モニカ・グラニア・ビルセイア
モニカ・グラニア・ビルセイア(Monica Grania Bilseia)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 声優:皆口裕子
- 性別:女
- 年齢:18歳(魔装機神II)
- 所属:神聖ラングラン王国
- 役職:王女
- キャラクターデザイン:河野さち子(リファイン)
王位継承権を持つ神聖ラングラン王国の姫で、セニア・グラニア・ビルセイアの双子の妹。
おっとりとしていてしゃべり方は丁寧だが、たいてい文法を間違えて使っている。『LOE』に登場する純粋なラ・ギアス人の中では最もプラーナが高く(ただし「人」ではないテューディは除く)、優れた未来見の能力を持つ。
その高いプラーナ故に(または王位継承権を持つためか)度々誘拐の対象になる。『LOE』第一章ではサフィーネに、『EX』ではシュテドニアス連合国によって捕われの身となり、そこを更にシュウによって拉致された。シュウによる拉致の目的は、建前上はヴォルクルス復活の生贄として彼女を用いるためであったが、それは果たされなかった。実際は、真の生贄であるルオゾールを騙すためであったと考えられる。彼女はシュウに想いを抱いていたため、ヴォルクルスを倒した後もラングラン王家には戻らずにシュウと行動を共にし、サフィーネと激しいシュウ争奪戦を繰り広げることになった。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初出演作品。乗機はノルス(またはギルドーラ)。お姫様らしく二度もさらわれ、最終的にシュウの下に落ち着く。もともとシュウに惚れ込んでおり、自身が生贄にされることをあらかじめ告げられていたにもかかわらず、献身的に彼に尽くした。シュウ様が望むなら喜んで生け贄に、とまで考えていたモニカが絶望を感じるはずがない、すなわちヴォルクルスの生贄として機能していないことに気づかなかったのがルオゾールの失敗と言える。
- 第4次スーパーロボット大戦
- ノルス・レイに搭乗する。シュウと共に行動しており、彼と一緒に登場する。総ターン数が一定数以下の場合、最終面でシュウと共に仲間になる。総ターン数が一定数以上かつシュウと戦う選択肢を選んだ場合は敵として戦うことになる。リメイク作『F(完結編)』では、データは存在するが登場しない。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ルート次第で一度だけスポット参戦する(乗機はノルス・レイ)。シュウが仲間になるルートでは当然彼女も登場するが、テリウス共々パイロット登録はされない。出番は少ないが、戦闘デモでその姿を拝む事ができる(なぜか全く絡みのないゼツと戦っている)。ただしスポット参戦する「ヤンロンの誓い」を通るとベッキーがペンダントをくれないので、第二章で邪神ルートを通らない限りウェンディが助からない。ヤンロンとモニカのファンでもない限り不公平な二択である。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- リメイク前と同じく一度だけスポット参戦するが、エンジェルウィスパー使用時にはここでしか見られないカットインが入る。弱い上にシナリオ「ヤンロンの誓い」でしか戦闘のない彼女に気力を上げるため敵を落とさせるのは、少々気が引けるが…。ちなみに姉と違って「揺れない」。PSP版では旧型のノルスに搭乗するため、カットインを見ることは出来ない。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- アンティラス隊とシュウ一向の関係次第で敵にも味方にもなる。ただし味方になった場合、シナリオ中にその旨が触れられないので「黄泉返る調和神」の出撃ユニット選択で「ノルス・レイが増殖している!?」と驚くプレイヤーもいるかもしれない。なお以前より「ある部分」が10コルゴーツ(=約1.78 cm)程成長したらしく、そのためか前作と違って「揺れる」。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- ハードルートの最終シナリオにシュウ、サフィーネと一緒に敵として登場。ただしすぐに撤退してしまい、その後の行動は不明。シュウの最期を予知していたうえでの撤退と思われるが…。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- シュウの章は再現されなかった為、ラ・ギアス唯一の出番はマサキルート限定、それもセニアが変装させられた姿である。
