「アドラステア級汎用戦艦」の版間の差分

 
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また、武装も豊富なために火力も高いが、その分頻繁に[[補給]]を必要とするという欠点もある。他にも艦底部には対空砲が1基しか無いので、そこを狙われ撃沈されるケースもあった。
 
また、武装も豊富なために火力も高いが、その分頻繁に[[補給]]を必要とするという欠点もある。他にも艦底部には対空砲が1基しか無いので、そこを狙われ撃沈されるケースもあった。
  
劇中ではバイク戦艦のみで編成されたモトラッド艦隊により、地球クリーン作戦を展開。[[リガ・ミリティア]]やそれに協力する[[地球連邦軍]]を苦戦させた。その後、[[エンジェル・ハイロゥ]]攻防戦に防衛戦力として投入されているが、[[リーンホースJr.]]の[[特攻]]により轟沈し全滅している。
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劇中ではバイク戦艦のみで編成されたモトラッド艦隊により、地球クリーン作戦を展開。[[核ミサイル|核爆発]]による大規模汚染の恐れから容易に撃墜することができず、[[リガ・ミリティア]]やそれに協力する[[地球連邦軍]]を苦戦させた。その後、[[エンジェル・ハイロゥ]]攻防戦に防衛戦力として投入されているが、[[リーンホースJr.]]の[[特攻]]により轟沈し全滅している。
  
 
艦名の由来は、[[木星]]の衛星及び木星を司る神・ジュピテルの娘で、ならびに人間に神罰を下す女神「アドラステア」から。
 
艦名の由来は、[[木星]]の衛星及び木星を司る神・ジュピテルの娘で、ならびに人間に神罰を下す女神「アドラステア」から。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
クロノクル、ピピニーデンら原作で地球クリーン作戦に参加したメンバーは概ね乗艦している。
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[[クロノクル・アシャー]]、ピピニーデンら原作で地球クリーン作戦に参加したメンバーは概ね乗艦している。原作でリシテア級(後述)に搭乗していた[[ドゥカー・イク]]も、スパロボではこちらに乗る。
[[ドゥカー・イク]]の原作での乗艦はリシテア級(後述)だが、ゲーム内では毎回こちらに乗る。
 
  
 
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}
 
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:初登場作品。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として、走行モードの姿でのみ登場。速い・硬い・強いと三拍子そろっている。 比較的序盤のステージで[[デギン・ソド・ザビ|デギン]]の乗艦として登場する(パイロットは一般兵)。 ゲーム中では初めて敵として現れる戦艦で、加えてゲーム中初のHP????(1万以上)ユニットであるにもかかわらず、いきなりHP35500というとんでもない硬さでプレイヤーを苦しめる。 さらにメイン武器のメガ粒子砲は射程7、威力3500というゲーム全体を通しても敵射撃武器としては最上位クラスの性能(ちなみに本作ラスボスのヴァルシオンのクロスマッシャーが射程9、威力4000)。 最終盤には[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]がパイロットを務める艦も登場するが、このステージでは敵に[[キュベレイ]]や[[ドッゴーラ]]などの宇宙世紀最高級MSが揃い踏みしているにも関わらず最高火力武器はやっぱりアドラステアのメガ粒子砲。 初登場にしてすさまじい優遇のされ方である。
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:初登場作品。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として、走行モードの姿でのみ登場。速い・硬い・強いと三拍子そろっている。比較的序盤のステージで[[デギン・ソド・ザビ|デギン]]の乗艦として登場する(パイロットは一般兵)。ゲーム中では初めて敵として現れる戦艦で、加えてゲーム中初のHP????(1万以上)ユニットであるにもかかわらず、いきなりHP35500というとんでもない硬さでプレイヤーを苦しめる。さらにメイン武器のメガ粒子砲は射程7、威力3500というゲーム全体を通しても敵射撃武器としては最上位クラスの性能(ちなみに本作ラスボスのヴァルシオンのクロスマッシャーが射程9、威力4000)。最終盤には[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]がパイロットを務める艦も登場するが、このステージでは敵に[[キュベレイ]]や[[ドッゴーラ]]などの宇宙世紀最高級MSが揃い踏みしているにも関わらず最高火力武器はやっぱりアドラステアのメガ粒子砲。初登場にしてすさまじい優遇のされ方である。
  
 
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::ホイールプレッシャーが『α外伝』同様にP属性が消滅した代わりに最大射程が7になった。しかし必要気力が120に増加、40のENを消費するようになり、更に命中補正がマイナスになったため命中率が低い。そして何より[[装甲]]が'''1300'''とPS版(1800)から大幅に減少しているため、HPが高いだけの敵となってしまった。
 
