ダリウス界とは、『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』に登場する異世界である。
概要編集
『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』に登場する地球内部の異世界。旧作『大空魔竜ガイキング』におけるゼーラ星に相当。
遥かな古代、惑星ゼーラがブラックホールの影響で消滅する。ゼーラの民は脱出し、移り住むべき星を探していた中で地球を発見したのだが、稚拙ながらも既に人類が文明を築いていた。そこで侵略をせず民を存続させるために創りあげたのがダリウス界である。ダリウス界は地球のエネルギーに依存しており、不安定で崩壊の可能性を秘めていたため、探査システムとゼーラの門で再び移住可能な惑星を探していたが劇中終盤に至るまで該当する星を探せずにいた。
地球内部にある、といっても恐竜帝国などのような物理的に作り上げたものではなく、魔装機神シリーズのラ・ギアスのように別の位相に存在するらしい。二つの世界の行き来はデスクロスポイントと呼ばれるゲートを介してのみ可能である。
地球とは異なる独自の生態系を有し、野生生物にはバイオボムと呼ばれる薬剤を与えると巨大・狂暴な魔獣へと変化する(地上の生物にバイオボムを投与して魔獣になるかどうかは不明)。
統治機構としてダリウス軍が存在し、軍事・行政の全権を握る支配者は「ダリウス大帝」と呼ばれる。第17代大帝が環境破壊を続ける地上人に価値が無いと判断し、地上侵略の采配を執ることとなる。
次大帝プロイストの悪政並びに大空魔竜隊の奮戦によりダリウス軍は壊滅するが、一連の戦いでダリウス界の維持が困難となり緩やかではあるが崩壊していくことに。しかし、ゼーラの門が開き、移住可能な惑星を見つけていた事で最悪の事態は避けられた。
なお、当初地球人からは認知されていなかったが、第1話でガイキングと鉄獣が日本で交戦して以降は隠し通す事は不可能となり、魔炎超魔竜ドボルザークとの戦いでダイヤが地上に戻った際には最早ダリウス界の存在は地上人たちの間でも周知の事実となっていた。
ダリウス人 編集
ダリウス界に住む人種。肌の色や毛髪が地上人に比べて派手であり、耳が尖っている。一部には顔に文様のような痣が浮かぶ者もいる。文化は地上より遥かに進んでいる。
地上人の有する赤い炎とは異なり、黒い炎と呼ばれる精神エネルギーを有する。そのため、赤い炎を用いて動かすバルキングやライキングを動かすには、黒い炎を赤く変える特殊なパイロットスーツが必要。
地上人とは非常に近い人種なので混血も可能。ただし、種族主義である次大帝プロイストからは忌み子として嫌悪されていた。
貴族制を有するらしく、ノーザは貴族として育った。実力次第でヴェスターヌやサスページなどのような平民上がりでも将軍まで上り詰めることが可能。
主なダリウス人編集
ダリウス軍 編集
- ダリウス17世
- 第17代ダリウス大帝。その正体は初代大帝の魂の受け皿として作られたクローン。
- プロイスト/次大帝プロイスト
- 17世の嫡子だが、身分を隠して東方将軍として活動。17世亡き後、第18代ダリウス大帝を無断で襲名する。
- ノーザ、ヴェスターヌ、サスページ
- ダリウス四天王。前から順に北方将軍、西方将軍、南方将軍。サスページ戦死後、二人は大空魔竜隊に協力。
- バニシューム、ニキータ、テルミナ、ヒガント
- 次大帝となったプロイストが擁立した新四天王。いずれもプロイストのクローンで完全なイエスマン。
レジスタンス 編集
登場作品編集
- スーパーロボット大戦K
- 地球(起点)内部にあるため、たびたび主人公一行が突入して戦闘を行う。
- スーパーロボット大戦L
- 『LOD』の再現が後半になってからなので、『K』に比べ行く機会がほぼない。