- 終盤はシュウ、サフィーネと共に鋼龍戦隊と合流。SP回復を持っており、さらにツイン精神の大激励の素の消費SPがなんと集中力付きのテュッティやレーツェルより低い35。なので他のSP回復所持者とツインを組んで開幕で連発すれば、消費した分もすぐに取り戻せる。そしてエースボーナスは自軍フェイズで無条件に幸運がかかるというもので、シュウと一緒にマップ兵器で資金稼ぎをするのも一興。また、単独で祈りを使えるので、終盤の強敵の状態異常武器に備えやすくなる点も心強い。
- BGMがデフォルトでは「終わりなき戦い」なので、マサキルートを通ったなら、合流できない姉のかわりに「情熱のプリンセス」を設定してあげよう。
- 合流時にはラミアにその言葉遣いを突っ込まれているが、直後にアラドが突っ込みを重ねて入れている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
魔装機神Iでは最高位の能力を持つ操者の一人であったが、魔装機神IIでは激しく弱体化している。
精神コマンド
- EX
- 愛、幸運、必中、気合、補給、信頼
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 愛、幸運、ひらめき、激励、P回復、再動
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 友情、直感、幸運、激励、錬功、愛
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 祈り、信頼、ひらめき、必中、愛、大激励(ツイン)
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
パイロットBGM
- 「熱風!疾風!サイバスター」
- 『EX』専用曲。
- 「終わりなき戦い」
人間関係
- シュウ・シラカワ
- いとこ。憧れの人。
- サフィーネ・グレイス
- 恋敵。彼女に猿轡されたことがある。シュウを巡っての諍いの多い相手ではあるが、大切な仲間として認めており、EXでサフィーネが死んだ場合は誰よりもその死を悲しみ、ROE南部ルートEDでは姉を喪ったサフィーネを気遣っていた。
- セニア・グラニア・ビルセイア
- 双子の姉。
- テリウス・グラン・ビルセイア
- 異母弟。モニカと同じく高いプラーナを秘めている。
- フェイルロード・グラン・ビルセイア
- 兄。彼の体調の悪化を第一章の時から知っており、心配していた。
- アルザール・グラン・ビルセイア
- 父親。
- ホワン・ヤンロン
- 魔装機神操者の一人。モニカに騎士道的な忠誠を誓っている。
- ラミア・ラヴレス
- 初対面にて彼女に文法について突っ込まれた…が、直後にアラドの突っ込みを招くことに。
搭乗機体
名台詞
戦闘台詞
- 「マサキ、あなたにはお世話になっていましたので、お礼参りですわ」
- 援護攻撃時の特殊台詞。「お礼参り」の使い方を間違えている。モニカの前方でこれを背中から聞かされることになったマサキの肝はさぞかし冷えたことだろう。プレイヤーに見えない箇所でそのことを指摘された影響なのかは不明だが、マサキの援護防御時では「私に助けて頂かせ……頂き……えーと……」と激しく混乱している。
モニカがマサキの世話になった場面というのは2度存在する。Iのシナリオ「奪われた魔装機神」・「ヤンロンの誓い」を参照。いずれも戦闘終了後、御本人自らお出ましになりお礼の言葉でマサキを労ってくれるほか、「ヤンロンの誓い」では僅かながら恩賞(資金)までくださる。ウェンディが生きており、テューディと戦った事になっているので、前者の可能性が高いが…(LOEでは「ヤンロンの誓い」を通るとペンダントを渡せないので邪神ルート以外でウェンディの死が確定する)。 - 「奢れる者も久しぶりですわ! 覚悟なさいませ! ……久しからずでしたかしら?」
- 対ゼゼーナン。威勢よくゲストの総大将に挑むものの、案の定間違えている。ついでに言うと字も間違っており、「奢れる」ではなく「驕れる」である。
旧シリーズ
- 「サフィーネ…下品で、タカビーで、サドで、マゾで、ニンフォマニアで、性格が悪くて、どうしようもない人だった…」
「けど…でも…でも…死ぬ事なんて…死んじゃう事なんてなかったのに!!」
「最後まで…最後までバカなんだから…」 - EXでのシュウの章最終面でサフィーネが死亡した際に。恋敵であれど大切な仲間であったサフィーネを亡くした彼女の心はとても悲しいものだった…。
魔装機神シリーズ
- 「ん~……ん~!!」
- 『LOE』第一章の初登場時の台詞(呻き声)。サフィーネにより猿轡をかまされ、束縛されているという衝撃的な姿での登場。
ちなみにルオゾールいわく「…その猿ぐつわと縛り方はなんとかならんのですかな」、ウェンディいわく「…ま、なんて縛り方してるのかしら、もう…」との事。