「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」の版間の差分

 
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== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
高度な技術「マナ」の恩恵により戦争や貧困が無くなった安寧の世界。だが、それはマナを使えない人間「ノーマ」を排他の対象とし、人間として扱わずに虐げることによって成り立つ偽りの平穏でもあった。ミスルギ皇国の第一皇女、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもまた「ノーマは根絶されるべき」という歪んだ思想に染まっており、赤子ですら排他の対象と見なしていた。しかし、彼女が16歳を迎えた日に執り行われた「洗礼の儀」において、実の兄ジュリオによって自身がノーマである事実を暴露され、辺境の軍事基地「アルゼナル」の一兵士「アンジュ」としてその身を堕とされてしまう。
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高度な技術「マナ」の恩恵により戦争や貧困が無くなった安寧の世界。だが、それはマナを使えない人間「ノーマ」を排他の対象とし、人間として扱わずに虐げることによって成り立つ偽りの平穏でもあった。ミスルギ皇国の第一皇女、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもまた「ノーマは根絶されるべき」という歪んだ思想に染まっており、赤子ですら排他の対象と見なしていた。
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しかし、実は彼女自身もノーマであり、彼女が16歳を迎えた日に執り行われた「洗礼の儀」において、実の兄ジュリオによってその事実を暴露され、辺境の軍事基地「アルゼナル」の一兵士「アンジュ」にその身を堕とされてしまう。
  
自身ですら知りえなかった現実を受け入れず困惑するアンジュは身勝手な振る舞いにより隊長を含めた3人の兵士を死に追いやってしまい、第一中隊の面々から糾弾される。直後に人間たちの平穏が、人類の敵である「[[ドラゴン]]」に相対するノーマの犠牲によって守られていた事とミスルギ皇国が革命で滅んだ事を聞かされたアンジュは自棄となり、旧式の[[パラメイル]]「[[ヴィルキス]]」へ乗り出撃。死ぬつもりでいたアンジュだったが、ドラゴンへの恐怖と生への執着によりヴィルキスが覚醒。闘争心の赴くままにドラゴンを撃破する。
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自身ですら知りえなかった現実を受け入れず困惑するアンジュは身勝手な振る舞いにより隊長を含めた3人の兵士を死に追いやってしまい、第一中隊の面々から糾弾される。直後に人間たちの平穏が、人類の敵である「[[ドラゴン]]」に相対するノーマの犠牲によって守られていた事とミスルギ皇国が革命で滅んだ事を聞かされたアンジュは自棄となり、旧式の[[パラメイル]]「[[ヴィルキス]]」へ乗り出撃。死ぬつもりでいたアンジュだったが、ドラゴンへの恐怖と生への執着によりヴィルキスが覚醒。闘争心の赴くままにドラゴンを撃破する。戦いが終わった後、現実を受け入れたアンジュは過去と決別し、ドラゴンと戦う決意をする。
  
戦いが終わった後、現実を受け入れたアンジュは過去と決別し、ドラゴンと戦う決意をする。やがて明かされる自らの知らない欺瞞と偏見で塗りたくられた世界の姿を知った彼女は、自らが陽の光の下で生きられる世界を創造するべく、志を同じくする仲間たちと共に動き出す。
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やがて明かされる自らの知らない欺瞞と偏見で塗りたくられた世界の姿を知った彼女は、自らが陽の光の下で生きられる世界を創造するべく、志を同じくする仲間たちと共に動き出す。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
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*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
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*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第3期]]
 
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=== アルゼナル ===
 
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;メアリー、マリカ、ノンナ
 
;メアリー、マリカ、ノンナ
 
:アルゼナル壊滅後に入隊した補充兵たち。SRW未登場。
 
:アルゼナル壊滅後に入隊した補充兵たち。SRW未登場。
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;ナオミ
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:PS Vita用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎tr.』(SRW未参戦)の主人公。SRW未登場。
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:一応、原作アニメの世界でもこのキャラが存在していた事は僅かながら仄めかされており、アンジュがアルゼナルに送られる前に死亡済み、という扱いになっている。
  
