「デストロイガンダム」の版間の差分

 
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== GFAS-X1 デストロイガンダム(Destroy Gundam) ==
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{{登場メカ概要
*登場作品:[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
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| タイトル = デストロイ
*分類:戦略装脚機動要塞
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| 外国語表記 = [[外国語表記::DESTROY GUNDAM]]<ref>[https://www.gundam-seed.net/destiny/mecha/detail.php?id=15 MECHA]、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。</ref>
*型式番号:GFAS-X1
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*全高:56.30m
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*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}}
*頭頂高:38.07m
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*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER}}
*本体重量:404.93t
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
*動力:不明(おそらくバッテリー)
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| SRWでの分類 = [[機体]]
*装甲:不明(VSP説とTP説がある)
+
}}
*開発:アドゥカーフ・メカノインダストリー社
 
*所属:[[地球連合軍]]
 
*主なパイロット
 
**[[ステラ・ルーシェ]]
 
**[[スティング・オークレー]]
 
**ファンフェルト・リア・リンゼイ、他
 
  
アドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発した、[[地球連合軍]]の巨大[[モビルスーツ]]。デストロイは「破壊」の意。<br />[[GUNDAM|OS]]は「'''G'''igantic '''U'''nilateral '''N'''umerous '''D'''ominating '''AM'''munition(巨大制圧火器集約要塞)」が採用されている。単機での対要塞攻略・殲滅を主眼において開発されており、全身に破壊力のある武器を多数装備している。防御面でも[[VPS装甲]](ただし、これは後付設定のようで、劇中でも矛盾する場面がある。また、メディアによって[[TP装甲]]と表記が混在している)と[[陽電子リフレクター]]により、強固な防御力を持つ。可変機構も搭載されており、背部の円盤型バックパックを上半身に被り、下半身を180度回転させ、脚部を鳥の脚のように変形させて[[モビルアーマー]]形態になる。バックパックの底面には高出力ホバースラスター4基が内蔵され、それで移動する。滞空も可能だが、運動性はほぼ皆無。ちなみに、変形はコクピット手前のスイッチを押すだけで可能となっている。<br />この機体を操るパイロットは適正により選別され、高度な火器管制システムを操るには卓越した状況判断能力や体力が求められることから、ステラやスティングのような強化された人間「生体CPU([[エクステンデッド]])」によって運用される。
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 分類 = 戦略装脚機動要塞[[可変モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 少数生産機
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| 型式番号 = [[型式番号::GFAS-X1]]
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| 頭頂高 = [[頭頂高::38.07 m]]
 +
| 全高 = 56.30 m
 +
| 本体重量 = 404.93 t
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| OS = 巨大制圧火器集約要塞
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| 開発 = アドゥカーフ・メカノインダストリー社
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| 所属 = {{所属 (メカ)|地球連合軍}}
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| 主なパイロット = [[パイロット::ステラ・ルーシェ]]<br />[[パイロット::スティング・オークレー]]
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}}
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'''デストロイガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[登場メカ]]
  
原作では膠着状態の戦況を打開すべく、[[ロード・ジブリール]]の命令により[[ネオ・ロアノーク]]率いる[[ファントムペイン]]に1機配備され、ステラが搭乗。その火力でヨーロッパ各地の都市に配備された[[ザフト]]の[[モビルスーツ|MS]]部隊ごと街を殲滅。ベルリンに上陸するまで、多くの都市を薙ぎ払った。[[キラ・ヤマト|キラ]]の[[フリーダムガンダム|フリーダム]]が現れると、その圧倒的な防御力でハイマット・フルバーストすら防ぎ、攻撃を続ける。そんな中、[[シン・アスカ|シン]]の[[フォースインパルスガンダム|インパルス]]も現れ、乱戦となるが、ネオからパイロットがステラと知らされたシンの説得で戦闘を中断し、心を通わせる。しかし、偶然目に入ったキラのフリーダムの姿(フリーダムから禍々しいオーラが迸っていた)に錯乱し、再び攻撃しようとする。結局、最後は胸部のスーパースキュラにフリーダムのビームサーベルを突き刺され、行き場を失ったエネルギーが暴発し、コクピット付近に誘爆を起こしながら機能を停止した。その後、ヘブンズベース攻略戦において、5機が出撃。その内の1機にはスティングが搭乗していたが、全機が[[デスティニーガンダム|デスティニー]]、[[レジェンドガンダム|レジェンド]]、インパルスに撃破されている。また、[[レクイエム]]攻防戦でも3機が出撃しているが、やはりデスティニーとレジェンドに撃破されている。<br />他にも、未参戦作品だが『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿アストレイ』にも登場しており、ファンフェルト・リア・リンゼイが乗っているが、ターンデルタの攻撃で撃墜されている。
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== 概要 ==
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アドゥカーフ・メカノインダストリー社が[[ロゴス]]の協力を受けて開発した、[[地球連合軍]]の巨大[[モビルスーツ]]。デストロイは「破壊」の意。
  
モビルスーツ形態は機動性が劣悪かつ接近戦に著しく弱い事から、この機体は基本的にモビルアーマー形態で運用した方が効率が良い。モビルアーマー形態は単独で飛行可能であり、機動性も低いと言えば低いが、ほぼ壁に近いモビルスーツ形態に比べれば遥かに向上している。さらに機体のほぼ全域に陽電子リフレクターを展開できる為、防御面もモビルスーツ形態より高い。ちなみに原作でこの機体が撃墜された場面は殆どがモビルスーツ形態である。生産コストの面や構造の複雑化による最悪な整備性の問題から考えるにこれほどの機体に可変機構を導入する必要は無い筈だが、[[ザムザザー]]や[[ゲルズゲー]]には無かった可変機構を今更導入した理由は永遠の謎である。
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=== 機体概要 ===
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[[GUNDAM|OS]]は「'''G'''igantic '''U'''nilateral '''N'''umerous '''D'''ominating '''AM'''munition(巨大制圧火器集約要塞)」が採用されている。
  
