「フェイ・イェンHD」の版間の差分

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{{登場メカ概要
 
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| 登場作品 = [[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]
 
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'''フェイ・イェンHD'''は、「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」の[[登場人物|登場キャラクター]]。
 
'''フェイ・イェンHD'''は、「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」の[[登場人物|登場キャラクター]]。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
角川書店『ニュータイプ』誌上の企画から生まれた「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」には登場しないオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「'''[[初音ミク]]'''」と、バーチャロイドの「'''[[フェイ・イェン]]'''」をコラボさせた機体である。
 
角川書店『ニュータイプ』誌上の企画から生まれた「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」には登場しないオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「'''[[初音ミク]]'''」と、バーチャロイドの「'''[[フェイ・イェン]]'''」をコラボさせた機体である。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただし、これは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるが故の特例と見るべきであるだろう。
 
原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただし、これは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるが故の特例と見るべきであるだろう。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
:『「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD』名義で初参戦。'''機体のみが独立した参戦作品として扱われる'''のは史上初。単にファンサービスだけの[[いるだけ参戦|機体のみ参戦]]ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフから'''シナリオの監修'''(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『[[スーパーロボット大戦K|K]]』の『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』と同様だが、今回はアナウンスされていた点が異なる)。
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:初登場作品。『「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD』名義で参戦。'''機体のみが独立した参戦作品として扱われる'''のは史上初。単にファンサービスだけの[[いるだけ参戦|機体のみ参戦]]ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフから'''シナリオの監修'''(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『[[スーパーロボット大戦K|K]]』の『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』と同様だが、今回はアナウンスされていた点が異なる)。
 
:;ユニット
 
:;ユニット
::[[SDガンダムシリーズ|SDガンダム達]]とは異なり、[[サイズ]]はMだが、かなり運動性が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人は[[カウンター]]持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。
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::[[SDガンダムシリーズ|SDガンダム達]]とは異なり、[[サイズ]]はMだが、かなり[[運動性]]が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人は[[カウンター]]持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。
::初期の最強武器はP属性格闘だが、第17話アメリカルートからは、中距離射撃に変化。ハンドショット以外は特殊効果付きのため、固有技能「[[歌 #特殊スキル「歌姫」|歌姫]]」によって効果がどんどん上がっていく。最大火力は高くなく、[[オールキャンセラー]]持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では射程の短い[[ディスィーブ]]や弾数の不安な[[プリテンダー]]以上の活躍が見込める。「[[集中]]」「[[直感]]」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「[[脱力]]」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。
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::初期の最強武器はP属性格闘だが、第17話アメリカルートからは、中距離射撃に変化。ハンドショット以外は特殊効果付きのため、固有技能「[[歌 #特殊スキル「歌姫」|歌姫]]」によって効果がどんどん上がっていく。最大火力は高くなく、[[オールキャンセラー]]持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では[[射程]]の短い[[ディスィーブ]]や弾数の不安な[[プリテンダー]]以上の活躍が見込める。「[[集中]]」「[[直感]]」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「[[脱力]]」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。
 
::パートナーユニットに関しては、エモーショナル・ウェーブ IBSが使えるようになってからは、[[VB-6 ケーニッヒモンスター]]と組ませて、ケーニッヒのエネルギー補給を受けながら特殊行動コマンド重視のスタイルを取るのも手であり、最強武器が同じ長距離射撃なのも利点になる。只、移動力の強化がなされないこととフェイのHDエクササイズのような便利なP属性武器がケーニッヒにはないことが弱点。
 
::パートナーユニットに関しては、エモーショナル・ウェーブ IBSが使えるようになってからは、[[VB-6 ケーニッヒモンスター]]と組ませて、ケーニッヒのエネルギー補給を受けながら特殊行動コマンド重視のスタイルを取るのも手であり、最強武器が同じ長距離射撃なのも利点になる。只、移動力の強化がなされないこととフェイのHDエクササイズのような便利なP属性武器がケーニッヒにはないことが弱点。
 
:;キャラクター
 
:;キャラクター
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::所謂ゲスト参戦的な役回りではあるが、『SKL』や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 [[奇械島]]で開発された粒子加速炉の試作型が、[[オデュサイト]]によって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては'''「[[初音ミク|彼女]]」が実際にフェイの中にいる'''らしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。
 
::所謂ゲスト参戦的な役回りではあるが、『SKL』や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 [[奇械島]]で開発された粒子加速炉の試作型が、[[オデュサイト]]によって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては'''「[[初音ミク|彼女]]」が実際にフェイの中にいる'''らしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。
 
::キャラクターとしては歌つながりで『[[マクロスF]]』とよく絡む。[[宇宙]]ルートでは「[[歌]]」で[[バジュラ]]を撤退させる見せ場も。その他、[[ELS]]などの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤では[[シェリル・ノーム|シェリル]]から、[[マオ・ノーム|マオ]]が探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。
 
::キャラクターとしては歌つながりで『[[マクロスF]]』とよく絡む。[[宇宙]]ルートでは「[[歌]]」で[[バジュラ]]を撤退させる見せ場も。その他、[[ELS]]などの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤では[[シェリル・ノーム|シェリル]]から、[[マオ・ノーム|マオ]]が探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。
::バーチャロイドであるためサイズは可変であり、発見当初は「等身大の少女型ロボット」と言われ、ユニットとしてはMサイズ。言及はされていないが、インターミッション時には地球人類と同じくらいの身長に、戦闘中は本来のサイズに変化しているものと思われる。
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::オリジナルバーチャロイドらしくサイズは可変であり、発見当初は「等身大の少女型ロボット」と言われ、ユニットとしてはMサイズ。言及はされていないが、インターミッション時には地球人類と同じくらいの身長に、戦闘中は本来のサイズに変化しているものと思われる。
  
