早乙女ミチルは「ゲッターロボシリーズ」の登場人物。
早乙女ミチル | |
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読み | さおとめ ミチル |
外国語表記 | Michiru Saotome |
登場作品 | |
声優 |
吉田理保子 吉田美保(SRW代役) |
デザイン |
永井豪・石川賢(原案) 小松原一男(TV版) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳→18歳 |
所属 | 早乙女研究所→新早乙女研究所 |
概要
ゲッターチームの一人で、早乙女博士の娘。作中ではコマンドマシンやレディコマンドを操縦してゲッターロボの支援に回っている。勝ち気な性格で、支援というよりは「共に戦う仲間」である。
第1話でメカザウルス・サキに追い詰められた事がゲッターチーム発足のきっかけになるなど、シリーズを通して要所要所でヒロインとしての重要度を発揮している。
ゲッターロボ
浅間学園のマドンナ的存在で、巴武蔵や大枯紋次から好かれていた。隼人曰く「お転婆」な性分だが、雷が大の苦手という弱点も併せ持つ。
竜馬達がベストな状態で活動出来るように、常々気を配っているマネージャー的存在でもあるが、時には空回りする事も。また、万が一の事態に備えてゲットマシンを乗りこなせるよう、早朝から人知れずシミュレーター特訓を行う努力家でもある(この特訓は後の『ゲッターロボG』で結実する事となる)。
最終決戦で無敵戦艦ダイの砲撃により負傷し、一時は危篤状態にまで陥るが、どうにか意識を回復。ゲッターチームが敗退した事で、重傷の身を引きずりながらコマンドマシンに乗り込もうとするが、制止に入った武蔵の当て身を喰らい昏倒。モニター越しに彼の特攻を見届ける事となった。
ゲッターロボG
新たな愛機・レディコマンドに補給機能が追加された為、従来の偵察に加えシャインスパークの使用でエネルギー消費の著しいゲッターへ燃料供給を行なうなど、よりサポートキャラとしての重要性が強調されている。
また、新たに「水泳が得意」という設定が追加され、浅間学園で行なわれる100m自由形競泳では優勝経験を誇り、飛び込み台からの跳躍も華麗に決めゲッターチームを感嘆させるが、一方で野球のセンスは皆無に等しく、小学生の元気が放った球ですら満足に当てられない。
終盤では行方不明になった隼人の代わりにゲッターライガーに搭乗し、最終的には隼人といい関係になっていた。
漫画版
原作漫画版でも登場するが、TV版と異なりコマンドマシンやレディコマンドには乗らない。しかし、大雪山系への偵察任務に志願する描写がある事から、何らかの操縦技術は持ち合わせていると思われる。また、隼人とも恋仲にはならない。
『真ゲッターロボ (原作漫画版)』における早乙女研究所崩壊に巻き込まれて死亡したものと思われる(『真ゲッターロボ』では明確にされていないが、『ゲッターロボ號』で示唆する描写がある)。なお、2010年代初頭に永井豪氏が描いた『デビルマン対ゲッターロボ』、『魔王ダンテ対ゲッターロボG』ではダイナミックプロ作品においてよくある展開で、お色気要員として活躍(?)する。
登場作品と役柄
マジンガーシリーズの弓さやかには及ばないものの、スパロボ登場回数は版権作品女性キャラでトップクラス。しかしスポット参戦やNPCに留まる扱いが多く、プレイヤー部隊に長く加われる機会はそこまで多くない(OVA版では特にそれが顕著だが、そちらの方がシナリオ上では重要な地位を占めている)。
ゲッターQに乗っている作品が多いが、TV版原作で乗っていたのは義姉で帝王ゴールの娘である早乙女ミユキであり、ミチルは支援戦闘機レディコマンドに乗っている。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 第2話「謀略の町」でDCの人質となり、ゲッターQに乗ってホワイトベース隊と戦わされる。3ターン目までに撃墜していないと隠し要素でこの話のみのスポット参戦で味方になる。プレイステーション版では最後まで使用可能。本人も機体も弱い上、SP量の低さから唯一の支援精神である愛は最終話まで使用が困難。ただし本作では貴重なひらめきを覚えるため、囮役にはなれる。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 扱いはFC版と同じだが、隠し要素で撃墜しなかった場合はラストまでゲッターQが使用可能に。また撃墜するか否かで序盤のルート分岐に関わってくる。このルート分岐の中でカテジナの誘拐イベントが発生し、その後、カテジナが敵として出てくるかどうかが変化する。また共通ルートでもカテジナがいるときのみ入手可能な機体が存在するなど、終盤まで多くの影響を及ぼす重要な選択となっている。友情を覚えるようになった他、能力はPS版よりも上。
- 第3次スーパーロボット大戦
- スポット参戦。ジャックと一緒に登場する。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 非戦闘員。車弁慶に大雪山おろしを教える役割。TV版同様に隼人といい関係になっている。