MS形態は[[サイコガンダム]]、MA形態は[[ビグ・ザム]]に酷似している。
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単機での対要塞攻略・殲滅を主眼において開発されており、全身に破壊力のある武器を多数装備している。
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防御面でも[[TP装甲]](ただし、これは後付設定である。メディアによって[[VPS装甲]]との表記も混在しているが、こちらだと劇中で矛盾する場面がある)と[[陽電子リフレクター]]により、強固な防御力を持つ。
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この機体を操るパイロットは適正により選別され、高度な火器管制システムを操るには卓越した状況判断能力や体力が求められることから、ステラやスティングのような強化されたパイロット「生体CPU([[エクステンデッド]])」によって運用される。戦闘時でもある程度の冷静さを保っていたスティングがブーステッドマンのような凶暴性を剥き出しにして戦っていた点などから、この機体の操縦には相当の強化措置が必要なことが示唆されている。
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モビルスーツ形態の外観は圧倒的な威圧感を持つものの、実は機動力も防御力もモビルアーマー形態の方が高く、死角も無い。生産コストの面や構造の複雑化による最悪な整備性の問題から考えるにこれほどの機体に可変機構を導入する必要は無い筈だが、[[ザムザザー]]や[[ゲルズゲー]]には無かった可変機構を今更導入した理由は永遠の謎である。作劇上の理由でいえば、この機体に最初に搭乗する[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]が『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]のオマージュであり、デストロイガンダムはサイコガンダムのオマージュだからだと思われる。
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地球環境保護団体としての一面も持つ[[ブルーコスモス]]のパトロンであるロゴスも開発に協力していたためか、これだけの巨体と重武装でありながら核動力を搭載せず運用しているというのも非常に驚異的である(一応ユニウス条約は遵守している)。
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長距離移動の際は地上戦艦に搭載されて輸送される。
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==== MA形態 ====
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背部の円盤型バックパックを上半身に被り、下半身を180度回転させ、脚部を鳥の脚のように変形させて[[モビルアーマー]]形態になる。
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バックパックの底面には高出力ホバースラスター4基が内蔵され、それで移動する。滞空も可能だが、運動性はほぼ皆無。
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 +
ちなみに、変形はコクピット手前のスイッチを押すだけで可能となっている。また、MS形態は[[サイコガンダム]]に、MA形態は[[ビグ・ザム]]に酷似している。
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=== 劇中での活躍 ===
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原作では膠着状態の戦況を打開すべく、[[ロード・ジブリール]]の命令により[[ムウ・ラ・フラガ|ネオ・ロアノーク]]率いる[[ファントムペイン]]に1機配備され、ステラが搭乗。その火力で[[ヨーロッパ]]各地の都市に配備された[[ザフト]]の[[モビルスーツ|MS]]部隊ごと街を殲滅。ベルリンに上陸するまで、多くの都市を薙ぎ払った。[[キラ・ヤマト]]の[[フリーダムガンダム]]が現れると、その圧倒的な防御力でハイマット・フルバーストすら防ぎ、攻撃を続ける。
 +
 
 +
そんな中、[[シン・アスカ]]の[[フォースインパルスガンダム]]も現れ、乱戦となるが、ネオからパイロットがステラと知らされたシンの説得で戦闘を中断し、心を通わせる。しかし、偶然目に入ったキラのフリーダムの姿(フリーダムから禍々しいオーラが迸っていた)に錯乱し、再び攻撃しようとする。結局、最後は胸部のスーパースキュラにフリーダムのビームサーベルを突き刺され、行き場を失ったエネルギーが暴発し、コクピット付近に誘爆を起こしながら機能を停止した。
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このデストロイの凶行から撃破されるまでの流れは[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]によって[[ロゴス]]糾弾の恰好の材料とされ、プロパガンダ映像として利用されている。ただし、あくまでザフトの手によってデストロイを討ったという事にするため、この映像からはフリーダムの姿は抹消されていた。
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その後、[[ヘブンズベース]]攻略戦において、5機が出撃しており、その内の1機には[[スティング・オークレー]]が搭乗。ザフト・地球連合脱走部隊による対ロゴス同盟軍相手に大暴れし、最初の5機による「アウフプラール・ドライツェーン」一斉射で、いきなり二十隻以上の艦艇を消滅させ、ヘブンズベースに取り付こうとするモビルスーツを次々に撃墜するなど初戦の連合軍優勢に貢献している。しかし、最終的には全機が[[デスティニーガンダム]]、[[レジェンドガンダム]]、インパルスに撃破されてしまい、ヘブンズベース司令部も戦意を失い降伏している。また、[[レクイエム]]攻防戦でも3機が出撃しているが、こちらは大した戦果を挙げられないまま、デスティニーとレジェンドに撃破されている。
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『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』では、[[スウェン・カル・バヤン]]が所属する部隊により輸送中の姿が描かれている。
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他にも、未参戦作品だが『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ASTRAY』にも登場。オーブの下級氏族であるファンフェルト・リア・リンゼイが搭乗したが、瞬く間にデルタアストレイに撃墜された。
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『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』においてもブルーコスモスの残党軍によって運用されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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=== [[Zシリーズ]] ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
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:初登場が原作の[[ベルリン]]から、[[チラム]]首都に代わっている。今回は[[モビルスーツ|MS]]形態のみで、武装も3つだけ。全方位[[マップ兵器]]のネフェルテムと、[[全体攻撃]]のスーパースキュラが主兵装。ステラ機とスティング機はHPを5万越えと流石に高い。弱点はマップ兵器のネフェルテムが射程2~6という点。また、攻撃と防御手段がENに依存しているため場合によっては木偶の棒状態に。
 +
:ステラ絡み([[隠し要素/Z]]参照)イベントでは[[セツコ・オハラ|セツコ編]]では[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]の[[サイコガンダム]]を先に落としてから、デストロイを[[シン・アスカ|シン]]に倒させることで概ねステラ仲間フラグとザフトポイントが立つ条件となる。第三軍の別動隊に撃墜されないよう注意したい。原作通り量産されているが、原作のように一撃とはいかない。しかし、この頃には単なる雑魚となっているだろう。
 +
:なお、本作品では'''「デストロイガンダムが[[黒歴史]]の遺産の一つ」'''という設定で、終盤には[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]の手で[[サイコガンダム]]と共に大量に投入される。このデストロイガンダムは[[AI|自律回路]]で動作している。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
:[[アイム・ライアード]]と[[リボンズ・アルマーク]]の暗躍により[[ADW|『第2次Z』の世界]]に持ち込まれ、OZによって「悪魔のガンダム」として運用された(大方、周辺の被害を「ガンダム」のせいにすればいいと思ったのだろう)。
 +
:今作では他の『Z』参戦組のガンダムシリーズ敵と同じく、'''[[モビルドール]]化されて登場する'''。機体性能は特に高いということもないが、射程が長いので注意が必要。また、今作のモビルドールは歴代最強クラスの強さかつ援護防御持ち、さらにまとめて大量に出てくるうえにそのほとんどがバリア持ちと鬱陶しい事この上ない。
 +
:『Z』でよくタッグを組んでいた[[サイコガンダム]]が不在な中でこちらが採用されたのは原作においても3機以上量産されている点を買われたのだろうか。
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:なお、「ガンダム」の名を冠しているため、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の[[エースボーナス]]の対象となるので、刹那を当てれば非常に楽に倒せる。
  
