「鉄のラインバレル (原作漫画版)」の版間の差分
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+ | | 発表期間 = 2005年2月号 - 2015年6月号 | ||
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+ | | 備考 = | ||
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+ | 『'''鉄のラインバレル'''』とは、清水栄一・下口智裕作の[[漫画]]作品。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 『チャンピオンRED』(秋田書店・刊)にて連載されたロボット漫画作品。2008年にはGONZOにより[[鉄のラインバレル|TVアニメ化]]。 | |
原作である漫画版とTVアニメ版は登場人物等の基本設定や序盤の主なストーリーは同じだが、それ以外は全く違った内容になっている。 | 原作である漫画版とTVアニメ版は登場人物等の基本設定や序盤の主なストーリーは同じだが、それ以外は全く違った内容になっている。 | ||
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=== 組織 === | === 組織 === | ||
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− | : | + | :世界征服を掲げ、本作の当面の敵となる組織。 |
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;キリヤマ重工 | ;キリヤマ重工 | ||
:[[迅雷 (ラインバレル)|迅雷]]を開発した兵器メーカー。 | :[[迅雷 (ラインバレル)|迅雷]]を開発した兵器メーカー。 | ||
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== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
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+ | :アニメ版が参戦しているが、[[中島宗美]]の設定に原作漫画版のものが使用されている。後に原作漫画版が参戦した『UX』では新規参戦扱いではないので、恐らく本作が初参戦作品という扱いになるようである。 | ||
;[[スーパーロボット大戦UX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX]] | ||
− | : | + | :原作漫画版設定で本格的に参戦。事前に公開されたPV1では単に「鉄のラインバレル」名義だったが、キャラクターや機体のデザイン、使用している武装など、漫画版の要素が散見されており、その後原作者2人のサイトで「参戦するのは『原作版』」と言及され、『UX』公式サイトの作品紹介でも「'''鉄のラインバレル(原作漫画版)'''」名義となった(PV2やゲーム上でも同様の表記)。なお、声優やBGMはアニメ版のものが使われている。『L』でアニメ版が参戦しているものの、『L』には音声がなかったため、本来声優が当てられていない『原作漫画版』がアニメ版よりも早く声付き参戦する事となった。今回は[[機神咆吼デモンベイン|鬼の名を戴く機神達]]と共演する。 |
:発売当時は原作が未完であったためヒトマキナとの決戦までが物語として描かれ、クライマックスの[[デウスエクスマキナ]]との戦いは半ば本作オリジナル。『L』で厚遇を受けたばかりではあるが、本作でも扱いは十分に良い。 | :発売当時は原作が未完であったためヒトマキナとの決戦までが物語として描かれ、クライマックスの[[デウスエクスマキナ]]との戦いは半ば本作オリジナル。『L』で厚遇を受けたばかりではあるが、本作でも扱いは十分に良い。 | ||
:原作での主要イベントは軒並み再現されており、漫画版の名台詞が[[DVE]]で再現されるなど、想像を超える展開を見せるが、クロスオーバーの都合上順番の変更が幾らか見られる(4巻の[[衛星兵器]]破壊作戦が11巻の[[核ミサイル]]破壊作戦の直前に移動、2巻の沢渡戦に3巻の陸の初登場シナリオが統合されているなど)。 | :原作での主要イベントは軒並み再現されており、漫画版の名台詞が[[DVE]]で再現されるなど、想像を超える展開を見せるが、クロスオーバーの都合上順番の変更が幾らか見られる(4巻の[[衛星兵器]]破壊作戦が11巻の[[核ミサイル]]破壊作戦の直前に移動、2巻の沢渡戦に3巻の陸の初登場シナリオが統合されているなど)。 | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] | ||
− | :一部のカード絵柄には原作者によって本作のために描き下ろされたイラストが使用されている。その他、『UX』には登場しなかった[[大場真来梓]]と[[ラヴバレル]]、[[ | + | :一部のカード絵柄には原作者によって本作のために描き下ろされたイラストが使用されている。その他、『UX』には登場しなかった[[大場真来梓]]と[[ラヴバレル]]、[[ペインキラー有機統一体]]、[[終焉]]が登場。 |