 
==== その他の関係者 ====
 
==== その他の関係者 ====
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スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
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*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第3期]]
 
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=== パラメイル ===
 
=== パラメイル ===
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:[[マナ]]等の他作品と世界観の喰い合わせが悪そうな設定に関しては、「[[神聖ミスルギ皇国]]を始めとする『クロスアンジュ』の国家群は“'''[[始祖連合国]]'''”と呼ばれ、マナの利用は始祖連合国に独占されている」という形になっている。
 
:[[マナ]]等の他作品と世界観の喰い合わせが悪そうな設定に関しては、「[[神聖ミスルギ皇国]]を始めとする『クロスアンジュ』の国家群は“'''[[始祖連合国]]'''”と呼ばれ、マナの利用は始祖連合国に独占されている」という形になっている。
 
:[[中断メッセージ]]も完全に[[次回予告]]のノリを踏襲しているなど原作再現度は高いが、際どいイベントも再現される上、とどめと言わんばかりに[[エンブリヲ|歩く18禁めいた下衆男]]も出るため多くのユーザーから'''「『スパロボV』がCERO:Cになった原因」'''とも呼ばれている(とはいえ、'''これでも原作よりマイルドに抑えられた方ではある''')。
 
:[[中断メッセージ]]も完全に[[次回予告]]のノリを踏襲しているなど原作再現度は高いが、際どいイベントも再現される上、とどめと言わんばかりに[[エンブリヲ|歩く18禁めいた下衆男]]も出るため多くのユーザーから'''「『スパロボV』がCERO:Cになった原因」'''とも呼ばれている(とはいえ、'''これでも原作よりマイルドに抑えられた方ではある''')。
:なお、ファンから懸念された宇宙適正だが、'''パラメイルは丸々宇宙Aで、パイロットも全員宇宙A'''である。ちなみに各キャラクターの精神コマンドのラインナップは、当て嵌っているものが非常に多い。予想したプレイヤーもいたのではないだろうか。
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:なお、ファンから懸念された宇宙適性だが、'''パラメイルは丸々宇宙Aで、パイロットも全員宇宙A'''である。ちなみに各キャラクターの精神コマンドのラインナップは、当て嵌っているものが非常に多い。予想したプレイヤーもいたのではないだろうか。
 
:また、日本ルート第17話および第18話にて[[吉永サリー]]にちょっかいをかけるチンピラのグラフィックは、『クロスアンジュ』の最終話に登場するモブキャラがモデルになっている<ref>さらにサンライズ繋がりなのか、『クロスアンジュ』が参戦していない『[[スーパーロボット大戦T]]』にも[[カウボーイ]][[カウボーイビバップ|達が狙う賞金首]]として「ナラズ・モノー」名義で登場している。</ref>。
 
:また、日本ルート第17話および第18話にて[[吉永サリー]]にちょっかいをかけるチンピラのグラフィックは、『クロスアンジュ』の最終話に登場するモブキャラがモデルになっている<ref>さらにサンライズ繋がりなのか、『クロスアンジュ』が参戦していない『[[スーパーロボット大戦T]]』にも[[カウボーイ]][[カウボーイビバップ|達が狙う賞金首]]として「ナラズ・モノー」名義で登場している。</ref>。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*作風等にクリエイティブプロデューサーを務めた福田己津央氏の意向が強く、またOP映像を始めとする各話の演出を氏が直接手掛けたためか、「福田氏が監督を務めた作品である」と、よく間違われやすい。
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*作風等にクリエイティブプロデューサーを務めた福田己津央氏の意向が強く、またOP映像を始めとする各話演出を氏が直接手掛けたためか「福田氏が監督を務めた作品」と誤解を受けることも少なくない。
 
