CTMとは、「バンプレストオリジナル」の兵器。「Combined Tactical Missile」の略称。

概要編集

戦術統合ミサイルディバイン・クルセイダーズ(DC)で使われていた大気圏内外、地対地、空対空などの区別なく、あらゆる状況に対応した兵器。

名称は、すべて恒星や銀河の名にちなんだものになっている。また、作中には登場していないが、その中には脳波誘導式や核弾頭装備のものまであるという。

作中では、シリーズ77の兵装として登場し、以下の種類がある。

CTM-02スピキュール編集

小型ミサイル。一度に多数を広範囲に発射し、対象の小隊すべてをターゲットとする

作中ではアルテリオンの武装で、人型形態のDF時のみ使用可能。CF形態時では発射口が塞がれる部位に装備されていると思われ、使用不可。

ハイペリオン時にも使用可能だが、発射部位がベガリオンにあたる部分に変更されていて、正式な装備部位は不明。

また戦闘アニメーション内でアステリオンアステリオンAXが発射する小型ミサイルもこれと思われる。

威力はそれほどでもないが、移動後に使用可能であるのと適度に射程距離が広いため、使い勝手がよい。一度に多数を発射するためか、最大弾数が少ないのが欠点。

CTM-05プレアディス編集

着弾地指定型のMAPW。グラフィックを見る限りでは、多弾頭ミサイルであると思われる。

作中ではベガリオンの武装。ハイペリオン時にも使用可能。移動後に使用可能である上に、3へクス以内の範囲型のため、かなり使い勝手のいいMAPWになっている。しかし、第3次αではP武器ではなくなったため、使い辛くなった(ASアレグリアスのMAPWが使い易いせいでさらに使い辛く感じてしまう)。

CTM-06ネビュラ編集

詳細は不明。

ゲームではなく、ドラマCDのTHE SOUND CINEMAでアステリオンAXが使用したタイプ。

速度はプロミネンスを上回るが、追尾性能と威力には同ミサイルには及ばない性能らしい。

CTM-07プロミネンス編集

中型ミサイル。PT等の対人型機動兵器用と思われる。

作中ではアルテリオンとベガリオンの双方が装備。威力が高く射程が長い。移動後に使用可能(『第3次α』・第2次以降のOGシリーズのベガリオン除く)、おまけに命中補正も高いと、全く隙がない、使い勝手のよいミサイル。

ハイペリオン時にも使用可能で、その際はアルテリオンとベガリオンのプロミネンスを同時発射する。

DCでは標準兵装として使用されていたという設定だけはある。

CTM-09セイファート編集

大型対艦ミサイル。作中ではベガリオンの武装。ハイペリオン時にも使用可能。

威力や射程はかなりのものがあるが、いかんせん弾数が2と少ない上に、命中補正の低さが使い勝手に水を差している。

このことから、回避力のない相手(大型戦艦や特機)のための兵装であることを想像させる。また、スレイも「対艦ミサイル」と発言している。

ちなみに、この武装で敵を撃墜すると、専用の爆発のグラフィックになる。

『OGS』ではキラーホエールが使用する対艦ミサイルのグラフィックもこれになっており、DCで規格が統一されていることが窺える。

MTDM(マイクロ・テスラ・ドライブ・ミサイル)編集

文字通り「テスラ・ドライブ」を搭載したミサイル。既存のミサイルを上回る規格外の飛行速度を誇り、推進剤の必要もないため機体も軽量化もできる。しかし、その分非常に高価であり、カイ曰く、通常のミサイルのウン十倍の価格がするとのこと。

作中ではサイリオンの武装で、トンでもなく高価なはずのこのミサイルを惜しげもなくバラ撒いてくる(戦闘アニメーションで確認できる限り一度に12発)ため、イスルギはどれだけ潤ってるんだとファンからツッコまれることも。

また換装武器として『MTDMシューター』を入手すれば自軍でも使用可能となる。流石にこちらは1度に1発しか撃たない。無論、アルテリオンに装備させることも可能(もっともその頃にはハイペリオンに合体可能となっている頃だが…)。

関連機体編集

カリオン
スレイ・プレスティ機のみ、装備されている。
アルテリオン
試作機であるアステリオンには採用されてないが、本機には採用されている。
ベガリオン
カリオンの後継機に当たり、数多くのCTMを装備している。
ハイペリオン
アルテリオンとベガリオンの合体形態であり、プロジェクトTDの最終目標機。全てのCTMを使用可能。
サイリオン
ベガリオンの姉妹機に当たる、プロジェクトTDの本格的な軍事転用機。MTDMを大量に装備。

関連用語編集

イスルギ重工
リオンシリーズ
プロジェクトTD