=== [[Zシリーズ]] ===
+
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦K}}
:今回は[[モビルスーツ|MS]]形態のみで、武装も3つだけ。全方位[[マップ兵器]]のネフェルテムと、[[全体攻撃]]のスーパースキュラが主兵装。ステラとスティング機はHP5万越えとさすがに高い。弱点はマップ兵器のネフェルテムが射程2~6という点。また、攻撃と防御手段がENに依存しているため場合によっては木偶の棒状態に。ステラ絡み([[隠し要素/Z]]参照)イベントでは[[セツコ・オハラ|セツコ編]]では[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]の[[サイコガンダム]]を先に落としてから、デストロイを[[シン・アスカ|シン]]に倒させることで概ねステラ仲間プラグとザフトポイントが立つ条件となる。第3軍の別動隊に撃墜されないよう注意したい。原作通り量産されているが、原作のように一撃とはいかない。しかし、この頃には単なる雑魚となっているだろう。尚、本作品では[[黒歴史]]の遺産のひとつとなっており、終盤には[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]の手で[[サイコガンダム]]と共に大量に投入される。このデストロイガンダムは[[AI|自律回路]]で動作している。
+
:[[ベルリン]]でステラとスティングが乗る。先にステラを撃墜するとスティング達は撤退してしまうので、パーツが欲しいならステラは後回しにしたほうがいい。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
:その後、第19話でもスティングが乗って登場する。その後は[[擬態獣]]に乗っ取られたり[[イディクス]]による複製機扱いで雑魚として出てくる。
:[[アイム・ライアード|アイム]]の暗躍により、第2次Zの世界に持ち込まれ、OZによって「悪魔のガンダム」として運用された(大方、周辺の被害を「ガンダム」のせいにすればいいと思ったのだろう)。今作では他のZ参戦組のガンダムシリーズ敵と同じく、[[モビルドール]]化されて登場する。機体性能は特に高いということもないが、射程が長いので注意が必要。また、今作のモビルドールは歴代最強クラスの強さかつ援護防御持ち、さらにまとめて大量に出てくるうえにそのほとんどがバリア持ちと鬱陶しい事この上ない。なお、「ガンダム」の名を冠しているため、[[刹那・F・セイエイ|刹那]][[エースボーナス]]の対象となるため、エースボーナス取得済の刹那をぶつければ楽に倒せる。<br />ちなみに、PV第2弾にも登場していた。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}}
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:『K』とほぼ同じ扱いだが、地球連合軍の戦力としても何度か登場する。スティング機以外は強さの割に獲得資金がやたら少ない。
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:今回も[[擬態獣]]に乗っ取られるが、まだ数が揃っていない時期だったらしく本作では擬態獣仕様は1機のみとなっている。その後、[[GreAT]]が無人機仕様にしたのち量産して使用してくる。
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:全体的に武器攻撃力が高いため、MSに強い[[ラッシュバード]]で相手取ろうとするとサイズ差もあって簡単に[[ラプラスウォール]]を抜かれてしまうので、注意が必要。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
:今回は[[ファントムペイン]]がビショットに随行するため、[[ゲア・ガリング]]と共にヨーロッパを薙ぎ払う展開に(ビショットが原作で暴れまわったのも主にヨーロッパなので、実は両方にとって原作通り)。ステラ搭乗機は耐久力が非常に高い上、必殺武器であるアウフプラールドライツェーンの射程と威力が半端ではなく、非常に恐ろしい機体となっている。スティング率いるデストロイ部隊は、本作ではヘブンズベースではなく[[月|月面]][[ダイダロス基地]]に配備されており、そこで戦うことになる。原作を反映してか耐久力は抑えられているものの、必殺武器の恐ろしさは変わらないので、[[脱力]]持ちがいないと非常に苦しい。
+
:初登場作品。今回は[[ファントムペイン]]がビショットに随行するため、[[ゲア・ガリング]]と共にヨーロッパを薙ぎ払う展開に(ビショットが原作で暴れまわったのも主にヨーロッパなので、実は両方にとって原作通り)。
 +
:ステラ搭乗機は耐久力が非常に高い上、必殺武器であるアウフプラールドライツェーンの射程と威力が半端ではなく、非常に恐ろしい機体となっている。スティング率いるデストロイ部隊は、本作ではヘブンズベースではなく[[月|月面]][[ダイダロス基地]]に配備されており、そこで戦うことになる。原作を反映してか耐久力は抑えられているものの、必殺武器の恐ろしさは変わらないので、[[脱力]]持ちがいないと非常に苦しい。
  
