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本来の素性は[[高蓋然性世界]]の[[マキナ人間]]。[[統一意志セントラル]]の尖兵にして久嵩の監視役であり、機関とセントラルの連絡役でもある。思考ネットワークに組み込まれた[[マキナ人間]]であるため「菅原マサキ」という人物の個我はほとんど存在しないが、あくまでも統一を拒む浩一に対し、彼のいう「正義」を否定した際に珍しく感情的になるなど、完全に自我が消失しているわけではない。とはいえ、その行動はまず[[セントラル]]による統一ありきのものであるため、[[JUDA]]や加藤機関とは絶対的に相容れず、敵対することになる。 | 本来の素性は[[高蓋然性世界]]の[[マキナ人間]]。[[統一意志セントラル]]の尖兵にして久嵩の監視役であり、機関とセントラルの連絡役でもある。思考ネットワークに組み込まれた[[マキナ人間]]であるため「菅原マサキ」という人物の個我はほとんど存在しないが、あくまでも統一を拒む浩一に対し、彼のいう「正義」を否定した際に珍しく感情的になるなど、完全に自我が消失しているわけではない。とはいえ、その行動はまず[[セントラル]]による統一ありきのものであるため、[[JUDA]]や加藤機関とは絶対的に相容れず、敵対することになる。 | ||
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:初登場作品。概ねアニメ版準拠で、物語の各所で暗躍しており、本作の最大の黒幕格の人物である。また、本作のオリジナル敵組織である[[GreAT]]とも深い関係がある。顔グラフィックは通常、ファクターアイ、マキナ人間の3つ存在する。 | :初登場作品。概ねアニメ版準拠で、物語の各所で暗躍しており、本作の最大の黒幕格の人物である。また、本作のオリジナル敵組織である[[GreAT]]とも深い関係がある。顔グラフィックは通常、ファクターアイ、マキナ人間の3つ存在する。 | ||
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− | : | + | :原作漫画版設定で初登場、および音声を初収録。担当声優の千葉進歩氏もこの作品でスパロボ初参加となった。『[[スーパーロボット大戦L|L]]』ほど厄介な敵ではないが、やはり強い。3部中盤で味方として参入。グラン・ネイドル及びネイキッドが強力なので参戦は遅いものの即戦力になれる。今作では条件次第で石神が生存するので原作では成しえなかった彼との和解を果たす。なお石神が生存した場合は、EDで彼が一番隊隊長に復帰するため他の隊に移動している。 |
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=== 原作漫画版 === | === 原作漫画版 === | ||
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+ | :第22話「戯れの鬼たち」での石神との会話。敵味方に分かれての再会ではあるが、未だに石神を慕っているコトが伺える。 | ||
;「……覚悟しろ わざわざ落とされてやったんだ」<br/>「一瞬の油断もするな 一瞬の隙も見逃すな 一瞬の躊躇も許すな 持てる戦力を全て投入しろ」<br/>「でなければ――死ぬぞ」 | ;「……覚悟しろ わざわざ落とされてやったんだ」<br/>「一瞬の油断もするな 一瞬の隙も見逃すな 一瞬の躊躇も許すな 持てる戦力を全て投入しろ」<br/>「でなければ――死ぬぞ」 | ||
− | : | + | :同話に置ける締めの台詞。[[ハインド・カインド]]の砲撃によって墜落したグラン・ネイドルだが、機体各部を展開してコンバッティブモードに移行。一番隊隊長の実力をこれでもかと見せつける逆襲が始まる。 |
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では絶対防御フィールドのイベントでこの台詞が出る他、最初の台詞は「キエルイタミ」での撃墜時に採用されている。 | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では絶対防御フィールドのイベントでこの台詞が出る他、最初の台詞は「キエルイタミ」での撃墜時に採用されている。 | ||
