仮面キャラとは、仮面を被り素顔を隠したキャラクターを指す用語。
概要
仮面を被る理由の大半は、それぞれの事情により自らの素性を秘匿する事に有る。その為、仮面に加えて偽名も併用する事も。仮面の種類も顔全体を隠すもの、顔の片側半分だけを隠すもの、目の部分だけを隠すものなどと様々。
ただし、その多くは視聴者にはバレバレである。
スパロボに登場する仮面キャラ
版権作品
ガンダムシリーズ
- シャア・アズナブル
- 『機動戦士ガンダム』において「キャスバル・レム・ダイクン」としての素性を隠す為に仮面を被る。ロボットアニメにおいて最も有名な仮面キャラであろう。
- キシリア・ザビ
- 仮面というより覆面キャラ。戦場の匂いを嫌う為、マスクを被っている。
- フル・フロンタル
- シャアと同じく仮面を身に付け、外見や声そして言動までも彼に酷似している謎の仮面の男。故に「シャアの再来」と呼ばれている。
- ちなみに、フロンタルは自身が身に付けている仮面について「これはファッションのようなものでな。プロパガンダと言ってもいい」と語っている。
- カロッゾ・ロナ
- 版権作品では珍しい「劇中で素顔が出ない」仮面キャラ。なお、素顔は設定画や小説版のカラー挿し絵で見る事が出来る。
- また、仮面はMAラフレシアのコントロール機能も兼ねている。
- クロノクル・アシャー
- 仮面というより覆面キャラ。シャアのオマージュキャラではあるが、素性秘匿の為ではなく「地球の汚れた空気を吸いたくない」という理由でマスクを被っている。
- シュバルツ・ブルーダー
- 仮面というより覆面キャラ。余談だが、同じ物をレインも被った事が有る。
- ゼクス・マーキス
- シャアのオマージュキャラの一人。「ミリアルド・ピースクラフト」としての素性を隠す為に仮面を被る。仮面も目元がシャアの物と似ている。
- ラウ・ル・クルーゼ
- シャアのオマージュキャラの一人。仮面を被る理由は「ラウ・ラ・フラガ」としての素性の秘匿だけではなく、細胞劣化が進行する素顔を隠す為でもある。
- TV版本編では素顔が明かされる事は無かったが、スペシャルエディション版ではその(若々しい)素顔が描かれている。一方、小説版では素顔は老人である事が判明している。
- ネオ・ロアノーク
- 視聴者にムウ・ラ・フラガ本人である事を隠す為の措置であると思われるが、作中では仮面を被っていた理由は語られない。
- 故に「植えつけた記憶の保護の為」「ムウは地球連合軍内で『エンデュミオンの鷹』として有名であった為、顔を隠す意図があったのではないか」など諸説ある。
- なお、高山瑞穂氏の漫画版(ボンボン版)『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』におけるネオは、ムウとは明らかに別人の名前有りキャラとして登場している。
- ミスター・ブシドー
- 『00』2ndシーズンにおけるグラハム・エーカーの姿。視聴者にブシドー=グラハムである事を隠す為の…という扱いにすらなっていない完全なる武士道にかぶれた本人の趣味(刹那との対決で負った傷痕もあるのだが、それを隠すためかどうかも怪しい)。
- 全視聴者に正体がバレていた(というか、本人もこの名前を嫌っている)のに過剰なまでに「ミスター・ブシドー」名義にされていたのも印象的。グラハムの歪みの象徴とも言うべきか。
- ちなみに、仮面は(固定する為の紐が存在しない)顔面に直接着用する形式で、普段用と戦闘用の2種類の仮面が有る(スパロボでも律儀に再現している)。
- ゼハート・ガレット
- 素性を隠す為では無く、自身のXラウンダー能力を抑える為に着用している。都合上、ガンダムレギルス受領により抑える必要のなくなった終盤では仮面を外している。
- マスク
- 彼も素性を隠すというより、MS操縦の補助として、ならびに自分自身の意識のために着用している。
- モンターク
- マクギリス・ファリドが自らの野望達成のため素性を隠して行動する際の「モンターク商会」の代表としての姿。