 
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
[[射撃]]・[[格闘]]・[[命中]]・[[回避]]に優れる典型的なスピード型。突っ込んで特殊武器で反撃しまくるのが常道だが、連続ターゲット補正と[[EN]]切れには注意。また、メイン攻撃が射撃属性なのでそちらを鍛えるのが鉄板。
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[[射撃 (能力)|射撃]]・[[格闘 (能力)|格闘]]・[[命中#命中(能力)|命中]]・[[回避#回避(能力)|回避]]に優れる典型的なスピード型。突っ込んで特殊武器で反撃しまくるのが常道だが、連続ターゲット補正と[[EN]]切れには注意。また、メイン攻撃が射撃属性なのでそちらを鍛えるのが鉄板。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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:ちなみに気力低下の[[特殊効果]]付き。ヒットの度にハートマークや♪が乱舞するのがらしいというか、なんというか。
 
:ちなみに気力低下の[[特殊効果]]付き。ヒットの度にハートマークや♪が乱舞するのがらしいというか、なんというか。
 
;エモーショナル・アタック
 
;エモーショナル・アタック
:フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、[[歌]]に合わせて2つある。
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:フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、[[歌]]に合わせて2つある。
 
:さらに言うと武器扱いの二つには[[初音ミク]]の[[カットイン]]が入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。
 
:さらに言うと武器扱いの二つには[[初音ミク]]の[[カットイン]]が入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。
 
:何気に[[ビーム兵器]]なので[[グラン・ネイドル]]には撃たないように。
 
:何気に[[ビーム兵器]]なので[[グラン・ネイドル]]には撃たないように。
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:味方の能力強化と敵の能力ダウンを行う。[[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|ダブルオーライザー]]の「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定[[オールキャンセラー]]を抜けない。消費[[EN]]が70と大きいため、乱発は厳禁。
 
:味方の能力強化と敵の能力ダウンを行う。[[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|ダブルオーライザー]]の「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定[[オールキャンセラー]]を抜けない。消費[[EN]]が70と大きいため、乱発は厳禁。
 
:効果こそ[[ダブルオークアンタ]]の「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある…と言いたくなるところだが、'''歌姫L9で効果がクアンタムバーストと並ぶ'''ため、消費ENと必要気力が低い分こちらの方が圧倒的に使い勝手が良い。さらに追加がダブルオークアンタより圧倒的に早い。攻撃能力優秀なダブルオークアンタの行動を補助コマンドで潰す事自体がそもそもデメリットと言えなくもないので、こちらが同じ効果でぶっ放せる事も利点である。
 
:効果こそ[[ダブルオークアンタ]]の「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある…と言いたくなるところだが、'''歌姫L9で効果がクアンタムバーストと並ぶ'''ため、消費ENと必要気力が低い分こちらの方が圧倒的に使い勝手が良い。さらに追加がダブルオークアンタより圧倒的に早い。攻撃能力優秀なダブルオークアンタの行動を補助コマンドで潰す事自体がそもそもデメリットと言えなくもないので、こちらが同じ効果でぶっ放せる事も利点である。
:これでかかる曲はずばり「In the Blue Sky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲であり、同時に「蒼穹」というステージ名に合致した曲名でもある。さらに言えば、追加されるのは上述の通り第「'''39'''」話である。
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:これでかかる曲はずばり「'''I'''n the '''B'''lue '''S'''ky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲であり、同時に「蒼穹」というステージ名に合致した曲名でもある。さらに言えば、追加されるのは上述の通り第「'''39'''」話である。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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;フェイ「……? きこえる……? きこえてくる……?」<br/>「この感じ……すごく なつかしい おぼえてる……教わった最初の音……もらった言葉、旋律……」<br/>[[初音ミク|???]]「♪~……」<br/>フェイ「ああ、これって……歌、なんだ。わたしの……歌なんだ」<br/>???「……」<br/>フェイ「ありがとう、呼んでくれたんだね……あなたは…… わたし? それとも私があなたなの?」<br/>???「♪~……」
 
;フェイ「……? きこえる……? きこえてくる……?」<br/>「この感じ……すごく なつかしい おぼえてる……教わった最初の音……もらった言葉、旋律……」<br/>[[初音ミク|???]]「♪~……」<br/>フェイ「ああ、これって……歌、なんだ。わたしの……歌なんだ」<br/>???「……」<br/>フェイ「ありがとう、呼んでくれたんだね……あなたは…… わたし? それとも私があなたなの?」<br/>???「♪~……」
 
:戦闘中イベントにて、心象世界での初音ミクとのコンタクト。実は、この場面のためだけに彼女のグラフィックが用意されている(当然ながらこのステージ限定)。
 
:戦闘中イベントにて、心象世界での初音ミクとのコンタクト。実は、この場面のためだけに彼女のグラフィックが用意されている(当然ながらこのステージ限定)。
:このイベント以降フェイの台詞回しが変わり、[[フェイ・イェン]]系VR特有のテンションの高さが垣間見られるようになる。
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:このイベント以降フェイの台詞回しが変わり、[[フェイ・イェン]]系VR特有のテンションの高さが垣間見られるようになる。一方、先述の記憶の消失の影響からか、以降も元来のファイユーヴとは微妙に性格が異なっている。
 
;「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」<br/>「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」<br/>「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
 
;「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」<br/>「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」<br/>「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
 
:エンドデモにおける初音ミク評。ちなみに[[世界観/UX|本作の世界観]]にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明となっている。
 