**業界内においてもその認識が根強いのか、雑誌『アニメージュ』の芦野監督に向けてのインタビューにおいて「監督と福田氏の両者の作風がミックスされたような内容でしたね」とインタビュアーが発言している。
 
**業界内においてもその認識が根強いのか、雑誌『アニメージュ』の芦野監督に向けてのインタビューにおいて「監督と福田氏の両者の作風がミックスされたような内容でしたね」とインタビュアーが発言している。
 
*放映開始当時は「あまり人気は出ないだろう」と推され、'''「アンジュの下衆っぷりがウケればこっちのもの」'''と制作陣は観ていたが、類を見ないヒロインぶりを見せるアンジュや強烈な個性を持つ仲間達、ストーリーが予想外の人気を博した。
 
*放映開始当時は「あまり人気は出ないだろう」と推され、'''「アンジュの下衆っぷりがウケればこっちのもの」'''と制作陣は観ていたが、類を見ないヒロインぶりを見せるアンジュや強烈な個性を持つ仲間達、ストーリーが予想外の人気を博した。
*映画や[[漫画]]、[[小説]]といった他作品のオマージュないしパロディが多い事でも有名。特に本作の前期OPや[[ヴィルキス]]が『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』のそれに酷似しており、セルフオマージュとされている。
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*[[映画]]や[[漫画]]、[[小説]]といった他作品のオマージュないしパロディが多い事でも有名。特に本作の前期OPや[[ヴィルキス]]が『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』のそれに酷似しており、セルフオマージュとされている。
 
**[[ガンダム]]や[[エルガイム]]、[[ボルテスV]]の武装が登場したり、[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[アスラン・ザラ|アスラン]]と[[ラクス・クライン|ラクス]]、[[龍神丸]]のクレーンゲーム用ぬいぐるみや、『[[革命機ヴァルヴレイヴ]]』のキャラが登場する[[コンピュータゲーム|格闘ゲーム]]が出たりと、サンライズ作品のカメオ出演といったお遊び演出も多い。
 
**[[ガンダム]]や[[エルガイム]]、[[ボルテスV]]の武装が登場したり、[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[アスラン・ザラ|アスラン]]と[[ラクス・クライン|ラクス]]、[[龍神丸]]のクレーンゲーム用ぬいぐるみや、『[[革命機ヴァルヴレイヴ]]』のキャラが登場する[[コンピュータゲーム|格闘ゲーム]]が出たりと、サンライズ作品のカメオ出演といったお遊び演出も多い。
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*監督やフリーダム似のヴィルキスなど何かと『ガンダムSEED』繋がりのネタが多く、桑島法子氏や関俊彦氏などSEEDシリーズに関わった声優キャストも参加している。なお本作から9年後のSEEDシリーズの劇場版『SEED FREEDOM』では逆に田村ゆかり氏や上坂すみれ氏など本作に関わった声優キャストがメインキャラで参加している。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2024年8月10日 (土) 21:17時点における最新版

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』は、サンライズ制作のテレビアニメ作品。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
読み クロスアンジュ
てんしとりゅうのロンド
原作 サンライズ
監督 芦野芳晴
シリーズ構成 樋口達人
キャラクターデザイン コンセプト
松尾祐輔
キャラクター
小野早香
鈴木竜也
ドラゴン
宮武一貴
メカニックデザイン パラメイル
阿久津潤一
宮本崇
寺岡賢司
音楽 志方あきこ
制作 サンライズ
(練馬スタジオ)
放送局 独立局系
(TOKYO MX他)
放送期間 2014年10月5日 -
2015年3月31日
話数 全25話
初登場SRW スーパーロボット大戦V
その他 クリエイティブプロデューサー:福田己津央
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概要編集

