「ガンダム・ステイメン」の版間の差分

 
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:中盤に差し掛かるあたりで登場し、入れ替わりでGP-01Fbが勝手に廃棄される。GP-01Fbからの[[改造]]は引継がれない。今作はオーキスの入手がかなりの後半であり、ステイメン状態の期間が恐らくシリーズの中でも最も長い。
 
:中盤に差し掛かるあたりで登場し、入れ替わりでGP-01Fbが勝手に廃棄される。GP-01Fbからの[[改造]]は引継がれない。今作はオーキスの入手がかなりの後半であり、ステイメン状態の期間が恐らくシリーズの中でも最も長い。
:性能は装甲やHP等がGP-01Fbからやや向上し、地形適応が陸Aになる。搭載武器に見るべきところはないが、2段階ほど改造しておけば陸Aも相まってヘビーメタルに対処しやすくなる。しかしそれ以上の強みはないため、その後は倉庫に眠らせておこう。相変わらず[[移動力]]が12もあるので、[[強化パーツ]]や[[加速]]と組み合わせてアイテム探索に使ってもいい。
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:性能は装甲やHP等がGP-01Fbからやや向上し、地形適応が陸Aになる。しかしGP-01Fbと違ってバルカンがないため、移動後に対空攻撃ができないという欠点がある。搭載武器にも見るべきところはないが、2段階ほど改造しておけば陸Aも相まって[[ヘビーメタル]]に対処しやすくなる。だがそれ以上の強みはないため、その後は倉庫に眠らせておこう。相変わらず[[移動力]]が12もあるので、[[強化パーツ]]や[[加速]]と組み合わせてアイテム探索に使ってもいい。
:移動力と陸A以外の強みを殆ど持たないにも拘わらず、コウがところどころ本機に乗り換えて強制出撃してくるのが困りもの。しかもその内の一つは、よりにもよってあの「栄光の落日」である。
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:移動力と陸A以外の強みを殆ど持たないにも拘わらず、コウが本作屈指の難関シナリオ「栄光の落日」で本機に強制乗り換えになるのが困りもの。
 
:オーキス入手後は、撃破・分離でステイメンになり、その際の修理費は掛からないという特徴がある。この特徴を生かして、自軍MS系の中では[[HP]]がトップクラスのデンドロビウムを[[自爆]]させるという[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]の活用が可能。…と言いたいところだが、デンドロビウムをまともに運用できるシナリオがほんのごく僅かしかないため、折角の脱出機能や高いHPを全く活かせない。本作のステイメン・デンドロビウムはとことん不遇である。
 
:オーキス入手後は、撃破・分離でステイメンになり、その際の修理費は掛からないという特徴がある。この特徴を生かして、自軍MS系の中では[[HP]]がトップクラスのデンドロビウムを[[自爆]]させるという[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]の活用が可能。…と言いたいところだが、デンドロビウムをまともに運用できるシナリオがほんのごく僅かしかないため、折角の脱出機能や高いHPを全く活かせない。本作のステイメン・デンドロビウムはとことん不遇である。
 
:デンドロビウムは最終決戦の[[火星]]では出撃できないが、ステイメン自体は使用可能。しかし基本形態がデンドロビウムなため、使用するにはデンドロビウムに[[ミノフスキークラフト]]を着けて出撃させ、ステイメンに分離するという二度手順を踏む必要がある。尤も、そこまでして最終決戦にステイメンを出す必要性は皆無に等しいため、コウは素直に別のMSに乗せたほうがいい。
 
:デンドロビウムは最終決戦の[[火星]]では出撃できないが、ステイメン自体は使用可能。しかし基本形態がデンドロビウムなため、使用するにはデンドロビウムに[[ミノフスキークラフト]]を着けて出撃させ、ステイメンに分離するという二度手順を踏む必要がある。尤も、そこまでして最終決戦にステイメンを出す必要性は皆無に等しいため、コウは素直に別のMSに乗せたほうがいい。
 
:なおステイメンとして[[ロボット大図鑑]]に登録させるためには、デンドロビウムになってからマップ上で一度分離させるか、インターミッション画面で変形させてユニット性能をチェックするかしなければならない。
 