:エンドデモにおける初音ミク評。ちなみに[[世界観/UX|本作の世界観]]にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明となっている。
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:もっとも、[[ハザード・パシャ|空気を読まない誰かさん]]のせいで'''台無しにされてしまう'''のだが。
 
:もっとも、[[ハザード・パシャ|空気を読まない誰かさん]]のせいで'''台無しにされてしまう'''のだが。
 
;「あなた、鈍感ね!わたしたちの歌をきけばすぐわかるはずっ」
 
;「あなた、鈍感ね!わたしたちの歌をきけばすぐわかるはずっ」
:第42話(ユニオンルート)「リザレクション」に於ける[[ティベリウス]]との戦闘前会話。
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:第42話(ユニオンルート)「リザレクション」に於ける[[ティベリウス]]との戦闘前会話。命を弄び、死者を操る[[魔術師]]に対して、電脳の歌姫は歌を聴かせようと言い放つ。
 
;「聞こえるよ、みんなの歌! 誇りと愛が共鳴して…奏でてる、メロディー!」<br/>シェリル「翼は、風に乗って…!」<br/>ランカ「大空に祈る、鳥の歌…!」
 
;「聞こえるよ、みんなの歌! 誇りと愛が共鳴して…奏でてる、メロディー!」<br/>シェリル「翼は、風に乗って…!」<br/>ランカ「大空に祈る、鳥の歌…!」
 
:第43話(ユニオンルート)「THE RETURN OF THE SORCERER」にて、神気取りの[[アウグストゥス]]に対し、自分の中の「[[神]]」をも超える可能性を思い出し、[[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド]]への合体を成功させた[[チームD]]の姿を見て。実は「鳥の歌」の歌詞ネタ。
 
:第43話(ユニオンルート)「THE RETURN OF THE SORCERER」にて、神気取りの[[アウグストゥス]]に対し、自分の中の「[[神]]」をも超える可能性を思い出し、[[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド]]への合体を成功させた[[チームD]]の姿を見て。実は「鳥の歌」の歌詞ネタ。
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== スパロボシリーズでの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズでの迷台詞 ==
;「あ、非モテ系!」<br/>「あ、非モテ系の皆さん」<br/>「無駄にうるさい人達ね」
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=== UX ===
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;「あ、非モテ系!」<br/>「あ、非モテ系の皆さん!」<br/>「無駄にうるさい人達ね」
 
:[[キバの輩]]との[[特殊戦闘台詞]]の数々。どれも何気に酷い。
 
:[[キバの輩]]との[[特殊戦闘台詞]]の数々。どれも何気に酷い。
 
;「か……加齢臭!」<br/>「加齢臭、マキシマム!」<br/>「加齢臭対策、耳の後ろを洗いましょう!」
 
;「か……加齢臭!」<br/>「加齢臭、マキシマム!」<br/>「加齢臭対策、耳の後ろを洗いましょう!」

2024年4月17日 (水) 16:06時点における最新版

フェイ・イェンHDは、「電脳戦機バーチャロンシリーズ」の登場キャラクター

フェイ・イェンHD
登場作品

電脳戦機バーチャロンシリーズ

声優 藤田咲
デザイン カトキハジメ
初登場SRW スーパーロボット大戦UX
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
分類 オリジナルバーチャロイド
全高 不明(地球人類と同じくらいの身長[1]~十数m)
テンプレートを表示

概要編集

角川書店『ニュータイプ』誌上の企画から生まれた「電脳戦機バーチャロンシリーズ」には登場しないオリジナルバーチャロイド。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「初音ミク」と、バーチャロイドの「フェイ・イェン」をコラボさせた機体である。

初出は『ニュータイプ』2011年2月号にカトキハジメが描いた「初音ミクのコスプレをしたフェイ・イェン」のイラストである。この時点では2010年末に発売されたXbox360版『電脳戦機バーチャロン フォース』(SRW未参戦)の宣伝のための企画に過ぎなかったのだが、下記されている基本機体設定はこの時点ですでにセガにより作られている。

『フォース』のプロモーション展開が終了した後も、このフェイ・イェンHDというバーチャロイドについては単独のキャラクターコンテンツとして更なるコラボ展開が行わるようになった。バンダイのフィギュアブランド『COMPOSITE Ver.Ka』による立体化、セガのリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』 シリーズでのフェイ・イェンHDモジュールの実装を経て、三番目に行われたのがスーパーロボット大戦シリーズへのキャラクターとしての出演である。

コスプレめいた外装やツインテールの髪型など、シルエットは概ねフェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」と共通している。しかしカラーリングは初音ミクの象徴色である緑と黒をベースに大きく変更された。外装はミクの衣装をほぼそのまま再現しているが、ロボットとしての硬質製が強調されており、このあたりはフリルのひらひらを意識したフェイ・イェン with VHよりも「メカ分」が強い。なお、初音ミクの象徴アイテムである二本のネギにあたるパーツ「ジェイド・フォーキー」も標準装備されている。

セガはフェイ・イェンHDの存在をバーチャロンシリーズの「正史」としては扱わないが「公式」としては扱うという独自の立場をとっている。セガ側の機体設定によれば、人格をもつバーチャロイドである「VR-014 ファイユーヴ」(オリジナル・フェイ・イェン)が電脳世界と現実世界を自在に行き来する中で新たな「声」と邂逅し、それが彼女の秘められたエモーショナル・ハートを覚醒させ、ハイブリッドな歌姫「フェイ・イェン with Heart of DIVA」へと昇華させた、ということである。『スーパーロボット大戦UX』で初参戦した際には、バーチャロンシリーズの統括プロデューサーであるセガの亙重郎氏によって設定が加えられ、ノーマル(緑)、オリジナル(ピンク)、エモーション(黄金)の三つのモード変化を行えるようになった。

