怪獣少女アノシラス (2代目)
怪獣少女アノシラス (2代目)は『SSSS.GRIDMAN』の登場人物。
| 怪獣少女アノシラス (2代目) | |
|---|---|
| 登場作品 | |
| 声優 | 高橋花林 |
| デザイン | 坂本勝 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
| SRWでの分類 | サポーター |
| プロフィール | |
|---|---|
| 別名 | 2代目 |
| 種族 | 怪獣(電子生命体) |
| 性別 | 女 |
| 身長 |
125cm(巨大化可能) 165cm(DYNAZENON) |
| 体重 |
27kg 55kg(DYNAZENON) |
| 所属 | ツツジ台 → グリッドナイト同盟 |
この項目では『SSSS.DYNAZENON』の登場人物である2代目についても説明する。
概要 編集
怪獣少女アノシラス (2代目) 編集
響裕太の前に現れた謎の少女。ホームレスのような出で立ちで、裕太曰く「臭い」らしい[1]。
自らを怪獣と名乗り、実際に体の大きさを自由に変えることが出来るが[2]、彼女自身は新条アカネが生み出した怪獣ではない。裕太を連れて電車に乗り、ツツジ台やアカネについての真実を語る。別れの際には、裕太に先代が世話になったからと礼を述べた。
裕太と接触する以前からもツツジ台を徘徊しており、バスに乗っていたり、地面に落書きをしたり、ツツジ台の駅前で自動販売機の下の小銭を集める等していた[3]。グリッドマンとアレクシスの戦いの後、戦いで傷付いたアンチを介抱した。
2代目 編集
ナイトと名乗る人物と共に「グリッドナイト同盟」として別世界で怪獣との戦いに明け暮れている女性。容姿は色白でスーツに眼鏡。
全く似ても似つかない姿だが、特徴的な笑い方や担当声優から『SSSS.GRIDMAN』に登場した怪獣少女アノシラス (2代目)と同一人物である可能性が示唆されているが、劇中や関連書籍ではその正体について明言されなかった。
登場作品と役柄 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦30
- 怪獣少女アノシラス (2代目)が初登場。サポーターコマンド要員。担当声優の高橋氏は別役で出演しているが、音声は収録されていない。
- ミッション「憂・鬱」から登場し、原作と同じ画面いっぱいに彼女の顔が映る一枚絵も存在。なお、ドライクロイツにはほぼ密航という形で同行するが、裕太らグリッドマン関係の以外の人間には気づかれないようにしている為シナリオでの出番は少なめ。アンチとも絡まない。
- サポーターコマンド自体はコスト相応の低めの効果だが、パッシブ効果で手に入る「スペシャルダブルドッグ」はSP回復系のアイテムで、1マップ内で2回使用できるという仕様の為連続で使うとSP60回復する優れもの。サイドミッションや戦線ミッション等そこまでサポーターを使用しない面の場合は、彼女を入れておくと良い。
- エクストラチャプターのエンディングでは、自分のやるべき事を探しに行くアンチに付き合うと言っている。
- スーパーロボット大戦Y
- 2代目が初登場。グリッドナイトと共にYzネクストに参加する。
- アシストトークではエチカから、子供の頃について聞かれるが、「でも、驚かないでくださいね…」と話す前に画面が暗転するため、詳細は語られない。
- アシストランク最高位達成時の獲得スキルプログラムは「PG:レスキュー技能」。
ステータス 編集
サポーターコマンド 編集
| 名称 | 作品 | S-SP | 使用時 | パッシブ |
|---|---|---|---|---|
| 先代のお礼 | 30 | 40 | メインパイロットのSPを20回復し、 状態異常を解除 |
クリア後に強化パーツ「スペシャルダブルドッグ」 を入手(売却金5,000) |
