「ホワイトベース隊」の版間の差分
細 (240F:E0:3AB6:1:B1D0:6D7F:60F2:7059 (トーク) による編集を 旋風 による直前の版へ差し戻しました) タグ: 巻き戻し |
|||
(19人の利用者による、間の29版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | + | '''ホワイトベース隊'''とは、『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する部隊。 | |
− | + | == 概要 == | |
+ | 強襲揚陸艦[[ホワイトベース]]と同艦に搭載された[[ガンダム]]をはじめとした「[[V作戦]]」の機動兵器を中核とした[[地球連邦軍]]の別働隊。 | ||
− | [[サイド7]] | + | [[ジオン公国軍]]の[[サイド7]]への攻撃によって多くの正規軍人であるクルーが死亡した事で、士官候補生や[[民間人]]を中心とした異例の部隊となっており、[[一年戦争]]終結までに各地を転戦して驚異的な戦果を挙げた。一部では、'''「[[ニュータイプ]]部隊」'''とも呼ばれている。 |
− | + | 当初は地球連邦軍内での所属が決まっていなかったが、地球連邦軍の本部である[[ジャブロー]]到着後に第13独立部隊所属となった<ref>一方、[[小説]]版では「[[アムロ・レイ|アムロ]]達は、既に軍属」という設定。</ref>。 | |
− | + | 一方で、ホワイトベース隊は地球連邦軍において良くも悪くも目立つ存在である故に、敵であるジオン公国軍から狙われる事が多かった。それはジャブローにいた時にも変わらず、地球連邦軍の高官の一人である[[GUNDAM:ゴップ|ゴップ]](SRW未登場)からは'''「永遠に厄介者」'''と煙たがられている。 | |
+ | |||
+ | ジオン公国軍を欺く為の危険な任務を背負わされた「地球連邦軍の囮専門部隊」と評すべきホワイトベース隊であったが、彼等の存在があったからこそ、地球連邦軍の主力部隊がジオン公国軍への大反抗作戦である「[[星一号作戦]]」の準備を整えて実行させる余裕が生まれた事には間違い無い。 | ||
+ | |||
+ | 一年戦争終結後、ホワイトベース隊は地球連邦軍の伝説的な存在となったが、一方でその力を警戒されており、[[アムロ・レイ]]が幽閉同然の扱いを受けたのをはじめ、連邦軍内では冷遇された。 | ||
== 登場作品 == | == 登場作品 == | ||
− | + | === [[旧シリーズ]] === | |
;[[第2次スーパーロボット大戦]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦]] | ||
− | : | + | :[[プレイヤー部隊]]の名称。ただし、本編に登場する原作の面子は[[ブライト・ノア|ブライト]]と[[アムロ・レイ|アムロ]]のみで[[フラウ・ボゥ|フラウ]]はセーブ画面のみの登場で本編未登場([[ファ・ユイリィ|ファ]]がオペレーターを担当しているので本当にホワイトベース隊にいるのかも怪しい)、[[ミライ・ヤシマ|ミライ]]はショップ店員として登場する。 |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦G]] | + | :余談だが、[[母艦]]が[[アーガマ]]や[[ラー・カイラム]]に替わっても、「ホワイトベース隊」である。 |
− | : | + | :;[[第2次スーパーロボット大戦G]] |
+ | ::『第2次』と同様だが、最後の母艦は[[リーンホースJr.]]になる。 | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] | ||
− | :途中で[[ロンド・ベル]] | + | :途中で[[ロンド・ベル]]となるまでのプレイヤー部隊の名称。本作では原作の面子も初期メンバーに多く名を連ねている。 |
+ | |||
+ | === VXT三部作 === | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦T]] | ||
+ | :本編の約10年前に存在しており、[[マジンガーZ]]や[[ゲッターロボ (ロボット)|ゲッターロボ]]等も参加していた事が語られている。 | ||
+ | |||
+ | === 単独作品 === | ||
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ||
