小牟

2016年7月20日 (水) 07:00時点におけるアイツ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎PROJECT X ZONE)

小牟(シャオムゥ / Xiaomu)

特務機関「森羅」のエージェント。有栖零児の相棒であり、彼にエージェントとしての技術と知識を叩き込んだ先輩。その正体は、仙狐と呼ばれる中国の狐の妖怪。以前は零児の父親・正護とタッグを組んでいた。

765歳という年齢は、旧ナムコの社名から来ている。かなりの高齢に思えるが、仙狐は1000歳を過ぎてから一人前と見なされるため、むしろ若者の部類に入る。狐の妖怪と言うことで、油揚げが好物。余談だが、NAMCO x CAPCOM当時からず~っと「永遠の765歳」のままである(PXZ2において、765以降は数えていなかったことが判明した)。やはり色々と気になっているのだろうか。まぁ、加齢されるとナムコネタではなくなってしまうのだが。その一方で、人間と異なる刻を歩む事に苦悩する一面も持っている。

携行武器は仕込み錫杖「水憐(すいれん)」、銃器の「銀(シルバー)」と「白金(プラチナ)」など。身体能力が高く、プロレス技を直接戦闘に活用する。更に占術・符術など多彩な術式を扱い、気を練って放つこともできる。

口癖は「ほれほれ」。一人称は「わし」で、「~じゃ」など話し方は古風。一方趣味はインターネット、ゲーム、アニメ鑑賞、プロレス観戦とやたら現代的で、ナムコでも屈指のオタクキャラ。台詞の殆どがアニメやゲームのパロディーで占められている。ネタのカバー範囲は昔の映画から最近の流行作品まで極めて広く、全部の元ネタを把握するのは極めて困難[1]。原作は業務用ゲームからの出展作品が多かったため、無限のフロンティアシリーズでも業務用ゲーム関連のネタは多い。

NAMCO x CAPCOM』では胸がかなり可哀想なことになっていたが、『無限のフロンティア』登場時には僅かながらボリュームアップしており、本編中でも「最近パワーアップした」と言っている。これは女性を描かせると、頼んでもいないのに胸を大きく描く河野さち子氏のリデザインが入ったため。EXCEEDの公式イラストでもこの傾向は変わっていないが、XEBEC制作のOPムービーでは逆に中途半端にパワーアップしてしまったがために、神夜ネージュら巨乳キャラの中にも、錫華姫アルフィミィら貧乳キャラの中にも入れなくなってしまった小牟の姿が描かれている(しかも、この時流れている歌詞が「天と地のハザマでCry'n」)。その後出演の度にだんだんと胸が増量されてPXZ2でナムカプで共演したたろすけから「なんか盛ってない?」と突っ込まれた。

登場作品と役柄

無限のフロンティアシリーズ

無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
途中で参戦。ノリはナムカプと変わらず。通常技はやや癖のあるものが多いが、最後に習得する「朱雀刀・波乗の型」は威力・拾いやすさ共非常に優秀。援護攻撃「仙狐妖術・鬼門封じ」のヒット数が19と非常に多く強力。「特撰・油揚げ定食」によるランダムな無消費の全体回復や、精神コマンドの「結界」で全員が状態異常を完全防御できるのも強み。しかしダメージ防御・回避系の精神コマンドを一切持たない上、上述の援護攻撃の性能が優秀なため、ボス戦では後衛に回されがち。
なお、プレイヤーキャラで唯一強制戦闘が無い。無限のフロンティアではキャラのあだ名がやたらと多いが、彼女も例外に漏れず「駄狐」「ダ・フォックス」「腐女狐」など散々なあだ名をつけられている。
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
今回もネタキャラ担当。前作の後、物質界に帰還していたが、零児と別行動中にある事情で再びエンドレス・フロンティアへ召喚される。奇襲ひらめきを習得し、脱力の効果が変更され、前衛でも使えるキャラになった。また、今回から真羅万象が零児専用の必殺技となったため、新必殺技「仙狐妖術奥義・四神争応」が登場した(というより、今回小牟が単独行動しているので別に必殺技を用意する必要があったものと思われる。…技のネタっぷりに卵が先か、鶏が先か怪しいところだが)。目玉は2つ目の必殺技「仙狐攻殺法奥義・狐主封霊」。単体攻撃の上、演出はチャイナドレス→体操服→メイド服→裸エプロン→ウェディングドレスと次々コスプレするというネタ的な要素が強いが、対象の耐性を無視して状態異常を付加する効果があるため、ボスに毒が決まれば戦闘が非常に楽になる。朱雀刀・波乗の型が重い敵を落としやすくなり、援護攻撃の拘束力も落ちたが、小牟魔術が繋ぎやすくなった。新最強通常技『鬼門封じ・破天光』の使い勝手も上々。