:なおステイメンとして[[ロボット大図鑑]]に登録させるためには、デンドロビウムになってからマップ上で一度分離させるか、インターミッション画面で変形させてユニット性能をチェックするかしなければならない。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
::ステイメン入手時点でロボット大図鑑に登録されるようになった。
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::フォールディングバズーカの攻撃力が+100された事以外の変化はないが、ステイメン入手時点でロボット大図鑑に登録されるようになった。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
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:[[ラビアンローズ]]にてデンドロビウムが加入するので、この機体も一緒に入手する事になる。最初からオーキスと一緒に入手するが、デンドロビウム共々お察しの性能なため、活躍する場面はまずないだろう。シナリオ中に分離・自爆・撃墜のいずれかで、デンドロビウムからステイメンにならないと図鑑に登録されないので注意しよう。
 
:[[ラビアンローズ]]にてデンドロビウムが加入するので、この機体も一緒に入手する事になる。最初からオーキスと一緒に入手するが、デンドロビウム共々お察しの性能なため、活躍する場面はまずないだろう。シナリオ中に分離・自爆・撃墜のいずれかで、デンドロビウムからステイメンにならないと図鑑に登録されないので注意しよう。
 
:ちなみに本作のGP-03の移動力は、ステイメンが6、デンドロビウムが8という不可解な調整が施されている。『第4次』では両形態で同じ数値だったのだが…。
 
:ちなみに本作のGP-03の移動力は、ステイメンが6、デンドロビウムが8という不可解な調整が施されている。『第4次』では両形態で同じ数値だったのだが…。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
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:『第3次』に登場。デンドロビウムが大幅に弱体化したため撃墜された場合は本機の出番となる。とはいえGP-01Fbと大差ない性能では活躍は困難。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
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:本作でも能力は振るわず、機体性能ではGP-01と同程度で、武装をやや強くした程度。戦力として数えるのは難しい。
 
:本作でも能力は振るわず、機体性能ではGP-01と同程度で、武装をやや強くした程度。戦力として数えるのは難しい。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor}}
::フォールディングバズーカは[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]との共通の武器なので改造しておくと[[援護攻撃]]で可能なくらい。しかし機体性能、攻撃力共に心もとないので戦線離脱させた方が良い。
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::フォールディングバズーカは[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]と共通の武器でもあり、改造しておくと[[援護攻撃]]で多少有用。しかし機体性能・攻撃力ともに心許ないので、戦線離脱させた方が良い。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇}}
 
:珍しく本機のままで運用する期間が長い。シーン1「月からの戦士」にて[[エル・ビアンノ]]が搭乗して参戦する。コウの[[援護]]を生かす為、[[ガンダム試作1号機Fb]]は[[クワトロ・バジーナ]]に譲り本機に乗り換えると良い。強化パーツスロットが3なので[[V-UPユニット]]との相性も良い。シーン5「策謀の宙域」にて[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]となる。今作からデンドロビウムが飛行可能。
 
:珍しく本機のままで運用する期間が長い。シーン1「月からの戦士」にて[[エル・ビアンノ]]が搭乗して参戦する。コウの[[援護]]を生かす為、[[ガンダム試作1号機Fb]]は[[クワトロ・バジーナ]]に譲り本機に乗り換えると良い。強化パーツスロットが3なので[[V-UPユニット]]との相性も良い。シーン5「策謀の宙域」にて[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]となる。今作からデンドロビウムが飛行可能。
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:強化パーツスロットが1となり、デンドロビウムが飛べるのでほぼ出番はないといっていい。フォールディングバズーカはデンドロビウムとの共通の武器なので改造しておけば一応[[援護]]はできるくらいの認識でいいだろう。
 
