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扇要は『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。

扇要
読み おうぎ かなめ
外国語表記 Ohgi[1]
登場作品

コードギアスシリーズ

声優 真殿光昭
デザイン 木村貴宏
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 パイロット
サブパイロット
サポーター
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
生年月日 皇暦1991年3月18日
星座 魚座
年齢 26歳 → 27歳(R2)
所属 民間人→レジスタンス紅月グループ→レジスタンス扇グループ→黒の騎士団
役職 大学生→教師→副リーダー(紅月グループ)→リーダー(扇グループ)→副指令(黒の騎士団)→首席補佐官(黒の騎士団)→事務総長(黒の騎士団)→日本国首相→一般人
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概要

黒の騎士団の母体となったレジスタンスグループの2代目リーダー。

本編序盤、ゼロの誘いに乗って黒の騎士団結成に参加。母体となったレジスタンスグループのリーダーであった事からも、No.2である副指令の地位となる。

しかし、次第に募らせていくゼロへの不信感や、ブリタニア人であるヴィレッタとの関わりから、『R2』の中盤にて、自らの立場を使って「ある行動」に出る事になる(後述)。

人物

戦前は教師志望の大学生で、日本敗戦後はゲットー内に学校を私設したが立ち行かず、親友であるカレンの兄・紅月ナオトと共にレジスタンスとなった。

劇中の状況からして、どうにも外部から状況の転機が舞い込むタイプ。また、リーダーの素質が足りない事を自覚しているも、リーダーのゼロが合理性重視であるのに対し、扇の場合は温和で人柄の良い性格によってメンバー達の人望を集める事が出来る為、本人が思っている以上に組織において重要な存在となっている。

参謀格であるディートハルトからも、特別な物が無いと言う点に利用価値があると評価されているが、逆に指揮官としては価値が無いと見なされている。

来歴(TV版)

当初は数々の戦果を挙げていた事から、ゼロを信頼していたが、秘密が多すぎる上に、非情な策に出る事も多いゼロの行動から、次第に不信感を募らせていく。

物語の中盤にて、シャーリーの銃撃によって記憶を失っていたヴィレッタと出会い、彼女に「千草」という名前をつけて、共同生活をした事で、次第に彼女と惹かれ合っていき、肉体関係にまで至ったかの様な描写もある。その後、日本人ではない彼女と共にいたいという想いもあり、ユーフェミアの提案した行政特区日本への参加を騎士団のメンバー達に促している。

ブラックリベリオンの際に、彼女がブリタニア人としての記憶を取り戻してしまった事で銃撃を受けて負傷してしまい、終盤ではゼロの真意を確かめさせる為、カレンにゼロの後を追うよう言い渡す。

『R2』ではブリタニアに捕らえられ処刑を待つ身となっていたが、ゼロとカレンの活躍によって助けられ、再び黒の騎士団に参加。黒の騎士団が大規模な組織になってからは、最高幹部の筆頭である「首席補佐官」へと任命され、複数の特務隊を率いて、騎士団の内務・立法を統括する。ただし、前作におけるゼロへの不信感は、未だに燻り続けていた。

物語の中盤でディートハルトに拘束されたヴィレッタと再会するも、自分を銃撃しても尚、彼女への好意を捨て切る事は出来ずにいた。そして、彼女の話したゼロがブリタニアの第11皇子・ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアであった事実やギアスに関する話を聞き、ゼロを引き渡す代わりに日本の返却させる裏取引を行って、ゼロを裏切る決意をする。しかし、ロロが、蜃気楼でルルーシュを連れ出した結果、目論見は失敗に終わった。

ルルーシュがブリタニア皇帝に即位した後のアッシュフォード学園の会談では、護衛もつけずに一人で会談に出席したルルーシュを捕獲するという作戦に出る。が、逆に枢木スザクに「皇帝救出」の名目を与えてしまい、ランスロット・アルビオンの突入、そして超合集国の代表が人質にとられる事態を招いてしまう。

その後フレイヤ弾頭を大量装備したシュナイゼル・エル・ブリタニアと同盟を結んでブリタニアと決戦を迎える。最終決戦は黒の騎士団・シュナイゼル連合軍の敗北という結果に終わり処刑を待つ身となったが、ゼロレクイエムによって解放される事となり、後に日本国首相を務める事になる。

来歴(劇場版)

一方、『R2』終盤における扇の行動に関しては、さすがに制作側も思うところがあったのか、2018年に公開された劇場版の第3部『皇道』では、シュナイゼルの言葉に耳を傾けつつもそれを完全に信じる事はせず、(警戒はしつつも)本人の口から真実を聞こうとしたり、ルルーシュが銃撃されそうになるのを玉城と共に止めようとする等、ゼロことルルーシュを最後まで信じようとしており、扇なりに冷静に行動する形となっている。