なお、「正史」におけるフェイ・イェンの声優は樋口智恵子氏だが、スパロボでのフェイ・イェンには初音ミクの音声ソース提供者である藤田咲氏が当てられた。

バーチャロンシリーズにおいて編集

前述の通り「正史としては扱わないが公式として扱う」とされたが、後にmasterpiece公式サイトにてフェイ・イェンHDが正史上においてある役割を果たしたことが間接的に言及されている(時間軸は「オラトリオ・タングラム」に当る)

CISを放浪するタングラムをダイモンより先に召喚するべくリリン・プラジナーから(渋々の)要請を受けたファイユーヴだったが、タングラムが既に独自の人格を構築していることを知っていたため「今更道具として使われるために、生みの親の頼みとはいえそれに従うのか?」という疑問をぬぐえなかった。

だが、タングラムがダイモンに確保されては全てが終わってしまう。 ファイユーヴは考えた末に、かつて自分が巡った異世界の一つで偶然から見出した「歌姫」を模した姿を纏い、HD化。VCa0年のムーンゲート解放の際、タングラムに自分が歌った歌をもう一度歌ったのである。

タングラムはこれに応じたものの、事象崩壊要塞の陥落直後に遺跡内管理システムをフォーマットした後、電脳歴世界に見切りをつけて別世界に去ってしまっていた。

登場作品と役柄編集

原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク』のXAN-斬-が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただし、これは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるが故の特例と見るべきであるだろう。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。『「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD』名義で参戦。機体のみが独立した参戦作品として扱われるのは史上初。単にファンサービスだけの機体のみ参戦ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフからシナリオの監修(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『K』の『電脳戦機バーチャロン マーズ』と同様だが、今回はアナウンスされていた点が異なる)。
ユニット
SDガンダム達とは異なり、サイズはMだが、かなり運動性が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人はカウンター持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。
初期の最強武器はP属性格闘だが、第17話アメリカルートからは、中距離射撃に変化。ハンドショット以外は特殊効果付きのため、固有技能「歌姫」によって効果がどんどん上がっていく。最大火力は高くなく、オールキャンセラー持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では射程の短いディスィーブや弾数の不安なプリテンダー以上の活躍が見込める。「集中」「直感」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「脱力」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。
パートナーユニットに関しては、エモーショナル・ウェーブ IBSが使えるようになってからは、VB-6 ケーニッヒモンスターと組ませて、ケーニッヒのエネルギー補給を受けながら特殊行動コマンド重視のスタイルを取るのも手であり、最強武器が同じ長距離射撃なのも利点になる。只、移動力の強化がなされないこととフェイのHDエクササイズのような便利なP属性武器がケーニッヒにはないことが弱点。
キャラクター
当初は『マジンカイザーSKL』の奇械島に伝わる「眠り姫」と呼ばれており、第11話で正式参戦。当初はまだ頭の中がごちゃごちゃなためか、喋り方も空白が目立つ読みづらいものが多く(所謂「ボカロを無理やり喋らせてみた」的カタコトボイス)、戦闘ボイスも力の抜けたものが多い。全体的に見ると真面目で明るい性格だが、ハザードキバなど、己の欲望のままに暴走する相手に対してはかなり冷めた物言いをするなど、今までの「フェイ」と比べてかなりキャラ性に違いがみられる。ちなみにバーチャロイド特有の「キュイィィィン」という走行エフェクトは健在。戦闘時のキャラはミクベースなためか、普段とは別人のごとくハイテンション。むしろ能天気な感じすらする(参戦当初の半混乱状態でも同様)。
所謂ゲスト参戦的な役回りではあるが、『SKL』や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 奇械島で開発された粒子加速炉の試作型が、オデュサイトによって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては彼女」が実際にフェイの中にいるらしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。
キャラクターとしては歌つながりで『マクロスF』とよく絡む。宇宙ルートでは「」でバジュラを撤退させる見せ場も。その他、ELSなどの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤ではシェリルから、マオが探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。
オリジナルバーチャロイドらしくサイズは可変であり、発見当初は「等身大の少女型ロボット」と言われ、ユニットとしてはMサイズ。言及はされていないが、インターミッション時には地球人類と同じくらいの身長に、戦闘中は本来のサイズに変化しているものと思われる。

パイロットステータス編集

能力値編集

射撃格闘命中回避に優れる典型的なスピード型。突っ込んで特殊武器で反撃しまくるのが常道だが、連続ターゲット補正とEN切れには注意。また、メイン攻撃が射撃属性なのでそちらを鍛えるのが鉄板。

精神コマンド編集

UX
集中直感突撃脱力熱血
リアル系の典型。「突撃」があるので、移動後にエモーショナル・アタックが撃てるのが地味に大きい。フェイ・イェンの宿命なのかしっかり「脱力」持ち。

特殊スキル編集

UX
歌姫L9、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンター全体攻撃L1
能力や性能と合わせ、まさに「やられる前にやれ」の典型。専用技能の「歌姫」は特殊効果武器の効果を強化するという地味に凶悪なもので、エモーショナル・ウェーブも連動して強化される。カウンターが有るが技量は並なので、テコ入れするか、森次あたりを戦術指揮に据えてフォローすべし。
ガンファイトヒット&アウェイ、可能なら連続行動まで入れられれば、エモーショナル・ウェーブによる強化と次ターンの援護攻撃の位置取りを同時に出来る。