アシストリンク 編集
| 名称 | 作品 | シナジー | RANK | 消費 | 使用時 | パッシブ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フィクサービーム | Y | 緑 | 1 | 6 | 対象ユニットのHP・EN・メインパイロットのSPを 最大値の50%回復し、状態異常を解除 |
??? |
| 2 | 出撃時、アシストカウント+1 | |||||
| 3 | 出撃時、アシストカウント+2 | |||||
| 4 | 対象ユニットのHP・EN・メインパイロットのSPを 最大値の75%回復し、状態異常を解除 |
- メインパイロットが共感持ちの機体とのループが可能。フィクサービーム1回分で回復できるSPが共感2回分の消費SPを超える限りアシストカウントはどんどん増えていく。
- 他のアシストクルー次第では「無制限に近い精神コマンド使用」など強力なコンボが可能。3回分撃てるだけのSPが回復できればそれだけで無制限使用が可能になるが、RANK4でも300以上のSPが必要になるため、できるのは終盤も終盤になる。
- 共感役にピンクハロを二つ付ければ大分緩和される他、スーパーエースを獲得すれば最大SPが50増えるため、ループするためのLv的なハードルは緩和される。それでもLv70~80台は欲しくなるが。
- 幸い、共感持ちは殆どのパイロットがMAP兵器持ちの機体や戦艦を使用できるため、撃墜数稼ぎのハードルはいくらか下がる。
- カウントの無限錬成では必要不可欠の存在だが、単純に弾数以外のリソース回復役としても超強力。パッシブ効果もアシストカウントが最大2増えるというものなので、かなり有用。
- STGメモリーの「鏡」ルートにある項目や他パイロットのエースボーナスも加味すれば、開幕からアシストカウント最大も狙える。
人間関係 編集
- アノシラス
- 『電光超人グリッドマン』に登場した先代。何者かに作られた怪獣ではなく、コンピュータワールドに原生している電子アニマル。かつて敵に操られてしまった所をグリッドマンに助けられた。
- 最終回で僅かに登場。
- ユニゾン
- 先代アノシラスのパートナーにあたる、「コンポイド」と呼ばれる電子生命体。2代目の服装は、先代アノシラスとユニゾンの両方がモチーフ。
- 響裕太
- 彼に接触する。「先代が君に世話になった」と言っているので、アノシラスと接触したはずのない裕太に宿る正体を看破していた可能性もある。
- マックス
- 裕太と会話中の姿を彼に目撃される。
- 内海将、宝多六花
- 劇中では裕太から存在を教えてもらうも、当初は内海から「自称怪獣少女」呼ばわりされる等、マックスが説明するまで信用されていなかった。
- 『30』ではドライクロイツにアノシラスが同行しているため、実際に対面する。
- 新条アカネ
- 彼女についての真実を述べる。
- アレクシス・ケリヴ
- 彼の存在を危険視する。
- アンチ
- 最終決戦後、彼を介抱していた。その後は彼と「グリッドナイト同盟」を結成する。
名台詞 編集
アノシラス 編集
- 「イヒヒヒヒ」
- 笑い声。表記は『30』より。劇中では2回(小声も2回あるが微妙に異なる)披露。実際は「イッヒッヒッヒッ…」と普段の物静かな態度に反して高いテンションで笑う。
- 『ダイナゼノン』でも、本編で1回。ボイスドラマで1回披露。
- 「私、怪獣の家系なんだ」
- 第6回より。裕太との初対面時に巨大化して怪獣だと打ち明け、デートを持ちかける。
- 『30』ではこの時、巨大化した際の一枚絵が入る。
- 「ほら、私、お金いっぱいあるから」
- 同上。裕太にご飯を奢りながら、ビニール袋一杯の汚れた小銭を見せる。
- 「この街の外には、何もないよ」
- 同上。裕太と一緒に電車に乗り、大きい川を見たと話す裕太に対して。