復活のルルーシュ』では戦後処理が済んでからは自ら首相の座を退いたが、ジルクスタン王国での戦いでは死んだはずのゼロことルルーシュが現地にいる事を知り、ナナリー救出チームに志願する。作戦前夜にはルルーシュに対し、嘗てシュナイゼルに踊らされた件を自身の生命を以って詫びようとしたが、ルルーシュに許された。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。エリア11ルート第6話から戦闘にも参加するが、初期能力値が低いので突出させるのは危険。機体も本人も戦力にしづらいので、修理装置でレベル99にして資金調達をさせるのが最大の役目か。第16話~第18話で表部隊ルートを選択していた場合、合流時にジョブスに代わってニルヴァーシュのスペックを解説する見せ場がある。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
斑鳩の艦長として登場(ゼロが出撃した場合はメイン、出撃しない場合はサブパイロットとなる)。終盤では条件を満たしている場合、ゼロレクイエムルートに進むか、黒の騎士団ルートに進むかの選択権を握ることになる。
シュナイゼルとの対談で一度は原作通りゼロを糾弾するが、黒の騎士団ルートでゼロを信じた場合は、スメラギジェフリーを始めとする艦長や仲間達からの説得によって反発心を押さえ納得がいくまでゼロの真意を問う事を決意する。原作で真っ先にゼロを糾弾し追放した挙句にシュナイゼルに彼を売ろうとしたことで視聴者から嫌われたことを考えれば、彼もいい意味でスパロボ補正が働いたと言えるだろう。なお、原作での行動の反映からか、このイベント以降、扇の表情グラフィックに、どこか悪意にも満ちた険しい表情を見せる様になる。
原作ではヴィレッタの本名を呼んだ描写は無かったが、今作ではしっかりと呼んでおり、なお、黒の騎士団ルートでの結末はほぼ原作通りだが、ゼロレクイエムルートでは最終的にヴィレッタが教職に復帰するなど(姓が変わっているので扇と結婚はしている模様)、一部に漫画版が採用されている。黒の騎士団ルートでは玉城から結婚したことが明かされており、それでガムシャラに働いているらしく、ZEXIS解散パーティーには不参加となっている(他の欠席者はヴィレッタとブレラシャッコグレゴルーメンバー)。ある意味不遇であるが、原作では戦後のことが殆ど描写されなかったため、戦災後の復興を必死に頑張っているとも解釈出来る。
なお、扇は正式参入時にその時点でのゼロのレベル・撃墜数・PPが引き継がれるというバグ(もしくはゼロのサブパイロットでもあるが故の仕様)があるため、2周目以降は全く活躍させなくても物凄い量のPPと撃墜数を手にする事になる(このバグ自体は1周目でも発生し、第9話「魔神が目覚める日」でゼロを無理矢理レベル99にしていると第12話「百万のキセキ」でレベル99で仲間になる)。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今回はNPC。漫画版のラストを反映してか中学教師となり、シンジ他『エヴァンゲリオン』関係者のクラスの副担任になる。また、ヴィレッタとの間に子供を設けたようで第57話「BEYOND THE TIME」ではもうすぐ生まれると叫ぶ場面がある。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
時獄篇同様にNPC。新日本義勇軍として再編された黒の騎士団に参加している。『時獄篇』の時点では『再世篇』の選択肢でゼロを信じなかったのか、と取りざたされたが、中盤のミスリルルートで、『再世篇』でシャーリーが死亡している(=ルート選択のフラグが成立していなかった)ことが確定した。よほどポイントが足りなかったのだろうか…。[2]撃墜数やシナリオボス撃破の条件からゼロがあまり活躍しなかったことは間違いないが。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
レアリティCの無頼に乗るほか、レアリティRのG-1ベース(黒の騎士団仕様)の艦長としても登場。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド3から登場するNPC。
スーパーロボット大戦30
『復活のルルーシュ』設定。玉城とセットでサポーター要員。
クエスターズなど援護防御をしてくる敵勢力が多いため、使用時効果の「全敵の援護防御回数を0にする」が便利。パッシブ効果の「自軍フェイズ開始時に気力+2」も地味ながら助かるので編成しておいて損は無い。
本作では『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』が参戦している為、首相は弓首相であり、扇は副首相となっていた。ただし、本編に出てくる際にはすでに辞任している。