:強化パーツスロットが1となり、デンドロビウムが飛べるのでほぼ出番はないといっていい。フォールディングバズーカはデンドロビウムとの共通の武器なので改造しておけば一応[[援護]]はできるくらいの認識でいいだろう。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:『COMPACT2』では第2部の序盤にエルが搭乗してきたが本作では、その役は[[ガーベラ・テトラ]]に奪われる。能力的には改造段階が低いうえ、元々の機体性能と攻撃力が高くないので戦力としては数えられない。
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:『COMPACT2』では第2部の序盤にエルが搭乗してきたが本作ではその役は[[ガーベラ・テトラ]]に奪われる。オーキスと同時搬入になったため本機単体での出番はほぼ無いだろう。能力的にも改造段階が低いうえ、元々の機体性能と攻撃力が高くないので戦力としては数えられない。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A}}
:機体性能は[[Ζガンダム]]と同等だが武装が貧弱。
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:第24話で加入するが、加入時点で既にデンドロビウム。機体性能は[[Ζガンダム]]と同等だが武装が貧弱。月面など空適性の無い機体が侵入できないクレバスのあるマップでは単分離できないため、余計に活かせない。
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:[[Gファイター]]を入手していない場合、第27話はガンダムパイロットとモビルスーツの数が同じため全員出撃させたいならこれで出るしかない。もっとも、[[ミノフスキークラフト]]が必要な機体は別行動のため、デンドロビウムにミノフスキークラフトを付けると思うが…。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}}
::やはりこれと言って取り得のない性能。宇宙Sなのは良いが、あえてこの状態になって戦うこともないだろう。
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::[[防塵装置]]の追加によりそちらでもデンドロビウムの運用が可能になり、余計に立場が悪くなる。宇宙Sなのは良いが、あえてこの状態になって戦うこともないだろう。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
:性能も武器もこれと言ったものはなく、無理に戦闘で使う必要はない。
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:最初からデンドロビウムとして加入する。性能も武器もこれと言ったものはなく、無理に戦闘で使う必要はない。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
:2019年11月のイベント「宇宙に揺らぐ陽炎」にてデンドロビウムが登場。システム上分離はできないが、シナリオ内ではコウが分離をし、ステイメンで突撃する場面がある。
 
:2019年11月のイベント「宇宙に揺らぐ陽炎」にてデンドロビウムが登場。システム上分離はできないが、シナリオ内ではコウが分離をし、ステイメンで突撃する場面がある。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*デザインはカトキハジメ氏が担当しており、本機のテールバインダーは妖精の羽をイメージしたらしい。フォルムのフロントは[[一年戦争]]時代のモビルスーツらしく、やや無骨さを強調。テールバインダーを含む背面は[[グリプス戦役]]のモビルスーツをモチーフとしているという。つまり、[[一年戦争]]と[[グリプス戦役]]の[[モビルスーツ]]の「中間」を意識してデザインされている。
 
*デザインはカトキハジメ氏が担当しており、本機のテールバインダーは妖精の羽をイメージしたらしい。フォルムのフロントは[[一年戦争]]時代のモビルスーツらしく、やや無骨さを強調。テールバインダーを含む背面は[[グリプス戦役]]のモビルスーツをモチーフとしているという。つまり、[[一年戦争]]と[[グリプス戦役]]の[[モビルスーツ]]の「中間」を意識してデザインされている。
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**一方で、概要の解説にあるように性能に関しては「おかしい」の一言。特に総推力は設定上は後発の機体である[[νガンダム]](97,800kg)の約2倍という代物であり、同じく後発の機体で推力オバケの[[ザクIII]](172,600kg)より更に上である。採算を度外視した試作機とはいえ、流石にやり過ぎだと思うのだが。これに対しては、後発の機体は技術の進歩により効率的にスラスターを使えるようになった(当時の技術で後発の機体の運動性を得るにはここまでスラスター推力を上げないといけない)、スラスター推力を上げてもメリットが薄いことがわかったので後発の機体は推力が抑えるようになった、といった解釈が存在する。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2024年10月29日 (火) 14:34時点における最新版

ガンダム・ステイメンは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の登場メカ

ガンダム・ステイメン
別表記 GP-03Sステイメン
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン カトキハジメ
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
コードネーム ステイメン(Stamen)
分類 宇宙攻撃用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 RX-78GP03S
全高 18.0 m
本体重量 41.6 t
全備重量 70.0 t
動力 核融合炉
出力 2,000 kw
スラスター推力

40,000 kg×2
42,000 kg×2
12,000 kg×2

総推力
188,800 kg
180度姿勢変換 0.8sec
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
開発 アナハイム・エレクトロニクス
所属 地球連邦軍
パイロット コウ・ウラキ
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概要編集

アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツガンダム試作3号機のコア・ユニットと言うべき機体。コードネームは「ステイメン」で、これはのおしべを意味している。

腰部にテールバインダーを装備しており、運動性を向上させている。また、これを介してアームドベース・オーキスとドッキングするようになっている。腕部はオーキスのコンテナから武器を取り出すために折りたたみ式のフォールディングアームが展開可能となっている。なお、本機も当初はガンダム試作1号機と同様、コアブロックシステムが採用されていたが、運用テスト時に発生した戦闘で大破してしまったため、修復時に全天周囲モニター式のコクピットへ換装されている。ちなみに、前者は「Pスペック」と呼ばれていた。

