「ジェントル・チャップマン」の版間の差分
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死亡した状態から再生されたためか、復活後はロクに言葉を話さず、行動も凶暴と、まるでゾンビのようであり、ファイトスタイルも以前の彼とは似ても似つかない銃で殴りつけるなどのパワーでごり押しするラフファイトが目立つ。最早殺戮本能のみが残された生ける屍であり、まさに「チャップマンの肉体に悪魔が乗り移った」としか表現できない。スタイルが変わったとはいえ、生前のファイトスタイルだった射撃も強化されており、大口径のライフルを軽々と扱っていた。 | 死亡した状態から再生されたためか、復活後はロクに言葉を話さず、行動も凶暴と、まるでゾンビのようであり、ファイトスタイルも以前の彼とは似ても似つかない銃で殴りつけるなどのパワーでごり押しするラフファイトが目立つ。最早殺戮本能のみが残された生ける屍であり、まさに「チャップマンの肉体に悪魔が乗り移った」としか表現できない。スタイルが変わったとはいえ、生前のファイトスタイルだった射撃も強化されており、大口径のライフルを軽々と扱っていた。 | ||
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+ | ちなみにチャップマン自身、元々の格闘戦の実力も高く、全盛期はボクシングを嗜んでいたとされている。DG細胞に侵される以前でもドモンとある程度は力比べができていた。彼が活躍していた過去の大会でも、ライフルで格闘戦を行うといった芸当を見せていたのかもしれない。 | ||
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:原作終了後の設定のため名前のみの登場。 | :原作終了後の設定のため名前のみの登場。 | ||
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:イベント「デビルガンダム復活」にて登場。最初からデビル化した姿でグランドガンダムを駆ってドモン達に立ちはだかる。 | :イベント「デビルガンダム復活」にて登場。最初からデビル化した姿でグランドガンダムを駆ってドモン達に立ちはだかる。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:決勝大会でジョルジュとコンビを組み、半ば相打ちの形で彼を葬る。 | :決勝大会でジョルジュとコンビを組み、半ば相打ちの形で彼を葬る。 | ||
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− | : | + | :チャップマンの引退後に銃器・火力中心となっていたガンダムファイトのスタイル傾向を従来の格闘中心に戻した立役者。彼の活躍が燻っていたチャップマンの闘志に再び火を付ける切っ掛けとなった。 |
:DG細胞によって復活した後は四天王の筆頭である彼と共闘した。彼の指示に従い、追撃を留まる場面もあった。 | :DG細胞によって復活した後は四天王の筆頭である彼と共闘した。彼の指示に従い、追撃を留まる場面もあった。 | ||
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:彼とは2度対戦。一度は倒すが、二度目は以前の彼でないため「二度目」という言葉は似つかわしくないだろう。 | :彼とは2度対戦。一度は倒すが、二度目は以前の彼でないため「二度目」という言葉は似つかわしくないだろう。 | ||
;マノン・チャップマン | ;マノン・チャップマン | ||
− | : | + | :SRW未登場。最愛の妻。彼女とともに二度と抜け出せない修羅の道に堕ちていく。 |
;ウィリアム、ホイットニー | ;ウィリアム、ホイットニー | ||
− | : | + | :SRW未登場。ネオイングランドのガンダムファイト委員会の一員。ウィリアムは祖国の名誉を重んじる人物であり、チャップマンの戦いぶりに不審を抱き、辞退させようとするも、ウォンやミケロと結託していたホイットニーにより、チャップマンに殺害された。なおこの時のチャップマンの殺害方法は2本の指で首を刺し貫くという明らかに生前からは考えられない方法であった。 |
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== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