;「石神さん……僕を捨てた報いは受けてもらう」 | ;「石神さん……僕を捨てた報いは受けてもらう」 | ||
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;「少ない経験則からの断定…それが貴様の想像力の限界というわけだ」<br/>「だが現実は、お前の想像を超えたところにある…!」 | ;「少ない経験則からの断定…それが貴様の想像力の限界というわけだ」<br/>「だが現実は、お前の想像を超えたところにある…!」 | ||
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;「別に、わだかまりなんてないさ。感情を殺し、作戦を遂行するだけ。僕はそうやって生きてきたんだ」 | ;「別に、わだかまりなんてないさ。感情を殺し、作戦を遂行するだけ。僕はそうやって生きてきたんだ」 | ||
− | : | + | :『UX』第46話「麗しのディストピア」より。孫権にわだかまりを解きたいと言われた際に返した返答。それを聞いたティエリアは思うところがあるような反応を見せている。 |
;「僕が心を閉ざした原因は、石神さんに裏切られたと思っていたからだ。それがあんなふうに、勝手に未来を託して死んでしまうなんて…本当に迷惑な人さ。おかげで何十年ぶりかに、感情ってヤツが戻ってきたよ」 | ;「僕が心を閉ざした原因は、石神さんに裏切られたと思っていたからだ。それがあんなふうに、勝手に未来を託して死んでしまうなんて…本当に迷惑な人さ。おかげで何十年ぶりかに、感情ってヤツが戻ってきたよ」 | ||
:上記の台詞の後に続く一連の言葉。自分が心を閉ざし、感情を殺すようになってしまった原因と石神に対する複雑な心境、そして皮肉にも石神の死によって感情が戻ってきたという自身の現在の気持ちを孫権達に吐露する。 | :上記の台詞の後に続く一連の言葉。自分が心を閉ざし、感情を殺すようになってしまった原因と石神に対する複雑な心境、そして皮肉にも石神の死によって感情が戻ってきたという自身の現在の気持ちを孫権達に吐露する。 | ||
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:同上。シンとの戦闘前会話。レイが参戦していると、淡々とした口調で他人をまるで道具のように語るマサキに対し、レイが激昂する場面が追加される。 | :同上。シンとの戦闘前会話。レイが参戦していると、淡々とした口調で他人をまるで道具のように語るマサキに対し、レイが激昂する場面が追加される。 | ||
;「城崎天児の設計理念は理解不可能」<br/>「激発する感情の力を以って現状を打破する……不確定要素に依存した非現実的な戦略だ」<br/>「削除を開始する」 | ;「城崎天児の設計理念は理解不可能」<br/>「激発する感情の力を以って現状を打破する……不確定要素に依存した非現実的な戦略だ」<br/>「削除を開始する」 | ||
− | : | + | :セントラルとの融合時の台詞。本編における「菅原マサキ」としての最後の台詞である。 |
== スパロボシリーズの迷台詞 == | == スパロボシリーズの迷台詞 == | ||
;「ジャック、僕とフォーメーションを組めるか?」 | ;「ジャック、僕とフォーメーションを組めるか?」 | ||
− | : | + | :『UX』第45話「ユダ」より。自軍入りする際に、この台詞と共にジャックとPUを組む。ゲームシステム上では何でもないことだが、改めてフォーメーションといわれるとグラン・ネイドルとジャックがどのように組んでいるのか少々疑問が残る。グラン・ネイドルが空適応Aのボーナスを持っていることから考えると、ジャックがグラン・ネイドルの上に乗っているのだろうか? 実際、ジャックは二点同時攻撃作戦で出撃した際、撃ち出されたカガセオの上に乗っていたため、あり得る話である。 |
;(…言えるわけがない。沢渡が毎度壊しているイダテンの修理費で余剰資金が底をついているなどと…) | ;(…言えるわけがない。沢渡が毎度壊しているイダテンの修理費で余剰資金が底をついているなどと…) | ||