パイロットステータス

能力値

玉城よりは全能力が上だが、それでも低い。『再世篇』ではゼロを一回り弱くしたような感じになった。

精神コマンド

第2次Z破界篇
根性信頼努力不屈友情激励
実に彼らしい精神だが、応援祝福すら持っておらず有用な支援系は少ない。友情があるのでHP回復にはより事欠かなくなるが、他の修理と比べるとイマイチな構成なのはどうしても否めない。
第2次Z再世篇
根性努力不屈友情激励
よりにもよってを得た代わりに信頼を失った。本作における母艦枠となる斑鳩のメインを張る以上然るべき強化点ではあるが、良くも悪くも『R2』での彼の立ち回りが反映された形と言える。なお信頼自体はサブパイロットを務めるラクシャータが代わりに担当している。
X-Ω
根性不屈激励

特殊スキル

第2次Z破界篇
ガード援護防御L2、Bセーブ
持久戦向きの構成だが、乗機が貧弱過ぎて精々援護防御くらいしか役に立たない。養成するならひとまず、修理スキルダッシュを優先しよう。
第2次Z再世篇
指揮官L3、援護防御L2、パーツ供給
指揮官はL3止まりで、カンストは57。ゼロはL4でカンスト37と、器の違いがはっきりと表れている。逆にゼロが初期習得していない援護防御は斑鳩の特性と上手く噛み合っている。

エースボーナス

援護防御の被ダメージ0.5倍。
第2次Z破界篇』で採用。効果自体は強力だが、非力で脆弱な扇と無頼では活用どころか習得すら難しい。そもそも扇に撃墜数70を達成させられる程のプレイヤーがわざわざ彼に援護防御させる必要があるかと言えば怪しい所。
扇、玉城、ラクシャータの最大SP+20
第2次Z再世篇』で採用。内容としてはレントンの下位互換だが、玉城が貴重な脱力期待持ちなのでこれは素直にありがたい。どちらかというとサブパイロット時に真価を発揮。前述の通り、ゼロの撃墜数が引き継がれる都合上、全く扇を使わなくても2周目以降は習得している事が多い。