キャッチコピーは「世界を壊して、私は生きる」。サンライズとキングレコードが制作を、キングレコード第三クリエイティブ本部とスターチャイルドレコードが製作を行った美少女ロボットアニメ。主要人物の9割が女性を占める他、スターチャイルドに関連している声優陣が多く参加している。『GEAR戦士電童』『機動戦士ガンダムSEED』を手掛けた福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めた事で話題を呼んだ。

深夜枠での放送とはいえ、近年では稀に見る程にエログロ色が濃厚で過激な作風。にも関わらず、それらを吹き飛ばしてしまうくらいにシュールでカオスな笑える描写が次々と挿入されるため、このアニメはシリアスなのかギャグなのかについては現在でもファンの中で意見が分かれている。登場人物のアクの強さとも相まって人を選ぶ傾向にあるが、序盤から多くの伏線が積み立てられたストーリー展開や一貫したキャラクター描写等は、評価が高い。本筋そのものはシリアスであり世界観も練られている事から、要は俗に言う「シリアスな笑い」を突っ走る作品であると言える。

ストーリー編集

高度な技術「マナ」の恩恵により戦争や貧困が無くなった安寧の世界。だが、それはマナを使えない人間「ノーマ」を排他の対象とし、人間として扱わずに虐げることによって成り立つ偽りの平穏でもあった。ミスルギ皇国の第一皇女、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもまた「ノーマは根絶されるべき」という歪んだ思想に染まっており、赤子ですら排他の対象と見なしていた。 しかし、実は彼女自身もノーマであり、彼女が16歳を迎えた日に執り行われた「洗礼の儀」において、実の兄ジュリオによってその事実を暴露され、辺境の軍事基地「アルゼナル」の一兵士「アンジュ」にその身を堕とされてしまう。

自身ですら知りえなかった現実を受け入れず困惑するアンジュは身勝手な振る舞いにより隊長を含めた3人の兵士を死に追いやってしまい、第一中隊の面々から糾弾される。直後に人間たちの平穏が、人類の敵である「ドラゴン」に相対するノーマの犠牲によって守られていた事とミスルギ皇国が革命で滅んだ事を聞かされたアンジュは自棄となり、旧式のパラメイルヴィルキス」へ乗り出撃。死ぬつもりでいたアンジュだったが、ドラゴンへの恐怖と生への執着によりヴィルキスが覚醒。闘争心の赴くままにドラゴンを撃破する。戦いが終わった後、現実を受け入れたアンジュは過去と決別し、ドラゴンと戦う決意をする。

やがて明かされる自らの知らない欺瞞と偏見で塗りたくられた世界の姿を知った彼女は、自らが陽の光の下で生きられる世界を創造するべく、志を同じくする仲間たちと共に動き出す。

登場人物編集

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

アルゼナル編集

メイルライダー編集

アンジュ
主人公。ミスルギ皇国第一皇女「アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ」だったが、ノーマである事を暴かれて辺境の軍事基地「アルゼナル」の一兵士へと身を堕とす。
サリア
アルゼナル第一中隊副隊長(後に隊長)。冷静な性格だが、乙女チックな趣味を持つ一面も。
ヒルダ
第一中隊の切り込み役である突撃兵(後に副隊長)。皮肉屋で野心家であり、アンジュを敵視する。
ヴィヴィアン
第一中隊のエースである突撃兵。驚異的な戦闘テクニックを持つが、明るく朗らかな性格の少女。
エルシャ
第一中隊の重砲兵。料理が得意で子供たちからも慕われている優しい女性。
ロザリー
第一中隊の軽砲兵。金にがめつい現金な性格。
クリス
第一中隊の重砲兵。人見知りで引っ込み思案なネガティブ少女。
ゾーラ
アルゼナル第一中隊隊長。アンジュの初出撃にて戦死。
ココミランダ
第一中隊の新兵。アンジュの初出撃にて戦死。
ターニャイルマ
第三中隊の一員。
メアリー、マリカ、ノンナ
アルゼナル壊滅後に入隊した補充兵たち。SRW未登場。
ナオミ
PS Vita用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎tr.』(SRW未参戦)の主人公。SRW未登場。
一応、原作アニメの世界でもこのキャラが存在していた事は僅かながら仄めかされており、アンジュがアルゼナルに送られる前に死亡済み、という扱いになっている。