- スーパーロボット大戦F
- NPC。大雪山おろしも隼人が教えるため、出番は少ない。
- スーパーロボット大戦F完結編
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- NPC。早乙女研究所で出番があるのみである
- スーパーロボット大戦α外伝
- 早乙女博士がDC本部に向かっている間、研究所の留守を守っていた。パイロットとしては登場せず。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- αシリーズでパイロットとしては初参戦で、原作同様にレディコマンドに乗る。展開次第では武蔵が生き残り、レディコマンドが2人乗りになる。ミチルはひらめきも不屈も持たない為、不屈を持つ武蔵の存在は大きい。基本的には祝福や激励によるサポート役。武蔵死亡時は集中でも回避できるよう手を入れたい。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 『第2次α』と同じく、レディコマンドに搭乗する。本作ではひらめきを覚える為、武蔵のいない穴も埋められるようになった。また、彼女の撃墜数がブラックゲッターの入手に関わる。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- レディコマンドで参戦。SP回復や祝福などは失ってしまったが絆を使用できる。
COMPACTシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 序盤はNPCで参加。ゲッターQ入手後、強制乗り換え時はミチルがメインパイロットになる。ゲッター1やゲッタードラゴンにも乗れるので姉妹で合体攻撃といったことも可能。必中と熱血があるので攻撃役としても使えるが、前半は信頼、後半は応援や補給によるサポートがメインとなるだろう。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 声は代役の吉田美保氏だが、キャラクター事典ではキャストがTV版オリジナルの吉田理保子氏と誤植されている。
- スーパーロボット大戦W
Scramble Commanderシリーズ
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- ゲッターQに搭乗し、最後まで専属のパイロット。SP回復を初めから覚えている稀有な人員であり、他のキャラよりも精神コマンドを気軽に使えるのが強み。搭乗機のゲッターQがゲッタードラゴンとの合体攻撃を持つ為、修理ユニットでありながら高い攻撃力を持つ……が、ユニットの性能がいまひとつなのが惜しい。防御・回避精神が集中しかないため反撃を受けないような使い方が基本となる。また、本機は『ゲッターロボ』からの参戦のため、全機体の中で唯一『お気に入り』の対象外(パイロットのミチル自体は『ゲッターロボG』からの参戦なので「お気に入り」の恩恵に預かれる)。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- NPC。ゲッターロボ系のユニットクエストなどに登場。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
- 第2次
- 根性、目眩まし
- 第2次(PS版)
- 根性、ド根性、愛、必中、ひらめき、集中
- 第2次G
- 根性、ド根性、必中、友情、愛、ひらめき
- 第2次α、MX
- 加速、集中、信頼、祝福、熱血、激励
- 第3次α
- 加速、集中、ひらめき、祝福、熱血、激励
- A
- 偵察、信頼、必中、熱血、応援、補給
- Z
- 偵察、加速、根性、ひらめき、絆
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
固有エースボーナス
- 「補給」の消費SP45
- 『A PORTABLE』でのボーナス。
パイロットBGM
- 「ゲッターロボ」
- TV版OPテーマ。
人間関係
- 早乙女博士
- 父。
- 早乙女和子
- TV版に於ける母。ミチルが戦闘で負傷する度に心労を増やしている。
- 早乙女達人
- 兄。第1話で戦死。SRWでは名前のみ登場している。
- 早乙女ミユキ
- 義姉。実は恐竜帝国の帝王ゴールの娘・ゴーラ。
- 早乙女元気
- 弟。彼のお小遣いの管理も任せられている様子。
- 神隼人
- 仲間。『ゲッターロボG』終盤で恋仲になる。
- 巴武蔵
- 仲間。彼から熱烈に慕われているが、その想いに最後まで気付く事は無かった。
- 流竜馬、車弁慶
- 仲間。
- 大枯紋次
- 彼から「ミチル姫」と呼ばれ慕われている。共にゲッターチームを支援する事も多かった。SRW未登場。
- 胡蝶鬼
- 得意の100m自由形競泳へ飛び入り参加してきた彼女に敗れた上、「女」としての魅力でも負けた事でメランコリック状態を患うが…。
他作品との人間関係
- 炎ジュン
- 桜多吾作版の漫画版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』で喧嘩した。