;[[暗黒大将軍]] | ;[[暗黒大将軍]] | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』にて、共同で[[ロンド・ベル]] | + | :『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』にて、共同で[[ロンド・ベル]]打ち上げの妨害に当たる。慎重を期して様子見している暗黒大将軍を煽って来るミケロを諌めていた。 |
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
;「どうした? もう終わりか…闘いとは非情なものだ。勝つ者がいれば必ず負ける者もいる…」<br />「さらばだ…」 | ;「どうした? もう終わりか…闘いとは非情なものだ。勝つ者がいれば必ず負ける者もいる…」<br />「さらばだ…」 | ||
− | : | + | :第9話冒頭、霧の中でガンダムローズをじわじわ追い詰めてゆくジョンブルガンダム。手にしたスナイパーライフルの銃口が満身創痍のガンダムローズの頭部を捉える。 |
;「残念だったな。勝つ者がいれば負ける者もいる。勝負の世界とはこういうものだ」 | ;「残念だったな。勝つ者がいれば負ける者もいる。勝負の世界とはこういうものだ」 | ||
:カジノにて、ポーカーによる勝負をふっかけてきたドモンをで返り討ちにして。しかしこの後ドモンにイカサマを見破られてしまう。 | :カジノにて、ポーカーによる勝負をふっかけてきたドモンをで返り討ちにして。しかしこの後ドモンにイカサマを見破られてしまう。 | ||
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:シャイニングフィンガーがジョンブルガンダムの頭部を捕らえ、まさに頭部が砕かれようという最中に放った、マノンへの最期の言葉。もう戦えない自分を戦わせてくれた事への、マノンへの感謝を…。この直後、チャップマンは糸が切れたように力尽き、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、大きく地に伏した…。 | :シャイニングフィンガーがジョンブルガンダムの頭部を捕らえ、まさに頭部が砕かれようという最中に放った、マノンへの最期の言葉。もう戦えない自分を戦わせてくれた事への、マノンへの感謝を…。この直後、チャップマンは糸が切れたように力尽き、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、大きく地に伏した…。 | ||
− | == | + | == スパロボシリーズの名(迷)台詞 == |
+ | ;「今のこやつらは我々の敵ではない。そのようなものを殺して何になる?ただ空しいだけだ」 | ||
+ | :『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』「ドモンの危機!!スーパーモード発動!?」にて、[[ミケロ・チャリオット|ミケロ]]の[[HP]]を一定以下まで減らした場合の台詞。簡単に倒せるはずの[[ドモン・カッシュ|ドモン]]達に苦戦して激昂したミケロを諫めている。「殺戮本能のみが残された生ける屍」とは到底思えない物言いであり、元の人格が失われていない事がうかがえる。 | ||
+ | ;「‥‥怖いのか?貴様はドモン=カッシュを怖れているのか?そうか、今殺しておかなければ自分が‥‥」 | ||
+ | :上の台詞に続いて。ドモンへの復讐に執着するミケロを煽り、渋々撤退に同意させる。本作のチャップマンは後述の諫言もあり知性が相当高い。 | ||
+ | ;「少しはやるようだな。しかし、その程度ではデビルガンダム様を倒すことなど夢のまた夢!」 | ||
+ | :こちらはミケロを撃破した場合の台詞。余談だがチャップマンもミケロも、原作で「[[デビルガンダム]]様」と呼んだ事は1度もない。 | ||
+ | ;「‥‥な、なだとぉぉぉっ!!」 | ||
+ | :こちらはチャップマン本人を撃破した場合の台詞。恐らくは'''脱字'''であり、正しくは「なんだと」と叫んでいるものと思われる。 | ||
;「奴等の対応の早さは尋常ではない。どのみちこの状況下で打ち上げることはないであろう。ならば無用に突っ込むこともない。そもそも我等の目的は奴等の足留め。功を焦る必要もあるまい」 | ;「奴等の対応の早さは尋常ではない。どのみちこの状況下で打ち上げることはないであろう。ならば無用に突っ込むこともない。そもそも我等の目的は奴等の足留め。功を焦る必要もあるまい」 | ||