- 黄金の騎士
- 獣人となってしまった素顔を隠す為に黄金の鎧をまとっている。なお、騎士シャアとしても同じく素顔を隠す為の仮面を被っていた。
スーパー系
- デューク・フリード
- パイロットスーツへ変身するのと同時に装着されるフルフェイスのヘルメットは、物語序盤で近しい人物から素性を隠す意味も兼ねていた。しかし、彼等フリード星の人間は目元に特徴があるので、すぐに看破され易い。
- プリンス・シャーキン
- 後のシャアを初めとする面々に続く「仮面キャラ&美形悪役」の元祖。
- クロッペン
- 正体は楯隼人のクローンだった。
- バラの騎士
- 正体は戦いで命を落としたマーグの魂がロゼに憑依した姿。復活したズール皇帝に苦戦する弟・マーズを助ける。
- 葎
- 自身の女性的な顔を隠すための仮面。
- ベガ
- 正体を隠すための仮面。ちなみにカツラも被っている。
- アルテア
- ガルファによる洗脳を受けた状態の時に装着。特段素性を隠しているわけではなく、名前も本名。そのため、ベガも感づいていた。
- レイヴン
- サンドマンを補佐する男。仮面には歴代のレイヴンの記憶が刻まれており、エイジの姉である紅アヤカが現在のレイヴンを継承している。
- キャプテン・ガリス
- 妻エルトリカを自分の油断から殺されてしまった自責の念から素顔を仮面で隠している。
- また、ガリスの声優はダイヤの父と同じ大川透氏が演じていた為、視聴者に対するミスリードも狙っていた部分がある。
- プロイスト
- 自らの素性を隠す為、父親から装着させられる。仮面というより全身鎧に近い。ちなみに、仮面を装着している際は性格が違い、極めて冷静な性格(キャスティングも別の声優が宛てがわれている)。
- ティベリウス
- 動く屍である自身の正体を隠す為か、仮面とローブを纏い道化のような姿をしている。感情により仮面の表情が『喜』・『怒』・『哀』のいずれかに切り替わる。
- 赤風、桃風
- 馬場ラムネードこと3代目勇者ラムネスのピンチに現れる「仮面の勇者」コンビ。正体は未来の息子を助けるために時を超えて現れたラムネードの両親、すなわち先代勇者とその妻である馬場ラムネとアララ・ミルク。その複雑な事情により正体を隠している。
リアル系
- 黒騎士
- 本人によれば「復讐の為の仮面」。建前上は負傷によるもの。この仮面は『UX』でスキルパーツになった。
- バロン・マクシミリアン
- アノーア・マコーミックとしての素性を隠すために仮面などを装着。富野作品では稀な「女性が仮面を被る」ケース。
- ゼロ
- ルルーシュ・ランペルージが正体を隠す為にフルフェイスのヘルメットをつけた姿。C.C.を含む多くのキャラがゼロの変装をした事もある。しかも、ボイスチェンジャーの機能を持つ為、正体や性別を声で判別する事は出来ない。
- なお、ゼロとは個人の名前ではなく、あくまでも「記号」である。『R2』最終話では、ある人物がゼロを引き継ぐ事になる。
- ウィザード
- 綺羅星十字団
- 団員は全員仮面を身に付けており、さらに互いの正体を知らない為コードネームで呼び合う。
- ぽに男
- 馬のマスクを被った変質者。
- エフゲニー・ケダール
- 生命維持の為にマスクをつけている。正体はビゾン・ジェラフィルであり偽名を名乗っているが、別に正体を隠すためにマスクをつけている訳ではない。
- 快盗レトルト
- メダロット1作目の主人公、あがたヒカルが裏の仕事を行う際に行う変装。別のマスクを被って「宇宙メダロッターX」「怪人Z」等を名乗ることもあり、前者の名義では多くの他者を様々な理由で変装させている。後のゲーム作品では、2代目主人公の天領イッキにもレトルト役が引き継がれた。
その他
- ガーゴイル
- 彼の率いるネオ・アトランティスの人間は、ネオ皇帝を除く全員が仮面を身に付けている。
バンプレストオリジナル
- ラセツ・ノバステ