=== 携帯機シリーズ ===
+
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦K]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:[[ベルリン]]でステラとスティングが乗る。先にステラを撃墜するとスティング達は撤退してしまうので、パーツが欲しいならステラは後回しにしたほうがいい。その後、19話でもスティングが乗って登場する。その後は[[擬態獣]]に乗っ取られたりイディクスによる複製機扱いで雑魚として出てくる。
+
:当初は一部イベントや制覇(VS)などで敵ボスユニットとして登場。
;[[スーパーロボット大戦L]]
+
:自軍運用できるバトルユニットとしては、大器型SSRシューター、大器型SSRブラスターが実装し、パイロットは全てステラ。テキスト上はスティングら他のエクステンデッドの搭乗機も登場する。今のところ、デストロイの自軍運用はスパクロでしかできない。
:Kとほぼ同じ扱いだが、地球連合軍の戦力としても何度か登場する。スティング機以外は強さの割に獲得資金がやたら少ない。今回も[[擬態獣]]に乗っ取られるが、まだ数がそろっていない時期だったらしく本作では擬態獣仕様は1機のみとなっている。その後、[[GreAT]]が無人機仕様にしたのち量産して使用してくる。
+
:大器型SSRシューターは2017年10月に実装。スーパー系寄りの性能で、必殺スキル「1580mm複列位相エネルギー砲 スーパースキュラ」は威力こそ中程度にとどまるものの、縦3マス×横無制限の広い攻撃範囲に加えて、コア消費1・広範囲・バリア貫通(要2段階限界突破)という高性能さ。ヒットアップ系アビリティ「悲しき生体パーツ」との相性もよく、「[[感応]]」「[[共鳴]]」で味方のサポートも可能、と多方面にパワーを発揮する高性能機体。
 +
:大器型SSRブラスターは2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」にて実装。基本的にはシューター版のアップデート版といった性能で、「悲しき生体パーツ」こそ失ったものの、自身のHP量に応じて攻撃力がアップする新たなアビリティ「『守る』」が追加されているため高い攻撃力は健在。「スーパースキュラ」はコア消費は4と増えてしまったものの威力は「特大」に強化されている。
 +
:アリーナでの性能は以下の通り。
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:*大器型SSRシューター…高いHPに加えて、射撃属性攻撃を7回まで無効化するVアビリティ「陽電子リフレクター」、ターン開始時にHP回復+コアを獲得する「悲しき生体パーツ」など、壁役としては鉄壁の性能を誇る。必殺スキルの「スーパースキュラ」も「防御・分身無効」「低確率で敵にスタン付与」「燃焼を4つ付与」「攻撃後、1ターン自分の行動力1500アップ」という高性能、かつ「悲しき生体パーツ」のおかげで毎ターン使えるため、相手の攻撃を耐えつつ「スーパースキュラ」を連射して、相手を燃焼で焼き殺す戦術が実装当時は流行した。強いて言えばステラが防御・回復系の精神を持たないのが欠点。
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:*大器型SSRブラスター…アリーナでもシューター版のアップデート版といった性能。射撃属性攻撃を一切無効化する特殊装甲「陽電子リフレクターLv.2」と合計170%のダメージ軽減による防御力、後方1マスという限られた範囲ながら2500もの行動力アップを与える範囲バフ「『守る』」による支援能力に、HP1/2以下が発動トリガーの強烈な[[底力]]系アビリティ「シンとの約束」による爆発力など攻防に性能を発揮するが、昨今のユニットは容易に特殊装甲・軽減・[[閃き]](特殊回避)を貫通してくるため、この性能を持ってしても相手が悪いとあっさりやられてしまう。ステラのPアビリティ「HPアップ」「ガード」「タフネス」で可能な限り不安材料を減らしたいところ。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
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:3章Part9から登場するボスユニット。攻撃特化タイプ。同Partではステラ、3章Part12からはスティングや連合兵が搭乗。
 +
:シナリオではステラが乗せられての初登場の際、原作通りキラによって撃墜されたかに見えたが、隠れていた[[ガウルン|別の人物]]<ref>本作ではステラが暴走する原因もガウルンが死角から攻撃したため。</ref>が武装だけを破壊しようとするキラに合わせて攻撃・撃墜し、キラの仕業に見せかけられた。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
武装が多く、原作では全ての武装が再現されているが、ゲームで再現するのは難しいので、殆どがオミットされている。
+
武装が多く、原作では全ての武装が使用されているが、ゲームで再現するのは難しいので、殆どがオミットされている。
  
=== 武装・必殺攻撃 ===
+
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;75mm自動近接防御システム「イーゲルシュテルン」
 
;75mm自動近接防御システム「イーゲルシュテルン」
 
:頭部に4門内蔵された対空防御機関砲。MS形態でのみ使用可能。
 
:頭部に4門内蔵された対空防御機関砲。MS形態でのみ使用可能。
 +
;200mmエネルギー砲「ツォーンMk2」
 +
:口部に内蔵されたビーム砲。[[レイダーガンダム|レイダー]]のツォーンの改良型。MS形態でのみ使用可能。
 +
;1580mm複列位相エネルギー砲「スーパースキュラ」
 +
:胸部に内蔵された3連装ビーム砲。[[イージスガンダム|イージス]]などに装備されたスキュラの発展型。MS形態でのみ使用可能。
 +
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では[[全体攻撃]]であり、他の武装とともに一斉射する。
 +
:『X-Ω』では必殺スキルに採用。
 +
;両腕部飛行型ビーム砲「シュトゥルムファウスト」
 +
: 両腕部のビーム砲。前腕を分離して、誘導兵器として使用する。腕の部分は陽電子リフレクターを展開して防御力を高める事が出来る。
 +
:この機能により射出した腕が破壊される事は殆ど無い。また、大気圏内を単独で飛行可能な出力を持っているので、地上での使用も可能である。MS、MA形態どちらでも使用可能。
 +
:『[[スーパーロボット大戦K|K]]』では接近戦用の武器。
 +
;MJ-1703 5連装スプリットビームガン
 +
:両手の指全てに1門ずつ内蔵されているビーム砲。指を曲げた状態でも撃てる。
 +
:『X-Ω』では通常攻撃に採用。
 +
:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』でも通常攻撃。左手から発射しているが…?
 
;Mk.62 6連装多目的ミサイルランチャー
 
;Mk.62 6連装多目的ミサイルランチャー
 
:背部ユニットに内蔵されたミサイルランチャー。
 
:背部ユニットに内蔵されたミサイルランチャー。
 
;熱プラズマ複合砲「ネフェルテム503」
 
;熱プラズマ複合砲「ネフェルテム503」
:背部ユニットの円周部に計20門内蔵されているビーム砲。全周囲攻撃が可能。主にMA形態でのみ使用する。MS形態でも使用できない事は無いが、バックパックを背部に直接背負う形になっているため攻撃範囲は著しく狭まる。一応対空迎撃程度には使える。全方位[[マップ兵器]]。Zでは[[射程]]2~6。
+
:背部ユニットの円周部に計20門内蔵されているビーム砲。全周囲攻撃が可能。
;両腕部飛行型ビーム砲「シュトゥルムファウスト」
+
:主にMA形態でのみ使用する。MS形態でも使用できない事は無いが、バックパックを背部に直接背負う形になっているため攻撃範囲は著しく狭まる。一応、対空迎撃程度には使える。
: 両腕部のビーム砲。前腕を分離して、誘導兵器として使用する。腕の部分は陽電子リフレクターを展開して防御力を高める事が出来る。この機能により射出した腕が破壊される事は殆ど無い。また、大気圏内を単独で飛行可能な出力を持っているので、地上のでの使用も可能である。MS、MA形態どちらでも使用可能。Kでは接近戦用の武器。
+
:全方位[[マップ兵器]]。『Z』では[[射程]]2~6。
;MJ-1703 5連装スプリットビームガン
 