その他

NAMCO x CAPCOM
初登場作品。この作品では零児と二人で1ユニット扱いであった。
PROJECT X ZONE
ファンの期待通り参戦が決定。零児とのコンビで戦う。当然のごとく(?)『The World』(.hackの舞台であるネットゲーム)プレイヤーと判明、「ブレイブカンパニー」ネタもある(後述)。キャラクター図鑑のサンプルボイスによると零児との立場の逆転を危惧しているが、スキルの一つ『おねだりの型』が尻叩きで取得経験値がアップするあたりもう逆転してしまっている気がする。
PROJECT X ZONE2 BRAVE NEW WORLD
続投が決定、零児とのコンビも継続している。彼女のキャラクターページではとんでも無いことを紹介されている。数量生産限定盤の特典である『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』にも出演する。

装備

無限のフロンティアシリーズには多数の装備可能な武器が登場するが、どれを装備しても戦闘中の使用武器は以下の武装で固定となる。

「水憐(すいれん)」
陰陽五行の一つである水の力を宿した仕込み錫杖。
「銀(シルバー)」
魔の力を持つ拳銃。
「白金(プラチナ)」
ブレード付の拳銃。こちらは無限のフロンティアから使用している。

習得する使用技

相方の零児と同じく複数の武器を使い分けて戦う。全体的に見れば技の威力はやや低い部類で、援護技が非常に使いやすいこともあり、攻撃面に限って言えば後衛タイプの能力であった。EXCEEDでは精神コマンドや必殺技を中心に戦闘能力の向上が図られており、前衛としても重要な役割を担う。

詳細は下記記事を参照。

習得する精神コマンド

詳細は下記記事を参照。

習得する特殊技能

戦闘中に自分の行動順が回ってきた時、発動条件を満たすと一定確率で発動。消費するパラメーターは一切ない。

詳細は下記記事を参照。

キャラクターBGM

「ゆらぎの街のアリス」
小牟と有栖零児のテーマ。『無限のフロンティアEXCEED』より零児専用BGMとして独立した。
「すばらしき新世界」
原作OPテーマ。『無限のフロンティアEXCEED』における小牟のテーマ。初代『無現のフロンティア』では小牟用の最強アクセサリとしてCDが登場したが、EXCEEDでは逆に初期アクセサリとして登場。…まさかBGMとして流しているからだろうか。
「必勝への軌跡」
必殺技か、特殊技を使用した際に流れるBGM。敵として零児と小牟が出現した時の戦闘時や、沙夜との最終決戦でも流れる。
「いつかきっと、月光(つき)の下で」
原作EDテーマ。寿命の違いから、いずれ零児に先立たれる宿命を背負う小牟の心境が描かれている。『無限のフロンティア』において小牟の台詞として登場。そして、PROJECT X ZONEにて、狐主封霊使用時のBGMとなった。

人間関係

有栖正護
零児の父で、かつてのパートナー。
有栖零児
パートナー。
沙夜
宿敵。

他作品との人間関係

KOS-MOS
かつて共闘した間柄。敵を「呪ってやれぃ!」と言った事も……
M.O.M.O.
KOS-MOS同様、かつて共闘した間柄。
錫華姫
「キャラが被ってる」と勝手にライバル視するが、錫華からは被っていないと否定されている。『無限のフロンティア』の公式設定では仲が悪いように書かれてはいるが、ゲーム中の掛け合いを見る限りでは結構息が合っている。
エクセレン・ブロウニング
直接の絡みはないが、「小牟はエクセレンに似ている」というのは完全に公式設定。
アインスト・アルフィミィ
記憶を失っていたとは言え、彼女をして「どこかで会った事がないか」と言わしめた。
黄龍寺美依
初対面時に「バナナ頭」だの言われ、「ほっとけ!人の事いえんじゃろうが!」と憤慨。「チョコバナナ」扱いされた奴がいることを知る由なんて彼女には無い。なお、彼女からキャラのあざとさも指摘されているが、これはかつてネージュからも初対面で指摘されており、ある意味声優ネタである(ネージュ役の水樹奈々氏と美依役の田村ゆかり氏で某魔法少女)
天斎小吾郎
PXZ2終盤にて、森羅の諜報部に所属した彼から連絡を受け取る。
裏嶋千鶴
森羅のメカニック。

