛盾を突いた台詞。
- 太陽光発電を推進したのはソレスタルビーイングの創設者で、その悪影響を受けた中東の現状に何も考えてないことへの反論とも受け取れる。無論、本音は戦争がしたいだけなのだが。
- 「命あっての物種ってな」
- 第7話より。ソレスタルビーイングのモラリア武力介入の際に自分の部下だけを岩陰に隠しておいたサーシェスが部下達にかけた言葉。彼の人生観を表している一言。
- ガンダムとまともにやりあっても貧乏くじを引くだけだと踏んでいたサーシェスは自分だけでガンダムエクシアの鹵獲を試みたが、失敗するや兵力を温存したまま作戦行動を終えた。
- 戦争狂ではあるが隊長という肩書が有る時は一応いたずらに手駒を失うような事が無いように考えて行動している事がわかる。
- 「JNNの記者さんね。構いませんが私は少し急いでまして。車中でよろしければ」
- 第20話より。ラグナ・ハーヴェイとの面会を終えた直後、取材を求めてきた絹江・クロスロードにかけた台詞。この時点では絹江を殺す気はなく、逃げ道を与えている。戦争狂ながらも無駄な殺戮はしないようにしている(一応)サーシェスの理性的な面がうかがえる。
- 「戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよ…」
- 同上。ラグナの動向を追うの取材に応じるサーシェスは、言葉静かに自身の本性を明かす。稀代の戦争狂・サーシェスという男を最も表現した名台詞。
- なお、小説版では一部台詞が異なり、「最低最悪のロクデナシ」になっている。
- 「ウロチョロしていた鼠を掃除しておきましたよ」
- 同上。サーシェスは独断で絹江を殺害した事をラグナに報告。その上、彼は証拠隠滅の為に彼女が所持していた記録媒体(携帯電話、ノートパソコン、USBメモリ)を全て破壊している。
- 「殺し屋」としても躊躇いや抜かりが無いサーシェスの手口には、戦慄させられる。なお、報告を受けたラグナはサーシェスの事を「まったく食えん奴だ」と評しているが、彼もまた、その男によって「掃除」される事となる。
- 「スポンサーから『あんたらをどうにかしてくれ』って、頼まれてな」
- 第22話より。味方を装ってチームトリニティに接触した際の台詞。ヨハンはラグナに頼まれたのかと問い質すが…。なお、サーシェスは「助けに来た」とは一言も言っていない。
- 「ラグナ? あぁ、ラグナ・ハーヴェイの事か。やっこさん死んだよ」
「俺が殺した」 - 上記の台詞の後、悪びれも無くラグナを暗殺した事をカミングアウトしつつミハエルを殺害(正確には一行目の台詞の直後、銃撃)、スローネツヴァイを強奪する。
- 殺しに対しては全く躊躇しないサーシェスを象徴する場面だが、あまりにも流れるような展開だったためか、即死したミハエル共々よくネタにされる。
- 『第2次Z破界篇』では、上記の台詞の後に「こんな風にな」と発言しミハエルを銃殺する展開となった。
- 「行けよ! ファングゥ!!」
- 拍子の無い台詞だが、藤原啓治氏の言い回しによりドスの聞いた台詞に聞こえる。
- 「てめえの許可がいるのかよ!」
- スローネツヴァイを奪取した際、ガンダムに搭乗していることを詰る刹那に返答した台詞。
- 「てめえだって同類じゃねぇか! 紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!」
- 「喚いてろ! 同じ穴のムジナがぁ!!」
- 第23話より。ロックオンとの対峙。確かに互いにテロに殉じているが、背負っているものが決定的に違う。
- なお、このシーンではロックオン役の三木眞一郎氏共々サーシェス役の藤原啓治氏も鬼気迫るレベルの名演を見せており、他の声優陣がリアルに絶句したというエピソードがある。
- 「一人じゃさびしいだろお嬢ちゃん! アニキのところへ送ってやるよ!!」
- 田口央斗版(講談社・刊)でスローネツヴァイを強奪した直後、ネーナを始末しようとして。最終的にはサーシェスもアニキのところへ送られたが。