応援編集

精神耐性、スペック低下無効、HP10%回復
UX』で採用。中盤以降増え始める特殊効果をまとめてブロック出来る強力なボーナス。特に、最終話「命の始まり」におけるリヴァルナの猛攻をしのぐのに一役買ってくれる。
なお、バーチャロン枠の登場キャラがフェイしかいない関係上、掛け合う(まともに作戦を指示してくれる)相手がいないので、どんな状況でも彼女が作戦を説明する事になってしまう。

装備・機能編集

コラボ先の初音ミク要素が目立つとはいえバーチャロイドには違いなく、フェイ・イェン系VRの持つ基本装備(接近戦用の小剣、腕部のエネルギーショット、オーバーブーストシステム)は全て揃えている。

武装・必殺武器編集

武装編集

ハンドショットver.HD
右手からハート型のビームを放つ。ザ・ナイトの「ファンシー・ブラスト」と同じ。
ジェイド・フォーキー
接近戦用の小剣。後発機の「愚者の慈愛」に相当する武器だが、コラボ先に合わせて形状はネギ。なので斬撃というより打撃武器2本であり、柄頭で連結してダブルソードにすることも可能。単体武器では登場せず、エクササイズのトドメ演出で登場。

必殺技編集

HDエクササイズ
接近攻撃。飛び蹴りの後相手を捕まえて引っ叩き、続けてヒップアタックで吹っ飛ばす。トドメ演出ではフォーキー二刀流で連撃を加えた後、連結状態で叩き落して〆。
ちなみに気力低下の特殊効果付き。ヒットの度にハートマークや♪が乱舞するのがらしいというか、なんというか。
エモーショナル・アタック
フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、に合わせて2つある。
さらに言うと武器扱いの二つには初音ミクカットインが入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。
何気にビーム兵器なのでグラン・ネイドルには撃たないように。
LOVE♥14 ver.HD
ヨーロッパルート第17話「ハート・オブ・ディーヴァ」から追加。ハートマーク型のエネルギーを放って攻撃する。ちなみにこれを使用すると「LOVE♥14 ver.HD」の歌詞つきver.が流れる。
命中・回避ダウンつき。
Believe ver.HD
第31話「Final count」で追加される攻撃。エモーショナル・モードを起動してビームを放つ。こちらで流れるBGMも歌詞付き。格闘・射撃ダウンの効果がある。
トドメ演出はウェーブの炸裂をバックにポーズをキメるフェイの姿だが、よく見ると後ろのウェーブがミクのシルエットを象っている。
エモーショナル・ウェーブ IBS
第39話「蒼穹-そら-」で追加される。特殊コマンド「E・ウェーブ」が使用可能になる。オリジナル・モードを起動してウェーブを全方位に照射する。なお、カットイン前に背景を流れるライブ映像は、「Project DIVA」のオープニング映像の切り取り。
味方の能力強化と敵の能力ダウンを行う。ダブルオーライザーの「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定オールキャンセラーを抜けない。消費ENが70と大きいため、乱発は厳禁。
効果こそダブルオークアンタの「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある…と言いたくなるところだが、歌姫L9で効果がクアンタムバーストと並ぶため、消費ENと必要気力が低い分こちらの方が圧倒的に使い勝手が良い。さらに追加がダブルオークアンタより圧倒的に早い。攻撃能力優秀なダブルオークアンタの行動を補助コマンドで潰す事自体がそもそもデメリットと言えなくもないので、こちらが同じ効果でぶっ放せる事も利点である。
これでかかる曲はずばり「In the Blue Sky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲であり、同時に「蒼穹」というステージ名に合致した曲名でもある。さらに言えば、追加されるのは上述の通り第「39」話である。

移動タイプ編集

バーチャロイドなので、を飛べない。
『UX』はや面倒な地形で戦闘することが多いので、パートナーボーナスでフォローしよう。PUを組むならば、アパレシオンあたりの長射程で空を飛べる機体がおすすめ。

サイズ編集

M
戦闘時のサイズ。既述したように、インターミッション時には地球人類と同じくらいの身長に変化しているものと思われる。

機体ボーナス編集

UX
  • 初期段階:運動性+5 照準値+5 資金+10%
  • 第二段階:運動性+10 照準値+10 資金+15% EN+50
  • 第三段階:運動性+20 照準値+20 資金+20% EN+75
  • 最終段階:運動性+30 照準値+30 資金+30% EN+100
他ユニットと比べて効果の高いボーナスを多く得られる。雑魚戦での囮やボス戦でのサポートが仕事なので、運動性やENのボーナスはありがたい。

機体BGM編集

「LOVE♥14 ver.HD(インスト)」
デフォルト戦闘曲。元々はドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」に収録されたフェイ・イェンのキャラクターソングで、初代のフェイ・イェンステージBGM「The Wind Is Blowing」のボーカルアレンジ版。インストバージョンなのでボーカルは無し。
「LOVE♥14 ver.HD(ボーカル)」
同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は瓦重朗氏がスパロボ参戦のために新たに書き下ろしたものとなっている。
ちなみに、非公式ながら原曲をミクに歌わせた人は存在する。詳しくはこちら。UXでの編曲者はいろんなジャンルに定評があるsamfree氏。
「Believe ver.HD」
同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は新規書き下ろし。この曲もドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」が初出で、CDのための書下ろし曲。こちらの編曲者は、「FREELY TOMORROW」で有名なMitchie M氏。ちなみに、第12回MMD杯参加作品として本楽曲のMVがファンの手によって作成され、後にMitchie M氏公認になっている
「In the Blue Sky ver.HD」
エモーショナル・ウェーブ使用時の戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。元楽曲は初代バーチャロンの第1ステージBGMで、バーチャロンがシリーズ化されてからはテムジン系列VRのテーマ曲となった。
今までのSRWでもテムジン系列の操縦者であるチーフクリアリアのデフォルト戦闘BGMとして必ず収録されていた(シリーズの初出は『第3次α』。クリアリアはアレンジ版の「'01」が使われた)が、フェイのみしか参戦していない『UX』でさえその伝統は受け継がれることとなった。ボーカル曲としてアレンジされるのは『UX』が初。こちらの編曲者はsamfree氏。
余談だが、解禁されるのが蒼穹作戦の最中でステージ名も「蒼穹-そら-」という完璧なコラボレーションを実現している。さらに第39話というおまけ付き。