名(迷)台詞

NAMCO x CAPCOM

「そう…わしは…ぬしらと“同じ刻”を歩む事はできんのじゃ…!」
「それなのに、なぜ…なぜ、わしを護って先に逝ってしまう…!」
「正護もそうじゃった! そして…息子のぬしもそうしようというのか!」
「…お願いじゃ…零児…」
「わしも…わしも連れて行って…」
「今度こそ…連れて行って…おくれよ…お願い…」
最終話。九十九を再び次元の狭間に封じ込めるために放とうとした『有栖流 鬼門封じ』、この技は術者の命を引きかえにしてしまう。
零児が放とうとした所を小牟が止めようとするが、「お前はこの先も森羅に必要になる。俺はこの先どうあがいても百年も生きられん!」と聞かない。
小牟のかつての相棒にして、零児の父は鬼門封じで命を落としている。親子2代に渡って大切な存在を目の前でなくす事に耐えられない小牟が、涙ながらに懇願するが…。
「勝負じゃ…! この戦いに、わしの765年…すべてをぶつけちゃる…!」
最終話で九十九と戦闘した時の台詞。
「それだけではないぞ?炊事洗濯から夜伽まで…なんでもござれじゃ。」
「ヨレヨレの爺さんになったら介護だって任せい。付きっきりで見てやるからのう」
「そして…そして…最後にぬしが死んだら…毎日墓参りをしてやる…」
「毎日キレイに掃除して…毎日花も供えてやる…!」
「…そのつもりでおれ、零児」
EDにおける、零児に対する告白同然の発言。なお、この発言により、小牟は家事全般が出来る事が分かるが、実は小牟によく似た某キャラは判明している辺りでは炊事が出来ない。
「月しか…見ておらんでな」
NAMCO x CAPCOMを締めくくるセリフで、零児にキスしようとした場面である。なお、二人は宴会をこっそり抜け出して来て会話しているため、お約束展開だと絶対そこから少し離れた所で…。

無限のフロンティアシリーズ

「零児ぃ…。子供は2人ぐらいでいいと思うのじゃが…」
元の世界に戻る方法が断たれた際の台詞。すかさず零児に「いきなり永住しようとするな」と突っ込まれる。ここで注目すべきなのは、零児がツッコミを入れているのは「永住する」の部分だけで、子供を作る事には何も触れていない所だろう。
「零児、整理してくれい。……え~と、わしらが渋谷で逢魔の連中を追ってたあたりから」
無限のフロンティア』のみのプレイヤーはどれくらい前かわからなかったと思われるが、ナムカプのプロローグ1の冒頭の辺り。さかのぼり過ぎである。
「世界はつながっておるんじゃ。いつかきっと、月光の下でな」
無限のフロンティアにおける、神夜がパーティを離脱した際に彼女に「もう会えないかもしれませんね」と言われての返答。かなり明るそうな様子で言っているが、「いつかきっと、月光の下で」の歌詞を思うと、もう二度と会えない事を覚悟の上の発言と思われる。
「かあ~!情に流されおって!」
「さしずめハーケンに『女のために俺は命を賭ける!』とか言われて、感動でもしたんじゃろが!」
「まったく、ぬしはいつまでたっても小僧のままじゃ!」
零児がハーケンに付き合う形でエンドレス・フロンティアに残る事を表明した際に。零児にとっては全く以て図星なのだが、この直前に零児は「男はロマンチストの方がいいと子供のころから教えられていた」とハーケンに話しており、ハーケンの「それはとびきり良い女の意見だ」という言葉に肯定していたので…
「そ、そんなにされたらトんじゃう!」
「ちゅうか、なんで?わし、間違ったこと言っとらんじゃろ!」
上の発言の直後、零児に「尻叩き千回」を宣告されて。言ってないかもしれないけど、零児的には台無しなので仕方がない。
「ぬしのようなホエホエ娘なぞ知らぬわ。人の顔を見て、勝手に記憶を回復するでない」
『無限のフロンティアEXCEED』にて、アルフィミィに「どこかで会った事がないか」と言われて。記憶喪失中とは言え、アルフィミィにすらこんなことを言われるとは…。
「KOS-MOS……もし帰れるものなら、帰るんじゃ。待っておる者がいるのじゃろう?」
「わしもじゃ、KOS-MOS。早う……会いたい。あやつに……」
「やっぱり…ぬしはわしのヒーローじゃな、零児」
『無限のフロンティアEXCEED』にて零児が満を持して登場した際の台詞。