− | : | + | :『F完結編』「ソラと大地のケモノ」にて、打ち上げ作業中の[[ロンド・ベル]]への攻撃を急かすミケロを諫める際の台詞。共闘している[[暗黒大将軍]]が過去に実際、作業中に強襲をかけて返り討ちにされている事もあり、時間稼ぎとしては理に適った判断と言える。ミケロも渋々了承するが、狙いを察知した[[シーラ・ラパーナ|シーラ]]の機転により戦力を分散する形で打ち上げを許してしまい、足留めも果たせなかった。当然、速攻派だったミケロからはブーイングを食らう。 |
+ | ;「‥‥すまぬ、マノン‥‥先に逝っている‥‥」 | ||
+ | :『F完結編』「悪魔と呼ばれたガンダム」での今際の台詞。 | ||
== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == |
2024年10月13日 (日) 17:28時点における最新版
ジェントル・チャップマンは『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物。
ジェントル・チャップマン | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 中田和宏 |
デザイン | 逢坂浩司 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(ネオ・イングランド) |
性別 | 男 |
所属 | ネオ・イングランド |
役職 | ガンダムファイター |
特技 | ライフル射撃 |
概要編集
ライフル射撃を得意とするネオ・イングランド代表のガンダムファイター。
ブリテンガンダムに乗り込み、第9、10、11回ガンダムファイトにて3連覇を果たした猛者である。彼の偉業はガンダムファイト史上に残るものであったが、これを機にファイトスタイルに「射撃重視」の風潮が生まれ、「格闘技」は一時期冬の時代を迎えることになった(これを覆したのが東方不敗マスター・アジアである)が、チャップマンの実力と誇り高さは本物であり、ジョルジュ・ド・サンドからも目標にされている。
第12回大会には出場しなかったが、国民的英雄であるチャップマンは期待に応えて、第13回大会では再びファイターとして復帰した。
だが、既に彼の体は限界に達しており、若い頃の優勝時のピークとはほど遠い状態であった。常に精神強化剤を服用し、更に体を痛めるチャップマン。そんな彼に付き合った妻のマノンのサポートを受けて何とか勝ち続けた。しかし、そのサポートは遠隔操縦されたモビルスーツ・カッシング(SRW未登場)で相手を撹乱するという卑劣な手段であり、チャップマンにすら秘密裏に行っていた。チャップマンはそんな妻マノンの心遣いを気遣い、戦い、そして最後のファイトの相手であるドモン・カッシュに自ら倒される。全てが終わったチャップマンは妻マノンの傍らでファイターとしての役目を終えて、息を引き取った。
ところが、死んだはずのチャップマンは復活し、決勝大会では特別待遇で復帰する。しかし、復帰したチャップマンは全く別人と言っていいほどの様子であり、片言でしか喋らず、卑劣な手段も厭わない。それもそのはず、この時のチャップマンはDG細胞の力で復活した存在。いわば亡霊であった。
後半ランタオ島バトルロイヤルではデビルガンダム四天王としてグランドガンダムでドモンに立ちふさがる。しかし、シャッフル同盟のジョルジュとチボデーのコンビが相手となり、最期はコクピットにギガンティック・マグナムから撃ち出されたローゼスビットの直撃を受けて死亡した。
死亡した状態から再生されたためか、復活後はロクに言葉を話さず、行動も凶暴と、まるでゾンビのようであり、ファイトスタイルも以前の彼とは似ても似つかない銃で殴りつけるなどのパワーでごり押しするラフファイトが目立つ。最早殺戮本能のみが残された生ける屍であり、まさに「チャップマンの肉体に悪魔が乗り移った」としか表現できない。スタイルが変わったとはいえ、生前のファイトスタイルだった射撃も強化されており、大口径のライフルを軽々と扱っていた。
ちなみにチャップマン自身、元々の格闘戦の実力も高く、全盛期はボクシングを嗜んでいたとされている。DG細胞に侵される以前でもドモンとある程度は力比べができていた。彼が活躍していた過去の大会でも、ライフルで格闘戦を行うといった芸当を見せていたのかもしれない。
登場作品と役柄編集
旧シリーズ編集
- スーパーロボット大戦F完結編