その他の関係者編集

ジル
アルゼナルの総司令。右手が義手となっている女傑。
ジャスミン
アルゼナルにある市場「ジャスミン・モール」の店主。
マギー
アルゼナルの軍医。
メイ
アルゼナルの整備士。
パメラヒカルオリビエ
アルゼナルのオペレーター三人娘。
エマ・ブロンソン
ノーマ管理委員会から派遣された監察官。

神聖ミスルギ皇国編集

ジュライ・飛鳥・ミスルギ
アンジュリーゼの父親でミスルギ皇国皇帝だったが、アンジュリーゼがノーマである事を息子のジュリオに告発された事で皇位を失う。
ソフィア・斑鳩・ミスルギ
アンジュリーゼの母親でミスルギ皇国皇后だったが、ノーマであるアンジュリーゼを庇って死亡する。
ジュリオ・飛鳥・ミスルギ
アンジュリーゼの兄でミスルギ皇国皇太子だったが、アンジュリーゼがノーマである事を告発し父親のジュライから皇位を奪う。
シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
アンジュリーゼの妹でミスルギ皇国第二皇女。過去の事故で下半身が不随となっている。
リィザ・ランドッグ
ミスルギ皇国の近衛長官で、ジュリオの副官。
モモカ・荻野目
アンジュを慕う筆頭侍女のメイド。後にアンジュを追ってミスルギ皇国から単身アルゼナルに赴く。
アキホ
アンジュの学友だったエアリアの選手。

アウラの民編集

サラマンディーネ
ドラゴン達を束ね、突如アンジュ達の前に立ちはだかる黒髪の乙女。
ナーガ
サラマンディーネの側近。長い髪の女性。
カナメ
サラマンディーネの側近。ボブカットの女性。
ドクター・ゲッコー
医師の女性。
ラミア
ヴィヴィアンの母親。
大巫女 / アウラ・ミドガルディア
アウラの民の指導者。幼い容姿の少女。
アウラ
原初のドラゴン。ミスルギ皇国の地下にマナ発電機扱いで幽閉されている。

その他編集

ミスティ・ローゼンブルム
ローゼンブルム王国の王女。SRW未登場。
タスク
アンジュが孤島で出会った謎多き青年。
エンブリヲ
謎の紳士。

登場メカ編集

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

パラメイル編集

ヴィルキス
アンジュ専用の白いパラメイル。高性能だが扱いが難しい旧式機。
アーキバス
指揮官専用機。
アーキバス サリア・カスタム
サリア用に改造されたアーキバス。長距離狙撃用に調整されている。
アーキバス ヒルダ・カスタム
ヒルダ用に改造されたアーキバス。ふんだんに資金を注ぎこんだ超高性能機。
アーキバス バネッサ・カスタム
タスクの母バネッサが搭乗していたアーキバス。
アーキバス ゾーラ・カスタム
ゾーラが搭乗していたアーキバス。強化型エンジンを搭載しており、撃墜後は回収されリベルタスの際にヒルダ機に搭載された。SRWではユニットアイコンのみ登場。
グレイブ
新兵に支給される量産機。
グレイブ ヒルダ・カスタム
ヒルダ用に改造されたグレイブで剣としても使える槍「パトロクロス」を装備している。
グレイブ ロザリー・カスタム
背部に連装砲を装備したグレイブ。
ハウザー
重砲撃用パラメイル。
ハウザー エルシャ・カスタム
長距離ライフルを携行した、より砲撃戦に特化した機体。
ハウザー クリス・カスタム
クリスが金欠のため、塗装以外ほとんどカスタマイズされていない。
レイザー
ヴィヴィアン専用機。機動性に特化した機体。