::ホイールプレッシャーが『α外伝』同様にP属性が消滅した代わりに最大射程が7になった。しかし必要気力が120に増加、40のENを消費するようになり、更に命中補正がマイナスになったため命中率が低い。そして何より[[装甲]]が'''1300'''とPS版(1800)から大幅に減少しているため、HPが高いだけの敵となってしまった。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:相変わらず走行形態のみの登場だが、グラフィックや戦闘演出が強化されド迫力になった。現代では[[マリーメイア軍]]、未来では[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]の部隊が使用してくる。飛行不能になったためホイールプレッシャーも空に攻撃できなくなったが、それと引き換えに射程7へと大幅に強化され、必要気力も無くなっている。能力自体は敵戦艦の中ではそれ程ではないものの、戦力の乏しい序盤に集中的に相手をするためかなりの強敵。逆に未来で戦う際はこちらの戦力も充実していることもあり大して怖くない。
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:相変わらず走行形態のみの登場だが、本作から戦艦系ユニットは新規グラフィックが描き下ろされて大型化されており、それに伴い戦闘演出が強化されド迫力になった。
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:現代では[[マリーメイア軍]]、未来では[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]の部隊が使用してくる。飛行不能になったためホイールプレッシャーも空に攻撃できなくなったが、それと引き換えに射程7へと大幅に強化され、必要気力も無くなっている。能力自体は敵戦艦の中ではそれ程ではないものの、戦力の乏しい序盤に集中的に相手をするためかなりの強敵。逆に未来で戦う際はこちらの戦力も充実していることもあり大して怖くない。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦D}}
 
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:タイヤ展開時と走行時が登場。'''走行時は一部シナリオを除き撃沈するとゲームオーバーになるので注意'''。
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:タイヤ展開形態と走行形態が登場。'''走行時は一部シナリオを除き撃沈するとゲームオーバーになるので注意'''。
 
:展開時も後半分岐の[[エンジェル・ハイロゥ]]ルートに行くまで撃墜できないが、この頃には単なる金づると化している事であろう。
 
:展開時も後半分岐の[[エンジェル・ハイロゥ]]ルートに行くまで撃墜できないが、この頃には単なる金づると化している事であろう。
 
:ただし「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」での本機は高い地形効果のエンジェル・ハイロゥに陣取っており、さらに四機で到達ポイントを囲んでいるため短い時間で一隻撃沈して突破口をこじ開けねばならない。
 
:ただし「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」での本機は高い地形効果のエンジェル・ハイロゥに陣取っており、さらに四機で到達ポイントを囲んでいるため短い時間で一隻撃沈して突破口をこじ開けねばならない。
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:;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}}
 
::フリーバトルに登場。
 
::フリーバトルに登場。
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:「'''アドラステア級'''」名義。タイヤ展開形態と走行形態が登場。クロノクル、ピピニーデン、イクが乗る。
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:特典DLCで[[マサキ・アンドー|マサキ]]を仲間にしていると、キーミッション「浄化される大地」にて自軍がタイヤ戦艦の変形に驚く中、既に知っているような発言をする。
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:[[特殊戦闘台詞]]では、その特異なフォルムに言及される物が多い一方で、[[エルネスティ・エチェバルリア|エル]]からは「アイデアは良くても品格に欠ける」、「道を踏み外した考えが産み出した狂気」と手厳しい評価を下されている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
;対空ビーム砲
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;タイヤ部2連装主砲
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:大型のメガ粒子砲。タイヤ部中央に計4基8門装備。
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:『α』と『α外伝』では後述の「ハイパー・メガ粒子砲」をこの部分の砲塔から発射している。
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;2連装主砲
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:正面にメガ粒子砲砲塔を2基、後方に2基の計4基8門装備。
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:『α』と『α外伝』では「主砲」名義で実装。
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;3連装副砲
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:メガ粒子砲の砲塔を正面に1基装備。
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;2連装機銃
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;単装機銃
 
:両側面に計35基装備。
 
:両側面に計35基装備。
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:『α』と『α外伝』では前述の2連装機銃と同時発射する「対空機銃」名義で実装。
 
;ミサイルランチャー
 
;ミサイルランチャー
 
:艦首先端に6門装備。
 
:艦首先端に6門装備。
;2連装メガ粒子砲
 
:正面に2門、後方に1門、タイヤに4門装備。
 
;3連装メガ粒子砲
 
:正面1門装備。
 
 
;[[ビームシールド]]
 
;[[ビームシールド]]
 