名台詞
TV版
- 「拾ってもらっておいてお礼も言わないなんて、随分失礼な人ね…大ッ嫌い!」
- 第1話で隼人の十字架を拾い届けるも、彼の無愛想な反応に不快感を露わにする程、当初の印象は最悪だった。
- 「恐竜帝国をここまで追い詰めてきたのは、あたし達よ! ここまで来てテキサスマックの手を借りるなんて、悔しいと思わない!?」
- 対メカザウルス・ゴラ(SRW未登場)戦に備えシミュレーター特訓中の武蔵に、ゲッターロボの存在意義を懸け発奮するよう促す。
- 「見てらっしゃい、この戦闘機で早乙女研究所を攻撃してやるから!」
- 奪った恐竜ジェット機で帰途に就く途中、早乙女博士から「おまけ」扱いされた事に立腹して。
- 「待って!リサはあれほど平和を望んでいたのよ…だからやめて、お願いッ!」
- 『G』第8話で愛娘リサを失い、怒りのままに暴れ回る白骨鬼へ必死の説得を試みるが…。
- 「あの母子の魂は、いま初めて一緒になれたのよ…七夕の夜に…」
- 戦闘終了後、天の川に寄り添う2つの星を白骨鬼母子に見立て、その悲劇の生涯を思い落涙する。
- 「非人間的な遣り方だったわ!」
- 『G』第14話でパニック状態のあまり、地虫鬼(SRW未登場)から浮き輪を奪って助かろうとする紋次の醜態を容赦無く斬り捨てる。
- 「いいえ、もう呆れちゃったのよ。こんな調子じゃ、とてもお父様の研究所なんか守れそうにもないわね」
「また百鬼ロボが襲ってきたら、あたし一人でライガー号に乗って戦ってやるから…いいわよ!」 - 『G』第29話で父・大造に対する反抗心から隼人が不貞腐れているものと思い込み、彼の僻み根性を徹底的に糾弾するが、竜馬だけは神重工業ゲッター線研究所の防衛対策を思案中だった隼人の胸中に只ひとり気付いていた。
- この時点で、さり気なく最終回の展開を仄めかす台詞がミチルへと宛がわれている事に驚かされる。
- 「元気、あんたなんかにリョウ君達の気持ちが分かる筈ないわよ!」
- 『G』第38話で最終決戦前の緊張感を払拭しようと汗を流す竜馬&弁慶を目の当たりにし、脳天気な台詞を吐いた元気へ声を荒げる。
- (ハヤト君、死んでないわよね?……脱出したわよね!?)
- 同話ラストで隼人搭乗のレディコマンドを捕捉したまま爆散したメカ闇虫鬼の最期を目撃し、一縷の望みに縋るが…。
- 「ハヤト君は、私の身代わりになって死んだんだわ…」
- 最終回で隼人の戦死を招いた自責の念を口にし弁慶ともども悲嘆に暮れるが、生存を信じる竜馬から一喝される。
- 「待ってリョウ君、あたしにやらせて!何としても、あたしの手でハヤト君の仇を取りたいの…ねえ、お願い!」
- 対メカ輪魔鬼戦で隼人の無念を晴らすべく、竜馬&弁慶からの即興コーチングを受けてゲッターGを駆った初戦闘に挑む。
- 「ハヤト君…はい、コレ。直しといたわよ」
- 最終回ラストで生還した隼人へ修理を終えた十字架を返却しようとするが、彼の意向によりそのままミチルが譲り受ける事となった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「いえ…今の世の中、何が有ってもおかしくないわ。異星人の存在だって非常識だとは思えない」
「リョウ君やムサシ君も恐竜帝国と戦うまでは、知能を持ったハ虫類の存在なんて想像もしなかったでしょ」 - 『α』のスーパー系ルート第3話「ゲッターチーム出撃せよ!」で一年戦争を終結に導いた「第三の勢力」の存在について異星人説を唱えた際、「SF小説の読み過ぎ」と苦笑する竜馬へ述べた反論。
- 「ムサシ君。恐竜帝国と戦ってた頃…貴方はゲッター3を乗りこなす為に色々な特訓をしてたじゃない」
「ムサシ君が努力している姿は私だけじゃなく、リョウ君やハヤト君もちゃんと見ていたわ」
「だからこそ、あの2人は貴方を仲間と認め、今まで一緒に戦ってきたんじゃないのかしら?」
「それに貴方達3人が力を合わせたからこそ、ゲッターロボは恐竜帝国を討ち破る事が出来たのよ」 - 『α』のスーパー系ルート第19話「激突! ゲッターロボVSゲッターロボG」より、弁慶の登場によって自分が「用済み」にされたと思い込み、1人いじける武蔵へ掛けた励ましの言葉。ミチルからの激励を受け立ち直った武蔵は、「先輩」として弁慶に接する事を誓う。
スパロボシリーズの迷台詞
- (群馬名物のこんにゃくならカロリーが低いから食べてもいいかしら…)
- 『ZSPD』ビーター・サービス業務日誌第1話「食べたくて合体」より。「ダイエット作戦」に悪戦苦闘中のひとコマ。ミチルの「郷土愛」が窺える台詞だが、「○○なら大丈夫」というフレーズはダイエットに挫けそうな女子が口にしがちなエクスキューズである。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
余談
- PSゲーム『ゲッターロボ大決戦!』ではゲッター系の機体に乗せることも可能。初期パラメータは低いがレベル21を超えると成長率が急上昇し、断トツの最強パイロットとなる。
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