コウ・ウラキの作中最後の乗機であり、劇中ではオーキスの補給中に発生した戦闘で本機が迎撃に向かっているが、その具体的な戦闘のシーンは描かれていない。また、アナベル・ガトーノイエ・ジールとの戦闘中にソーラ・システムIIの照射に巻き込まれ、オーキスは大破してしまったが、本機はほぼ無傷であった。その後の本機の行方は不明。

ゲームでは試作3号機と比べて性能が大分下がっているような印象があるが、実はΖガンダムを始めとするグリプス戦役期のモビルスーツを遥かに凌駕する高性能を持つ機体である。しかし、それがゲームで反映された事はほとんどないが、α等一部の作品ではνガンダムF91をも上回る運動性が与えられた事もある。ただ、この性能設定には「おかしい」と指摘されることがしばしばあるので、それに配慮しているとも考えられる。

登場作品と操縦者編集

旧シリーズ等において、性能はガンダム試作1号機Fbと大して変わらないが、これ単体で使用する事はほとんど無く、デンドロビウムに換装する事で真価を発揮する。デンドロビウムは一度撃墜されてもステイメンになり、ステイメンさえ無事なら修理費は取られないため、脱出ポッドとしての意味合いが強い。

近年のシリーズでも基本的にデンドロビウムの脱出ポッドとしての立ち位置ではあるが、ウィンキーソフト時代と比較して性能はかなり見直されている。『COMPACT2』や『第2次α』ではオーキスが後に登場するため、デンドロビウムにはなれず本機で運用される期間が長い事もある。

旧シリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。ただし最初からオーキスと合体しており、一度撃墜されるか分離しないとステイメンの形態にはならない。
この『第3次』はIフィールドが非常に強く、よほど雑な運用をしない限りはデンドロビウムが撃墜されるような事態にはならないため、本作のステイメンはシリーズでも特に影が薄い。
第4次スーパーロボット大戦
中盤に差し掛かるあたりで登場し、入れ替わりでGP-01Fbが勝手に廃棄される。GP-01Fbからの改造は引継がれない。今作はオーキスの入手がかなりの後半であり、ステイメン状態の期間が恐らくシリーズの中でも最も長い。
性能は装甲やHP等がGP-01Fbからやや向上し、地形適応が陸Aになる。しかしGP-01Fbと違ってバルカンがないため、移動後に対空攻撃ができないという欠点がある。搭載武器にも見るべきところはないが、2段階ほど改造しておけば陸Aも相まってヘビーメタルに対処しやすくなる。だがそれ以上の強みはないため、その後は倉庫に眠らせておこう。相変わらず移動力が12もあるので、強化パーツ加速と組み合わせてアイテム探索に使ってもいい。
移動力と陸A以外の強みを殆ど持たないにも拘わらず、コウが本作屈指の難関シナリオ「栄光の落日」で本機に強制乗り換えになるのが困りもの。
オーキス入手後は、撃破・分離でステイメンになり、その際の修理費は掛からないという特徴がある。この特徴を生かして、自軍MS系の中ではHPがトップクラスのデンドロビウムを自爆させるというバーニィの活用が可能。…と言いたいところだが、デンドロビウムをまともに運用できるシナリオがほんのごく僅かしかないため、折角の脱出機能や高いHPを全く活かせない。本作のステイメン・デンドロビウムはとことん不遇である。
デンドロビウムは最終決戦の火星では出撃できないが、ステイメン自体は使用可能。しかし基本形態がデンドロビウムなため、使用するにはデンドロビウムにミノフスキークラフトを着けて出撃させ、ステイメンに分離するという二度手順を踏む必要がある。尤も、そこまでして最終決戦にステイメンを出す必要性は皆無に等しいため、コウは素直に別のMSに乗せたほうがいい。
なおステイメンとしてロボット大図鑑に登録させるためには、デンドロビウムになってからマップ上で一度分離させるか、インターミッション画面で変形させてユニット性能をチェックするかしなければならない。
第4次スーパーロボット大戦S
フォールディングバズーカの攻撃力が+100された事以外の変化はないが、ステイメン入手時点でロボット大図鑑に登録されるようになった。
スーパーロボット大戦F完結編
ラビアンローズにてデンドロビウムが加入するので、この機体も一緒に入手する事になる。最初からオーキスと一緒に入手するが、デンドロビウム共々お察しの性能なため、活躍する場面はまずないだろう。シナリオ中に分離・自爆・撃墜のいずれかで、デンドロビウムからステイメンにならないと図鑑に登録されないので注意しよう。
ちなみに本作のGP-03の移動力は、ステイメンが6、デンドロビウムが8という不可解な調整が施されている。『第4次』では両形態で同じ数値だったのだが…。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『第3次』に登場。デンドロビウムが大幅に弱体化したため撃墜された場合は本機の出番となる。とはいえGP-01Fbと大差ない性能では活躍は困難。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
機体性能はV2ガンダムと同等とかなり高めの数値である上、ビームライフルとフォールディングバズーカの攻撃力も底上げされ、単体でもかなり戦いやすくなった。しかしそれでも他の一級MSほどの攻撃力はなく、パーツスロットも1なため、単独の機体として地上で出撃させるほどの価値があるかは微妙なところ。デンドロビウム撃墜後の機体として見ればそこそこ優秀ではあるのだが。
スーパーロボット大戦α外伝
COMPACT2』と同様にデンドロビウムが地上でも運用できるようになったため、分離するか撃墜されるかしないと出番がない。機体としては前作と概ね同じで、決定打は無いが機体性能自体は高く、それなりに戦えるといったところ。
バグで機能していないので意味は無いが、機体の陸適応が何故かBに落とされている。
第2次スーパーロボット大戦α
今作から追加されたロングライフルが比較的高性能なため、本機のままでも意外と強い。デンドロビウムへの換装解禁は中盤以降だが、それまでも戦力として十分通用する。小隊長としてメインで使わないのなら、コストを抑えるためにあえて本機のまま運用しても良い。サイズ差を別にすれば、小隊攻撃の威力はデンドロビウムと同等で、援護攻撃に至っては本形態の方が適任。ただ小隊員として使うなら、移動力が1高いガンダム試作1号機Fbの方が便利な面もある。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
本作ではデンドロビウムが一度序盤から登場。第5話を最後にアルビオン隊ごと離脱。同部隊は地球降下ルート第20話「強襲、砂漠の虎」で援軍として復帰する。この時、コウ・ウラキはステイメンに乗ってくるが、換装パーツは携えており、次話からデンドロビウムとして運用可能。すなわち本作では、ステイメンはあるがデンドロビウムは使用不可という場面は皆無で、存在感に乏しい。ロングライフルの威力は『第2次α』からさらに向上し、小隊員及び援護攻撃役の運用に留めるなら、今回も本形態の方が適任。

