ロームフェラ財団

2023年7月30日 (日) 03:26時点における東北32 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎携帯機シリーズ)

ロームフェラ財団(Romefeller Foundation)とは、『新機動戦記ガンダムW』に登場する財団。

概要

欧州の特権階級の貴族らによって設立された名門や財閥の複合体。元々は本来の目的は、財力を駆使して美しい自然や古き良き伝統の保護を目的とした組織だったが、巨大な財力を背景に世界中で多大な影響力を有している。

作中に置いては世界最大規模の経済力を持つ勢力で、かつてA.C.133年の地球圏統一連合の創設にも関わるなど影響力を誇ったが、次第に統一連合軍を操り地球と宇宙の対立を深めさせ、同時にOZが開発したモビルスーツを統一連合軍にも普及を促進。財団の利益を確保するなど、次第に利益重視で世界の対立を形成していく。地球圏統一連合上層部がコロニーとの対立を問題視し、宇宙コロニーへの和解と軍縮を検討し始めると、OZにクーデターを起こさせ、地球圏統一連合軍の首脳部や主要基地に壊滅的な打撃を与えて解体に追い込むなど、自己利益のためにやりたい放題な状況下にあった。

ロームフェラ財団は連合に代わる新たな統治機構としてOZを全面的に支援し、宇宙コロニーの取り込みを図りコロニーの独立と自主防衛権容認による武装化、更に地球国家が宇宙の武装化に危機感を覚えるように扇動。自社兵器を地球国家にも売り込むことでの更なる利益拡大を目論んだが、トレーズ・クシュリナーダモビルドール導入に反対した事で権限剥奪と幽閉に至ると、トレーズ支持のOZ兵士が一斉に反乱を開始。事実上のトレーズ派とデルマイユ・財団派の派閥に二分される事になり、世界の混乱は加速していく。

宇宙革命集団ホワイトファングも地球からの独立自治確立のための反地球テロリストであったが、物語終盤は反ロームフェラ財団としての立場も取っており、勢力拡大のために、かつての敵対組織であった旧地球圏統一連合残党やOZトレーズ派も受け入れている。

名前の由来は、石油王となったアメリカの大富豪ジョン・ロックフェラー氏が1913年に設立した、世界最大規模の慈善事業団体である民間財団・ロックフェラー財団である。

登場作品

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F
破嵐財閥の乗っ取りを図り、破嵐万丈の参戦を完結編にもちこさせる原因となる。
スーパーロボット大戦F完結編

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
後半ではティターンズにも肩入れする。
スーパーロボット大戦α外伝
ティターンズの復興に手を貸した事が語られているが、以降のαシリーズにおいての動向は不明。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
本編開始時点でクーデターに成功済み(クーデターの相手はマクロスシリーズの新統合政府)でトレーズは幽閉されている。
地上ルートではオイ・ニュング伯爵の遺志を継いだリガ・ミリティアの依頼を受けたロジャー・スミスとトレーズの会談が行われ、トレーズが代表に復帰する。その後はリガ・ミリティアと協力する。
宇宙ルートではアクシズの譲渡からアクシズ落とし阻止までの『逆襲のシャア』の地球連邦軍の役割も担っている。アクシズ落とし後もネオ・ジオンザンスカール帝国と戦争を続けていたがデルマイユでは地球消失と異星人襲来に対応できないと判断したレディ・アンの手引きでネオ・ジオンと協力者によるバルジ攻略戦が行われ、暫定代表になったレディ・アンの希望でネオ・ジオンと協力体制になる。
トレーズが味方部隊の責任者の一人ということもあり、最後まで地球圏統一政府が正統政府になっている。

単独作品

スーパーロボット大戦64

人物

トレーズ・クシュリナーダ
デルマイユ

関連用語

OZプライズ
『G-UNIT』(SRW未参戦)に登場するロームフェラ財団直属の戦闘部隊、デルマイユの私兵でもある。

資料リンク