艦長スキル

お人好しな副司令
R。敵軍エリア内にいる味方の攻撃力アップ。

サポートユニット

人望
UC。HP2/3以下で装甲アップ。

サポーターコマンド

名称 作品 名義 S-SP 使用時 パッシブ
ゼロの作戦 30 扇&玉城 20 全敵の援護防御回数を0にする 自軍フェイズ開始時に気力+2

パイロットBGM

「Previous Notice」
劇中BGM

人間関係

紅月ナオト
亡き親友。グループの初代リーダー。SRW未登場。
紅月カレン
親友の妹であり、扇グループ時代からの仲間。その為、仲もそれなりに良かったが、さすがにゼロを一方的に追放した事は咎められている。が、ヴィレッタを守る事しか頭に無かった扇には、カレンの主張は聞く耳持たずな状態だった。劇場版第三作ではゼロを最後まで信じようとしていたため、直接的に言ってたわけではないがゼロ追放後にカレンと「ゼロは本当に利用しただけなのか」、「シュナイゼルの策に嵌ってしまったんじゃないか」と言っている。
ゼロルルーシュ・ランペルージ
突然現れ勧誘するゼロの実績を信じチームを託す。ブリタニアの皇子である事やギアスを持っていたという理由で、追放処分に追い込んでいる[3]
劇場版第3部『皇道』では追放するシーンが大幅に変更されており、躊躇いも無く追放した本編とは違い、ゼロを呼び出して真意を問い、開き直ったルルーシュを「君らしくない」と評しながら「本当の事を言ってほしい」と声を掛けたり、銃撃されそうになった際には玉城と一緒に止めようとしたりと、『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートの様な感じになっている。
だが、それでも信じ切れずに追放してしまう場合がある『再世篇』と違い『皇道』では本当に最後までゼロを信じようとしていた。ゼロ追放後も上記のカレンとの台詞やダモクレス戦での独白から、状況に流されて追放してしまった事を深く後悔している様子であり、実際に『復活のルルーシュ』でもコーネリアに斬られそうになっていたルルーシュの前に躊躇い無く割って入り、後悔していた事を自分の口から明かしている。
『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートにおいてはスメラギやジェフリーに説得され、ゼロの真意を問うことを決意する。
ゼロレクイエムルートが正史となった『第3次Z天獄篇』では、シュナイゼルの口車に乗せられて彼を追放したことを深く後悔していた事を口にしている。
実は何気に第一期に素顔の彼と学園祭の時に直接会っている。
玉城真一郎
仲間の一人。扇グループ時代からの付き合いで、黒の騎士団拡大後は第二特務隊長として直属の部下。劇場版のゼロ追放騒動では共に話し合いでゼロから真実を聞こうとしていた。
南佳高杉山賢人
扇グループ時代からの付き合い。黒の騎士団拡大後は直属の部下となっている(南が斑鳩艦長、杉山が第一特務隊長)。
ヴィレッタ・ヌゥ
第一期にて記憶喪失の彼女を拾い、「千草」の名を与えて同棲生活を送る事に。これが『R2』において因縁となる。
視聴者から見れば、扇がヴィレッタに入れ込み過ぎていたのは明らかで、ディートハルトが恐れていた通り、彼女の存在自体が扇の行動に悪い意味での影響を与え、遂には言いくるめられてしまうに等しい形でゼロを裏切るにまで至ってしまった。
劇場版第三作でも流れはほぼ一緒だが、躊躇いも無しに追放したTV版とは違い、ゼロから真実を聞こうとする、銃撃を止めに入る等しているので完全に言いくるめられたてはいない。
ディートハルト・リート
ヴィレッタとの内通を知られ、彼女を人質にされる事になる。もっとも、これは騎士団への裏切りに近い行為を行っていた扇の方に、明らかに非があるのだが…。
ディートハルトの方は、扇の本来の人柄が黒の騎士団のメンバーの信頼を集める要素になると評価していたが、彼がゼロを追放して実権を掌握した際には、「守る」事こそが本質で指揮官としての価値は無いと、内心で手厳しく評価している。この事が黒の騎士団から離反してシュナイゼルについた所以になった。
尚、ヴィレッタの解放後、後ろ盾を失ったのを良い事に、扇から暴行を受けたかの様な痕がある。上述の通り悪いのは100%扇の方であるのでそれは逆恨みと言える。テレビ放送版では直接暴行描写はされず、河口Pのメールマガジンで初めて発覚した。
劇場版第三作ではこの扇の暴行が明確に描写されており、ディートハルトはゼロを探っていたヴィレッタを銃撃しただけならまた扇が100%悪かったが、同作では扇自身はゼロを追放する気なんて全く無かった為、彼が黒の騎士団のメンバーの中でゼロを済し崩し的に追放してしまった最大の原因である事も含まれているであろう事から逆恨みとは言えず、扇に情状酌量の余地が生まれている。
ラクシャータ・チャウラー
裏切ったのは自分達の方であるのを、ゼロの方が裏切ったと偽られていた様である。もっともラクシャータは頭がいい上、胡散臭そうな表情をしていることからも、扇に都合の良すぎる主張を全て信じてはいない様子だった。
皇神楽耶
ゼロを追放した直後に扇は「ゼロは死亡した」と虚偽報告をしたが、ブリタニア情勢からゼロが生きている可能性が高い事を悟られ詰問される羽目になる。詳細は不明だが扇達が更迭されていない以上ゼロ追放劇の説明には一応納得はしたようである。
漫画版では、なんと原作で扇が行ったゼロの暗殺計画を代役で担わされてしまっているという、最悪な割を食ってしまっており、ある意味で、神楽耶もまた、扇の被害者になってしまったといえる。
ジェレミア・ゴットバルト
ゼロ追放後にジェレミアには「ゼロが死んだとは真か?」と尋ねられたが、一方的に通信を切って誤魔化した。後にゼロの中身のルルーシュが生きていることが判明しそのまま離反された。
シュナイゼル・エル・ブリタニア
第二次トウキョウ決戦後の会談で、彼の荒唐無稽に等しい告発を「真実」であると認め、それが黒の騎士団によるゼロ追放の決定的原因となった。
扇達はゼロの駒になるのが嫌でゼロを切り捨てたものの、後に事実上のシュナイゼルの駒になってしまったのは皮肉である。
劇場版第三作では、シュナイゼルの言っている事が本当だとある程度は肯定しつつも完全に嵌められた形では無くなっている。
ロロ・ランペルージ
彼にルルーシュの身柄を確保されたため、シュナイゼルとの取引は不成立に終わった。
第2次Z再世篇』でゼロを信じる選択を選ぶとロロは生き残るため、(間接的にではあるが)扇はロロを救ったと言える。
マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
直接の関わりはないが、小説版ではシュナイゼルの誘導に乗せられてゼロを排除したことを馬鹿にされている。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ヒイロ・ユイ張五飛
第2次Z再世篇』ゼロレクイエムルートに進んだ場合、ゼロがブリタニアの皇子でギアスを持っているという理由で彼を追放に追い込んだ事を非難されている。
スメラギ・李・ノリエガ
『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは、ゼロを追放しようとしたところを、彼女とジェフリーと共に説得される。