:艦首先端に装備し、攻撃を弾く。
 
:艦首先端に装備し、攻撃を弾く。
  
 
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
;タイヤアタック / ホイールプレッシャー
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;タイヤアタック / ホイールプレッシャー / 踏み潰し / 体当たり
:'''タイヤを用いて「何でも踏み潰す」。'''硬いのが特徴で、[[V2ガンダム|V2]]の[[コアファイター]]の[[特攻]]による[[核ミサイル|核爆発]]でも僅かに損傷した程度だった。そのコンセプトは、[[無敵戦艦ダイ]]の「踏みつけ」に通じるものがある。
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:'''タイヤを用いて「何でも踏み潰す」'''。硬いのが特徴で、[[V2ガンダム|V2]]の[[コアファイター]]の[[特攻]]による[[核ミサイル|核爆発]]でも僅かに損傷した程度だった。そのコンセプトは、[[無敵戦艦ダイ]]の「踏みつけ」に通じるものがある。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』や『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では[[射程]]1の地味な武装だったが、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では何故か最大射程が7と大幅に拡張されている。その代わり、P属性では無くなった。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』や『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では[[射程]]1の地味な武装だったが、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では何故か最大射程が7と大幅に拡張されている。その代わり、P属性では無くなった。
 
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では射程1~3のP属性[[コンボ]]武器で、威力と命中率の高さが危険。空中までは届かないので近づく際は空中から行きたい。
 
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では射程1~3のP属性[[コンボ]]武器で、威力と命中率の高さが危険。空中までは届かないので近づく際は空中から行きたい。
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:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』では通常版が「体当たり」表記(射程1~3のP属性武器)、[[マップ兵器]]版が「踏み潰し」表記となっている。本作には突進型のマップ兵器がないので攻撃と移動を同時に行うわけにはいかず、前進して敵を踏み潰したあと'''スラスターを噴射して元の位置に戻る'''というシュールな絵になっている。空Bなので空中にいれば痛くない。
  
 
==== その他 ====
 
==== その他 ====
 
;ハイパー・メガ粒子砲
 
;ハイパー・メガ粒子砲
:設定には存在しない。
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:タイヤ部の砲塔から発射するメガ粒子砲だが、設定には存在しない。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では消費[[EN]]100、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では消費EN90と異常に燃費が悪く、火力も低い謎の仕様になっている。元は[[MAP兵器]]として設定されていたのかもしれない。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では消費[[EN]]100、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では消費EN90と異常に燃費が悪く、火力も低い謎の仕様になっている。元は[[MAP兵器]]として設定されていたのかもしれない。
  
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;リシテア級
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;リシテア級(SRW未登場)
:モトラッド艦隊の主力艦艇である揚陸巡洋艦。アドラステア級を小型化したような外見で、機動力が高い。それ以外の特徴はアドラステア級とほとんど変わらない。SRW未登場。
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:モトラッド艦隊の主力艦艇である揚陸巡洋艦。アドラステア級を小型化したような外見で、機動力が高い。それ以外の特徴はアドラステア級とほとんど変わらない。
 
:;エム
 
:;エム
 
::[[ドゥカー・イク]]の指揮するリシテア級巡洋艦。地球クリーン作戦後も停戦条約に従わず、北海を舞台にV2ガンダムやホワイトアークを追い続けた。
 
::[[ドゥカー・イク]]の指揮するリシテア級巡洋艦。地球クリーン作戦後も停戦条約に従わず、北海を舞台にV2ガンダムやホワイトアークを追い続けた。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*バイク戦艦という冗談みたいな外見は、バンダイ側の意向を受けた富野監督が半ば自棄になって言い出したものだそうである。おそらく、[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]に登場した[[戦艦]]の中でも最も荒唐無稽な戦艦であろう。
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*バイク戦艦という冗談みたいな外見は、戦艦を出したいバンダイ側の意向を受けた富野監督が半ば自棄になって言い出したものだそうである。おそらく、[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]に登場した[[戦艦]]の中でも最も荒唐無稽な戦艦であろう。
*バンダイ側の方は、バイク戦艦のアイデアは[[機甲戦記ドラグナー]]の企画段階の時点で制作側に提出しており、そちらでは戦艦としては実現せず、戦闘バイクや[[ガンドーラ]]に意向の名残が見られる。
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*バイク戦艦のアイデアは『[[機甲戦記ドラグナー]]』の企画段階の時点で制作側に提案されており、そちらでは戦艦としては実現せず、戦闘バイクや[[ガンドーラ]]に意向の名残が見られる。
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== 脚注 ==
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2024年4月11日 (木) 22:11時点における最新版

