エクストラアームズ

機体の武器の中で一番攻撃力が高いものを一定値に固定する強化パーツ。初登場は『スーパーロボット大戦X』であり、以降の作品では定着している。

元々の攻撃力がその数値を超えていた場合と合体攻撃には効果がない。そのため、多様な武装と高い最大攻撃力を持つ主役級の機体につけるのは不適(改造が進んでいない場合はそれまでの補填として付ける選択肢もある)であり、武装が少なく最大攻撃力も低い二軍ユニットの救済措置としての面が強い。

作品別の仕様 編集

スーパーロボット大戦X
初登場作品。攻撃力の固定値は5500。
最速では第29話でマシュマー加入時のファクトリーシナリオ(29話中にマシュマーで敵を2機撃墜)で1個入手できる。同話で加入するメタスに付けろとばかりのタイミングである。
スーパーロボット大戦T
攻撃力の固定値が6000の「エクストラアームズ+」が登場。無印は22話のカイジのイベント、+は41話の要塞SSXのイベントで入手できるがどちらも特定のユニットを特定のマスへ移動させるタイプのイベントなので事前情報を知らないと入手困難。
スーパーロボット大戦30
攻撃力固定値が無印が6500、+が7000に上昇した。更に攻撃力固定値が7500の「エクストラアームズ++」も登場。いずれも終盤の遺産ミッションで入手。
また、AOSアップデートの格闘訓練、射撃訓練がそれぞれ最大になった状態で更にMxPを投入することで『スーパーロボット大戦X-Ω』に由来する「エクスアームズX」と「エクスアームズΩ」を入手できる。攻撃力固定値はどちらも8000であり、Xは格闘武器の攻撃力や移動力、Ωは射撃武器の攻撃力や射程が上昇する。この二つを同時に装備すると更に武器の攻撃力が上昇する。
スーパーロボット大戦Y
無印の攻撃力固定値が6000に弱化。また、7000に上昇する方は「エクストラアームズS」に改名された。1周目では15段階までしか改造できない上に、STGメモリー開放との兼ね合いもあり最大攻撃力が6000に達しないユニットが多いため、無印でも役に立つ。

効果的なユニット 編集

先述の通り、修理補給ユニットのような戦闘力が貧弱な機体の方が恩恵を受けやすい。

メタス
修理・補給ユニットの代名詞であり『V』以前は実戦に堪えない性能であったが、エクストラアームズの登場で戦闘面でも活躍できるようになった。変形によってアームビームガンの武装性能を使い分けられるのもメリット。
しかし『Y』では変形移動に仕様が変更されたことで武器性能を使い分けられなくなり、相対的には有用性が下がっている。
トーラス
武装がビームライフルとビームサーベルのみであり、メタス同様に変形によって武装性能を変化させることが出来る。『α外伝』や『A』以来ぶりに実用に堪えうるトーラスになり得る。
『Y』ではメタス同様、変形移動に仕様が変更されたことで有用性がやや低下。
モラン
武装がビームライフル一つしかないため、エクストラアームズを付けておけば武器改造の手間はない。
ただし、パイロットのリンゴ乗り換え先が豊富な宇宙世紀系MS乗りなのでリンゴを使いたい場合でも乗り換えさせた方が有効。
イチナナ式(『T』)
『T』では武装がマシンガンと格闘しかないため、シローを使いたい場合はエクストラアームズでイチナナ式を強化せざるを得ない。
『30』ではマジンガーブレードやブレストファイヤーが追加されたことでエクストラアームズが不要になった上に、マジンカイザーの登場によってイチナナ式を最後まで使い続けることはないであろう。
パープルツー
チームラビッツの合体攻撃があるものの、計6機を同時に出撃させないと最大攻撃力にならないため出撃枠の面でハードルが高い。
パープルツーは単体でも専用コマンドの広域戦術警戒やケイ精神コマンドで活躍できるため、単体で出撃させる場合にはエクストラアームズの装備を推奨。
ホワイトアーク
『30』では旧作と違って修理装置を持たず補給装置のみなので、エクストラアームズでメガ粒子砲の攻撃力を上げて使う手もある。
巨大サンユン
武装が怪光線のみであるためエクストラアームズ一つあれば武器を改造する必要がない。
カゲロウ
消費EN10の鎖鎌が適用対象となり、EN回復系の強化パーツと併せれば前線で振り回せる。
ジェットジャガー
最大火力である「ジェットジャガーPP」が追加されるまでという前提条件があるが、長期間使うことになる次点の「アンギラスの槍」がエクストラアームズSのお世話になる。
デミトレーナー チュチュ専用機
最強武装のビームライフル(狙撃)も攻撃力は15段階改造で5000程、20段階改造で5500止まりであり、強化イベントも無く、乗り換えもできないため、装備する理由になる。

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