:2015年からの新章では原作第20巻における浩一の行方不明がプロローグで再現されている(本編までの期間は半年に短縮)。 | :2015年からの新章では原作第20巻における浩一の行方不明がプロローグで再現されている(本編までの期間は半年に短縮)。 | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ||
+ | :2018年12月のイベント「鉄の勇者」期間限定参戦。キャラクターイラストは原作者のひとりである下口智裕氏による描き下ろしの[[クリスマス|サンタ]]衣装。 | ||
+ | :2019年7月のイベント「希望が導いた想像」復刻参戦。今回は水着衣装が下口氏によって描き下ろされている。 | ||
+ | :ちなみに「鉄の勇者」ではキャラクターが第1部、「希望が導いた想像」では第2部準拠の容姿となっている。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *原作漫画版の前身と言うべき作品として、原作の清水・下口両氏が原作漫画版の連載以前に発表した読切作品『鋼鉄の華』が存在する(原作番外編と共にコミックス第0巻に収録)。内容は、早瀬浩一と城崎絵美という二人の少年少女が「マキナ」と呼ばれるロボットに乗り込んで戦う、というもの。ただしキャラ・メカの外見や性格、設定は『鉄のラインバレル』の漫画・アニメとは全く異なったものとなっている。TVアニメ版最終回にラインバレルが次元のゲートを抜けるときにすれ違った謎のロボと少年少女は、この『鋼鉄の華』バージョンの浩一と絵美、そして[[デウスエクスマキナ|マキナ]]であり、原作漫画版の最終話にも登場している。 |
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*原作漫画版98話「鏡が映すモノ」はセンターカラーだが、カラーページの部分に「スパロボUX参戦記念」と書かれている。 | *原作漫画版98話「鏡が映すモノ」はセンターカラーだが、カラーページの部分に「スパロボUX参戦記念」と書かれている。 | ||
− | * | + | *2017年12月より同じく清水・下口両氏による漫画『[[ULTRAMAN (アニメ)|ULTRAMAN]]』が連載されている小学館のヒーローズコミックに版元を移し、新たな特典が追加された完全版の刊行が開始されている。これに合わせて、第1話をリメイクした新・第1話が読み切りとして掲載された。こちらは何かが微妙に、そして決定的に違う第1話となっている。この新・第1話は完全版最終巻の18巻にて「Re:クロガネと少年」として、巻末に掲載された。 |
− | ** | + | **完全版では本編エンディングの後を描く「真のエンディング」が追加されることも予告されている。 |
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2023年12月1日 (金) 17:50時点における最新版
『鉄のラインバレル』とは、清水栄一・下口智裕作の漫画作品。
鉄のラインバレル (原作漫画版) | |
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読み | くろがねのラインバレル |
著者 |
清水栄一 下口智裕 |
掲載誌 | チャンピオンRED |
出版社 | 秋田書店 |
レーベル | チャンピオンREDコミックス |
発表期間 | 2005年2月号 - 2015年6月号 |
巻数 | 全25巻+1巻 |
アニメ版 | 鉄のラインバレル |
初クレジットSRW | スーパーロボット大戦UX |
概要編集
『チャンピオンRED』(秋田書店・刊)にて連載されたロボット漫画作品。2008年にはGONZOによりTVアニメ化。
原作である漫画版とTVアニメ版は登場人物等の基本設定や序盤の主なストーリーは同じだが、それ以外は全く違った内容になっている。
ストーリー編集
現代とは「少しだけ」技術が進んだ時代。小学6年生の早瀬浩一は社会科見学の際事故に逢い、何かが変わった。
数年後。中学三年生になった浩一は表向きは優等生、裏では中学校の悪ガキどもを束ねる番長として日常を謳歌していた。ある日、自分を狙う何者かの存在と、自分を救う<マキナ>と呼ばれる巨大ロボット、「ラインバレル」との出会いから、自らの理想である「正義の味方」として振舞うが……
表向きは医療機器メーカーとして、裏では12体のマキナの保護を推し進める企業「JUDA」。現代の技術より数段進んだ技術を持ち、世界に暗躍する秘密組織「加藤機関」。そして彼等すら凌駕する第三の存在…… 様々な出会いと別れ、そして再会を通じ自らの正義を見出していく浩一。
マキナとは? ラインバレルとは? 32年後に訪れるという「世界の滅亡」とは?世界の真実を巡り様々な思惑が渦巻く中、少年は「正義」を貫くべく仲間と共に戦い続ける。
登場人物編集
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
JUDA編集
加藤機関編集
特殊自衛隊編集
その他編集
登場メカ編集
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
マキナ編集
アルマ編集
ヒトマキナ編集
その他編集
用語編集
組織編集
技術編集
- ファクター
- マキナの操縦者を表す言葉。ある人物曰く「人殺しの因子」。