アドラステア級汎用戦艦は『機動戦士Vガンダム』に登場する軍艦の艦級。

アドラステア級汎用戦艦
外国語表記 Adrastea class[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦G
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 バイク型戦艦
生産形態 量産艦
全長 426m
全幅 98m
動力 核融合炉
開発 ザンスカール帝国
所属 ザンスカール帝国
主な搭乗員 クロノクル・アシャー
アルベオ・ピピニーデン
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概要編集

ザンスカール帝国が建造した地上宇宙両方での運用が可能なバイク戦艦

その最大の特徴は艦体下部に巨大なタイヤを4基装備している事で、空中や宇宙ではタイヤを横に展開して飛行・航行し、地上を走行する際はタイヤを合わせてバイクのような形態になり、その質量をもって進路上にあるもの全てを押し潰しながら進む。このタイヤは非常に頑強で、多少の攻撃ではビクともしない。

また、武装も豊富なために火力も高いが、その分頻繁に補給を必要とするという欠点もある。他にも艦底部には対空砲が1基しか無いので、そこを狙われ撃沈されるケースもあった。

劇中ではバイク戦艦のみで編成されたモトラッド艦隊により、地球クリーン作戦を展開。核爆発による大規模汚染の恐れから容易に撃墜することができず、リガ・ミリティアやそれに協力する地球連邦軍を苦戦させた。その後、エンジェル・ハイロゥ攻防戦に防衛戦力として投入されているが、リーンホースJr.特攻により轟沈し全滅している。

艦名の由来は、木星の衛星及び木星を司る神・ジュピテルの娘で、ならびに人間に神罰を下す女神「アドラステア」から。

同型艦編集

ラステオ
アルベオ・ピピニーデンの乗艦で、エンジェル・ハイロゥ攻防戦にも投入されている。
タンカー
正式名称は不明。非武装であり、補給艦として運用される。

登場作品と操縦者編集

クロノクル・アシャー、ピピニーデンら原作で地球クリーン作戦に参加したメンバーは概ね乗艦している。原作でリシテア級(後述)に搭乗していたドゥカー・イクも、スパロボではこちらに乗る。

旧シリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。DCの戦力として、走行モードの姿でのみ登場。速い・硬い・強いと三拍子そろっている。比較的序盤のステージでデギンの乗艦として登場する(パイロットは一般兵)。ゲーム中では初めて敵として現れる戦艦で、加えてゲーム中初のHP????(1万以上)ユニットであるにもかかわらず、いきなりHP35500というとんでもない硬さでプレイヤーを苦しめる。さらにメイン武器のメガ粒子砲は射程7、威力3500というゲーム全体を通しても敵射撃武器としては最上位クラスの性能(ちなみに本作ラスボスのヴァルシオンのクロスマッシャーが射程9、威力4000)。最終盤にはクロノクルがパイロットを務める艦も登場するが、このステージでは敵にキュベレイドッゴーラなどの宇宙世紀最高級MSが揃い踏みしているにも関わらず最高火力武器はやっぱりアドラステアのメガ粒子砲。初登場にしてすさまじい優遇のされ方である。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
走行形態しか登場しないが、本作ではこの状態で空を飛び、宇宙にも進出する。書き分けるのが面倒だったのだろうか。接近戦で使うホイールプレッシャーが強力という以外はそれ程怖くないわりに獲得資金は高めでオイシイ敵。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
ホイールプレッシャーが『α外伝』同様にP属性が消滅した代わりに最大射程が7になった。しかし必要気力が120に増加、40のENを消費するようになり、更に命中補正がマイナスになったため命中率が低い。そして何より装甲1300とPS版(1800)から大幅に減少しているため、HPが高いだけの敵となってしまった。
スーパーロボット大戦α外伝
相変わらず走行形態のみの登場だが、本作から戦艦系ユニットは新規グラフィックが描き下ろされて大型化されており、それに伴い戦闘演出が強化されド迫力になった。
現代ではマリーメイア軍、未来ではグエンの部隊が使用してくる。飛行不能になったためホイールプレッシャーも空に攻撃できなくなったが、それと引き換えに射程7へと大幅に強化され、必要気力も無くなっている。能力自体は敵戦艦の中ではそれ程ではないものの、戦力の乏しい序盤に集中的に相手をするためかなりの強敵。逆に未来で戦う際はこちらの戦力も充実していることもあり大して怖くない。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦D
タイヤ展開形態と走行形態が登場。走行時は一部シナリオを除き撃沈するとゲームオーバーになるので注意
展開時も後半分岐のエンジェル・ハイロゥルートに行くまで撃墜できないが、この頃には単なる金づると化している事であろう。
ただし「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」での本機は高い地形効果のエンジェル・ハイロゥに陣取っており、さらに四機で到達ポイントを囲んでいるため短い時間で一隻撃沈して突破口をこじ開けねばならない。