対決・名場面編集

電脳の歌姫、風の導き手
『UX』ヨーロッパルート第17話「ハート・オブ・ディーヴァ」より。プラントで開催されたシェリルのコンサートを警備するマクロス・クォーター部隊の前にバジュラが現れる。何かに引き寄せられるように次から次へと現れるバジュラの大群に、自軍部隊は劣勢を強いられる。
そんな中、何かを感じたフェイが一群の前に跳び出す。迎撃を喰らって一瞬ホワイトアウトした視界に映ったのは、自分とよく似た色彩を持ち、涼やかな声で歌う一人の少女。彼女こそが自分を呼んだ存在だと知ったフェイは、それに合わせるようにして自らもまた、歌う。宇宙の闇に響く歌声はバジュラの動きを止め、きっかけを得た自軍部隊は反撃に転じる。
舞い上がれ、『蒼穹そら』に
『UX』第39話「蒼穹-そら-」より。自軍の猛攻撃によってイドゥンは「戦いの痛み」と「存在することへの苦しみ」、「いなくなることへの恐怖」を理解し、苦しみだした。その事を知ったフェイはマークニヒト率いるフェストゥムのところに向かい、己の中へ向かい合おうと彼に語りかけた。イドゥンはそんな彼女を否定するべく排除せんとするが、それでもフェイは屈することなくその場で歌い上げた。
全てを包み込む母の如き歌声はイドゥンやフェストゥムが忘れられていた感情を思い出し、シェリルはその姿に、かつて祖母が探し求めた風の探し手を想起する。
そして、フェイの歌は風や海、蒼穹を超えて竜宮島にいる子供たちにも届く。存在することができなくなる恐怖で震えだしていた乙姫はフェイの歌を聞いて、島に生ける者たちの母となるように島のミールと一体化することを決心した。

人間関係編集

初音ミク
コラボ先のボーカロイド。『UX』の世界にフェイを呼び込んだ。
フェイ自身はミクの事を「あの子」と呼び、ステージ上では一人称を複数形にすることで彼女の存在を示唆している。
タングラム
リリン・プラジナーの要請を受けて彼女を呼び出すべくCISに向かった際、HD化して歌うことで交信している。

他作品との人間関係編集

シェリル・ノーム
UX』では彼女のに触発されて心中を渦巻いていた「欠片」がまとまり、オリジナルモードの発動に成功。
ランカ・リーホリー・バージニア・ジョーンズ九条美海アルティ・早乙女
『UX』ではアルカトラズでのライブで彼女ら(一名女装)とコラボレーション。ちなみに、フェイはドラムを担当。
余談だが、ランカ役の声優・中島愛氏の声をサンプリングしたVOCALOIDが株式会社インターネットから発売されている。
グレイス・オコナー
『UX』では「HD」というコードネームで呼び、フェイに目をつけており、「シャロン・アップルの再来」とも評した。
アイラ
『UX』では彼女らの本拠「八稜郭」に「眠り姫」として伝わっていた。
ジョウ・マヤマイク・コイル
『UX』第11話「招かれざるもの」で、彼らのやり取りを見て妙な誤解をしてしまう。
由木翼
『UX』第17話「ハート・オブ・ディーヴァ」において由木は悩むフェイに助言を送る。その事もあって、フェイはハート・オブ・ディーヴァに覚醒した。
ついでに由木翼の事を「翼」と名前で呼んだのは、原作を含めてもフェイが初めて。
ネロ
『UX』ではクトゥルー内での戦闘前台詞によると、どうも彼女はフェイの中の「あの子」の事を知っていたようである。
ハザード・パシャ
『UX』では彼の醜悪な野望を「つまらない」と一蹴。なお、第二部中盤の決戦では新曲の真っ最中に通信で割り込まれている
ナイア
『UX』では自らの野望と暇潰しの為に世界を幾億と繰り返し、玩具のように弄んできた彼女にとって、世界のループ構造の外部からの干渉者であるフェイの存在はヒーローマンの誕生と並ぶ予期せぬ最大のイレギュラーだった。