:[[中断メッセージ/UX|中断メッセージ]]にて。原作でのイダテンは結構な頻度で破壊されており、頻繁に改修している事から来たネタであろう。ちなみにやり取り自体は18巻が元ネタ。 | :[[中断メッセージ/UX|中断メッセージ]]にて。原作でのイダテンは結構な頻度で破壊されており、頻繁に改修している事から来たネタであろう。ちなみにやり取り自体は18巻が元ネタ。 | ||
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;[[セントラル]] | ;[[セントラル]] | ||
:アニメ版での最終決戦で融合した巨大マキナ。正式名称は不明で「セントラル」は『[[スーパーロボット大戦L|L]]』での呼称。 | :アニメ版での最終決戦で融合した巨大マキナ。正式名称は不明で「セントラル」は『[[スーパーロボット大戦L|L]]』での呼称。 | ||
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2023年10月18日 (水) 07:39時点における最新版
菅原マサキは『鉄のラインバレル』の登場人物。
菅原マサキ | |
---|---|
読み | すがわら マサキ |
登場作品 | |
声優 | 千葉進歩 |
デザイン |
下口智裕(原作漫画版) 平井久司(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦L |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人)(ファクター) |
性別 | 男 |
誕生日 | 9月9日 |
年齢 | 不明(原作漫画版ではおおよそ70歳前後) |
外見年齢 | 20歳前後 |
身長 | 180 cm |
体重 | 59 kg |
血液型 | A型 |
所属組織 | 加藤機関 |
所属部隊 | 一番隊 |
役職 | 隊長 |
マキナ | ネイキッド |
概要編集
加藤機関の一番隊を率いる青年。カウボーイファッションに身を包んでいる。総司令である加藤久嵩の側近でもあり、彼の右腕と言える。
キャラクターデザインは原作者が『ラインバレル』以前に連載されていた『無敵番長バクライガ』の登場人物から流用している(単行本一巻ラストで敵組織「十番勝負」にそっくりのキャラが出ている)。
中島宗美や九条美海と違い性格は原作漫画版もアニメ版もほぼ同じだが、キャラクター設定は大きく異なる。
原作漫画版編集
戦闘技術は加藤機関の中でもトップクラスの腕前を誇り、グラン・ネイドルで接近戦をやってのけるなどの神業も披露した。
非常に冷静な性格で、ともすれば人間としての感情がないかのような印象を与えるほど無機質な言動を取るが、予想外の事態に直面した場合など、外面に情動反応が出るコトもたまにある。一人称は素だと「僕」。
何らかの事情でわけもわからぬままファクターになったらしく[1]、ネイキッドのコクピットでパニックに陥っている所を当時加藤機関にいた石神に保護された経緯がある。そのため彼がジュダのファクターになった際は我が事のように喜んでいたが、後に石神が機関を去った際にそれが憎しみに反転し、怒りを抱いている。当時はスーツを着ており、石神の離脱後にJUDA特務室の制服として使われている。
その後、ヒトマキナとの戦いに際し、真実を知らされ石神とは和解。しかし、その戦いで石神が戦死してしまったため、結局かつてのように過ごすことは二度となかった。
なお、石神に保護されたのが「やり直された」世界における新西暦1959年なのだが、この時の年齢が大体10歳前後(ファクターの肉体成長は17歳~20歳の辺りまでは普通に進行する)。なので、本編での実年齢は70歳前後であり、実は宗美と同世代の爺さんである。
アニメ版編集
久嵩の指示を受け、各地にスフィアを設置するなど詳細不明の作戦を遂行する。その詳細を機関内で唯一知る人物であり、謎が多い。久嵩の無茶を嗜めることもしばしばある。
本来の素性は高蓋然性世界のマキナ人間。統一意志セントラルの尖兵にして久嵩の監視役であり、機関とセントラルの連絡役でもある。思考ネットワークに組み込まれたマキナ人間であるため「菅原マサキ」という人物の個我はほとんど存在しないが、あくまでも統一を拒む浩一に対し、彼のいう「正義」を否定した際に珍しく感情的になるなど、完全に自我が消失しているわけではない。とはいえ、その行動はまずセントラルによる統一ありきのものであるため、JUDAや加藤機関とは絶対的に相容れず、敵対することになる。