龍神器編集

焔龍號
サラマンディーネの搭乗機。ラグナメイルに搭載されているディスコード・フェイザーを再現した収斂時空砲を搭載している。
蒼龍號
ナーガの搭乗機。
碧龍號
カナメの搭乗機。

ラグナメイル編集

ヒステリカ
エンブリヲが遠隔操作する。黒地に紫の線が入っている。
クレオパトラ
通信機能とレーダーが強化された指揮官用ラグナメイル。黒地に水色の線が入っている。
レイジア
長距離戦仕様のラグナメイル。黒地にオレンジ色の線が入っている。
テオドーラ
砲撃戦重視のラグナメイル。黒地に緑の線が入っている。
ビクトリア
中距離戦重視のラグナメイル。黒地にピンクの線が入っている。
エイレーネ
接近戦重視のラグナメイル。黒地に黄色い線が入っている。
ビルキス
古の民によって強奪されたラグナメイル。黒地に赤い線が入っている。

艦船・その他編集

タスクの小型艇
タスクが駆る小型のエアバイク。操縦系がパラメイルとほぼ同じ。SRW未登場。
ピレスロイド
無人飛行兵器。
エンペラージュリオ一世
ジュリオがアルゼナル侵攻の際に搭乗した、艦隊旗艦。SRW未登場。
アウローラ
アルゼナルが進めている作戦「リベルタス」のためにアルゼナル本部に隠されていた潜水空母。

ドラゴン編集

ドラゴン スクーナー級
小型のドラゴン。数が多い。
ドラゴン ガレオン級
全長100m級の大型ドラゴン。
ビッグホーンドラゴン
重力波を放つドラゴン。

用語編集

マナ
人類が生み出した魔法によく似た技術。単なるエネルギー源に留まらず、コミュニケーションや情報共有の手段としても用いられる。
ノーマ
マナを扱えない人間を指す蔑称。単に使えないだけではなくマナを破壊してしまう為危険視され、追放を受ける。なお、自然発生ではノーマは女性のみにしか発生しない。
アルゼナル
辺境に位置する孤島でノーマたちの隔離場所。ドラゴン迎撃基地としての機能を備えている。
パラメイル
アルゼナルの戦力である機動兵器。
メイルライダー
パラメイルパイロット。ほぼ全てがアルゼナル送りとなったノーマであり、いわば失っても惜しくない駒としてのみ存在を許される状態に置かれる。
ラグナメイル
エンブリヲが製造した機動兵器で、性能はパラメイルを遥かに凌ぐ。全7機。
龍神器
サラマンディーネが製造した機動兵器。
ドラゴン
人類の敵とされる謎の巨大な怪物。シンギュラーと呼ばれる門を空間上に開いて現れ、様々な体格を持った個体が存在する。
ミスルギ皇国
アンジュの生まれ故郷である巨大国家。指輪と「永遠語り」という歌が代々継承されている。
ローゼンブルム王国
アルゼナルの管理国家。ミスルギとの親交も深い。管理国家故か、ノーマへの差別意識は他の国々と比べ比較的緩い。
古の民
かつてアルゼナルと共にリベルタスを進めていたマナが扱えない人類(男性も含む)が結成した組織。なお、タスクは「古の民の最後の生き残り」である。
アウラの民
かつての戦争で荒廃しドラグニウムによって汚染された地球に残り、自ら遺伝子改造によってドラゴンとなり環境に適応した人類。
リベルタス
アルゼナルが進めている作戦。「今の偽りの世界を破壊し、ノーマが自由を得るためだ」とジルは言う。
ダイヤモンドローズ騎士団
各ラグナメイルのパイロットを務めるエンブリヲの私兵集団。
ペロリーナ
一昔前に流行ったマスコット。ヴィヴィアンが特にお気に入りであり、グッズ類を熱心に集めている。