:両手の指全てに1門ずつ内蔵されているビーム砲。指を曲げた状態でも撃てる。
 
;200mmエネルギー砲「ツォーンMk2」
 
:頭部に内蔵されたビーム砲。[[レイダーガンダム|レイダー]]のツォーンの改良型。MS形態でのみ使用可能。
 
;1580mm複列位相エネルギー砲「スーパースキュラ」
 
:胸部に内蔵された3連装ビーム砲。[[イージスガンダム|イージス]]などに装備されたスキュラの発展型。MS形態でのみ使用可能。Zでは[[全体攻撃]]。
 
 
;高エネルギー砲「アウフプラール・ドライツェーン」
 
;高エネルギー砲「アウフプラール・ドライツェーン」
:背部ユニットに計4門装備されているビームキャノン。本機最強の武装で、その威力は一撃で都市を壊滅させられる程。MA形態でのみ使用可能。Zでは[[全体攻撃]]。
+
:背部ユニットに計4門装備されているビームキャノン。本機最強の武装で、その威力は一撃で都市を壊滅させられる程。バックパックを笠のように被り、胴体部分をぐるりと180°回転させてMA形態に変形した後、なぎ払うようにレーザーを放って攻撃する。
 +
:なお、劇中では行われていないが、可動アームによってMS形態でもこの武装を使用可能となっている。
 +
:『Z』では[[全体攻撃]]。
 +
;陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」
 +
:背部ユニット先端に1基、両腕に2基内蔵された光学防御兵装。広範囲にエネルギーシールドを張る。MA形態では機体のほぼ全域に展開でき、防御力が大幅に高まる。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;盾装備
 
;盾装備
:[[シールド防御]]を発動させる……のだが、Z本編では見られない。[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク|ZSPD]]で見られる。
+
:[[シールド防御]]を発動する…のだが、SRWでは見られない。『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』で見られる。
;[[陽電子リフレクター|陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」]]
+
;[[陽電子リフレクター]]
:背部ユニット先端に1基、両腕に2基内蔵された光学防御兵装。広範囲にエネルギーシールドを張る。MA形態では機体のほぼ全域に展開でき、防御力が大幅に高まる。
+
:モビルアーマー状態で展開する[[バリア]]。モビルスーツ状態では腕から。
 +
;[[変形]]
 +
:[[MA]]形態から、[[MS]]形態へと変形する。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[空]]・[[陸]]
 
;[[空]]・[[陸]]
:[[モビルアーマー|MA]]形態時は[[飛行]]可能。[[モビルスーツ|MS]]形態時は[[陸]]のみ。
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;L
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:劇中では100m近くあるような巨体で描写されているが([[全長一覧|全高]]11.07mの[[バクゥ]]を足で踏み潰す等)、実際のデストロイガンダムは通常の[[モビルスーツ]]の2倍程度の大きさ(MS形態が56.30mで、MA形態が38.07m)である。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[ザムザザー]]
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;ボナパルト
:連合製の新型モビルアーマー。元々モビルアーマーの技術に秀でていた地球連合ならではの傑作機で、一度はシンのインパルスガンダムを撃墜寸前まで追い込んだ。
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:地球連合軍のハンニバル級地上戦艦。デストロイガンダムの輸送が可能で、中央部に格納庫がある。
;[[ゲルズゲー]]
 
:連合製の新型モビルアーマー。こちらは拠点の防衛が主で、機体の前面に展開した陽電子リフレクターにより高い防御能力を誇る。また、上半身のモビルスーツは旧式化したストライクダガーのものを流用可能であり生産性にも優れる。ミネルバのクルー達に撃墜されるまでは鉄壁だった。
 
;[[ユークリッド]]
 
:[[ザムザザー]]や[[ゲルズゲー]]を元に開発された[[陽電子リフレクター]]をもつMA。実用性と汎用性を重視した結果、MAとはいっても前者のように有機的なデザインではなく、戦闘機のような形になっている。
 
;[[ハイペリオンガンダム]]
 
:本機に装備されている[[陽電子リフレクター]]の原型である「アルミューレ・リュミエール」をもつMS。
 
;[[ビグ・ザム]]
 
:上記の様にMA形態のフォルムが似ている。
 
;[[サイコガンダム]]
 
:上記の様にMS形態のフォルムが似ている。パイロットも含め、本機体の元ネタ。
 
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
[[サイコガンダム]]とは違い、プラモ化はされていない。
+
*その巨体さ故か、長い間[[ガンプラ|プラモ化]]されておらず、完成品玩具のみが商品化されていた。ガンプラとしての商品化が実現したのは放送から20年経過してからであり、如何にハードルが高かったかを物語っている。
 +
**発売された本機のガンプラは、パーツの一部にエコプラ<ref>ガンプラを製造する際に発生するプラスチック原料の未使用部分(スプルー)を再利用して製造されたエコロジーなキットで、パーツの成形色にムラが出ないよう黒い顔料が混ぜられており、パーツが全て黒一色となっているのが特徴。</ref>が使われており、'''[[ブルーコスモス]]が環境保護団体だった頃の名残'''と一部でネタにされた。
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*通常のMSの約2倍(MS形態の砲身を含むと約3倍)という[[全長一覧|全長]]を持つ機体だが、'''アニメ本編では設定よりもはるかに巨大になってしまっている場面が多数確認できる'''為、放送当初にネタにされてしまった事も。
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**一例として「ターレットを含めて11.07メートルある'''[[バクゥ]]を片足で踏みつぶす'''」「デストロイの周囲を飛び回る'''[[フリーダムガンダム|フリーダム]]や交戦した[[ザフト]]のモビルスーツ部隊と比較して、明らかに巨大'''」といった描写が確認できる。
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**[[小説|小説版]]『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、[[キラ・ヤマト|キラ]]がモビルアーマー形態のデストロイを目撃した際には'''「[[戦艦]]の一種」'''と誤認しそうになっている。
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**ちなみに、『SEED』シリーズが影響を受けている作品『[[機甲戦記ドラグナー]]』でも[[ギルガザムネ|デストロイ同様に設定よりはるかに巨大な機体として描写された機体]]が存在しており、演出上の関連性が窺える。
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*デストロイの特徴である大型リフターや各武装の形状・配置は前大戦で地球連合軍が使用した第二期GATシリーズである「[[カラミティガンダム|カラミティ]](胸部と背部に配置されたビーム砲)」、「[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]](背部リフターと防御機構)」、「[[レイダーガンダム|レイダー]](口部ビーム砲と変形機構)」を意識・発展させたものが多く、外伝『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』には三機の機能を集結させた「ブーストレイダー」が登場しており、デストロイの開発に影響を与えたことが言及されている。
 +
*アーケードカードゲーム『ガンダムトライエイジ』のデストロイのカードテキストでは可変機構を持った理由として、連合兵や関係者たちがそれぞれ「勝手に[[ドレッドノートガンダム|G兵器を発展]][[インパルスガンダム|させたザフト]]に対する意趣返し、もしくはG兵器を開発した[[デュエルガンダム|本家]]の意地」、「規格外の巨人に蹂躙されれば相手は劣等感や絶望感を覚えるだろう」と、あくまで'''「巨大モビルスーツ」である事や「ガンダム」に「変形する」事に意味がある'''ように考察、解釈している。
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**作中での初見のアークエンジェル組がMS形態への変形を見た際の反応や、他のカードテキストのデストロイとの戦闘で生還したザフト兵達の証言を見る限りこの考察もあながち間違いではなく、確かに'''オマージュ要素を抜きに考えても巨大MS、または巨大なガンダムに変形する意味はあった'''と見る事も出来る。
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== 脚注 ==
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:デストロイガンダム]]
  