スパロボシリーズでの名台詞編集

UX編集

「… シ テ」
「ハ … 」
「ハ ジ メ マ シ テ …」
「ハ ジメて… のお と、…が、きこえます。こえ、が… ことばガ…」
「きこえマス。 みえます み んな、のこえ…?」
「は…じめまして」
「わ たし… わたし、は…誰で しょう…?」
第10話「神謀、大地を駆ける」にて初めて目覚めた時の第一声。malo氏作のミクオリジナル曲「ハジメテノオト」にかけている。
「ジョウ、は…マイクの、こと…が好き?」
「好き、で …息、がつまりそう?」
第11話「招かれざるもの」より。ジョウマイクに練習台として口説かせようとした時の台詞。この後、ジョウはチャムにこっぴどく怒られた。何気にryo氏作の「メルト」にかかっている。
「よく覚えてない けど……こっちにくるまえ、わたし、ひとりぼっちで……」
「そのとき、とおくの方でなんだかすごく 楽しい……気持ち? みたいなもの、をみつけて……」
「わたし、あんまり 後先 かんがえないから そのままそっちに とんでって」
「……そしたら、その楽しいなにかとくっついちゃった? みたいな感じ」
第17話ヨーロッパルート「ハート・オブ・ディーヴァ」のIMにて、由木との会話で話した『UX』の世界に来るまでの経緯。
「ファイユーヴ」として電脳世界を放浪する中で、『UX』の電脳世界にいたミクを聴きつけ、そちらに跳んだところ彼女とデータが同化、そのままの状態で定位リバース・コンバートを起こして奇械島に実体化。その反動で機能が停止し、以来アンノウン・エクストライカーズがやって来るまで眠りっぱなしだったらしい。
ちなみにこれを見る限り、本作のフェイは再起動の影響なのか「ファイユーヴ」としての記憶はほとんど消失している模様。
「うまく説明できないんだけどわたしの頭の中って……すーっごく、キラキラしててね」
「いろんな思い、想い、願いとか……ほんとに いっつも、たくさんあって」
「それが、メロディーや……リズム? みたいなものに聞こえたり感じたりして……」
「でも なんでだろう なんか どれもバラバラなんだよね……」
その続き。この「キラキラ」は動画投稿サイト等の初音ミク動画の数々を指したものか。
フェイ「……? きこえる……? きこえてくる……?」
「この感じ……すごく なつかしい おぼえてる……教わった最初の音……もらった言葉、旋律……」
???「♪~……」
フェイ「ああ、これって……歌、なんだ。わたしの……歌なんだ」
???「……」
フェイ「ありがとう、呼んでくれたんだね……あなたは…… わたし? それとも私があなたなの?」
???「♪~……」
戦闘中イベントにて、心象世界での初音ミクとのコンタクト。実は、この場面のためだけに彼女のグラフィックが用意されている(当然ながらこのステージ限定)。
このイベント以降フェイの台詞回しが変わり、フェイ・イェン系VR特有のテンションの高さが垣間見られるようになる。一方、先述の記憶の消失の影響からか、以降も元来のファイユーヴとは微妙に性格が異なっている。
「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」
「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」
「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
エンドデモにおける初音ミク評。ちなみに本作の世界観にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明となっている。
これについては、同ステージのIMにおけるフェイの台詞と、第31話「Final Count」でのリチャードの発言に初音ミクの存在を絡めると見えてくる。
「みんなが元気になるなら、わたしもいっぱい歌う!」
第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」シナリオエンドデモより。泥酔した瑠璃がその勢いで戦術指揮を取る際にチャムエレボスに続いてそれに参加した。
そして(巻き込まれたを含めて)チャムとエレボスと一緒に「戦術指揮/応援」を担当することができた
「………」
「…あなたたちもやっとわかったんだね」
「生きることの痛みを」
「伝わるよ、その想い…怖いんだよね」
「でも、目をそらしちゃだめなんだよ、いま、自分自身の中にあるものを!」
第39話「蒼穹-そら-」より。蒼穹作戦にてイドゥンが「痛み」を理解してしまい苦しんでいる様子を見て、フェイは危険も承知でマークニヒトのもとに近き、いまにも理解してしまいそうな何かと向き合うことをフェストゥムに呼びかけた。「痛み」と「感情」を否定しようとするイドゥンに攻撃を受けるが、彼女はそれでも屈しはしなかった。そして…。
(…あなたたちも感じる? 空の青…すてきな色だったよね。 忘れたことが綺麗に甦って…)
(わたしの声、あの子の声…そして…うん、みんなの声が輝くよ!)
同上。完全に覚醒した電脳の歌姫は、母なる歌声をフェストゥム、アルティメット・クロスの前で披露した。それを聞いたイドゥンは否定しようとする「感情」を理解してしまい一層苦しみ、自軍部隊を奮い立たせる事が出来た。
そして、その歌声はいなくなることに耐えられなかった乙姫を島のミールと一体化することを決心させる描写が書かれる等、感動するイベントとなっている。
もっとも、空気を読まない誰かさんのせいで台無しにされてしまうのだが。
「あなた、鈍感ね!わたしたちの歌をきけばすぐわかるはずっ」
第42話(ユニオンルート)「リザレクション」に於けるティベリウスとの戦闘前会話。命を弄び、死者を操る魔術師に対して、電脳の歌姫は歌を聴かせようと言い放つ。
「聞こえるよ、みんなの歌! 誇りと愛が共鳴して…奏でてる、メロディー!」
シェリル「翼は、風に乗って…!」
ランカ「大空に祈る、鳥の歌…!」
第43話(ユニオンルート)「THE RETURN OF THE SORCERER」にて、神気取りのアウグストゥスに対し、自分の中の「」をも超える可能性を思い出し、ダンクーガノヴァ・マックスゴッドへの合体を成功させたチームDの姿を見て。実は「鳥の歌」の歌詞ネタ。
「…止める止めない以前の問題だよ。知力も武力も…人を好き勝手に使うためのものじゃない」
「そうやって上から目線のつもりかもだけどつまんない野望だね!」
第49話「侵略の終焉」に於けるハザードとの戦闘前会話。どこまでも自分の保身と欲望の事しか頭に思い浮かばない男を前に、電脳の歌姫はその野望を「つまらない」と一蹴する。
ちなみにハザードに限らず、本作のフェイはこの手のキャラに対しては正面からバッサリ切り捨てている。
「絶望? …甘えないで! わたしが本気を出したら、あなたも希望で輝いちゃうんだよ!」
第51話「STRANGE EONS」に於けるマスターテリオンとの戦闘前会話。絶望と憎悪の化身に対してここまで言ってのけるあたりはさすがだが、本当に出来そうなのがなんとも。
カリ・ユガ「今、可能性を閉じなければ、すべての可能性が『消失』してしまう…。その意味は、あなたならわかるはずです」
「閉じられた運命は、輪廻の理の中で再生するのです…!」
「あなたたちの作る、新たなユガなどでは…!」
フェイ「……暴走の果てに終わる世界って感じだね。でも、ハッキリ言っておくよ」
「可能性として観測されたものを無理に制御しようとする時点で、あなた自身が無限ループにはまってるの!」
「そういうエラーが危機を呼ぶわけで……しょうがない。もう一度、フェイ・イェンHD、本気で行きます!」
最終話「命の始まり」に於けるカリ・ユガとの戦闘前会話。可能性を閉じねば全てが終わるという神に対して痛烈な一撃で切り返し、電脳の歌姫は最後のセッションに臨む。cosMo(暴走P)氏作の「初音ミクの消失」の歌詞、「暴走の果てに見える 終わる世界」にかかっている。
ちなみにこの台詞、見方を変えるとこの人にもそっくり当てはまってしまう
「あっ……そうか。お別れなんだね。そろそろかなと思ってたけど、やっぱり突然だなぁ……」
「寂しいけど……でも、わたし楽しかった。たくさんの強さと優しさをもらえたし……何より歌えたし!」
「さようなら。時空を遠く離れても、みんなのこと、忘れない。ありがとう……いつかまた逢いたいな!」
最終決戦後。甲洋乙姫らと共に『UX』を元の世界へ、すべての可能性が集った場所へと送り届ける。
そして、二人の電脳の歌姫は、長きに渡るセッションをようやく終え、『UX』というステージを去る。彼女らはどこから来て、そしてどこへ行ったのか? それは多分、誰も知らない。