- 第一章では口元にマスクをしていた。第二章でマサキからも「どこかで会った事がないか」と正体を勘付かれた(『魔装機神II』では完全にマサキは覆面をしたシュテドニアス士官=ラセツと把握している)が、本人は完璧な変装のつもり。なお、後述のひょっとこ仮面の正体に素で気付かなかった。
- ひょっとこ仮面
- ロドニー・ジェスハの(一応)仮の姿。ただし、登場するなり正体はバレバレであった。
- ウォーダン・ユミル
- 理由は不明だが仮面を着けている。「眠れ、地の底に」では、その下の素顔がゼンガーと同じである事がわかる。
- ユーゼス・ゴッツォ
- 『SHO』の時点で既に着けていた(この時はザラブ星人に与えられた素顔を嫌っていた為)。
- 『第2次OG』では「暗躍時は素顔で行動し最終決戦時に仮面を被る」という、典型的な仮面キャラとは真逆の行動をしているが、これはプレイヤーサイドから見ると「仮面を着ける=正体がバレる」状況だった為。
- むしろ、「仮面を付けた姿こそがユーゼスの素顔」と言えなくもない。
- シヴァー・ゴッツォ
- 使命を果たすための自分への戒めとして仮面を着けている。ゴッツォの者は仮面を着けるのが習わしらしい。ちなみに素顔は、『スーパーヒーロー作戦』のユーゼスを老けさせた感じ。
- エイス・ゴッツォ
- ハザルと同じ顔を隠すために着けていた(表向きの理由は幼少期の事故で傷を負った為)。
- キャリコ・マクレディ
- イングラムと同じ顔を隠すために着けている。決戦ではケジメの為として外した。
- スペクトラ・マクレディ
- キャリコ同様、ヴィレッタに似た顔を隠す為に着けている。なお、彼女の素顔を見たセレーナは、一時期容姿が似ているヴィレッタを付け狙っている。
- アプリカント
- ブレスフィールド・アーディガンのコピーである為、それを隠す為に被っていた。
- イングラム・プリスケン
- 『DW』ではセプタギン(ユーゼス)に操られた際、ユーゼスと同じ型の仮面を付けていた。
- ギリアム・イェーガー
- かつて『ヒーロー戦記』において「アポロン総統」として仮面を被っていた事がある。また、「ヘリオス・オリンパス」も素顔が知られていなかった事から、この時期も仮面を被っていた物と思われる。
- ジ・エーデル・ベルナル
- 完全に表情が分からないようになっている仮面を被り「黒のカリスマ」を名乗っていた。
- ガグン・ラウズ
- 乗っ取ったギムノスのボディが着けている。ただし、ウォーダンからの推測である面が強く、素顔があるかは不明。
- リグ・ザ・ガード
- 仮面と言うより全身鎧。種族が不明な為ここに記すが、アグラッドヘイムの構成員から考えるとアンドロイドの可能性がある。
- マークハンター
- こちらも全身アーマー。素性を隠しているわけでは無く純粋に防具である。
- エルーナルーナ・バーンストラウス
- 全身アーマー。陽気でバトルマニアな本来の姿は総司令官としての威厳にかけるとして、素性では無く本性を隠すために使用している。
- エグレッタ・ウーノ
- 偽名諸共自軍に正体をあっさりバラしている。
- クン・インユェ
- 火星で行方不明になった後、コウガイのパイロットとしては正体が明かされるまで仮面をつけていた。
- 2016年4月のイベント「嵐を呼ぶ!銀河ロボット大決戦」では、仮面を被った状態の姿が「宇宙魔人」として完全別設定で登場している。
- ナイアーラ
- 目元を隠した仮面を着用。仮面とは関係なしに、オルブロに属する事以外の素性が当初から不明な人物。
- フェール
- 目元を隠した仮面を着用。一応、素性を隠す目的を果たしており、ナイアーラと同じくオルブロに属していた。
- イオリ・アイオライト、アマリ・アクアマリン
- 魔従教団の術士はいずれもエンデの面を着用しており、主人公の二人も第0話及びライバル時にて、仮面を着用した姿を見せる。
- クエスターズ
- いずれもアルティム・フィーニの頭部を模した仮面を装着しているが、彼等の正体はクエスターのクローンである。