 
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2024年11月16日 (土) 20:38時点における最新版

デストロイガンダムは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場メカ

デストロイ
外国語表記 DESTROY GUNDAM[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 戦略装脚機動要塞可変モビルスーツ
生産形態 少数生産機
型式番号 GFAS-X1
頭頂高 38.07 m
全高 56.30 m
本体重量 404.93 t
OS 巨大制圧火器集約要塞
開発 アドゥカーフ・メカノインダストリー社
所属 地球連合軍
主なパイロット ステラ・ルーシェ
スティング・オークレー
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概要編集

アドゥカーフ・メカノインダストリー社がロゴスの協力を受けて開発した、地球連合軍の巨大モビルスーツ。デストロイは「破壊」の意。

機体概要編集

OSは「Gigantic Unilateral Numerous Dominating AMmunition(巨大制圧火器集約要塞)」が採用されている。

単機での対要塞攻略・殲滅を主眼において開発されており、全身に破壊力のある武器を多数装備している。

防御面でもTP装甲(ただし、これは後付設定である。メディアによってVPS装甲との表記も混在しているが、こちらだと劇中で矛盾する場面がある)と陽電子リフレクターにより、強固な防御力を持つ。

この機体を操るパイロットは適正により選別され、高度な火器管制システムを操るには卓越した状況判断能力や体力が求められることから、ステラやスティングのような強化されたパイロット「生体CPU(エクステンデッド)」によって運用される。戦闘時でもある程度の冷静さを保っていたスティングがブーステッドマンのような凶暴性を剥き出しにして戦っていた点などから、この機体の操縦には相当の強化措置が必要なことが示唆されている。

モビルスーツ形態の外観は圧倒的な威圧感を持つものの、実は機動力も防御力もモビルアーマー形態の方が高く、死角も無い。生産コストの面や構造の複雑化による最悪な整備性の問題から考えるにこれほどの機体に可変機構を導入する必要は無い筈だが、ザムザザーゲルズゲーには無かった可変機構を今更導入した理由は永遠の謎である。作劇上の理由でいえば、この機体に最初に搭乗するステラが『機動戦士Ζガンダム』のフォウのオマージュであり、デストロイガンダムはサイコガンダムのオマージュだからだと思われる。

地球環境保護団体としての一面も持つブルーコスモスのパトロンであるロゴスも開発に協力していたためか、これだけの巨体と重武装でありながら核動力を搭載せず運用しているというのも非常に驚異的である(一応ユニウス条約は遵守している)。

長距離移動の際は地上戦艦に搭載されて輸送される。

MA形態編集

背部の円盤型バックパックを上半身に被り、下半身を180度回転させ、脚部を鳥の脚のように変形させてモビルアーマー形態になる。 バックパックの底面には高出力ホバースラスター4基が内蔵され、それで移動する。滞空も可能だが、運動性はほぼ皆無。

ちなみに、変形はコクピット手前のスイッチを押すだけで可能となっている。また、MS形態はサイコガンダムに、MA形態はビグ・ザムに酷似している。

劇中での活躍編集

原作では膠着状態の戦況を打開すべく、ロード・ジブリールの命令によりネオ・ロアノーク率いるファントムペインに1機配備され、ステラが搭乗。その火力でヨーロッパ各地の都市に配備されたザフトMS部隊ごと街を殲滅。ベルリンに上陸するまで、多くの都市を薙ぎ払った。キラ・ヤマトフリーダムガンダムが現れると、その圧倒的な防御力でハイマット・フルバーストすら防ぎ、攻撃を続ける。

そんな中、シン・アスカフォースインパルスガンダムも現れ、乱戦となるが、ネオからパイロットがステラと知らされたシンの説得で戦闘を中断し、心を通わせる。しかし、偶然目に入ったキラのフリーダムの姿(フリーダムから禍々しいオーラが迸っていた)に錯乱し、再び攻撃しようとする。結局、最後は胸部のスーパースキュラにフリーダムのビームサーベルを突き刺され、行き場を失ったエネルギーが暴発し、コクピット付近に誘爆を起こしながら機能を停止した。

このデストロイの凶行から撃破されるまでの流れはデュランダルによってロゴス糾弾の恰好の材料とされ、プロパガンダ映像として利用されている。ただし、あくまでザフトの手によってデストロイを討ったという事にするため、この映像からはフリーダムの姿は抹消されていた。

その後、ヘブンズベース攻略戦において、5機が出撃しており、その内の1機にはスティング・オークレーが搭乗。ザフト・地球連合脱走部隊による対ロゴス同盟軍相手に大暴れし、最初の5機による「アウフプラール・ドライツェーン」一斉射で、いきなり二十隻以上の艦艇を消滅させ、ヘブンズベースに取り付こうとするモビルスーツを次々に撃墜するなど初戦の連合軍優勢に貢献している。しかし、最終的には全機がデスティニーガンダムレジェンドガンダム、インパルスに撃破されてしまい、ヘブンズベース司令部も戦意を失い降伏している。また、レクイエム攻防戦でも3機が出撃しているが、こちらは大した戦果を挙げられないまま、デスティニーとレジェンドに撃破されている。

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』では、スウェン・カル・バヤンが所属する部隊により輸送中の姿が描かれている。

