パソコンとは、個人用のコンピュータ。パーソナル・コンピュータの略語。PCとも呼ばれる。本項目では「スーパーロボット大戦シリーズ」と登場作品のパソコン用ゲームについて取り扱う。
沿革
1980年代
様々なメーカーが独自形式のコンピュータを出していたため、同じゲームで複数のバージョンが発売されていた。当時はパソコン専用のゲームソフトが多く、家庭用への移植は一部にとどまっていた。
1980年代後半には18歳以上を対象とした性的表現が含まれるゲーム(俗に言う「アダルトゲーム」)が普及し始めている。[1]
1990年代
家庭用への移植やマルチタイトルが増えてきた時期。パソコンのスペックを生かしたロールプレイングゲームやシミュレーションゲームが主流。一方で、海外では3Dポリゴンを活用したゲームが増えていき、プレイステーションなどに移植された。
1990年代後期にはネットワーク機能を有したゲーム機も発売されるが、パソコンとの連携は2000年代中期以降になる。
その一方、「エミュレータ」と呼ばれるゲームソフトのプログラムをパソコンに取り込んで遊んだり改ざんするなど個人ユーザーも増えてきた。当然ながら著作権に関わることで、他人にそれらを公開・提供することは違法行為であり、処罰の対象となる。
「ツクールシリーズ」といったコンストラクションソフトも発売され、アマチュア製の無料ゲーム「フリーゲーム」や同人ゲームの普及も広がっていく。
2000年代
インターネットが本格的に普及し、それに伴ってゲーム機もインターネット対応が標準化、オンラインで直接ソフトデータをダウンロードで購入したり、ゲームソフトに付属するシリアルコードやプロダクトコードを用いて、音楽や画像などの一般量販店では手に入らない特典を入手することが出来るようになった。一方でパソコンの機能やスペックも飛躍的に進化を遂げ、動作に高スペックを要求されるMMORPG(多人数オンラインRPG)やFPS(一人称シューティングゲーム)がメインストリームとなっていった。
後半にはアイテム販売などで利益を上げる基本無料型のソーシャルゲームが登場。パソコンでも2010年代以降、ブラウザゲームとして爆発的に広がっていく。
2010年代以降
パソコン、ゲーム機双方のスペックアップに伴い開発費が高騰するようになった結果、パソコンと家庭用で同じゲームを発売するマルチタイトルが増加。また、パソコンゲームのパッケージソフトは一部[2]を除いてほぼ消滅し、ダウンロード販売がメインとなる。現在では国内外共にダウンロード販売プラットフォーム「Steam」が主流を務めている。
ダウンロードプラットフォーム
- Steam(スチーム)
- 米Valve softwareがサービスを開始したプラットフォーム。
- 2010年代前半から爆発的に普及し、現在では国内のメジャータイトルから無名のインディーゲームなど幅広く扱っており、ゲームのみならずアニメや映画の配信サービスも行われている。
- 一方で配信基準が緩くレーティングの審査を受けていないソフトも多い他、一部の国、特に日本に対してのみ販売を一切行わない「おま国(「お前の国では売らねえよ」という俗語)」が横行しているなど、ラインナップに関しては玉石混交の趣が強い。
- 独立系の開発会社が数多く参入しているなどインディーズゲームも多いのも特徴。
商品情報
スーパーロボット大戦シリーズ
シリーズの特性上、パソコンをプラットフォームとするスパロボ作品は長らく存在しなかったが、2013年に『スーパーロボット大戦Card Chronicle』のmixi移植版がリリースされ、シリーズ作品における初のパソコン向けタイトルとなった。その後、『スーパーロボット大戦V』と『スーパーロボット大戦X』がSteam向けにリリースされ、シリーズ主流派タイトルが初めてパソコンに登場する事となった。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 各プラットフォームOS(iOS / Android)に対応したタブレットPCでのプレイが可能。
- スーパーロボット大戦DD
- 各プラットフォームOS(iOS / Android)に対応したタブレットPCでのプレイが可能。
- スーパーロボット大戦V
- Steam配信。
- スーパーロボット大戦X
- Steam配信。
スパロボシリーズに参戦した他社のPC作品
- マブラヴ オルタネイティヴ
- オリジナルとなるアダルト版と全年齢版が発売。Steamでも配信。
関連作品
- 機神咆吼デモンベイン
- 原作となるアダルトゲーム『斬魔大聖デモンベイン』が発売。
- 2019年にはPS2版からの逆移植として『機神咆吼』名義でも発売。