完全防御を誇る強化型グラン・ネイドル、ラインバレル以外で唯一「オーバーライド」を実装したネイキッドで立ち塞がり、最後には巨大マキナと融合してJUDA特務室と死闘を繰り広げたが、最後はエグゼキューターの直撃を受けて死亡した。
登場作品と役柄編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作品。概ねアニメ版準拠で、物語の各所で暗躍しており、本作の最大の黒幕格の人物である。また、本作のオリジナル敵組織であるGreATとも深い関係がある。顔グラフィックは通常、ファクターアイ、マキナ人間の3つ存在する。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作漫画版設定で初登場、および音声を初収録。担当声優の千葉進歩氏もこの作品でスパロボ初参加となった。『L』ほど厄介な敵ではないが、やはり強い。3部中盤で味方として参入。グラン・ネイドル及びネイキッドが強力なので参戦は遅いものの即戦力になれる。今作では条件次第で石神が生存するので原作では成しえなかった彼との和解を果たす。なお石神が生存した場合は、EDで彼が一番隊隊長に復帰するため他の隊に移動している。
パイロットステータス編集
能力値編集
- L
- マキナ人間補正のおかげでとにかく命中率・回避率が高い。射撃が高いが、最終搭乗機のネイキッドは格闘オンリー。とはいえ、格闘との差はわずか5のため同じことであるが。回避だけが低いため攻撃は当てやすいが、ネイキッドになるとオーバーライドで避けられがち。
- UX
- 全ての能力が高く、一番隊隊長の名に恥じぬ実力を持つ。ただし、乗機にオールキャンセラーやバリアを持たないためにナーブクラックの餌食になりやすく、本来の実力を発揮させてもらえるのは稀。また、グラン・ネイドルの燃費がLに輪をかけて悪くなっているため、長期戦は苦手。なお、参入する「ユダ」では、ビーム無効化のおかげで丙型相手なら結構な無茶が効く。
精神コマンド編集
- UX
- 不屈、必中、鉄壁、直撃、熱血
- 典型的な耐久型スーパー系の構成で、ファクターによる自己回復と相まって防御は折り紙つき。ちなみに、何の因果かティエリアとは精神コマンドの構成がほぼ同じである(違うのは鉄壁と直撃を覚える順番だけ。ちなみに彼のかつての愛機もグラン・ネイドル&ネイキッドと同じ特性の持ち主である)。
特殊スキル編集
- L
- ファクター→マキナ人間L9、切り払い、指揮官L1、底力L9、援護攻撃L3、コンボL3
- マキナ人間と底力の同時作用でどんどん堅く、速くなる。迂闊に援護隊形を組むとエリミネーターのアタックコンボやMAP兵器で一網打尽にされてしまう。
- UX
- ファクター、底力L6、援護攻撃L2、援護防御L2、全体攻撃L2
- ファクターの仕様変更によりさらに打たれ強くなった。敵の時はグラン・ネイドルの燃費の悪さとネイキッドの脆さでそこまで強い敵ではない。味方になった後は防御面を補強するためにガードか見切り、燃費を改善するためにEセーブ、鈍足を補うためにダッシュが欲しい。後はグラン・ネイドルとネイキッド、どちらをメインにするかで育成方針が変わるが、とりあえず双方の武器を強化できるインファイトが有用。
人間関係編集
原作漫画版編集
- 加藤久嵩
- 上官。彼の掲げる理想に心酔しており、久嵩を罵倒した浩一をその場で殺そうとするなど筋金入り。彼の右腕として行動する。また、その縁で加藤機関の真の目的や「オーバーライド」の真実も知らされている。
- 石神邦生
- 元上官。育ての親的存在で彼に裏切られたと思い込んだことが現在のマサキの性格を作ったと言っても良い。ヒトマキナとの戦いのために袂を分かたれることになり和解できないまま死別することに。UXで石神が生還した場合は和解し共闘を果たす。
- 早瀬浩一
- 「ロン毛野郎」と呼ばれ、嫌われている。何度か相対するが思想的にも性格的にも戦闘スタイル的にも、とにかく相性が悪い。
- 真田八十介
- 二番隊隊長。彼には一目置いている。
- 中島宗美
- アニメ版ほどの関わりはないが、彼とは同年代である。
アニメ版編集