- ミケロと共にドモンに襲いかかる。最初からデビルガンダム四天王としての状態であるが、シナリオ中の会話では普通に喋る上に元の人格が健在と見受けられる台詞も多い。メタな話だが、ミケロとコンビを組んでる影響で説明的な台詞を無理矢理喋らせる為の措置かも知れない。ただし戦闘台詞はほぼ絶叫や咆哮だけなので違和感が大きい。(モビルファイターに乗ると豹変するのだろうか?)何故か格闘武器しかないグランドガンダムとは、能力が全く噛み合っていない。DC地上軍と共同作戦を取るが、ランタオ島でDr.ヘルの軍団と共に滅びた。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦R
- 原作終了後の設定のため名前のみの登場。
- スーパーロボット大戦J
- 戦闘台詞の大半が唸り声だが、時々通常の台詞が出る。
単独作品編集
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。地上編第31話「明鏡止水」からミケロと共に初登場。2度目以降はデビル化した姿となるが、それでもジョンブルガンダムに乗っている間は後述の様な長台詞が多い。グランドガンダムに乗ってからはほぼ咆哮しか発さなくなる。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。またおまけマップではグランドガンダムに乗り、マスターガンダムの周囲に増援として出現する。
- スーパーロボット大戦MX
- バーベムの手により復活を果たし、彼の傀儡としてミケロと共にラ・ムーの星を狙う。終始獣のような咆哮を上げたり冷笑して、人語を発する事は無い。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- イベント「デビルガンダム復活」にて登場。最初からデビル化した姿でグランドガンダムを駆ってドモン達に立ちはだかる。
パイロットステータス編集
能力値編集
ライフルの名手の設定を反映して射撃及び命中・技量が高い。従って遠距離攻撃には注意。
精神コマンド編集
特殊技能(特殊スキル)編集
人間関係編集
- ウォン・ユンファ
- 敗北した筈の彼を復活させ、決勝大会に参加させる。
- ジョルジュ・ド・サンド
- ガンダムファイターとしてチャップマンを尊敬していた。シャッフル同盟のメンバーの中では、ドモン以上に因縁深い相手であり、サバイバルイレブン、決勝大会予選、ランタオ島決勝大会の計3回対戦。
- チボデー・クロケット
- 決勝大会でジョルジュとコンビを組み、半ば相打ちの形で彼を葬る。
- 東方不敗マスター・アジア
- チャップマンの引退後に銃器・火力中心となっていたガンダムファイトのスタイル傾向を従来の格闘中心に戻した立役者。彼の活躍が燻っていたチャップマンの闘志に再び火を付ける切っ掛けとなった。
- DG細胞によって復活した後は四天王の筆頭である彼と共闘した。彼の指示に従い、追撃を留まる場面もあった。
- ミケロ・チャリオット
- 同じくDG細胞で再生した者同士であり、DG四天王のガンダムファイター。ネオ・ホンコンで両者は暗躍する。
- ドモン・カッシュ
- 彼とは2度対戦。一度は倒すが、二度目は以前の彼でないため「二度目」という言葉は似つかわしくないだろう。
- マノン・チャップマン
- SRW未登場。最愛の妻。彼女とともに二度と抜け出せない修羅の道に堕ちていく。
- ウィリアム、ホイットニー
- SRW未登場。ネオイングランドのガンダムファイト委員会の一員。ウィリアムは祖国の名誉を重んじる人物であり、チャップマンの戦いぶりに不審を抱き、辞退させようとするも、ウォンやミケロと結託していたホイットニーにより、チャップマンに殺害された。なおこの時のチャップマンの殺害方法は2本の指で首を刺し貫くという明らかに生前からは考えられない方法であった。
他作品との人間関係編集
名台詞編集
- 「どうした? もう終わりか…闘いとは非情なものだ。勝つ者がいれば必ず負ける者もいる…」
「さらばだ…」 - 第9話冒頭、霧の中でガンダムローズをじわじわ追い詰めてゆくジョンブルガンダム。手にしたスナイパーライフルの銃口が満身創痍のガンダムローズの頭部を捉える。
- 「残念だったな。勝つ者がいれば負ける者もいる。勝負の世界とはこういうものだ」
- カジノにて、ポーカーによる勝負をふっかけてきたドモンをで返り討ちにして。しかしこの後ドモンにイカサマを見破られてしまう。
- マノン「かなり量が増えていますわ…もうおやめになった方がいいのではありませんか?」
チャップマン「大丈夫だ…心配ない…。この大会が終わったら火星へ行こう。あそこはここよりも温暖で、大分過ごしやすくなっているらしいぞ」