PROJECT X ZONE

「んっふっふっ、始める前に、ユーリとの関係を聞いておこうかのお」
フレンとの戦闘前掛け合い。やはりというかユーリとフレンの関係に興味を抱く等今回も腐女狐としての一面を見せた(ちなみにユーリとフレンはスタッフに「ユーリとフレンは相思相愛だからあんなの(エステル)は入る隙間がない」と言われるほどだった。さすがにレーベンシュランほどではないが)。挙句の果てに零児とゼンガーをクロスさせようとしたが、これに関しては「いくらなんでもちょっと」と自分で突っ込んでいる。
「なぜそれを? そもそも、ぬしはなんじゃ?このままじゃと、お互い対消滅するじゃろが!」
PXZ2第10話で突如現れたイングリッドに対して。キャラが被っている事を指摘するが「ワシの方が1年早い[2]」と返されて激昂する。
「なんちゅう地獄のおしくらまんじゅうじゃ……」
PXZ2第19話でアリサによって乗員が男しかいないカプセルに乗せられたヴァシュロンに対して。
事の発端はリボルバーカノンでオーク巨樹に突入する際にヴァシュロンと真島がどさくさにまぎれて良からぬ事を考えたためである。
なお、ついでと言わんばかりにゼファー、涼、レオン、キャプテンもとばっちりを受ける事となった。