- 「ハハッ!! 俺の勝ちだ!! やれるもんならやれ! しかし言っておくがオレみたいなのはこの世界の歪みの一つでしかない! わかるか! お前らのやっていることは無駄なんだ!! 無駄なんだよ!!」
- 大森倖三版(角川書店・刊)で原作通りアザディスタンで刹那と交戦し、機体を破壊されたが目的は達したので刹那に言い放った勝利宣言。
- この言葉に刹那は動揺しつつも、この後刹那は原作通りマスード・ラフマディを保護したので彼の目論見は潰える。
- 「アァ゙ーけったくそ悪い。この世界から消えてくれよ、ガンダム」
- 同じく、大森版で原作終盤通り国連軍に入り、ヴァーチェを急襲した際の台詞。
- …とは言え、この時サーシェスが乗っているのは立派なガンダム顔をしたスローネツヴァイであり、この後その性能に酔う発言をするのであまり説得力が無い。
- 「なっ バッ バカヤロー!! こんなことして何の得が…」
- 大森版でロックオンが自分を巻き込んで自爆する事を察し、動揺した台詞。
- 「戦争屋が、戦争でくたばるか…」
- ニンテンドーDS用ソフト『機動戦士ガンダム00』より。三国合同軍事演習にてソレスタルビーイングのガンダムマイスターが駆るガンダムによって自身の乗機を撃墜された際に。
- ボイスを聞いてみるとわかるが、戦場における自身の戦死を潔く受け入れられている。原作よりも死期が早まってしまったとはいえ、比較的マトモな最期であると言えるだろう。
2nd編集
- 「そうよ! そのまさかよ!!」
- 第5話より。2ndシーズン初登場時の台詞。アルケーガンダムを見た刹那の「まさか!?」という台詞に応じたもの。ちなみにこの時、通信は繋がっていない。
- 「さあ! 始めようじゃねえか! ガンダム同士によるとんでもねえ戦争ってやつをよお!」
- 第8話より。刹那とティエリアの前に現れ、喜々として言い放つ。
- 「おうよ! けどな、お前らのせいで身体の半分が消し炭だ! 野郎の命だけじゃ物足りねえんだよぉ!! 再生治療のツケを払え! テメエの命でなぁ!」
- 第9話より。刹那の「生きていたのか」という台詞に対する返答。よく生きていたものである。「治療費で全財産がほとんど無くなったのでは?」と邪推するファンもいたとか…。
- ちなみに、小説版では「野郎の命だけじゃ物足りない」という発言に刹那がマジギレしている。
- 「あるよ。お前には理解できないだろうがな」
- 第14話より。刹那に「あんたの戦いに意味は無いのか」と問われて。サーシェスにとっては、自分が楽しめる戦争が出来る事が一番意味が有るのだろう。
- 「フッ…俺の生き甲斐は、戦いでね!」
- 刹那を銃撃したが、わざと急所を外した理由。しかし、この後サーシェスは乗機を破壊されるまで圧倒されるハメになる。刹那とダブルオーライザーを甘く見過ぎていた。
- 「きれいごとぬかすな!! 忘れたか!? お前は俺と同類なんだよ。お前がしてきたことを!! 俺が教えたことを!! 殺した相手を!!」
- 田口版で刹那と対峙して。確かにテロリストという面では同じだが、完全に身勝手な欲望で力を使う彼と刹那では決定的に大きな違いがある。
- なお、刹那に原作通り圧倒されて追い詰められたサーシェスは「たまたま通りかかった家族連れを人質にする」という卑劣な手段を用いたが、刹那にあっさり破られてしまうこととなる。
- 「さっさと始めようぜ! あの世で待ってんだろ? イノベイターのねーちゃんがよ!」
- 田口版でライルと対峙して。アニューのことをダシにしてライルを挑発し、激昂させる。
- 「俺は俺だァ!!」
- 第24話より。トランザムバーストの中、ライルとの激闘の最中で叫んだ一言。字面だけ見れば何てことないかもしれないが、相互理解をテーマにした作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」の一人であるサーシェスの、どこまでいっても自分自身の楽しみこそが全てであり自ら他者に歩み寄る気など毛頭ないという在り方を端的に表している一言とも言える。