マノン「そうね…、ね…あの子」
チャップマン「ネオジャパンのファイターの事か?」
マノン「ええ。午後のパーティーに誘ってもいいかしら?」
チャップマン「気に入ったのか?」
マノン「あなたにそっくり…特にこのブラウンがかった鋭い目付きが…」
チャップマン「好きにしろ…」
マノン「ふふっ…あなただって気に入っているのでしょう?」
チャップマン「さあな…それにしても、あんな小僧がガンダム乗りとは、面白い時代になったものだな…」 - 第9話、寝室での妻・マノンとのやり取り。服用している薬の副作用に苦しむチャップマンをマノンは気遣うが、チャップマンは大会後の身の振り方をマノンに提案する。マノンはそれを受け止めつつも、出会ったガンダムファイター…ドモンに、夫であるチャップマンを重ねて見ていた。
- チャップマン「安心したまえ。別に毒など入っておらんよ」
ドモン「呑気に茶なんか飲んでられるか!俺はファイトさえしてくれればそれでいい!」
チャップマン「…ふっふっふっ…どいつもこいつもファイトファイトファイト…」
ドモン「何がおかしい…」
チャップマン「若いってのはいいものだな…自分の可能性だけを信じて突っ走る事ができる…。小僧、だがそれは過信というものだ。上には上がいるという事を悟った時にはもはや手遅れになる…」 - 第9話、お茶会の席にて静かに火花を散らすドモンとチャップマン。猪突猛進に突っかかるドモンに対し、熟練の戦士であるチャップマンはドモンの挑発的な言葉に冷静に切り返していく。しかし傍らでチャップマンの手元を見ていたレインは見逃さなかった。チャップマンが自分のティーカップにカプセルを割り入れるのを…。
- 「そんなに闘いたいか…なんのためだ? 私を倒して新たな英雄になりたいのか? 私を倒せるとでも思っているのか? 過去三回に渡って王座を守り抜いたこのチャップマンを!」
- これほどまでに自分に執着する理由は何かとドモンに問いかける。対してドモンは、「過去の栄光にしがみついているだけの男なら、絶対に負けない」と痛烈なカウンターを返す。
- 「小僧が、戦いの何たるかをみっちりと叩き込んでやる!」
- ジョンブルガンダムを起動し、ドモンを睨みつけて。三連覇のチャンプらしいベテランの意地の表れが見て取れる。
- 「戦いとは非情なものだ…強い者だけが生き残り、力及ばぬ者は泥に塗れる!」
「だがな…民衆は無敵の英雄を求めるのだ! 私は常に英雄でなければならないのだよ!」 - 霧の中からシャイニングガンダムを狙撃しつつ、自分の在り方を叫ぶチャップマン。無敵の英雄であり続けるために、彼は自分の身体をズタズタにしてまで闘い続ける…。
- 『新』では、ジョンブルガンダムでの攻撃時に一行目の台詞を喋る事が多い。前口上の様に長ったらしく戦闘スキップも無いので、彼といえばこの台詞を思い浮かべる人も少なくないのでは?しかも実は、誤字が入っている。
- 「戦士とは…強くなればなるほど、その修羅の道から抜けられなくなるものなのだよ!」
「頭を撃ち抜かれたら終わりだったな…。さあ、これが最後のチャンスだ! 降りるなら今だぞドモン・カッシュ!」 - 第9話、シャイニングガンダムを追い詰め、その頭部にライフルを突きつけて。しかし…。
- 「だから甘いというのだ! 討て…討て! さぁ…貴様が本当の戦士なら私を討てぇ!!」
「貴様にも闘う目的があるだろうが!」 - 第9話において、度重なる戦闘でボロボロになった自身の体を補うため服用していた精神強化剤の効果が切れ、苦しむチャップマン。その光景を見てドモンは攻撃を躊躇う。しかしチャップマンは苦しみながらもドモンに発破を掛ける。勝者は敗者を乗り越えて行け、と言わんばかりに…。
- チャップマン「どうやら時代は…確実に流れているらしいな…。すまん…火星に行く約束は、果たせんようだ…」
マノン「いいえ…あなたが満足の行く戦いができたのなら…」
チャップマン「お前の影の力添えが無ければ、こうはいかなかったさ…」
マノン「えっ…」
チャップマン「ありがとう、マノン…」 - 第9話、過去の英雄・チャップマンとマノンの最期のやり取り。チャップマンは全てを知っていた上で、あえて戦い続けていたのだ。妻の愛に応える為に。しかしその代償はあまりにも大きいものだった…。
- 「どこだぁぁッ!!」
「死…ね!」 - 第43話より。再登場時から一貫して唸り声を上げる、もしくは冷笑のみのチャップマンだったが、変貌後の彼が喋った数少ないまともな人語である。
- (慣れないギャンブラーが歯止めきかず落ちていくパターンだな…この小僧…哀れな奴…!)