単独作品編集

新スーパーロボット大戦
宇宙編の敵として走行・飛行の両形態が登場。
HPはガンダム系艦船としては最も高い。また飛行形態はクロノクルが乗り一度登場するのみだが、更にHPがアップしている。
本作ではタイヤ攻撃は存在しないものの、主砲の威力は鉄壁をかけたダンクーガでも瀕死に追い込むほど。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦30
アドラステア級」名義。タイヤ展開形態と走行形態が登場。クロノクル、ピピニーデン、イクが乗る。
特典DLCでマサキを仲間にしていると、キーミッション「浄化される大地」にて自軍がタイヤ戦艦の変形に驚く中、既に知っているような発言をする。
特殊戦闘台詞では、その特異なフォルムに言及される物が多い一方で、エルからは「アイデアは良くても品格に欠ける」、「道を踏み外した考えが産み出した狂気」と手厳しい評価を下されている。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

武装編集

タイヤ部2連装主砲
大型のメガ粒子砲。タイヤ部中央に計4基8門装備。
『α』と『α外伝』では後述の「ハイパー・メガ粒子砲」をこの部分の砲塔から発射している。
2連装主砲
正面にメガ粒子砲砲塔を2基、後方に2基の計4基8門装備。
『α』と『α外伝』では「主砲」名義で実装。
3連装副砲
メガ粒子砲の砲塔を正面に1基装備。
2連装機銃
1基装備。
単装機銃
両側面に計35基装備。
『α』と『α外伝』では前述の2連装機銃と同時発射する「対空機銃」名義で実装。
ミサイルランチャー
艦首先端に6門装備。
ビームシールド
艦首先端に装備し、攻撃を弾く。

必殺技編集

タイヤアタック / ホイールプレッシャー / 踏み潰し / 体当たり
タイヤを用いて「何でも踏み潰す」。硬いのが特徴で、V2コアファイター特攻による核爆発でも僅かに損傷した程度だった。そのコンセプトは、無敵戦艦ダイの「踏みつけ」に通じるものがある。
第2次G』や『α』では射程1の地味な武装だったが、『α外伝』では何故か最大射程が7と大幅に拡張されている。その代わり、P属性では無くなった。
D』では射程1~3のP属性コンボ武器で、威力と命中率の高さが危険。空中までは届かないので近づく際は空中から行きたい。
30』では通常版が「体当たり」表記(射程1~3のP属性武器)、マップ兵器版が「踏み潰し」表記となっている。本作には突進型のマップ兵器がないので攻撃と移動を同時に行うわけにはいかず、前進して敵を踏み潰したあとスラスターを噴射して元の位置に戻るというシュールな絵になっている。空Bなので空中にいれば痛くない。

その他編集

ハイパー・メガ粒子砲
タイヤ部の砲塔から発射するメガ粒子砲だが、設定には存在しない。
α』では消費EN100、『α外伝』では消費EN90と異常に燃費が悪く、火力も低い謎の仕様になっている。元はMAP兵器として設定されていたのかもしれない。

特殊能力編集

盾装備
シールド防御を発動。
変形
SRWでは『』と『D』のみ。

移動タイプ編集

陸上形態時。『α』では飛行も可能。
飛行形態時。タイヤを展開する。

サイズ編集

LL

関連機体編集

リシテア級(SRW未登場)
モトラッド艦隊の主力艦艇である揚陸巡洋艦。アドラステア級を小型化したような外見で、機動力が高い。それ以外の特徴はアドラステア級とほとんど変わらない。
エム
ドゥカー・イクの指揮するリシテア級巡洋艦。地球クリーン作戦後も停戦条約に従わず、北海を舞台にV2ガンダムやホワイトアークを追い続けた。

余談編集

  • バイク戦艦という冗談みたいな外見は、戦艦を出したいバンダイ側の意向を受けた富野監督が半ば自棄になって言い出したものだそうである。おそらく、宇宙世紀ガンダムシリーズに登場した戦艦の中でも最も荒唐無稽な戦艦であろう。
  • バイク戦艦のアイデアは『機甲戦記ドラグナー』の企画段階の時点で制作側に提案されており、そちらでは戦艦としては実現せず、戦闘バイクやガンドーラに意向の名残が見られる。

脚注 編集

  1. MECHANIC|機動戦士Vガンダム 2022年1月10日閲覧。