パロディ

キャラクターとしてのネタ、声優の南央美氏の声優ネタなど多数。

「シャオムゥ斬で行く!」
「シャオムゥ~…ウェイブ!」
「シャオムゥ…ざぁーん!」
必殺技使用時の台詞でダンガイオーのパロディ。
「レディ!」
必殺技使用時の掛け合い。零児が「鬼門封じ、発動!」と呼んだのに合わせての発言で、元ネタは蒼き流星SPTレイズナーレイ。無印ではまんまだったが、さすがにまんま過ぎて問題だったのかEXCEEDではアクセントが「レ」に変更された。
「死んでいただけないかのう?」
錫華姫との掛け合いの中での台詞。『コードギアス 反逆のルルーシュ』のユーフェミア・リ・ブリタニアからのパロディで、一方の錫華も「いっぺん、死んでみい」と『地獄少女』のパロディを口走る。どちらも声優ネタ。
「ボヤボヤしてると、後ろからバッサリじゃ!」
戦闘開始時の零児との掛け合い。銀河烈風バクシンガーのOP口上のパロディ。知ってか知らずか、続く零児も「どっちもどっちだ!」とやはり口上の台詞を続けてくれる。
「わお!何の事かのう?」
アシェンに「誰かに似てないか」と突っ込まれて。言うまでもなく、「わお!」はエクセレンの口癖。
「落ちちゃいなちゃーい!」
戦闘時の台詞の一つ。今では黒歴史とされている『新スーパーロボット大戦』のリュウセイ・ダテの迷言である。この後、零児から「それ、大丈夫なのか…?」とツッコミが入る。
「バカばーっか!」
「敵なんて、バカばっかでアホらし」
精神コマンド撹乱を使用すると喋る台詞。言うまでも無く、南氏の代表キャラホシノ・ルリの物マネ。なお他にも「森羅の電子の妖精」を自称する場面まであるが、単にネットサーフィンをやっているだけだと零児にばらされる。後者は「PXZ2」での台詞。
「うむむむ~~んんんんんん、なじむ。実に!なじむのう」
荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場した吸血鬼DIOのパロディ。
「ほれ、神夜…こいつをどう思うかの?」
デューネポリスの大門を見た時のセリフ。よりにもよって、ネット上で有名になった漫画『くそみそテクニック』をネタにする。この後、神夜は元ネタ通り「すごく…大きいです…」と返す。ちなみに続編のEXCEEDのあるシーンでは「う、うほっ!」と反応する場面まである始末。
「零児 クロス ハーケンか…」
ハーケン・ブロウニングとの戦闘開始前の掛け合い。美女好きのハーケンは「おい、カップリングするな」と男同士の掛け算に大不満。キュオン・フーリオンから「腐女狐」と言われてしまう一因。EXCEEDではさらに『攻め』と『受け』を逆にしてハーケンに「いい加減にしろよ、腐れフォックス」と怒られた(言い回しからするに相当頭に来たのだろう)他、アルフィミィ共々アレディとアクセルをカップリングしようとした。ちなみにナムカプでも零児を『受け』にしようとしていた。PXZでも『ゼンガー クロス 零児』発言はあるがゼンガーを相手としたカップリングは言った小牟本人も「いや、いくらなんでも…」と言っていた。
「ちゅうか、ぬしは最初から負け犬ムードだったってことじゃ!」
アインストレジセイア内での最終決戦でハーケン達に敗北したヴァールシャイン・リヒカイトに対して。再び『ジョジョの奇妙な冒険』からの引用である。
「男じゃったら拳一つで勝負せんかい!」
コミックボンボンで連載されていた、細井雄二による漫画版『餓狼伝説』より主人公テリー・ボガードのセリフから。アレディとの戦闘前の掛け合いにて使用。問題は、元ネタを放った当人が、石つぶてを使ったコトがあるので(詳細は後述)「お前が言うな」である。…尤も、元ネタでは言われた相手は電磁サーベルでテリーを襲って負けており、生身では勝てないからと戦車で攻撃しているので、テリーの石つぶてなんぞよりも余程卑怯である。そしてテリーの方は本当に拳一つで戦車ごと相手を葬っている
「素手で受けたら、骨が砕けるからのう」
コチラもボンボン版『餓狼伝説』より。元ネタにおいて、棒術使いであるビリー・カーンの攻撃を石で受け止めた理由を聞かれ、返した一言。この作品では零児との戦闘前での掛け合いにて聞ける。
ちなみに、石で受け止めて、さらにそれで砕けた石をビリーに投げつけている。さらに、後々前述のセリフを吐く(尤も相手は違うし、向こうはそう言われても仕方がないくらい卑怯な真似をしてるが)のだから、なんとも…。まぁ、ビリーも拳一つで勝負していないが。
「ぬしは何処に落ちたい?」
「仙狐妖術奥義・四神争応」におけるパイルドライバーの使用時の台詞。『サイボーグ009』におけるブラック・ゴーストとの決戦後に002が009に言った台詞からの引用。加速を失った零児が009ネタを使わなくなったが、今度は小牟が使い始めた。
「すべての命は、いつか海へと帰る、じゃな」
勝利時のアンとの掛け合い。モノリスソフトの作品である「バテン・カイトス」のキャッチフレーズである。
「長かった戦いよ、さらば!」
同じく「仙狐妖術奥義・四神争応」におけるパイルドライバー使用時の台詞。『キン肉マン』からの引用だが、小牟が仲間になった直後にこれを言われて「まだ始まったばかりだろ!」と突っ込んだプレイヤーもいるのではないのだろうか。
「シャオムゥウェイブ・フェノメノン!」