他作品との人間関係編集
原作漫画版編集
- 呂布トールギス、貂蝉キュベレイ
- 『UX』では一時客将であった彼らと関わっている。
- 孫権ガンダム
- 『UX』16話で対峙。マキナのコクピットから見て「やはりマシンにしか見えない」と少々驚いていた様子。
同じステージでは彼と浩一の連携で絶対防御フィールドを破られるコトに。終盤でマサキがUXに加入した際はこれから共闘する上でわだかまりがあるなら解きたいとマサキとのコミュニケーションを試みる。マサキは「別にわだかまりなんてない」と返しているがこの後に静かに自身の胸中を語っている。 - ロックオン・ストラトス (2代目)
- 『UX』終盤でマサキが味方になった際は仲間の中では最初に彼に話しかけている。
- ティエリア・アーデ
- 『UX』終盤ではマサキと共闘することになった際、彼の非情さを「大きな戦力になる」と評していたようで石神の裏切りと彼の死によって感情が戻ってきたと語るマサキを心配していたが「情けがあるからこその戦い方があれば、より強くなれることもある」と返し、ティエリアもその言葉に納得する。ちなみにティエリアもかつては感情を殺し作戦を遂行することを最優先に生きていた。
- シンジロウ・サコミズらホウジョウ軍
- 『UX』中盤で一時加藤機関と結託。ラインバレルを奪取すべくともにJUDAを襲撃したが失敗に終わった。
アニメ版編集
- 張五飛
- 『L』では機関所属時の同僚。後に対立する。
- ギルバート・デュランダル
- 『L』での裏の協力者。セントラルの意思とデスティニープランの共通性から彼のプランを支援するが、最終的に両者の目指す先は似て非なるものだった。メサイア攻防戦においてザフトに戦力を提供するが、ある程度旗色が悪くなるとマサキはあっさりとデュランダルを見限って撤退の指示を出す。
- ラクス・クライン、キラ・ヤマト
- 『L』ではGreATを探る彼らを侵略の障害と断定し、デュランダルを介して彼らの抹殺を企てた。
- レイ・ザ・バレル
- 『L』ではLOTUSからザフトに帰還した際にマサキがデュランダルの協力者であった事に驚愕する。当然ながら今まで戦ってきたマサキやセントラルに対して内心嫌悪感を抱いており、デュランダルに苦言を呈した。しかしながら、あくまでデュランダルについていく彼は、渋々ながらもメサイア攻防戦では同じ戦列に加わる。
- デュランダルから未来を託されLOTUSに復帰した後のテルミノ・クレメンティア作戦の際、尊い意志を託して死んでいったデュランダルをあくまで「有用か否か」だけでしか語らなかったマサキに対し、激怒していた。
- ルド・グロリア
- 高蓋然性世界において、人類とマキナ人間の戦争の停戦を纏め上げた「英雄」。しかしながらその実体は、複数の不利な条件を飲み込んでの「停戦して貰った」状態に等しく、様々な可能性を見つけてはセントラルに献上するという、セントラル上位の関係が続いていた。
- こちらの世界でもそれは変わらず取引があったようで、こちらの世界のセントラルの軍勢のトップであるマサキと取引をしていたと思われ(作中ではグロリアとマサキが直接会話をするなどのシーンは無かったが)、セントラルの軍勢にはストライクヴァレイやキャノンヴァレイなど、GreATが用いていた機動兵器が多数見受けられた。
名台詞編集
原作漫画版編集
- マサキ「お久し振りです 石神さん」
石神「マサキか お前を投入させるとは加藤もいよいよ本気になったか」
マサキ「まぁ そんなトコロです」
石神「風の噂で聞いたぞ お前 俺の後を引き継いだそうじゃないか」
マサキ「ええ 今は私が一番隊を率いています」
石神「フンッ」
マサキ「では石神さん試させて頂きます 貴方が手に入れた力を」 - 第22話「戯れの鬼たち」での石神との会話。敵味方に分かれての再会ではあるが、未だに石神を慕っているコトが伺える。
- 「……覚悟しろ わざわざ落とされてやったんだ」
「一瞬の油断もするな 一瞬の隙も見逃すな 一瞬の躊躇も許すな 持てる戦力を全て投入しろ」
「でなければ――死ぬぞ」 - 同話に置ける締めの台詞。ハインド・カインドの砲撃によって墜落したグラン・ネイドルだが、機体各部を展開してコンバッティブモードに移行。一番隊隊長の実力をこれでもかと見せつける逆襲が始まる。