スパロボシリーズでの迷台詞編集

UX編集

「あ、非モテ系!」
「あ、非モテ系の皆さん!」
「無駄にうるさい人達ね」
キバの輩との特殊戦闘台詞の数々。どれも何気に酷い。
「か……加齢臭!」
「加齢臭、マキシマム!」
「加齢臭対策、耳の後ろを洗いましょう!」
ハザードガランガラン軍兵士との特殊戦闘台詞の数々。どれもストレートすぎる。

関連機体編集

フェイ・イェン・ザ・ナイトフェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」
VRとしてはこれらの系列の機体に当たるが、当人からはデザインがかなり不評。ただし、『UX』ではこれらに関する記憶は綺麗に欠け落ちている。
マジンカイザーSKL
奇械島で眠っていた際には、この機体の存在が目覚めのきっかけになると予言されていた。

余談編集

  • 上記のネギの元ネタは、Otomania氏の「VOCALOID2 初音ミクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた」にてデフォルメキャラの「はちゅねミク」にネギ(Otomania氏曰く下仁田ネギなんだそうな)を振らせたのが始まりだが、その更に元ネタが、TVアニメ『BLEACH』の第2話で井上織姫が長ネギを振り回していたシーンにIevan Polkka(フィンランド民謡)を合わせたFLASH動画「ロイツマ・ガール」である。
    • 初音ミクのネギ動画が公開されたのは2007年9月であり、初音ミクが発売されたばかりの最初期の頃である。当時はロイツマ・ガールの動画がネット上で人気となっていたため、初音ミクの知名度が広まる最初のきっかけになった。
      • なお、「はちゅねミク」自体がこのネギ動画から生まれた存在である。この後、他のVOCALOIDにも歌手のイメージとはかけ離れた持ち物を持たせるのが定番化した。
  • この機体には、初音ミクの楽曲(ミクの性質故に「歌わせたもの」というのが正しいだろうが)の世界観をモチーフにしたバリエーションも存在する。
  • ニンテンドー3DSソフトで初音ミクが登場するのは、『初音ミクProject mirai』から約1年ぶりの事となる。

初音ミクと戦闘描写編集

「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的・暴力的・残酷な表現等でキャラクターの価値を下げることを禁止している。

このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、そのキャラに戦闘をさせてはいけない」という解釈が存在していた。そのため、『UX』でのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボは『UX』が史上初である(ただし、RPGのパーティメンバーの衣装の1つとして、初音ミクモチーフのそれが採用された前例はある。また、『UX』後にゲーム『モンスターハンターフロンティアG』でコラボレーションとして初音ミクのコスプレになる装備とミクをイメージした武器が登場している)。寺田貴信Pは、ミクを戦闘させるわけにはいかないが、フェイ・イェンHDの存在を知り参戦を打診したことを語っている[2]

余談だが、PS Vitaの『みんなといっしょ』で攻略できるダンジョンの中に、「初音ミク Project DIVA f ダンジョン」が存在しているが、こちらも同ダンジョンに限り「戦闘開始」が「セッション開始」に変更されており、相手であるVOCALOID達は立ち絵で全然動くことがない等、戦闘描写を徹底して回避している(逆に派生キャラクターであるはちゅねミクは3Dで描写され、よく動く)。

商品情報編集

←Believe(ver.HD)収録

脚注編集

  1. ファイユーヴの人間状態での身長は157cm、初音ミクの身長は158cmなので、これに近い数値と思われる。
  2. 洋泉社『オトナアニメ』Vol.29、103頁。

資料リンク編集