COMPACTシリーズ編集

スーパーロボット大戦COMPACT
本作でも能力は振るわず、機体性能ではGP-01と同程度で、武装をやや強くした程度。戦力として数えるのは難しい。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
フォールディングバズーカはデンドロビウムと共通の武器でもあり、改造しておくと援護攻撃で多少有用。しかし機体性能・攻撃力ともに心許ないので、戦線離脱させた方が良い。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
珍しく本機のままで運用する期間が長い。シーン1「月からの戦士」にてエル・ビアンノが搭乗して参戦する。コウの援護を生かす為、ガンダム試作1号機Fbクワトロ・バジーナに譲り本機に乗り換えると良い。強化パーツスロットが3なのでV-UPユニットとの相性も良い。シーン5「策謀の宙域」にてデンドロビウムとなる。今作からデンドロビウムが飛行可能。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
強化パーツスロットが1となり、デンドロビウムが飛べるのでほぼ出番はないといっていい。フォールディングバズーカはデンドロビウムとの共通の武器なので改造しておけば一応援護はできるくらいの認識でいいだろう。
スーパーロボット大戦IMPACT
『COMPACT2』では第2部の序盤にエルが搭乗してきたが本作ではその役はガーベラ・テトラに奪われる。オーキスと同時搬入になったため本機単体での出番はほぼ無いだろう。能力的にも改造段階が低いうえ、元々の機体性能と攻撃力が高くないので戦力としては数えられない。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦A
第24話で加入するが、加入時点で既にデンドロビウム。機体性能はΖガンダムと同等だが武装が貧弱。月面など空適性の無い機体が侵入できないクレバスのあるマップでは単分離できないため、余計に活かせない。
Gファイターを入手していない場合、第27話はガンダムパイロットとモビルスーツの数が同じため全員出撃させたいならこれで出るしかない。もっとも、ミノフスキークラフトが必要な機体は別行動のため、デンドロビウムにミノフスキークラフトを付けると思うが…。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
防塵装置の追加によりそちらでもデンドロビウムの運用が可能になり、余計に立場が悪くなる。宇宙Sなのは良いが、あえてこの状態になって戦うこともないだろう。