楽曲編集

オープニングテーマ
「禁断のレジスタンス」(第1クール)
作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲・編曲 - 加藤祐介
最終話ではEDとして使用。『V』『X』にて採用。『V』『X』限定版では原曲を収録している。『X-Ω』ではイベントイベント「理想の世界」にて原曲がクエストBGMに採用。
歌い手である水樹氏が作詞も担当しているが、かなり難産だったらしく、自宅の階段で足を滑らせた拍子に歌詞が固まったという逸話がある(フリーペーパーアニカン Vol.140 2014年10月17日発行分より)。
「真実の黙示録」(第2クール)
作詞・歌 - 高橋洋子 / 作曲・編曲 - 大森俊之
『V』限定版では原曲を収録。
エンディングテーマ
「凛麗」(第1クール)
作詞・作曲 - 山口朗彦 / 編曲 - PHA、山下洋介 / 歌 - 喜多村英梨
「終末のラブソング」(第2クール)
作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 吉木絵里子 / 編曲 - 藤間仁(Elements Garden)
挿入歌
「永遠語り」
作詞 - Hibiki / 作曲・編曲 - 志方あきこ
アンジュ(水樹奈々)やサラマンディーネ(堀江由衣)、エンブリヲ(関俊彦)が歌うバージョンが別々に存在する。
映像ソフト特典のサウンドトラックに収録されたが、関氏のバージョンのみ未収録。
『V』では水樹氏と堀江氏のデュエットバージョン「永遠語り~El Ragna~」が収録。限定版では原曲も収録。
劇中BGM
「ヴィルキス ~覚醒~」
『X』限定版にて原曲を収録。

登場作と扱われ方編集

「ファンタジーに見せかけたSF」という特殊な世界観もあってか、他作品との擦り合わせに幅が見られている。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦V
初参戦作品。色々と共通点が多い『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』とはやはりというべきなのか絡みも多く、また『真ゲッターロボ 世界最後の日』と設定レベルでクロスオーバーする大胆な改変が行われている。序盤から終盤にかけて主要エピソードは殆ど再現されているが、時系列の再構成が行われており、原作より早い段階でサラマンディーネが登場する。人間関係的には『SEED DESTINY』の他にも『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』や『フルメタル・パニック!』のキャラとの絡みが多い。
マナ等の他作品と世界観の喰い合わせが悪そうな設定に関しては、「神聖ミスルギ皇国を始めとする『クロスアンジュ』の国家群は“始祖連合国”と呼ばれ、マナの利用は始祖連合国に独占されている」という形になっている。
中断メッセージも完全に次回予告のノリを踏襲しているなど原作再現度は高いが、際どいイベントも再現される上、とどめと言わんばかりに歩く18禁めいた下衆男も出るため多くのユーザーから「『スパロボV』がCERO:Cになった原因」とも呼ばれている(とはいえ、これでも原作よりマイルドに抑えられた方ではある)。
なお、ファンから懸念された宇宙適性だが、パラメイルは丸々宇宙Aで、パイロットも全員宇宙Aである。ちなみに各キャラクターの精神コマンドのラインナップは、当て嵌っているものが非常に多い。予想したプレイヤーもいたのではないだろうか。
また、日本ルート第17話および第18話にて吉永サリーにちょっかいをかけるチンピラのグラフィックは、『クロスアンジュ』の最終話に登場するモブキャラがモデルになっている[1]
スーパーロボット大戦X
本作では世界観がアル・ワースに組み込まれており「マナの国」として登場している。本編開始時点で既にアンジュとタスクが出会った後であったり、ヒルダの脱走が見えないところで行われていたり、アルゼナル海戦~ミスルギ決戦までが大体一纏めにされていたりと、原作再現は『V』よりも簡略化されている。その代わり、原作シナリオの多くが分岐ルートで行われていた『V』と比べて共通ルートで原作シナリオが行われる事が多い。
なお、今回宇宙での気密性はメカニック陣がコクピット周りにフィールドを発生させるようにしたと説明される。
今作では、同じく龍が登場する作品繋りで『魔神英雄伝ワタル』と設定レベルでクロスオーバーし、積極的に協力する。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
第3期参戦作品の第2弾として発表され、2017年7月に追加参戦。イベント『理想の世界』では『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』『エウレカセブンAO』と共演する。イベント上では『SEED』と同一の世界観として扱われている。
美少女キャラクターが数多く登場する作品という事もあり、アンジュ達の衣装違いのグラフィックも数多く用意されている。また、蒼龍號碧龍號アウローラが初めてプレイアブルの単独ユニットとして登場し、XΩスキルとしてヴィルキス焔龍號合体攻撃もSRWシリーズでは初めて実装された。
イベントシナリオにおいても出番は多く、様々な他作品とのクロスオーバーも豊富に用意されており、エンブリヲが黒幕役を担うイベントシナリオも数多い。

