V.V.は『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
V.V. | |
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読み | ブイ・ツー |
登場作品 | |
声優 |
冨澤風斗(TV版・SRW) 河城英之介(劇場版) |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | ヴィクトル・ジ・ブリタニア[1] |
種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 皇歴1955年8月4日 |
星座 | 獅子座 |
年齢 |
62歳 → 63歳(R2) (不老不死で、肉体年齢は10代前半) |
身長 | 120 cm |
髪色 | 金 |
髪型 | ロングヘアー |
血液型 | O型 |
所属 | ギアス響団 |
資格 | コード |
概要編集
枢木スザクの前に現れた謎の少年。ユフィの死後、スザクにユフィの死の真相を伝えている。
正体はブリタニア皇帝シャルルの双子の兄で、コードユーザー(そのため不老不死)の一人にしてギアス響団の響主。幼少期に皇位継承争いに巻き込まれたことで、嘘に満ちた世界に絶望し、シャルルとともに「互いに嘘はつかない」と約束した上で、嘘のない世界を作ろうと誓った。
コードを手に入れたのはそれを実現する「ラグナレクの接続」敢行のためだが、発現したのか、奪い取ったのかは不明。
だが、計画が進む中で、シャルルとマリアンヌが分かり合うのを目の当たりにし、不老不死の自分だけが取り残されることを恐れ、マリアンヌを殺害。その真相を隠して計画を続けていたものの、後にシャルルがあるルートから真相を知ったため、V.V.本人の知らないうちに亀裂が生じていた。
その後、ルルーシュが響団に手を出すのを恐れ、刺客としてジェレミアを送り込む。が、そのジェレミアが離反してしまい、結果として響団の場所が割れる。その結果ルルーシュに攻め込まれ、ジークフリートで迎え撃つも敗北。重傷を負ったもののコードユーザーであるため死なないはずだったが、事件の真相を隠したこと、密かにルルーシュに刺客を送ったこと、二つの「嘘」によって失望した弟シャルルに見限られ、コードを奪い取られて絶命した。
嘘のない世界を作ろうとしながら自身は平気で嘘を行っていたり(事実を隠した)、ルルーシュにあっさり引っかけられているなど、人間的な器はシャルルに大きく劣っている。ただし、その行動理念は全てシャルルのため(本人がそれを望む望まないはともかく)で、利己的な人間というわけでもない。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。原作再現以外ではストーリーに絡まない。キャラクターグラフィックで少女に見えた方もいるだろう。シャルルと共にバジュラに強い関心を見せ、「彼らが羨ましいね」と発言する。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 声が付いた。担当声優の冨澤風斗氏はSRW初参戦となる。
- 第39話「禁断の継承者」でジークフリートに乗り、立ちはだかる。初期気力130のため極+ガードを初っ端から発揮してくる上、乗機にバリア・フィールドを取り付けているので割としぶとい。技量・命中も高いので、撃墜が敗北条件となるルルーシュやロロがうっかり墜とされない様注意。ちなみに彼にはロロのギアスは効かないはずだが、わざと効いている(本人が明言している)。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- シナリオNPC。
- スーパーロボット大戦DD
- 2020年3月のイベント「クロッシング・パイロット第2弾」にて登場。終始「???」名義で、アイコンは影で隠されている。
- 本イベントではガウェインのパイロット扱いでボスとして登場。予備機を遠隔操縦で動かしているという設定。
- メインシナリオには1章Part12から登場し、『双貌のオズ』での暗躍も描かれている。3章Part3にてジークフリートに搭乗し、決着をつけることになる。
- ガウェイン時・ジークフリート時共に、ボイスは『再世篇』の冨澤氏のものが使用されている。
パイロットステータス編集
能力値編集
精神コマンド編集
特殊スキル編集
- 第2次Z再世篇
- 極、ガード、サイズ差補正無視、戦意高揚、カウンターL6、精神耐性
- 初期気力の関係で最初から発揮してくる極+ガードがとにかく厄介。無力化したければ脱力が必須。総じて守り重視の構成だが、底力がない上に乗機の息切れが早いので後が続かない。
エースボーナス編集
人間関係編集
- 枢木スザク
- 第一期にて彼にユフィに何が起きたかを伝えている。
- C.C.