他にも、未参戦作品だが『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ASTRAY』にも登場。オーブの下級氏族であるファンフェルト・リア・リンゼイが搭乗したが、瞬く間にデルタアストレイに撃墜された。

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』においてもブルーコスモスの残党軍によって運用されている。

登場作品と操縦者編集

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
初登場が原作のベルリンから、チラム首都に代わっている。今回はMS形態のみで、武装も3つだけ。全方位マップ兵器のネフェルテムと、全体攻撃のスーパースキュラが主兵装。ステラ機とスティング機はHPを5万越えと流石に高い。弱点はマップ兵器のネフェルテムが射程2~6という点。また、攻撃と防御手段がENに依存しているため場合によっては木偶の棒状態に。
ステラ絡み(隠し要素/Z参照)イベントではセツコ編ではフォウサイコガンダムを先に落としてから、デストロイをシンに倒させることで概ねステラ仲間フラグとザフトポイントが立つ条件となる。第三軍の別動隊に撃墜されないよう注意したい。原作通り量産されているが、原作のように一撃とはいかない。しかし、この頃には単なる雑魚となっているだろう。
なお、本作品では「デストロイガンダムが黒歴史の遺産の一つ」という設定で、終盤にはグエンの手でサイコガンダムと共に大量に投入される。このデストロイガンダムは自律回路で動作している。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
アイム・ライアードリボンズ・アルマークの暗躍により『第2次Z』の世界に持ち込まれ、OZによって「悪魔のガンダム」として運用された(大方、周辺の被害を「ガンダム」のせいにすればいいと思ったのだろう)。
今作では他の『Z』参戦組のガンダムシリーズ敵と同じく、モビルドール化されて登場する。機体性能は特に高いということもないが、射程が長いので注意が必要。また、今作のモビルドールは歴代最強クラスの強さかつ援護防御持ち、さらにまとめて大量に出てくるうえにそのほとんどがバリア持ちと鬱陶しい事この上ない。
『Z』でよくタッグを組んでいたサイコガンダムが不在な中でこちらが採用されたのは原作においても3機以上量産されている点を買われたのだろうか。
なお、「ガンダム」の名を冠しているため、刹那エースボーナスの対象となるので、刹那を当てれば非常に楽に倒せる。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦K
ベルリンでステラとスティングが乗る。先にステラを撃墜するとスティング達は撤退してしまうので、パーツが欲しいならステラは後回しにしたほうがいい。
その後、第19話でもスティングが乗って登場する。その後は擬態獣に乗っ取られたりイディクスによる複製機扱いで雑魚として出てくる。
スーパーロボット大戦L
『K』とほぼ同じ扱いだが、地球連合軍の戦力としても何度か登場する。スティング機以外は強さの割に獲得資金がやたら少ない。
今回も擬態獣に乗っ取られるが、まだ数が揃っていない時期だったらしく本作では擬態獣仕様は1機のみとなっている。その後、GreATが無人機仕様にしたのち量産して使用してくる。
全体的に武器攻撃力が高いため、MSに強いラッシュバードで相手取ろうとするとサイズ差もあって簡単にラプラスウォールを抜かれてしまうので、注意が必要。

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
初登場作品。今回はファントムペインがビショットに随行するため、ゲア・ガリングと共にヨーロッパを薙ぎ払う展開に(ビショットが原作で暴れまわったのも主にヨーロッパなので、実は両方にとって原作通り)。
ステラ搭乗機は耐久力が非常に高い上、必殺武器であるアウフプラールドライツェーンの射程と威力が半端ではなく、非常に恐ろしい機体となっている。スティング率いるデストロイ部隊は、本作ではヘブンズベースではなく月面ダイダロス基地に配備されており、そこで戦うことになる。原作を反映してか耐久力は抑えられているものの、必殺武器の恐ろしさは変わらないので、脱力持ちがいないと非常に苦しい。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
当初は一部イベントや制覇(VS)などで敵ボスユニットとして登場。
自軍運用できるバトルユニットとしては、大器型SSRシューター、大器型SSRブラスターが実装し、パイロットは全てステラ。テキスト上はスティングら他のエクステンデッドの搭乗機も登場する。今のところ、デストロイの自軍運用はスパクロでしかできない。
大器型SSRシューターは2017年10月に実装。スーパー系寄りの性能で、必殺スキル「1580mm複列位相エネルギー砲 スーパースキュラ」は威力こそ中程度にとどまるものの、縦3マス×横無制限の広い攻撃範囲に加えて、コア消費1・広範囲・バリア貫通(要2段階限界突破)という高性能さ。ヒットアップ系アビリティ「悲しき生体パーツ」との相性もよく、「感応」「共鳴」で味方のサポートも可能、と多方面にパワーを発揮する高性能機体。
大器型SSRブラスターは2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」にて実装。基本的にはシューター版のアップデート版といった性能で、「悲しき生体パーツ」こそ失ったものの、自身のHP量に応じて攻撃力がアップする新たなアビリティ「『守る』」が追加されているため高い攻撃力は健在。「スーパースキュラ」はコア消費は4と増えてしまったものの威力は「特大」に強化されている。
アリーナでの性能は以下の通り。
  • 大器型SSRシューター…高いHPに加えて、射撃属性攻撃を7回まで無効化するVアビリティ「陽電子リフレクター」、ターン開始時にHP回復+コアを獲得する「悲しき生体パーツ」など、壁役としては鉄壁の性能を誇る。必殺スキルの「スーパースキュラ」も「防御・分身無効」「低確率で敵にスタン付与」「燃焼を4つ付与」「攻撃後、1ターン自分の行動力1500アップ」という高性能、かつ「悲しき生体パーツ」のおかげで毎ターン使えるため、相手の攻撃を耐えつつ「スーパースキュラ」を連射して、相手を燃焼で焼き殺す戦術が実装当時は流行した。強いて言えばステラが防御・回復系の精神を持たないのが欠点。
  • 大器型SSRブラスター…アリーナでもシューター版のアップデート版といった性能。射撃属性攻撃を一切無効化する特殊装甲「陽電子リフレクターLv.2」と合計170%のダメージ軽減による防御力、後方1マスという限られた範囲ながら2500もの行動力アップを与える範囲バフ「『守る』」による支援能力に、HP1/2以下が発動トリガーの強烈な底力系アビリティ「シンとの約束」による爆発力など攻防に性能を発揮するが、昨今のユニットは容易に特殊装甲・軽減・閃き(特殊回避)を貫通してくるため、この性能を持ってしても相手が悪いとあっさりやられてしまう。ステラのPアビリティ「HPアップ」「ガード」「タフネス」で可能な限り不安材料を減らしたいところ。
スーパーロボット大戦DD
3章Part9から登場するボスユニット。攻撃特化タイプ。同Partではステラ、3章Part12からはスティングや連合兵が搭乗。
シナリオではステラが乗せられての初登場の際、原作通りキラによって撃墜されたかに見えたが、隠れていた別の人物[2]が武装だけを破壊しようとするキラに合わせて攻撃・撃墜し、キラの仕業に見せかけられた。