− | : | + | :序盤の第3話「連邦軍機動兵器、始動!」以降(母艦が[[ガンドール]]である第21話~第27話を除く)のプレイヤー部隊の名称。原作の面子は、ほぼ全員揃っている。 |
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] | ||
− | :[[一年戦争]]が再現されており、[[ホワイトベース]] | + | :[[一年戦争]]が再現されており、[[ホワイトベース]]が母艦となるステージも多数存在する都合上、出番は多い。 |
− | : | + | :一方、『[[機動戦士ガンダム]]』原作で死亡した[[リュウ・ホセイ]]、[[スレッガー・ロウ]]、[[マチルダ・アジャン]]は登場しない。 |
− | : | + | :サブミッション等で[[第08MS小隊]]と共に行動する事が多く、共に[[コネクト・フォース]]へ出向となり、自軍へ正式加入となる。後には実質的に[[クリスチーナ・マッケンジー]]や[[カミーユ・ビダン]]達も含められている模様。 |
+ | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] | ||
+ | :第39話「新たなる宇宙」にて登場し、自軍部隊である[[カイルス]]に参加する。 | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦30]] | ||
+ | :『T』同様、本編の10年前に存在しマジンガーやゲッターが参加、[[GGG]]とも共闘していた事が語られている。 | ||
− | == | + | == 人物 == |
+ | === ホワイトベースクルー === | ||
+ | SRW未登場のクルーが多数存在するため、ここではSRWに登場済みの人物を列挙する。 | ||
+ | ==== 正規軍人 ==== | ||
+ | ;[[パオロ・カシアス]] | ||
+ | :本来予定されていたホワイトベースの艦長。しかし、[[ジオン公国軍]]の強襲で重傷を負ってしまい、艦長の任務をブライトに託した。 | ||
;[[ブライト・ノア]] | ;[[ブライト・ノア]] | ||
− | :[[ホワイトベース]] | + | :士官候補生だったが、パオロの負傷後に[[ホワイトベース]]の艦長の任を引き継ぎ、ホワイトベース隊の[[指揮官]]となる。 |
+ | ;[[リュウ・ホセイ]] | ||
+ | :[[モビルスーツ]]のパイロット候補生で、[[コアファイター]]やガンキャノンを操縦している。[[ランバ・ラル隊|敵部隊]]の残党との戦闘中に[[特攻]]を仕掛け、死亡した。 | ||
+ | ;[[オスカ・ダブリン]]、[[マーカー・クラン]] | ||
+ | :ホワイトベースのオペレーター。 | ||
+ | ;[[スレッガー・ロウ]] | ||
+ | :[[ジャブロー]]から[[宇宙]]に上がる際に補充された地球連邦軍の軍人。[[Gファイター]]<ref name="Core Booster">劇場版では[[コアブースター]]に搭乗。</ref>のパイロットになるが、[[ソロモン]]攻略戦で戦死した。 | ||
+ | ==== [[サイド7]]からの避難民 ==== | ||
+ | ;[[アムロ・レイ]] | ||
+ | :[[主人公]]。[[民間人]]だったが、成り行きで[[ガンダム]]を動かした事によって徴用され、その[[パイロット]]となる。 | ||
+ | ;[[カイ・シデン]] | ||
+ | :民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けで[[ガンキャノン]]のパイロットになる。 | ||
+ | ;[[ハヤト・コバヤシ]] | ||
+ | :民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けで[[ガンタンク]]のパイロットになる<ref>なお、劇場版第3部では[[ガンキャノン]]に[[乗り換え]]ている。</ref>。 | ||
+ | ;[[セイラ・マス]] | ||
+ | :民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けでホワイトベースの通信士になる。後に、Gファイター<ref name="Core Booster" />のパイロットへと転属した。 | ||
+ | ;[[ミライ・ヤシマ]] | ||
+ | :民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けでホワイトベースの操舵手になる。スレッガー曰く'''「ホワイトベースのお袋さん」'''。 | ||