- 『UX』では絶対防御フィールドのイベントでこの台詞が出る他、最初の台詞は「キエルイタミ」での撃墜時に採用されている。
- 「石神さん……僕を捨てた報いは受けてもらう」
- JUDA本社襲撃作戦の際に。石神への複雑な感情が見て取れる。グラン・ネイドルに乗っているとはいえファクターアイまで発現させているあたり、相当腹に据えかねていたのだろう。
- 森次「しかし残念だ」
マサキ「?」
森次「貴方は大きな戦力になると思っていたんだが――」
マサキ「どういう意味だ?」
森次「感情を持ってしまったならば貴方はもう これまでの様な戦い方は出来なくなるからな」
マサキ「情があるからこその戦い方もあればより強くなれるコトもある――」
「――それも早瀬浩一で確認済みだろ?」 - シャングリラでの森次との会話。何気に別の世界の自分たちを皮肉った発言にも聞こえる。そしてその時浩一は…。
- 『UX』では森次の発言をティエリアが担い、浩一の部分が自軍全体を指す言い回しにアレンジされて再現されている。ティエリア自身、初期は感情を排し任務に徹底しつつも仲間との交流で人の感情を理解するようになったという、マサキに似た経緯を辿っている点からの抜擢だろう。
アニメ版編集
- 「そのマキナは泣いているぞ…脆弱なファクターしか持てず、本来の力を出し切れぬことを…哀れだな」
- 御崎町での戦いで九条美海のペインキラーを圧倒して、辛辣な言葉を浴びせる。原作漫画版での「本来の力」というものを考えると、皮肉と言うべきか。
『L』ではこの台詞をアレンジした形で、美海との特殊戦闘台詞として採用された。 - 「正義とは何だ? お前の言う正義とは、個人が関与しうる極めて狭量な情報空間の保全」
「すなわち、原始的な拡張自我の単純な防衛反応に過ぎない」
「任意の固体が帰属する社会的システムを防衛し、侵入者を排撃しようとする…その行動は生物学的条件反射に過ぎない!」
「お前の正義とは、この粗雑な構造体を保護する自己本位的な行動なのだ、早瀬浩一!」 - ♯23「死に方が決める生き方」より。テルミノ・クレメンティアにて浩一と対峙した際の台詞。浩一の「正義」を否定するのに珍しく感情的になっているのが伺える。セントラルにリンクしているだけに、「正義」を規定するのにやたら理屈的な解釈を当てている。
迷台詞編集
- 「いくら鏡を覗いたところで顔の形が変わるわけではあるまい?」
- ♯14「流れるは血、失うは涙」より。鏡を見ながら髪形を気にする沢渡に対して。かなりキツイ事を言っている。
- 「はい。それについてなのですが…こちらをご覧ください、総司令」
- アニメ版ピクチャードラマ#05にて、久嵩と加藤機関を世界の一般大衆に知らしめる作戦会議をしている際の台詞。これだけ見れば普通なのだが、この後「チャイナドレスを着たユリアンヌ」の写真が映し出される。マキナ人間である筈のアニメ版マサキだが、何気にお茶目な一面も持っている。セントラルが統一意志であることを考えると、ほかのマキナ人間もそうなのだろうか…。
スパロボシリーズの名台詞編集
原作漫画版編集
- 「少ない経験則からの断定…それが貴様の想像力の限界というわけだ」
「だが現実は、お前の想像を超えたところにある…!」 - 『UX』第27話地上ルート「キエルイタミ」より。追い詰められたグラン・ネイドルが外装をパージし、現れたのは制御ユニット・ネイキッド。ちなみに原作では最初からネイキッドで登場しているため、この台詞はスパロボオリジナルである。
- 「別に、わだかまりなんてないさ。感情を殺し、作戦を遂行するだけ。僕はそうやって生きてきたんだ」
- 『UX』第46話「麗しのディストピア」より。孫権にわだかまりを解きたいと言われた際に返した返答。それを聞いたティエリアは思うところがあるような反応を見せている。
- 「僕が心を閉ざした原因は、石神さんに裏切られたと思っていたからだ。それがあんなふうに、勝手に未来を託して死んでしまうなんて…本当に迷惑な人さ。おかげで何十年ぶりかに、感情ってヤツが戻ってきたよ」
- 上記の台詞の後に続く一連の言葉。自分が心を閉ざし、感情を殺すようになってしまった原因と石神に対する複雑な心境、そして皮肉にも石神の死によって感情が戻ってきたという自身の現在の気持ちを孫権達に吐露する。
- 「………君たちの戦いを見ていて、胸が熱くなった」