- マキナ
- 自己修復能力を備えた戦闘ロボ。特定の人物にしか動かせない。
- アルマ
- 劣化マキナとも言うべき戦闘メカ。加藤機関独自の兵器であり、沢渡が連れて現れるまで誰も知らなかった。
その他編集
楽曲編集
いずれもアニメ版から採用されたもの。
- 挿入歌
-
- 「PROUD」
- 作詞:小峰理紗、作曲:山崎ますみ、編曲:山崎淳、江口貴勅、歌:コミネリサ
- 『UX』で採用。原作再現の山場で流れ、展開を大いに盛り上げてくれる。アニメ版が参戦した『L』に続いての採用だが、原作漫画版参戦で主題歌が不採用となった『UX』でも流れたことに意表を突かれたプレイヤーは少なくないだろう。
- 劇中BGM
-
- 「linebarrel」
- 次回予告BGM。ただし、ネット配信版は次回予告が長尺(30秒)になっていたためBGMが異なっている。
- 『UX』で採用。イベント用でイントロ込みのバージョンも存在する。
登場作と扱われ方編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦L
- アニメ版が参戦しているが、中島宗美の設定に原作漫画版のものが使用されている。後に原作漫画版が参戦した『UX』では新規参戦扱いではないので、恐らく本作が初参戦作品という扱いになるようである。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作漫画版設定で本格的に参戦。事前に公開されたPV1では単に「鉄のラインバレル」名義だったが、キャラクターや機体のデザイン、使用している武装など、漫画版の要素が散見されており、その後原作者2人のサイトで「参戦するのは『原作版』」と言及され、『UX』公式サイトの作品紹介でも「鉄のラインバレル(原作漫画版)」名義となった(PV2やゲーム上でも同様の表記)。なお、声優やBGMはアニメ版のものが使われている。『L』でアニメ版が参戦しているものの、『L』には音声がなかったため、本来声優が当てられていない『原作漫画版』がアニメ版よりも早く声付き参戦する事となった。今回は鬼の名を戴く機神達と共演する。
- 発売当時は原作が未完であったためヒトマキナとの決戦までが物語として描かれ、クライマックスのデウスエクスマキナとの戦いは半ば本作オリジナル。『L』で厚遇を受けたばかりではあるが、本作でも扱いは十分に良い。
- 原作での主要イベントは軒並み再現されており、漫画版の名台詞がDVEで再現されるなど、想像を超える展開を見せるが、クロスオーバーの都合上順番の変更が幾らか見られる(4巻の衛星兵器破壊作戦が11巻の核ミサイル破壊作戦の直前に移動、2巻の沢渡戦に3巻の陸の初登場シナリオが統合されているなど)。
- また、「~コト」「~ケド」といった、原作での特徴的なカタカナの使い方まできっちり再現されている。
- 隠し要素の条件を満たしていると原作と違い、石神が生存する。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 一部のカード絵柄には原作者によって本作のために描き下ろされたイラストが使用されている。その他、『UX』には登場しなかった大場真来梓とラヴバレル、ペインキラー有機統一体、終焉が登場。
- 2015年からの新章では原作第20巻における浩一の行方不明がプロローグで再現されている(本編までの期間は半年に短縮)。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年12月のイベント「鉄の勇者」期間限定参戦。キャラクターイラストは原作者のひとりである下口智裕氏による描き下ろしのサンタ衣装。
- 2019年7月のイベント「希望が導いた想像」復刻参戦。今回は水着衣装が下口氏によって描き下ろされている。
- ちなみに「鉄の勇者」ではキャラクターが第1部、「希望が導いた想像」では第2部準拠の容姿となっている。
余談編集
- 原作漫画版の前身と言うべき作品として、原作の清水・下口両氏が原作漫画版の連載以前に発表した読切作品『鋼鉄の華』が存在する(原作番外編と共にコミックス第0巻に収録)。内容は、早瀬浩一と城崎絵美という二人の少年少女が「マキナ」と呼ばれるロボットに乗り込んで戦う、というもの。ただしキャラ・メカの外見や性格、設定は『鉄のラインバレル』の漫画・アニメとは全く異なったものとなっている。TVアニメ版最終回にラインバレルが次元のゲートを抜けるときにすれ違った謎のロボと少年少女は、この『鋼鉄の華』バージョンの浩一と絵美、そしてマキナであり、原作漫画版の最終話にも登場している。
- 原作漫画版98話「鏡が映すモノ」はセンターカラーだが、カラーページの部分に「スパロボUX参戦記念」と書かれている。
- 2017年12月より同じく清水・下口両氏による漫画『ULTRAMAN』が連載されている小学館のヒーローズコミックに版元を移し、新たな特典が追加された完全版の刊行が開始されている。これに合わせて、第1話をリメイクした新・第1話が読み切りとして掲載された。こちらは何かが微妙に、そして決定的に違う第1話となっている。この新・第1話は完全版最終巻の18巻にて「Re:クロガネと少年」として、巻末に掲載された。
- 完全版では本編エンディングの後を描く「真のエンディング」が追加されることも予告されている。
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