+ | ;[[フラウ・ボゥ]] | ||
+ | :民間人だったが、ホワイトベースに避難する。パイロットに転属したセイラの後を受けて通信士になる。 | ||
+ | ;[[カツ・コバヤシ|カツ]]、[[レツ・コバヤシ|レツ]]、[[キッカ・コバヤシ|キッカ]] | ||
+ | :避難民としてホワイトベースに収容された戦災孤児達。 | ||
+ | |||
+ | === 関連人物 === | ||
;[[レビル将軍]] | ;[[レビル将軍]] | ||
− | : | + | :地球連邦軍の対ジオン反抗作戦「[[V作戦]]」の主導者。個人的に、ホワイトベース隊を援助している。[[軍階級|階級]]は大将。 |
+ | ;[[マチルダ・アジャン]] | ||
+ | :地球連邦軍補給部隊の隊長。ホワイトベース隊に何度も補給物資を輸送している。なお、アムロ達ホワイトベース隊の男性クルーにとっては、憧れの女性であった模様。階級は中尉。 | ||
+ | ;[[リード]] | ||
+ | :地球連邦軍巡洋艦[[サラミス改級|サラミス]]の艦長だったが、艦を撃墜されホワイトベース隊に保護された際には一時期、ブライトに代わって隊の指揮を執っていた事がある。階級は中尉。 | ||
+ | |||
+ | == 他作品の関連人物 == | ||
+ | ;[[兜甲児]] | ||
+ | :『T』、『30』の本編約10年前に参加。 | ||
+ | :竜馬によると「[[弓さやか|さやか]]以外の女にちょっかいを出していた」らしい。 | ||
+ | ;[[流竜馬 (OVA)]]、[[神隼人 (OVA)]]、[[巴武蔵 (OVA)]] | ||
+ | :『T』、『30』の本編約10年前に参加。 | ||
+ | ;[[獅子王凱]] | ||
+ | :『30』の本編約10年前に共闘。 | ||
− | == | + | == 関連用語 == |
;[[V作戦]] | ;[[V作戦]] | ||
− | : | + | :ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの三種の最新鋭のモビルスーツおよび母艦ホワイトベースの開発計画。 |
− | + | ;[[アークエンジェル隊]] | |
− | + | :『[[機動戦士ガンダムSEED]]』における[[キラ・ヤマト|主人公]]が所属する部隊。正規軍人の戦死にともなって[[ヘリオポリス|現地]]において[[民間人]]出身のクルーを補充する等、ホワイトベース隊をオマージュしている。 | |
− | == | + | == 脚注 == |
+ | <references /> | ||
{{ガンダムシリーズ}} | {{ガンダムシリーズ}} | ||
− | |||
− | |||
{{DEFAULTSORT:ほわいとへえすたい}} | {{DEFAULTSORT:ほわいとへえすたい}} | ||
+ | [[Category:組織]] | ||
+ | [[Category:ガンダムシリーズの組織]] | ||
+ | [[Category:機動戦士ガンダム]] | ||
+ | [[Category:プレイヤー部隊]] |
2024年9月19日 (木) 16:21時点における最新版
ホワイトベース隊とは、『機動戦士ガンダム』に登場する部隊。
概要編集
強襲揚陸艦ホワイトベースと同艦に搭載されたガンダムをはじめとした「V作戦」の機動兵器を中核とした地球連邦軍の別働隊。
ジオン公国軍のサイド7への攻撃によって多くの正規軍人であるクルーが死亡した事で、士官候補生や民間人を中心とした異例の部隊となっており、一年戦争終結までに各地を転戦して驚異的な戦果を挙げた。一部では、「ニュータイプ部隊」とも呼ばれている。
当初は地球連邦軍内での所属が決まっていなかったが、地球連邦軍の本部であるジャブロー到着後に第13独立部隊所属となった[1]。
一方で、ホワイトベース隊は地球連邦軍において良くも悪くも目立つ存在である故に、敵であるジオン公国軍から狙われる事が多かった。それはジャブローにいた時にも変わらず、地球連邦軍の高官の一人であるゴップ(SRW未登場)からは「永遠に厄介者」と煙たがられている。
ジオン公国軍を欺く為の危険な任務を背負わされた「地球連邦軍の囮専門部隊」と評すべきホワイトベース隊であったが、彼等の存在があったからこそ、地球連邦軍の主力部隊がジオン公国軍への大反抗作戦である「星一号作戦」の準備を整えて実行させる余裕が生まれた事には間違い無い。
一年戦争終結後、ホワイトベース隊は地球連邦軍の伝説的な存在となったが、一方でその力を警戒されており、アムロ・レイが幽閉同然の扱いを受けたのをはじめ、連邦軍内では冷遇された。