- 『超級』にて。アニメの展開どおりにポーカーでの勝負を挑んでくるドモンを見てのモノローグ。ネオジャパンのガンダムファイターに招待状を送り、自身のカジノに招いたチャップマンだったが、姿を現した招待客=ドモンはカジノでの負けが込み身包みはがされ「ネクタイとフンドシ一丁」という衝撃的な出で立ちで現れた。そりゃ「次は行けそうなんだよ!」だの「全部ここで取り返す!」などと眼前で言われればそんな印象も沸くだろう…。
- 「そうだ…ファイターはそうやって苦い戦いを重ねては成長し続ける…これがたまらんのだよ…これが…これがやめられんのだよ! うはははははははあっ!」
- 『超級』にて。ジャミングの中でスナイパーライフルを構え、ドモンを探しながら。妻のマノン曰く、廃人の方がずっとましな程、チャップマンは人間として壊れてしまっているらしい。身も心もボロボロになり、もう本当は戦うことも出来ない体でも、戦わなければ自分を維持できないから、間違いを承知で、破滅に向かって突き進む。ガンダムファイターの行く末は、それしかない…。
- 「マノン! 私はここまでだ! 最期まですばらしいファイトをさせてくれて…ありがとう。ありがとう、マノン…!!!」
- シャイニングフィンガーがジョンブルガンダムの頭部を捕らえ、まさに頭部が砕かれようという最中に放った、マノンへの最期の言葉。もう戦えない自分を戦わせてくれた事への、マノンへの感謝を…。この直後、チャップマンは糸が切れたように力尽き、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、大きく地に伏した…。
スパロボシリーズの名(迷)台詞編集
- 「今のこやつらは我々の敵ではない。そのようなものを殺して何になる?ただ空しいだけだ」
- 『F完結編』「ドモンの危機!!スーパーモード発動!?」にて、ミケロのHPを一定以下まで減らした場合の台詞。簡単に倒せるはずのドモン達に苦戦して激昂したミケロを諫めている。「殺戮本能のみが残された生ける屍」とは到底思えない物言いであり、元の人格が失われていない事がうかがえる。
- 「‥‥怖いのか?貴様はドモン=カッシュを怖れているのか?そうか、今殺しておかなければ自分が‥‥」
- 上の台詞に続いて。ドモンへの復讐に執着するミケロを煽り、渋々撤退に同意させる。本作のチャップマンは後述の諫言もあり知性が相当高い。
- 「少しはやるようだな。しかし、その程度ではデビルガンダム様を倒すことなど夢のまた夢!」
- こちらはミケロを撃破した場合の台詞。余談だがチャップマンもミケロも、原作で「デビルガンダム様」と呼んだ事は1度もない。
- 「‥‥な、なだとぉぉぉっ!!」
- こちらはチャップマン本人を撃破した場合の台詞。恐らくは脱字であり、正しくは「なんだと」と叫んでいるものと思われる。
- 「奴等の対応の早さは尋常ではない。どのみちこの状況下で打ち上げることはないであろう。ならば無用に突っ込むこともない。そもそも我等の目的は奴等の足留め。功を焦る必要もあるまい」
- 『F完結編』「ソラと大地のケモノ」にて、打ち上げ作業中のロンド・ベルへの攻撃を急かすミケロを諫める際の台詞。共闘している暗黒大将軍が過去に実際、作業中に強襲をかけて返り討ちにされている事もあり、時間稼ぎとしては理に適った判断と言える。ミケロも渋々了承するが、狙いを察知したシーラの機転により戦力を分散する形で打ち上げを許してしまい、足留めも果たせなかった。当然、速攻派だったミケロからはブーイングを食らう。
- 「‥‥すまぬ、マノン‥‥先に逝っている‥‥」
- 『F完結編』「悪魔と呼ばれたガンダム」での今際の台詞。
搭乗機体編集
余談編集
- コミックボンボンに連載された漫画版では、復活後も一応普通に喋っている。