リアル系

ジェフリー・ワイルダー
『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは、ゼロを追放しようとしたところを、彼とスメラギに説得される。黒の騎士団ルートEDではゼロへの不信や反発を乗り越えて共に最後まで戦い抜いた扇の成長を認め、立派な指導者になれると期待される。
ボビー・マルゴ
『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートEDではいち早く扇が近々父親になるという家庭事情を察知していた。
キリコ・キュービィー
『第2次Z再世篇』では、普段は寡黙な傭兵のキリコが、黒の騎士団でゼロ追放の論議が出た際には「俺もお前達もゼロには借りがあるはずだ」と、扇達に再考を促している。
A21
『第3次Z時獄篇』で彼らの顛末を聞かされてから教師としての自覚ができたらしく、忙しくなっている。

スーパー系

ロジャー・スミス
『第2次Z再世篇』では彼とスメラギに、ゼロの言い分も聞こうともせずに一方的に追放しようとしていた扇の行為をアンフェアなものとして否定される。
碇シンジ
第3次Z時獄篇』ではスクールカウンセラーとして彼と関わり、カレンに彼を託すことに。
ジン・ムソウ
『第3次Z時獄篇』では、彼の偽名の「アクバルジン」を言う事が一回だけしかできなかった。

バンプレストオリジナル

クロウ・ブルースト
『第2次Z再世篇』では、ゼロレクイエムルートにてヴィレッタとの関係を怪しまれていたが、ゼロを追放してしまった今更、意味が無いと判断されたのか、深く追求はされなかった。

名(迷)台詞

第一期

「ナオト…やっぱり俺には無理だよ…」
第4話「その 名 は ゼロ」より。リーダー時、自力で結果を出せない状況に弱音を漏らす。
「許さない…! みんなの気持ちを踏み躙って…ユーフェミア!!」
第23話「せめて哀しみとともに」より。日本人虐殺を聞いた際の台詞でユーフェミアへの怒りを露にする。
恋人関係になったブリタニア人の千草との将来を期待していただけに、怒りもひとしおである。
「そうか…千草、記憶が戻った…のか…」
第24話「崩落 の ステージ」において記憶を取り戻した千草ことヴィレッタに撃たれた際の台詞。
傷を負わされた相手を逆に気遣うお人好しぶりがうかがえ、ヴィレッタもとどめを刺さずに捨て置いた。

