スーパーロボット大戦シリーズでの、ゲーム中の仕様を利用したプレイスタイル。
概要
ゲーム用語としては、キャラクターの強化やアイテムの収集に適したステージや敵に挑戦し続ける様子を、武術・格闘技の道場に通い詰めて修行する様に見立てた通称。
スパロボにおいては、条件を満たすまで無限に復活する敵を倒し続けることで資金等を稼ぐ、というプレイスタイルに対して使用される傾向にある。
全滅プレイとの関係性
「道場」は実行できる状況が限られており、メジャーな稼ぎ手段である全滅プレイほど機会に恵まれてはいない。また、一戦闘で倒し切らないとHPを全回復されるケースがあるなど、相応の戦力が必要とされたりする。
一方で「熟練度(SRポイント)の取り逃し」や「一部の要素が繰り越されない」といった全滅プレイのデメリットを考慮しなくてもいいので、目的によって道場と全滅プレイを使い分けることが推奨される。
シリーズ別の道場スポット
携帯機シリーズ
スーパーロボット大戦W
- 第一部第26話『勇気ある戦い』
- スパロボにおける「道場」の概念を一躍有名にしたステージ。最初から勇者ロボ軍団は気力250+ザ・パワーで毎ターンHPとENが全回復、他全パイロットも気力MAX(気力限界突破があれば170・なければ150)でスタート。初期勝利条件を満たすまで無限復活するアルムアルクスが標的となる。この様子は「アリアハード」や「最低勇者ロボ軍団」[1]などと語り草になった。
スーパーロボット大戦L
- 第31話地上ルート『鬼を喰らうモノ』
- 無限復活するヴァーダントが標的。元々射程が短く、射程ダウンを入れれば隣接攻撃しかできなくなるので対処しやすい。
- ファクターである森次玲二の名セリフに引っ掛けて「(自分の身をもって)本物の暴力を教えてやろう」などとネタにされた。[2]
単独作品
スーパーロボット大戦V
- 第50話通常ルート『終わりなき戦い』
- 5機に増殖したヒステリカが標的。同一ターン内に全て撃墜しないと次ターン開始時に5機に戻るので、1機だけ残してターンを送り復活させる。強敵ではあるのだが比較的HPが低く、Sサイズなので与ダメージ補正もかかりやすく、さらに復活した分は増援扱いらしく気力100に戻っているので倒しやすい。ボスだけに獲得できるTacPも80と多い。最終盤なので自軍の戦力が充実しているのもポイント。
- ここでの稼ぎは通称「エンブリヲ道場」として広く知られており、攻略本『パーフェクトバイブル』でも紹介されている。
スーパーロボット大戦X
- 第42話『正義の名の下に』
- ブラックノワール一味の洗礼ロボ軍団が標的。雑魚なので一機当たりの実入りは少ないが、その分HPが低く一戦闘で落としやすいので、マップ兵器によって数を稼ぐ。
- ステージボスの名前を取って「パープル道場」として知られているものの、パープル自体は空中戦艦ブランカのHPが高く洗礼効果ですぐに全回復され落としにくいので、実際に倒されるのは専らエグゼブ部下達である。
- 副次効果として母艦のExCが溜まっていくので、「緊急回収」によるEN・弾薬補給や「ExC上昇」の使用により、ずっと自軍のターンのまま稼ぎ続けることが可能。このため「周辺指揮」10回掛けや戦術指揮を維持した有利な状況で戦える。