- 「何がどうなってやがる!? くそっ、動けってんだよ!」
- 同じく第24話より。アルケーがトライアルフィールドで機能停止した際の台詞。彼が自分でも知らないうちにヴェーダのバックアップを受けて戦っていた事が判明した瞬間。直後、爆炎の中から現れたケルディムのGNビームピストルⅡの連射を受けてアルケーを蜂の巣にされ、破壊されてしまう。
- なお、はるか前の作品に登場したとある人物が、この時のサーシェスと同様の事態に直面して、これと似た趣旨の台詞を吐いていた。
- 「馬鹿があッ!!」
- TV版での最期の台詞。この台詞と共にライルを騙し討ちしようとするが、次の瞬間、サーシェスの眉間には銃弾が叩き込まれており、呆気なく返り討ちにされた。
- あまりの呆気なさに生存説すら囁かれた程だが、小説版では「サーシェスは急所に何発も銃弾を撃ち込まれて、動かなくなった」事が明言されている。
- なお、「ガンダムに乗っていない時に断末魔すら言えずに銃殺される」という末路は自分が殺したミハエルと同じものである。
- 「てめえ!!」
- 田口版で銃を持って現れたライルを撃とうとするが、原作とは異なり即射殺された。
- 「な…何…」
- 大森版で刹那に「小さい奴」と哀れみをこめた眼で見られた直後、アルケーを一瞬の内に真っ二つにされて。何とか脱出に成功するも、何が起こったかも解らずサーシェスは敗北を喫してしまう。
- 「ハッ 傑作だ。兄弟揃って俺様に殺されに来たってワケだ!」
- 大森版でライルの素性を知って言い放った台詞。
迷台詞編集
- 「いくぜぇ? ヴァサーゴなんとかさんよ!」
- 「いくぜぇ? ストライクフリーダムなんたらさんよ!」
- 「いこうか! インフィニットなんとかさんよ!」
- アーケードゲーム『ガンダムExtremeVS』シリーズにおいて、それぞれ上からガンダムヴァサーゴチェストブレイク、ストライクフリーダムガンダム、インフィニットジャスティスガンダムを僚機として戦闘開始した際の台詞。機体名が長くて覚えきれなかったのだろうか…。しかし、C.E.のガンダムタイプは原作中では「ガンダム」と付いておらず、「ストライクフリーダム」や「インフィニットジャスティス」が正式名称なので、なんたらを付ける必要はない。
スパロボシリーズの名台詞編集
- 「長年戦場で人の生き血をすすって生きてきたからな!俺の身体には死臭と血の臭いがしみついているのさ!」
- 『第2次Z破界篇』CBルート第35話「悪意の矛先」におけるアポロとの戦闘前会話。彼に「嫌な臭いをさせてやがる」と嫌悪感を持たれてこう返す。こういう台詞を嬉々として言えるのは、正にサーシェスの様な戦争中毒者くらいのものであろう。なお、この後にアポロから「生まれながらの悪党特有のドブ以下の臭いがプンプンしやがる」と返される。
- 「モビルスーツの操縦はお上手だが、生身での戦いはなっちゃいねえな」
- 『第2次Z破界篇』CBルート第36話「託される意志」より。原作通りにミハエルを射殺して、ヨハンを返り討ちにした時の台詞。
- 「過分なお褒めの言葉、恐れ入ります。ですが、私は好き勝手にやるのが性分なんですよ」
- 『第2次Z破界篇』第39話「ザ・ラストレッドショルダー」でペールゼンから「もう少し従順であれば、自分にとっての理想の兵士だった」との評価を受けた返答。
- 戦いを無上の喜びとするサーシェスが本当に従順である事など無いだろうが。
- 「あのウイングゼロってのはお前のお友達が乗っていたらしいな!」
「どうだい? ダチ同士で殺しあった感想は!」 - 『第2次Z再世篇』中盤、神根島にてヒイロ搭乗のウイングゼロを鹵獲後、刹那へと浴びせた挑発。辛うじて怒りを堪える彼を、サーシェスは更に嘲笑う。
- 「この曲…ペールゼンの旦那の所で観たレッドショルダーの記録映画のBGMか」