R2

「さようなら、ブリタニアの人」
第8話「百万のキセキ」より。ゼロの服装をしつつ、中身を自分と看破したヴィレッタに対し。この時は二人の関係は悲恋的なニュアンスを帯びていたのだが…。
「証拠ならある!」
シュナイゼルによるゼロの正体とギアスについての告発に関して半信半疑の団員達に対するセリフ。扇自身は何一つ物証を提出しなかったのを見るに、扇の言う証拠とはヴィレッタの証言の事であろう。しかし普通に考えれば、敵対しているブリタニアの軍人であるヴィレッタの証言が証拠になるはずがない(ヴィレッタは行政特区で玉城達に銃を向けて一発触発の雰囲気にすらなっていた)。
「彼が言ったとおりだ。ゼロの正体はブリタニアの元皇子、ルルーシュ! ギアスという力で人を操る…ペテン師だ!」
第19話「裏切り」より。斑鳩シュナイゼルが乗り込んだ際に、ゼロの正体やギアスが語られ、戸惑う騎士団員たちの前に現れた際の台詞。
扇はヴィレッタから事の顛末を聞かされ激昂していた。そして扇の執拗な煽動により団員たちのゼロに対する不信感が頂点に達することとなった。
劇場版でもほぼ同様の台詞を言うが、「ペテン師」と呼ばないなど多少は冷静になっている。
「日本を、返せ…!」
「信じてきた仲間を裏切るんだ…せめて日本くらい取り返さなくては、俺は自分を許せない!!」
シュナイゼルとの秘密会談の際にゼロを引き渡す条件として日本の解放を要求する。
扇なりに良心の呵責があったことをうかがわせるが、この発言によって、黒の騎士団が超合集国所属の軍隊になり、自分達が超合集国に責任を負う軍人となった事も理解していないという事が露呈した。会談に参加していたコーネリアはこの発言に驚愕した。
なお、日本解放については直後にロロの乱入によりうやむやとなってしまうものの、皇帝ルルーシュ即位時に全エリアが解放されたために、なし崩し的に日本は元の名前を取り戻すこととなった。
「黒の騎士団に、もうゼロは必要ない!」
ゼロのこれまでの所業に怒っての発言。しかしゼロが居なければシンジュク事変で扇自身の命は無く、ゼロがいたからこそブリタニアに対抗する事が出来ていたという事実を理解していない事が分かる。そしてゼロとは個人ではなく記号である、という事をまるで理解できていない事がうかがえる[4]
黒の騎士団が超合集国所属の軍隊という巨大な軍事組織になった事からもうゼロがいなくてもやっていけると考えていた節すら見られるが、当然ゼロあってこその組織なので扇に使いこなせるはずも無い。
「皆を使い棄てたのはゼロの方だ! 彼は皆を騙していたんだ…ギアスなんて卑劣な力で!」
第20話「皇帝 失格」より。ゼロを使い捨てにしようとした事をカレンが咎めた際に言った台詞。黒の騎士団がギアスをかけられたかもしれないと疑う=ギアスを掛けられていないという証左であるという事には、最後の最後でも気づかなった。
あくまでも自分の決定を半ば強引に正当化しているが、ブリタニアの軍人であるヴィレッタと内通している事を棚上げしてゼロを責め続けるあたり、TVシリーズでの彼がどういう人物なのかが分かる場面である。
「そうだ、人は…皆は…ゲームの駒じゃないんだ、生きているんだよ!」
上記の台詞の後、杉山玉城たちの台詞を挟んでの台詞。しかし、この後の彼らは紛れもない(シュナイゼルの)「駒」でしかなかった。
「ルルーシュのブリタニアに対する怒りは本物だった……」
第22話「皇帝 ルルーシュ」の冒頭場面より。ルルーシュが皇帝に即位してすぐに「貴族制度の廃止」「財閥解体」「ナンバーズ解放」を成し、歴代ブリタニア皇帝陵墓を徹底的に破壊しているニュース映像を見ながら呟いた一言。
彼がブリタニアの皇室関係者で、しかもブリタニア帝国の乗っ取りを果たした為、真意を疑うのは理解できるのだが、不信感があったにしろ長く一緒に戦ってきたのに「そこから疑うのか?」と突っ込んだ視聴者は多かったと思われる。
超合集国でもこの行為からルルーシュを支持する者は多かったが、黒の騎士団の首脳部ではブリタニアの文化を廃滅させ、国内の反乱勢力を徹底的に潰しているルルーシュの行動は帝国の乗っ取りにしても度が過ぎるものであったため、困惑の方が強かったようだ。
(ゼロ…皆の力を合わせれば、君を倒せる!)
第23話「シュナイゼル の 仮面」より。いわゆる「正義の味方」が「悪」を倒す時に言う台詞だが、以前に裏切って騙し討ちまでした扇が言うには、滑稽と言える。
しかも、既に戦いに勝った気になって完全に油断しており、今までルルーシュの傍にいながら彼の基本戦術を全く読めていない事から、指揮官としても無能である事を証明してしまっている。
『第2次Z再世篇』ではゼロとの戦闘台詞に採用。
「まさか、このタイミングで!」
「……ゼロッ!」
同話。黒の騎士団の猛攻でブリタニア軍が戦線を下げており、勝てると思った矢先にサクラダイトを利用してのフジサンの噴火という形でしっぺ返しを食らった際に。
斑鳩の撃沈はおろか黒の騎士団の主力艦隊が半壊するほどの大打撃を受けてしまう。結果、「黒の騎士団は潰えた」としてシュナイゼルのフレイヤ使用の口実にもなってしまった。
勝てると思った直後の大打撃が衝撃的だったのか、ゼロの名を呟く場面は顔が引き攣ってしまっている。
「最初にゼロを…ルルーシュを認めてしまったのは俺だ。俺には責任がある」
上記のようにゼロの勧誘を受けなければ扇達の命は無くブリタニアとまともに戦う事も出来なかった事を考えると、どうも見当違いの責任を感じているように見える。