- この台詞から最初のねちっこい喋りから、冷静な口調になる。
- 「音楽にはね、目には見えないけど、音の精霊が隠れていてね」
裕太「音の精霊?」
「そしていつも、演奏する人の心を見てるんだ」 - 同上。ガスのせいで寝てしまった裕太にイヤホンを差し込んで起こす。
- 台詞の元ネタは『電光超人グリッドマン』の登場人物、翔直人の父宗一郎が第6話で発した台詞。
- 「今までこの街に現れた怪獣は、全部一人の人間から生まれたの」
裕太「一人の人間から?」
「そう。一人ぼっちの人間の心から」
「それが、新条アカネ」 - 同上。裕太へアカネが怪獣を生み出した黒幕だと明かす。
- 「あの子にとってこの街は、世界の全部」
「怪獣を作っている内に、あの子の心が、この街自体が、怪獣みたいになっちゃった」 - 同上。彼女は何度も繰り返す街の破壊と再生をずっと見てきたのだった。
- このシーンのアカネや怪獣、作り替えられる町などはデフォルメされた3Dのドットキャラのように描かれ、BGMも合わせてまるでゲームのキャラクターのように表現されている。
- 「仕方ないよ。新条アカネはこの世界を創った、君達にとっての神様なんだから」
- 同上。アカネは神そのものであり、人の死も仕方が無いことだと話す。
- 「そう、彼女は歪み過ぎているんだ。だからきっとその心を利用された」
「外から来た、とても危険な人に」 - 同上。そして裕太へアカネを利用する真の黒幕がいることを語る。
- 「…面白いね」
- 同上。その真の黒幕は宇宙人ではないか?と答えた裕太への返答。
- 「私は新条アカネから生まれたわけじゃない」
裕太「え?」
「私は、元からここにいた怪獣だよ?」
「ツツジ台が生まれる、ずっと前から」 - 同上。怪獣なら何故アカネの味方をしないのか、という疑問への答え。
- 「私の先代がお世話になったんだよ、君に」
- 同上。自分の出来ることはこれくらいだと裕太に礼を述べ、彼と別れた。
- 「私?君の命の恩人だよ?」
アンチ「怪獣か」
「君もでしょ」 - 最終回より。負傷していたアンチを助け、目覚めた彼と会話して。
- アンチ「ああ、でも、借りは返す」
「イッヒヒヒヒヒ、ヒヒッヒヒヒヒ…うちの家訓と一緒だ」 - 上の後、アンチの厚意に対しての返答。その後、アノシラスの咆哮が続く。
- 最終回にて2人の出会いはここから始まった。
2代目 編集
- 「私たち、どういう関係に見えます?」
- ボイスドラマ第8.8回より。蓬に「ナイトさんとはどういう関係なんですか?」と問われた際に。この時の彼女は喜びながら反応していた。
スパロボシリーズの名台詞 編集
余談 編集
- 彼女の先代となる初代アノシラスとは、原典『電光超人グリッドマン』は第6話に登場した「電子アニマル」と呼ばれる電子生命体。初登場時はコンピューターワールドに現れた敵怪獣を撃破したが、敵によって「音波怪獣アノシラス」に洗脳され、グリッドマンと対決させられる事になった。戦闘中、グリッドマンの前に現れた人型電子生命体コンポイド・ユニゾンからアノシラスが操られている事を知り、グリッドマンはアノシラスを正気に戻すことに成功した。2代目の言っている「借り」とはこの時の事を言っているものと思われる。
- コンポイド・ユニゾンは登場人物から音の精霊と称されていたが、合成カットの問題などが重なり『電光超人グリッドマン』での登場は1回限りのみだった。しかし、『SSSS.GRIDMAN』最終話でコンポイドの設定を述べる描写があり、『SSSS.DYNAZENON』でもユニゾンの使うステッキが登場している。
- 企画段階では「アノシラス三世」と命名されていたが、原点との関連性を明示するために台本ではアノシラスJr.と記載され、ジュニアは男性に付ける名前の為、最終的に二代目に落ち着いたとの事。
- 『電光超人グリッドマン』でアノシラスのデザインを担当したひがしなお氏は彼女を「孫娘」と呼んでいる。