単独作品編集

スーパーロボット大戦64
最初からデンドロビウムとして加入する。性能も武器もこれと言ったものはなく、無理に戦闘で使う必要はない。
スーパーロボット大戦X-Ω
2019年11月のイベント「宇宙に揺らぐ陽炎」にてデンドロビウムが登場。システム上分離はできないが、シナリオ内ではコウが分離をし、ステイメンで突撃する場面がある。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

基本装備編集

フォールディングアーム
折り畳み式の可変腕。本機の前腕部に内蔵されており、展開することでハサミ型のマニュピレーターを備えた長い多関節腕に変形する。主にコンテナ内部に搭載された携行武器を持ち出す際に使用される。
ビームサーベル
バックパックのサーベルホルダーに1本ずつ、計2本マウントされている。
BAUVA・XBR-M-82-05H ビームライフル
本機の主兵装。ガンダム試作1号機の物と同じ形状で、普段はコンテナ内に格納されている。
フォールディングバズーカ
その名の通り、手持ち式の折り畳み可能なバズーカ。
COMPACT2』ではデンドロビウムと共通の武器なので改造しても損ではない。しないと思うが。
フォールディングシールド
折り畳み可能な実体盾。グリップをフォールディングアームで握り、前腕に接続する方式で装備される。

オプション装備編集

Blash・XBR-L-83d 大型ビームライフル
「ロングライフル」、「ロングバレルライフル」とも表記される。元々は本機の専用装備でないため、照準精度を高めるための苦肉の策としてアルビオンの主砲のスタビライザーを移している。CDシネマ『ルンガ沖砲撃戦』でガンダム試作1号機Fbが使用した。『第2次α』、『第3次α』では小隊攻撃のフルバーニアン、長距離で威力が高いステイメンで差別化されている。
Baz-85-Gry/Ver.045 ハイパーバズーカ
ジム改やガンダムMk-IIが装備しているものと同型。フォールディングバズーカとは別にアニメのOP中のみ装備。

特殊能力編集

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
換装
デンドロビウムに換装する。

移動タイプ編集

サイズ編集

M

カスタムボーナス編集

強化パーツスロット+1
A PORTABLE』で採用。

機体BGM編集

「颯爽たるシャア」
第3次』にて。
「THE WINNER」
第4次』にて。

関連機体編集

ガンダム試作3号機
アームドベース・オーキスに組み込まれた状態。
ガンダム試作1号機Fb)、ガンダム試作2号機
同じくガンダム開発計画で生まれた兄弟機。
ガーベラ・テトラ
ガンダム試作4号機(SRW未登場)がジオンの手に渡った後の姿。
Ζガンダム
漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、ステイメンの腕部にあったフォールディング・アームがΖガンダムの腕部にも内蔵されていて、開発ノウハウを引き継ぐ機体となっている。

他作品の関連機体編集

孫権ガンダム
SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriorsに登場した、ステイメンが演者のキャラ。

余談編集

  • デザインはカトキハジメ氏が担当しており、本機のテールバインダーは妖精の羽をイメージしたらしい。フォルムのフロントは一年戦争時代のモビルスーツらしく、やや無骨さを強調。テールバインダーを含む背面はグリプス戦役のモビルスーツをモチーフとしているという。つまり、一年戦争グリプス戦役モビルスーツの「中間」を意識してデザインされている。
    • 一方で、概要の解説にあるように性能に関しては「おかしい」の一言。特に総推力は設定上は後発の機体であるνガンダム(97,800kg)の約2倍という代物であり、同じく後発の機体で推力オバケのザクIII(172,600kg)より更に上である。採算を度外視した試作機とはいえ、流石にやり過ぎだと思うのだが。これに対しては、後発の機体は技術の進歩により効率的にスラスターを使えるようになった(当時の技術で後発の機体の運動性を得るにはここまでスラスター推力を上げないといけない)、スラスター推力を上げてもメリットが薄いことがわかったので後発の機体は推力が抑えるようになった、といった解釈が存在する。

商品情報編集

資料リンク編集