装備・機能編集

武装が多く、原作では全ての武装が使用されているが、ゲームで再現するのは難しいので、殆どがオミットされている。

武装・必殺武器編集

75mm自動近接防御システム「イーゲルシュテルン」
頭部に4門内蔵された対空防御機関砲。MS形態でのみ使用可能。
200mmエネルギー砲「ツォーンMk2」
口部に内蔵されたビーム砲。レイダーのツォーンの改良型。MS形態でのみ使用可能。
1580mm複列位相エネルギー砲「スーパースキュラ」
胸部に内蔵された3連装ビーム砲。イージスなどに装備されたスキュラの発展型。MS形態でのみ使用可能。
Z』では全体攻撃であり、他の武装とともに一斉射する。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。
両腕部飛行型ビーム砲「シュトゥルムファウスト」
両腕部のビーム砲。前腕を分離して、誘導兵器として使用する。腕の部分は陽電子リフレクターを展開して防御力を高める事が出来る。
この機能により射出した腕が破壊される事は殆ど無い。また、大気圏内を単独で飛行可能な出力を持っているので、地上での使用も可能である。MS、MA形態どちらでも使用可能。
K』では接近戦用の武器。
MJ-1703 5連装スプリットビームガン
両手の指全てに1門ずつ内蔵されているビーム砲。指を曲げた状態でも撃てる。
『X-Ω』では通常攻撃に採用。
DD』でも通常攻撃。左手から発射しているが…?
Mk.62 6連装多目的ミサイルランチャー
背部ユニットに内蔵されたミサイルランチャー。
熱プラズマ複合砲「ネフェルテム503」
背部ユニットの円周部に計20門内蔵されているビーム砲。全周囲攻撃が可能。
主にMA形態でのみ使用する。MS形態でも使用できない事は無いが、バックパックを背部に直接背負う形になっているため攻撃範囲は著しく狭まる。一応、対空迎撃程度には使える。
全方位マップ兵器。『Z』では射程2~6。
高エネルギー砲「アウフプラール・ドライツェーン」
背部ユニットに計4門装備されているビームキャノン。本機最強の武装で、その威力は一撃で都市を壊滅させられる程。バックパックを笠のように被り、胴体部分をぐるりと180°回転させてMA形態に変形した後、なぎ払うようにレーザーを放って攻撃する。
なお、劇中では行われていないが、可動アームによってMS形態でもこの武装を使用可能となっている。
『Z』では全体攻撃
陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」
背部ユニット先端に1基、両腕に2基内蔵された光学防御兵装。広範囲にエネルギーシールドを張る。MA形態では機体のほぼ全域に展開でき、防御力が大幅に高まる。

特殊能力編集

盾装備
シールド防御を発動する…のだが、SRWでは見られない。『ZSPD』で見られる。
陽電子リフレクター
モビルアーマー状態で展開するバリア。モビルスーツ状態では腕から。
変形
MA形態から、MS形態へと変形する。

移動タイプ編集

MA形態時は対空飛行可能。MS形態時はのみ。

サイズ編集

L
劇中では100m近くあるような巨体で描写されているが(全高11.07mのバクゥを足で踏み潰す等)、実際のデストロイガンダムは通常のモビルスーツの2倍程度の大きさ(MS形態が56.30mで、MA形態が38.07m)である。

関連機体編集

ボナパルト
地球連合軍のハンニバル級地上戦艦。デストロイガンダムの輸送が可能で、中央部に格納庫がある。

余談編集

  • その巨体さ故か、長い間プラモ化されておらず、完成品玩具のみが商品化されていた。ガンプラとしての商品化が実現したのは放送から20年経過してからであり、如何にハードルが高かったかを物語っている。
    • 発売された本機のガンプラは、パーツの一部にエコプラ[3]が使われており、ブルーコスモスが環境保護団体だった頃の名残と一部でネタにされた。
  • 通常のMSの約2倍(MS形態の砲身を含むと約3倍)という全長を持つ機体だが、アニメ本編では設定よりもはるかに巨大になってしまっている場面が多数確認できる為、放送当初にネタにされてしまった事も。
  • デストロイの特徴である大型リフターや各武装の形状・配置は前大戦で地球連合軍が使用した第二期GATシリーズである「カラミティ(胸部と背部に配置されたビーム砲)」、「フォビドゥン(背部リフターと防御機構)」、「レイダー(口部ビーム砲と変形機構)」を意識・発展させたものが多く、外伝『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』には三機の機能を集結させた「ブーストレイダー」が登場しており、デストロイの開発に影響を与えたことが言及されている。
  • アーケードカードゲーム『ガンダムトライエイジ』のデストロイのカードテキストでは可変機構を持った理由として、連合兵や関係者たちがそれぞれ「勝手にG兵器を発展させたザフトに対する意趣返し、もしくはG兵器を開発した本家の意地」、「規格外の巨人に蹂躙されれば相手は劣等感や絶望感を覚えるだろう」と、あくまで「巨大モビルスーツ」である事や「ガンダム」に「変形する」事に意味があるように考察、解釈している。
    • 作中での初見のアークエンジェル組がMS形態への変形を見た際の反応や、他のカードテキストのデストロイとの戦闘で生還したザフト兵達の証言を見る限りこの考察もあながち間違いではなく、確かにオマージュ要素を抜きに考えても巨大MS、または巨大なガンダムに変形する意味はあったと見る事も出来る。

脚注編集

  1. MECHA、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
  2. 本作ではステラが暴走する原因もガウルンが死角から攻撃したため。
  3. ガンプラを製造する際に発生するプラスチック原料の未使用部分(スプルー)を再利用して製造されたエコロジーなキットで、パーツの成形色にムラが出ないよう黒い顔料が混ぜられており、パーツが全て黒一色となっているのが特徴。

商品情報編集

資料リンク編集