劇場版

「ゼロ、君らしくないぞ、開き直るなんて! 本当のことを言ってくれ!」
「待ってください、まだ彼の言い分を…!」
「ゼロ…何か言ってくれ!」
劇場版第3部『皇道』でのゼロ追放時の台詞。シュナイゼルの話が本当だと肯定しつつも完全にそれを完全に信用している訳では無く、完全な私情で行動している訳でも無い。
劇場版での扇自身はゼロを仲間として信用している為、玉城と共に話し合いで真実を聞こうとしたり、銃撃を止めようとする等、ゼロを最後まで信じようとしていた
何気に銃撃時に涙目になっている。追放後も「ゼロは本当に利用していただけなのか」といった会話をカレンとしているあたり、あの状況を止められなかった事を扇なりに後悔していることが伺える。
ある意味、『第2次Z再世篇』における黒の騎士団ルートの「ゼロを信じたい」状態と混ざっている感じではある。
「お前が勝手にやっていたことは千草から聞いた! ここに残るなら、それなりの覚悟をしてもらおう!」
同上。ディートハルトとの会話より。
TVシリーズで示唆されたディートハルトへの暴行が明確に描かれたが、先述の通り劇場版のディートハルトはヴィレッタを銃撃しただけに留まらず、ゼロ追放の黒の騎士団側の首謀者にもなっている為、扇の行為にも情状酌量の余地があると思われる。寧ろ、幹部が誰一人としてゼロを追放する気が無かったのに独断行動をした結果ゼロを失う事になった事の処置がコレと冷遇処置だけで済ませて貰えるならかなり温情があるレベルである。
(ゼロ…残念だよ。こんな事になって…)
同上。最終決戦においての独白。最終的に敵対した事も後悔している様子。
「俺はルルーシュの事は分からない。でもゼロは信じます」
「俺は昔ゼロを信じ切れずに道を誤りました。もしやり直しが出来るのならもう迷いはありません」
『復活のルルーシュ』にて、ルルーシュがナナリー救出作戦の指揮を執る事の是非を問う場面で、懐疑的だったコーネリアを説得した。ゼロレクイエムから1年以上経った後も、かつてゼロを黒の騎士団から追放してしまった事をずっと悔やんでいた事が伺える。
このように、上記の台詞や行動で「扇への株が大分マシになった」と思うファンも居るのではないだろうか。また、元々の扇の立ち入りは能力は乏しいが人望と人徳で周囲から人格的な信頼を得ているという人物であったため、本編の行動より劇場版の方が彼の性格に沿っていると言える。そのため、「最初からこんな展開であれば、違和感が無かったのに」と残念がるファンも。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

第2次Z再世篇

(そうだ…! 千草のためにも俺は世界に平和を築かなければならないんだ!)
「だから、こんな所で負けてはいられないんだ!」
人造次元獣ルーク・アダモン(サイキック)戦で。愛する人との未来を掴もうとするなかなかに熱いセリフではあるが、第49話の選択でゼロを「信じるか、否か」によって「扇要」の印象は大きく変わる。
「わかっている、ヴィレッタ! 俺にだって守るべき人と世界がある!」
最終話におけるガイオウとの戦闘前会話にて。ヴィレッタを「千草」と呼んでいない事に注目。

ゼロ・レクイエムルート

「彼はみんなを騙していた。その事実は許し難い…」
ヒイロ五飛に黒の騎士団がゼロを追放した行動の浅はかさを指摘された際の反論。
確かにゼロが秘密を抱えていたことは事実だが、扇自らもヴィレッタと同棲生活を密かに送り、その関係で私情から追放処分にしているので説得力は全くない。事実、この発言に追従したのは玉城だけであり、カレンはもとより他作品の人物たちもこの発言に誰も同意していない。むしろ「シュナイゼルの発言にまんまと誘導された事」、「あのいきなり出てきたブリタニアの女(ヴィレッタ)との関係は?」と怪しまれていた。だがゼロを追放した後だったので有耶無耶なものとされてしまった。
「ルルーシュ! お前は刺し違えても俺達が止める!」
「お前という存在がなくとも黒の騎士団は戦う! 一人一人の胸にある決意が、その力となる!」
「皇帝ルルーシュ! お前は俺達が倒す!」
ルルーシュとの戦闘前会話。台詞だけを見ると主人公しているが、ルルーシュをこのような形にした扇が言っているため、どうも説得力が伴わない。
「こうやって使い捨てるつもりだったのか! ゼロ!」
ルルーシュからの攻撃を受けたときの戦闘台詞。
恨みがましく言っているが、先に使い捨てたのは扇であり、有り体に言えばただの逆恨みである。