- 前響主。元同志の一人だが離反される。同じコード保持者であり、『時の流れに置いて行かれた者同士』でもある。
- シャルル・ジ・ブリタニア
- 弟。
- 外伝『双貌のオズ』において、シャルルがマリアンヌの遺体を秘匿した状態で安置している事を知っており、その行動に苛立ちを見せている。
- 『第2次Z破界篇』ではアーカーシャの剣にて彼と親しげに語り合うなど、第一期では見られなかった姿が見られた。
- ルルーシュ・ランペルージ
- 一応、甥に当たる存在。第一期終盤にて、彼のギアスについてスザクに教えている。
- 第二期では、間接的にシャーリーの死を招いてしまった結果、自らの拠点を襲撃される事態になり、敗北。その際、彼の事を「呪われし皇子」と評していた事からも、彼に関する「歪んだ出生」について、知っていた模様。
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- 8年前に彼女を殺害した。口では嫌いと言っていたが、C.C.は「マリアンヌが好きだったんだろう?」と言っている事から愛憎入り混じった複雑な感情を抱いていた様子。
- なお、V.V.の末路はルルーシュ、コーネリア、ジェレミアの猛攻に追い詰められた末に、シャルルにコードを奪われ絶命、というものになっているが、いずれもマリアンヌに心奪われた者たちであり、結局彼は最後までマリアンヌに勝つことはできなかったと言える。
- ナナリー・ランペルージ
- 姪に当たる。第一期最終回において、彼女を拉致する。大きく見ればこれが『R2』終盤の悲劇の引き金だった。
- ジェレミア・ゴットバルト
- 『R2』において、彼にルルーシュ打倒を命じるが結局は裏切られる事となった。
- コーネリア・リ・ブリタニア
- 姪の1人。最終的にユフィの仇としてルルーシュと共に彼女に倒される事となった。
- マリーベル・メル・ブリタニア
- 姪の1人。相手の意思を削いで操り人形にする「絶対服従」のギアスを彼女に発現させている。結果的に、それが『双貌のオズO2』において、彼女が破滅的な道へと突き進む、決定的な引き金となった。また、マリーベルの方は、V.V.に感謝するどころか、むしろ自らの秘密を知る者として警戒されている。
- オルフェウス・ジヴォン
- ギアス嚮団からの脱走者。彼と双子の妹の出自についても知っており、オルフェウスが双子として忌み嫌われギアス嚮団に売られたのに対し、オルドリンは母親を殺される形で喪った事実について、「運命は双子の天秤が傾く事を許さなかった」と評している。
- クララ・ランフランク
- 『双貌のオズ』に登場する少女。ギアス嚮団の刺客。V.V.の事をパパと呼ぶ。
- トト・トンプソン
- ギアス嚮団の刺客。
- ウィザード
- 神聖ブリタニア帝国の極秘暗殺部隊「プルートーン」の指導者。裏で繋がっており、彼らを使って邪魔者の口封じなどを行っていた。
他作品との人間関係編集
名台詞編集
第一期編集
- 「初めまして、枢木スザク」
- これが彼の最初の台詞である。
R2編集
- 「お前まで…その名前を口にするか!」
- 第14話。忠義を尽くすのはマリアンヌと宣言したジェレミアに対して激昂する。
- 「ルルーシュ…この呪われし皇子め!!」
- ジークフリートを撃破されて悔し涙を浮かべながらルルーシュに言い放った言葉。原作版しか見ていない視聴者には、その意味が分からない言葉で、ノベライズ版を見る事で初めてその意味が分かる。
- 「おかげで仕返しされちゃった。でも、ルルーシュがゼロだって解ったよ。ナナリーも騙していたんだ、あいつは」
- 瀕死でいた所、シャルルが現れ刺客を送った事は本当かと問われる。それを肯定した直後、シャルルに見限られコードを奪われる。
- 「僕たちだけは嘘をつかない…だって僕は…お兄さんだから…」
- 絶命時の最後の言葉。見限られたとはいえ、最後まで弟を恨まず安らかな顔で逝った。
- 「神話の時代から男を惑わすのは女だって事」
- 回想、マリアンヌを殺害する際の言葉。
スパロボシリーズの名台詞編集
搭乗機体編集
SRWでの搭乗機体編集
余談編集
- 放送当時は花王の「ジョイ」のCMに出るキャラに声が似ていたからか、一部ファンからは「ジョイ君」と呼ばれていた。ちなみにこのCMキャラを演じた声優は無関係の別人。
- 担当声優の冨澤風斗氏は原作放送時は11歳の子役であったのだが、SRWでは代役をたてずに冨澤氏本人が収録に参加している。変声期も過ぎているため声質・演技には変化が生じている。
脚注編集
- ↑ アプリゲーム『コードギアス Genesic Re;CODE』より。