概要
宇宙世紀ガンダムシリーズ作品に登場するスペースコロニー群。単に「ノア」とも呼称する。月から見て地球の裏側のポイントであるL3宙域に位置している。
機動戦士ガンダム
一年戦争時のサイド7は未完成のコロニー1基しか存在しないので厳密には「群」と呼べず、事実上この1基だけのコロニーを表す言葉であった。
アムロやハヤト、フラウが暮らしているコロニーがあったが、その裏では連邦軍の対ジオン反抗作戦「V作戦」が行われていた。それを叩き潰す為にジオン公国軍のシャア・アズナブルが送り込んだザクの襲撃により、コロニーは甚大なダメージを受けてしまう[1]。
機動戦士Ζガンダム
一年戦争終結以降は「グリーン・オアシス」と改称し、「グリーン・ノア1」と呼ばれるようになった(かつて無名だった)コロニーと「グリーン・ノア2(別名:グリプス)」の2基になった。
そしてグリプス戦役は、再び(クワトロ・バジーナと改名していた)シャア・アズナブルが「グリーン・ノア1」に潜入した事が切っ掛けで勃発したのであった。
登場作品
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 説明書のストーリー紹介に名前が載っているのみ。
- 本作は『逆襲のシャア』『機動戦士Vガンダム』の世界観を下敷きにしてはいるが、説明書に「サイド1からサイド7までのコロニーを独立国家とし」と記述されている為、サイドは7つまで存在している模様。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 『機甲戦記ドラグナー』のケーン達も住んでいる。
関連項目
- グリーン・ノア1
- サイド7に所在する1バンチコロニー。つまり、かつてアムロ達が暮らしていたコロニーで、カミーユとファが暮らすコロニー。
- また、ティターンズの軍事基地があったが、エゥーゴのクワトロに襲撃され、テスト中の新型機ガンダムMk-IIを奪われてしまった。
- グリプス2
- サイド7に所在する2バンチコロニー「グリーン・ノア2(別名:グリプス)」は開放型と密閉型の複合コロニーで、分離が可能になっている。
- なお、密閉型の方を「グリプス2」と言い、コロニーレーザーに改造された。『Ζ』および『UC』に登場。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 任務を帯びてサイド7に二度も潜入した人物。その度毎にサイド7は少なからぬ損害を被っている。その意味において、「疫病神」と言える。
余談
- 『機動戦士ガンダムSEED』に登場し、物語の始まりの舞台となるスペースコロニー「ヘリオポリス」は、サイド7と同じL3宙域に位置している。これは、『1stガンダム』の物語の始まりの舞台であるサイド7へのオマージュであると考えられる。