登場作品編集
旧シリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦
- プレイヤー部隊の名称。ただし、本編に登場する原作の面子はブライトとアムロのみでフラウはセーブ画面のみの登場で本編未登場(ファがオペレーターを担当しているので本当にホワイトベース隊にいるのかも怪しい)、ミライはショップ店員として登場する。
- 余談だが、母艦がアーガマやラー・カイラムに替わっても、「ホワイトベース隊」である。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 『第2次』と同様だが、最後の母艦はリーンホースJr.になる。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 途中でロンド・ベルとなるまでのプレイヤー部隊の名称。本作では原作の面子も初期メンバーに多く名を連ねている。
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦T
- 本編の約10年前に存在しており、マジンガーZやゲッターロボ等も参加していた事が語られている。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 序盤の第3話「連邦軍機動兵器、始動!」以降(母艦がガンドールである第21話~第27話を除く)のプレイヤー部隊の名称。原作の面子は、ほぼ全員揃っている。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 一年戦争が再現されており、ホワイトベースが母艦となるステージも多数存在する都合上、出番は多い。
- 一方、『機動戦士ガンダム』原作で死亡したリュウ・ホセイ、スレッガー・ロウ、マチルダ・アジャンは登場しない。
- サブミッション等で第08MS小隊と共に行動する事が多く、共にコネクト・フォースへ出向となり、自軍へ正式加入となる。後には実質的にクリスチーナ・マッケンジーやカミーユ・ビダン達も含められている模様。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 第39話「新たなる宇宙」にて登場し、自軍部隊であるカイルスに参加する。
- スーパーロボット大戦30
- 『T』同様、本編の10年前に存在しマジンガーやゲッターが参加、GGGとも共闘していた事が語られている。
人物編集
ホワイトベースクルー編集
SRW未登場のクルーが多数存在するため、ここではSRWに登場済みの人物を列挙する。
正規軍人 編集
- パオロ・カシアス
- 本来予定されていたホワイトベースの艦長。しかし、ジオン公国軍の強襲で重傷を負ってしまい、艦長の任務をブライトに託した。
- ブライト・ノア
- 士官候補生だったが、パオロの負傷後にホワイトベースの艦長の任を引き継ぎ、ホワイトベース隊の指揮官となる。
- リュウ・ホセイ
- モビルスーツのパイロット候補生で、コアファイターやガンキャノンを操縦している。敵部隊の残党との戦闘中に特攻を仕掛け、死亡した。
- オスカ・ダブリン、マーカー・クラン
- ホワイトベースのオペレーター。
- スレッガー・ロウ
- ジャブローから宇宙に上がる際に補充された地球連邦軍の軍人。Gファイター[2]のパイロットになるが、ソロモン攻略戦で戦死した。
サイド7からの避難民 編集
- アムロ・レイ
- 主人公。民間人だったが、成り行きでガンダムを動かした事によって徴用され、そのパイロットとなる。
- カイ・シデン
- 民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けでガンキャノンのパイロットになる。
- ハヤト・コバヤシ
- 民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けでガンタンクのパイロットになる[3]。
- セイラ・マス
- 民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けでホワイトベースの通信士になる。後に、Gファイター[2]のパイロットへと転属した。
- ミライ・ヤシマ
- 民間人だったが、ホワイトベースに避難した事が切っ掛けでホワイトベースの操舵手になる。スレッガー曰く「ホワイトベースのお袋さん」。
- フラウ・ボゥ
- 民間人だったが、ホワイトベースに避難する。パイロットに転属したセイラの後を受けて通信士になる。
- カツ、レツ、キッカ
- 避難民としてホワイトベースに収容された戦災孤児達。