黒の騎士団ルート

「俺は……」
「俺はゼロを……ゼロを信じ……たい……」
「最初にゼロにリーダーを頼んだ時から、俺はずっと彼を信じて来たんだ……」
「それでもだ……! ゼロと戦って来た日々の全てが嘘だったなんて俺は認めない!」
「馬鹿だ、お人よしだ、風見鶏だと言いたければ言え! だが、俺は納得がいくまでゼロと話をする!」
「それでもゼロが許せないなら、俺がこの手でゼロを倒す! それが副司令の……ゼロを最初に信じた俺の務めだ!」
第49話「ゼロとルルーシュ」にて黒の騎士団ルートに進んだ場合。原作では真っ先に糾弾していた扇だが、こちらの展開では周囲からの説得に応じ反発心を抑えつけ、ゼロの真意を問う事を選ぶ。この選択により、その後の彼らの運命は大きく変転する事になる…。
なお、本作でも分岐前の共通パートでは、原作通りにルルーシュを「ペテン師」と糾弾している。こちらのルートで「風見鶏」という単語を使っているのは、それを自覚しての事なのかも知れない。
「玉城、お前の言いたいこともわかる」
「だが、ブリタニアによって世界が握られようとしている今、俺達にはゼロの力も必要なんだ」
第50話「超合集国決議第壱号」のIMにて、ルルーシュの行動からどうにも不信感が捨てられない玉城に対して。真意を間近で知ったためか、現状とこれまでを照らし合わせてこれが最善だと説得する。この後ルルーシュからもしもの時の介錯を頼まれ、ついに玉城も折れることに。
「ルルーシュ…いや、ゼロ。その役は俺達全員でやらせてもらう」
上記の場面の後、玉城に介錯役を任せようとするルルーシュに対して、藤堂と共に。全てを知った上で、改めて、ゼロと共に戦う事を誓う。
「イカルガ、突撃だ!」
第52話「決死のエンドゲーム」にて、ダモクレス攻略戦。ゼロとスザクの連携でフレイヤが停止した後、ブレイズ・ルミナスを展開しようとするダモクレスへ間髪入れずに突撃命令を下す。そして、障壁干渉でブレイズ・ルミナスを破り、ゼロの突破口を開いた。
これはゼロの指示ではなく扇の独断だったと思われるが[5]、ゼロも扇達の決死の行動に「感謝する」と言い残し、ダモクレスへ突入した。

第3次Z天獄篇

「逃げろ、ゼロ! ここは俺が盾になる!」
「お前は新日本を救うんだろう!! こんなところで死なせるものかよ!」
「俺は……俺は今度こそ最後までお前を信じる! だから!!」
日本ルート第8話「第2次トウキョウ攻防戦」にて、「怨嗟の魔蠍」の力で暴徒と化した市民の前に立ちふさがる。
『天獄篇』ではゼロレクイエムルートが正史になっているため「あの時、扇はゼロを信じなかった」という事になるが、この台詞からはゼロを最後まで信じなかった事に対する扇の後悔および贖罪の念が伺える。

搭乗機体

サザーランド無頼、MR-1
第一期での乗機。MR-1はスザク救出作戦時のもの。
G-1ベース(黒の騎士団仕様)
斑鳩
『R2』では本艦で指揮をとる。ちなみにスパロボでは艦長の任に就くが本来の艦長はである。

SRWでの搭乗機体

グラスゴー
『第2次Z破界篇』にて一時的に搭乗。

脚注

  1. キャラクター、コードギアス 反逆のルルーシュ 公式サイト、2022年2月17日閲覧。
  2. アニュー生存とローレライ生存が両立しているため、『再世篇』序盤に日本ルート→中盤にメメントモリ攻略ルートを選んだものと思われる。だがポタリアがエスターと面識がある発言をしているため、ルート選択については不明瞭でそもそも考察しづらい。
  3. ただ、ギアスによって起こされたユーフェミアの日本人虐殺の件やそもそも信頼関係が希薄だったことを考えると、この展開はある種当然だったとも言える。
  4. 事態が事態であると言っても、正体不明のゼロという存在は世界そのものに多大な影響を及ぼす存在であるので、無闇に切り捨てれば勝手にゼロを名乗るテロリストが現れて混乱を巻き起こす可能性がある等、どうなるかもわかっていない。
  5. 直後にスザクが驚いている上にそもそもダモクレスの存在が発覚したのはこの戦闘中である。

余談

  • 漫画版など他媒体ではヴィレッタとの恋愛は尽く排除されている。漫画版のラストも教職に復帰してアッシュフォード学園に赴任してくるというものになっており、ここで初めてヴィレッタと同僚になることで関わりが生まれた。『第2次Z再世篇』でも同様にアッシュフォード学園に赴任し、『第3次Z時獄篇』では第3新東京市の中学校の教師となっている。
  • ヴィレッタを担当した渡辺氏を始めとするコードギアスでの女性声優陣からは、扇は快く思われていない節がある(ただ、渡辺氏らの場合は、ヴィレッタとの一件が関わっている。詳しくはこちらを参照)。
    • なお、扇要を演じた真殿光昭氏でさえも「扇は黒の騎士団よりも、千草の方が大事」とコメントを述べている。