「どこのどいつだか知らないが、粋な演出をしてくれたもんだぜ。じゃあ、どっちも頑張れよ…!」 - 『第2次Z再世篇』第29話「戦士達の叫び」にて、突如流れ出したレッドショルダーのマーチに反応した。
- 「ははは、戦争、戦争だぁ! ぬがあああああっ!!」
- 『第2次Z再世篇』における最終戦限定の撃墜台詞。戦争が好きで好きで仕方ない男は、皮肉にも戦争によって己の命を絶たれる事になるのであった。
- 「俺がやられただと…!?」
「まだだ! まだなんだよ! 俺はまだ満足しちゃいねえんだ!」
「もっと俺は生きるんだ! 生きて、戦って…」
「くそがぁぁぁぁぁっ!!」 - 『第2次Z再世篇』での断末魔。最期まで往生際悪く生への執着と渇望を叫ぶも、刹那とライルにその見苦しさと所業を糾弾された挙句切り捨てられ、稀代の戦争狂、今度こそ、ネオ・プラネッツに散る。原作では断末魔すら言えずに戦死したので、それを考えるとまだマシな扱いである。
搭乗機体・関連機体編集
- サーシェス専用AEUイナクトカスタム
- 1stシーズンで最初に搭乗した愛機で、カラーリングは濃い青色。サーシェスの高い技量でエクシアを圧倒した。実は、一度も撃墜されてない。
- GN-X
- 大森倖三氏の漫画版でのみ搭乗。ミハエルのスローネツヴァイを鹵獲する。
- ガンダムスローネツヴァイ
- 1stシーズン終盤の搭乗機。ミハエル殺害後に奪取して、ヨハンのスローネアインを撃墜。後に国連軍に参加する。
- アルケーガンダム
- 2ndシーズンでの搭乗機。スローネツヴァイの改良機。ガンダムという姿に留まらない禍々しい姿に変貌している。
- ヤークトアルケーガンダム(SRW未登場)
- 公式外伝『機動戦士ガンダム00V』で搭乗。アルケーガンダムに追加装備を施した機体であるが、重量増加による対MS性能の低下を理由に本編では搭乗していない。
- ガンダムスローネフィーア(SRW未登場)
- 舞台演劇作品『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』(SRW未参戦)にて搭乗。スローネの4号機。舞台演劇ではスローネツヴァイは強奪せず、本機に搭乗する。
余談編集
- 人間関係の欄を見れば解るように、アリー・アル・サーシェスは作中において主要や脇役に関わらず多くのキャラクターを手にかけており、その中で特筆すべきはガンダムパイロットを3人も殺害しているという事実である。
- その狂暴な性格と「戦争を楽しむ」という点から、ファンの間ではサーシェスと同じように並外れた実力に加え、奸智にも長けた戦闘狂であるヤザン・ゲーブルと比較される事が多い。
- ただし、ヤザンは「部下思いの一面を持ち、無抵抗の民間人の虐殺を嫌悪する」といった点でサーシェスとは根っこの部分が決定的に異なる。また、サーシェスは基本的に誰も強く信用はせず、かつ誰からも強く信用はされていない。
- とはいえ、サーシェスは部下が民間人に対して暴行や略奪を行ってもそれを黙認していたようで、ご同類からはそれなりに理想の上司であった模様。
- 担当声優の藤原啓治氏といえばアニメ『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役で知られており、そんな藤原氏演じるサーシェスが2ndシーズンにてアザディスタンを焼け野原にした事から、一部ファンの間では「焼け野原ひろし」の渾名で親しまれている。
- なお、この渾名は藤原氏が演じたサーシェス以外の悪役キャラ達に対して用いられる事もある。奇しくも、藤原氏の演じた悪役には炎使いや爆薬使いが多い。
- 舞台演劇作品『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』では、上記の通りスローネツヴァイは強奪せずスローネフィーアに搭乗し、舞台版では影も形もないアレハンドロの代わりにファーストシーズンのラスボスとなるが、マイスター4人同時に相手をして敗北、死亡した。