「仙狐妖術・鬼門封じ」におけるシャオムゥウェイブ使用時の台詞の一つ。荒木飛呂彦の漫画『バオー来訪者』からの引用。
「そうじゃ!魅惑のレア・ハンターで何とかしてくださいよォ~ッ!」
『ジョジョの奇妙な冒険』の第四部主人公である東方仗助が、第三部主人公である空条承太郎に対して言った「無敵のスタープラチナで何とかしてくださいよォ~ッ!」のパロディ。
「森羅のアイドルマスター、小牟じゃ!」
戦闘開始時の沙夜との掛け合い。元ネタはズバリ同社の「THE IDOLM@STER」である。ちなみに森住P曰く、「零児はわしが育てた」という意味も含んでいるんだとか。なお、その後に沙夜の「逢魔のアイドルプロジェクト、沙夜よ」と続くわけであるが、こちらは前者とは関係のないOVA作品「アイドルプロジェクト」が元ネタ。ちなみに後者は沙夜役の折笠氏が声の出演をしている繋がりがある。
ところが、設定はかなり異なるもののまさかのアイマスが将来スパロボに参戦するとは誰もこの頃は思ってはいなかったであろう…。
「うむ! え~と、超次元霊界航法……じゃったっけ?」
PXZ第19話終了後に「The World」にカイトの腕輪の力で突入する際の反応。
元はカイトの出展作である「.hack」初代ゲーム版のパロディモードでのゲートハッキングの呼称(実際カイトも「ゲートハッキングのことだよね?」と突っ込んでいる)。ちなみに必殺技ともいえるデータドレイン(もっとも初代ゲーム版ではこの技で敵を倒せないのだが)は「奥義・暗黒吸魂輪掌破」である(こちらはカイトが国語2の残念な頭で命名したもの)。
一応その作品のパロディモードはクリア特典のようなもので本編とは関係ないのだが、登場人物がほとんど電波、後半にはメタ発言やら下ネタが飛び交い、固有名詞や台詞がほとんど中二病テイストに差し替えられ、挙句の果てにストーリーライターが本編と同じで、BGMや映像も本編のままかつストーリー中はフルボイス仕様という初代ゲーム版のBEST版が当時のCEROで全年齢対象であることを疑ってしまいたいくらいにとんでもないものだった。先述の通り、小牟は「The World」のヘビープレイヤーなのだが、いったいどこでこんな事を知ったんだろうか…
ワルキューレ「社長、目の前に敵です。いかがなさいますか?」
小牟「シャッチョサーン。とりあえず名刺を渡すんじゃ」
零児「お前達、何かあったのか」
PXZにてワルキューレとユニットを組んだ時の戦闘前台詞。ワルキューレと小牟はある理由で異世界に来てしまい、とりあえず主人公である社長に秘書として雇ってもらう形で秘書となった「ブレイブカンパニー」が元ネタで、全く関わりもない零児は何の事か理解していなかった。
零児「隊員にナンバーか、管理はしやすいだろうが…」
イムカ「名前など、戦場では意味はない」
小牟「わしならセブンハンドレッドシックスティーファイブじゃな!」
PXZでのイムカとの戦闘前会話。相変わらずのナムコネタ。沙夜はナインティナイン(こちらの由来は九十九)、ワルキューレがセブンティーン(ソフト番号が17だったのと中の人が17歳を主張している事が由来)を勝手に名乗る等バンダイナムコ枠のキャラクターはやたらネームレス部隊のナンバー風の名前をつけたがっていた。ネームレスは懲罰部隊なんですが…(ちなみに、ネームレス部隊のNO17はすでに埋まっている)
小牟「夢クリエイションに必要なクーソーは頭のコヤシじゃ!」
せがた「つまりは脳天直撃!セガサターン!」
零児「何を言っても、セガサターンに統合されるな…」
PXZ2におけるせがたとの掛け合い。小牟の台詞は統合される前のバンダイとナムコのキャッチコピーが元ネタ。せがたの台詞はセガサターン初期のキャッチコピーが元となっている。
「永遠の765歳!お呼びとあらば、即参上!」
PXZ2にて。元ネタはもちろん『銀河旋風ブライガー』。第38話のエンドデモでは裏嶋も言っている。
「元気爆発でがんばっちゃろうかのう!」
PXZ2にて。ついに『元気爆発ガンバルガー』の決め台詞まで言った。
「戦いの海は牙で扱ぐのが基本じゃ!」
PXZ2にて。「電子戦隊デンジマン」の主題歌「ああ電子戦隊デンジマン」の一節。やはり電子繋がりだろうか?
パイ「せ、せがた三四郎ーーッ!」
ジューン「最終回みたいな感じになってたけど大丈夫!?」
小牟「せがた三四郎は、ぬしらの心に……。」
PXZ2第34話で木のスプーンに乗ったせがたが跳ね飛ばされて爆発したのを見て。(無論、無事だったが)元ネタはせがた三四郎のCM最終回からで、パイがOLで小牟がナレーション。
「グルグルと魔法陣を囲んで、カッコいいポーズを取ればいいんじゃな?」
PXZ2第37話にて。「魔法陣グルグル」とその中で出てきた光魔法「カッコいいポーズ」が元ネタ。ネット上でも割と話題になるので知っている人は知っているだろう。

余談

  • 2015年6月23日にバンダイナムコエンターテインメントから彼女単体で商標登録された。

脚注

  1. 小牟を担当した南央美氏ですらたまに「何言ってんの小牟」と思う事があるらしい。
  2. 『ナムカプ』の発売は2005年、イングリッドの正式初登場となる『CAPCOM FIGHTING JAM』は2004年に登場しているのであながち間違いではない。