- 石神生存時の上記の発言。この直後に「おかげで~」に続く。UXの仲間達が石神1人に責任を負わせまいと対消滅に匹敵するエネルギーを生み出し、石神を生存させたことが結果的に彼に感情を戻させた。
アニメ版編集
- 「随分と下らない人間をファクターにしたものだな、ラインバレル」
- 浩一との特殊戦闘台詞。マサキの戦闘台詞はどれもこれも、ファクターではなく機体に語りかけるものが多い。
- 「アパレシオンでこちらの射程内に踏み込むなど、愚かな行為だ」
- 矢島との特殊戦闘台詞。矢島には防御系の精神コマンドがない上マサキは命中が高いため、ある意味正しい(ちなみに原作においては、電磁迷彩作動中のアパレシオンなら接近に気付かれることはなかった)。
- 「お前もファクターならば、抵抗など無意味とわかるだろう」
「つまらぬファクターに興味はない。削除を開始する」 - ファクター勢との特殊戦闘台詞。原作通りにマキナ勢で立ち回ろうとするとよく見ることになる。
- 「沢渡、抵抗など無意味だ」
- 沢渡との特殊戦闘台詞。原作で対峙することはなかったので、オリジナル台詞である。この他「我らと一つになれ」「アルマなどで我らに勝つつもりとは……愚かだな」のバリエーションがあり、ユリアンヌにも同様の台詞で対応する。
- 「ラインバレルだけが特別ではないことを証明してやろう」
「セントラルの技術力を持ってすれば」
「オーバーライドなど造作もない」 - オーバーライド使用時の台詞パターンの1つ。ラインバレルの特権ではないのだろうが、恐るべきはそれを容易に実現したセントラルというべきか。
- 「…ラインバレル。早瀬浩一か」
(単なる子供としか思えんが…加藤総司令は早瀬浩一を『想像以上の少年』と評していた。何がそう思わせるのか…) - 『L』第12話「放課後の来訪者」に於ける浩一との戦闘前会話。これ以後、マサキは浩一に対する注目を強めることになるが、結局彼が浩一を理解することは無かった。
- 「ラインバレル以外のマキナに用はない…ハイブリッドな機体であってもそれは同様だ」
「脆弱なパイロットに弄ばれ、本来の力が出しきれぬようでは機体が泣く」 - 「神獣覚醒」にてJUDA特務室の面々に対して。明らかに彼らを脅威として見ていないことがわかる。
- 「我々はクローニング技術の失敗…限界に達したエネルギー問題解消のため、人類によって創り出された…」
- 『L』第36話「正義のために」におけるマキナ人間誕生の一因。
- 「あくまでも人としての死を望むか。ならば、お前の守ろうとするものごと消し去ってやろう…!」
- 『L』「正義のために」でネイキッドに乗り換えたのち、浩一と決定的に相容れないことがはっきりした直後。Lのマサキはセントラルの中心的存在らしく、そこかしこに「菅原マサキ」の個我が垣間見られる。
- 「ギルバート・デュランダルは世界を守るために我々の技術を欲し、加藤機関に接触してきた。代わりに提供されたデータにより遺伝子解析技術は更なる発展を遂げた。実に有意な個体だった。まだ我々の発展に貢献できたはずだ」
- 同上。シンとの戦闘前会話。レイが参戦していると、淡々とした口調で他人をまるで道具のように語るマサキに対し、レイが激昂する場面が追加される。
- 「城崎天児の設計理念は理解不可能」
「激発する感情の力を以って現状を打破する……不確定要素に依存した非現実的な戦略だ」
「削除を開始する」 - セントラルとの融合時の台詞。本編における「菅原マサキ」としての最後の台詞である。
スパロボシリーズの迷台詞編集
- 「ジャック、僕とフォーメーションを組めるか?」
- 『UX』第45話「ユダ」より。自軍入りする際に、この台詞と共にジャックとPUを組む。ゲームシステム上では何でもないことだが、改めてフォーメーションといわれるとグラン・ネイドルとジャックがどのように組んでいるのか少々疑問が残る。グラン・ネイドルが空適応Aのボーナスを持っていることから考えると、ジャックがグラン・ネイドルの上に乗っているのだろうか? 実際、ジャックは二点同時攻撃作戦で出撃した際、撃ち出されたカガセオの上に乗っていたため、あり得る話である。
- (…言えるわけがない。沢渡が毎度壊しているイダテンの修理費で余剰資金が底をついているなどと…)
- 中断メッセージにて。原作でのイダテンは結構な頻度で破壊されており、頻繁に改修している事から来たネタであろう。ちなみにやり取り自体は18巻が元ネタ。