各話リスト編集

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 堕とされた皇女 『V』13話
第2話 まつろわぬ魂 『V』14話
第3話 ヴィルキス覚醒 『V』14話
第4話 ひとりぼっちの反逆
第5話 アンジュ、喪失 『V』15話A
第6話 モモカが来た! 『V』16話A
第7話 サリアの憂鬱 『V』17話A
第8話 ビキニ・エスケイプ 『V』30話
第9話 裏切りの故郷 『V』30話B、『X』19話
第10話 絞首台からサヨナラを 『V』30話B、『X』19話
第11話 竜の歌
第12話 右腕の過去 『V』31話B
第13話 武器工廠アルゼナル、炎上 OP・ED変更 『V』32話B
第14話 アンジュとタスク 『V』31話B
第15話 もう一つの地球 『V』32話B
第16話 共鳴戦線 『V』32話B
第17話 黒の破壊天使 『V』35話
第18話 決別の海 『V』37話C
第19話 時の調律者
第20話 神の求魂
第21話 遺されるもの 『V』37話C
第22話 Necessary 『V』38話C
第23話 ゆがむ世界 『V』38話C、50話
第24話 明日なき戦い 『V』38話C、50話
第25話 時の彼方で ED変更 『V』50話、最終話B

余談編集

  • 作風等にクリエイティブプロデューサーを務めた福田己津央氏の意向が強く、またOP映像を始めとする各話演出を氏が直接手掛けたためか「福田氏が監督を務めた作品」と誤解を受けることも少なくない。
    • 業界内においてもその認識が根強いのか、雑誌『アニメージュ』の芦野監督に向けてのインタビューにおいて「監督と福田氏の両者の作風がミックスされたような内容でしたね」とインタビュアーが発言している。
  • 放映開始当時は「あまり人気は出ないだろう」と推され、「アンジュの下衆っぷりがウケればこっちのもの」と制作陣は観ていたが、類を見ないヒロインぶりを見せるアンジュや強烈な個性を持つ仲間達、ストーリーが予想外の人気を博した。
  • 映画漫画小説といった他作品のオマージュないしパロディが多い事でも有名。特に本作の前期OPやヴィルキスが『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のそれに酷似しており、セルフオマージュとされている。
  • 監督やフリーダム似のヴィルキスなど何かと『ガンダムSEED』繋がりのネタが多く、桑島法子氏や関俊彦氏などSEEDシリーズに関わった声優キャストも参加している。なお本作から9年後のSEEDシリーズの劇場版『SEED FREEDOM』では逆に田村ゆかり氏や上坂すみれ氏など本作に関わった声優キャストがメインキャラで参加している。

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脚注編集

  1. さらにサンライズ繋がりなのか、『クロスアンジュ』が参戦していない『スーパーロボット大戦T』にもカウボーイ達が狙う賞金首として「ナラズ・モノー」名義で登場している。