月城飛鳥

2015年9月10日 (木) 18:47時点におけるザリガノフ (トーク | 投稿記録)による版 (脚注の追加等。)

月城飛鳥(Asuka Tukisiro)

鳳王パイロット、ライジンオー及びゴッドライジンオー飛行及び姿勢制御担当。

クラスのキザな伊達男。厳格な家庭に育ち、礼儀正しい為、どこか大人びた雰囲気をかもし出している。女の子には優しく、成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗と3拍子揃っているため、ファンクラブまで存在していたほどだが、中学校に入ると呆気なく解散状態に追い込まれる。

成績の優秀な優等生だが、周囲からの過剰な期待には多少辟易している。しかし、地球防衛組が自分にとって掛け替えのないものだと気付いた時、プレッシャーから解放されると共に進むべき道をはっきりと見つける。

突然のハプニングには弱く、第1話でライジンオーと初めて出会った際は一人取り乱す姿をさらしていた。意外と間抜けな一面もあり、その事で「見掛け倒し」と言われる事に対しては反発心を見せる。

家族構成は両親のみで、父親は会社の重役で出張が多いらしい。父にめったに会えない寂しさを抑えきれず、家族と暮らしていると口論する事もあった。冷静に物事を見る目を持っているため、戦闘では先行しそうになる仁を制していた。一度だけ決まり文句の雄叫びを叫んだ事がある。将来の夢は会社社長

完全勝利ダイテイオー』のパイロット映像にも登場しているが、仁たちと違う制服を着ている(ただし、ドラマCDでは同じ中学に進学したことになっている)。ちなみに、OVA第一巻において、「難樫中」という名前の通りレベルの高い中学へ進学しようとしていたらしいが、「勉強で人生決めるなんて、つまらないですからね」と受験をやめた事を明らかにした。篠田先生によると、飛鳥なら十分合格できる成績らしい。ラジオドラマの方では文武両道を極めるために剣道部に所属している。

なお、シリーズの続編元気爆発ガンバルガー』にライジンオーが登場した際、コクピット内が映されたため、台詞は無いが一瞬だけ登場している。また、DVD特典ドラマCD『絶対爆発ライジンオー対ガンバルガー』においては、ライジンオーに乗っているが、コックピットで気絶してしまい、台詞は無かった。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
本作でもサブパイロット

単独作品

スーパーロボット大戦GC
岩坪理江氏が声優業を引退していた為、甲斐田ゆき氏が代役。序盤主人公ワッ太同様ホワイトベース隊への参加要請があったようなのだが、PTAの圧力のため日本に居残り。[1]正式加入はガンドール地球に帰ってくる中盤以降になる。
ライジンオーでの精神コマンドは基本は加速必中要因だろう。
スーパーロボット大戦XO
カットインが追加され、新規シナリオで出番が増えたが、巨大からくり雷神王が削られたため、ボイスが減った。
スーパーロボット大戦NEO
本作ではサブパイロット。
スーパーロボット大戦Operation Extend
本作でもNEO同様サブパイロット。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

状況によって分離して鳳王のパイロットとなる事があるが、基本的にはライジンオーゴッドライジンオーのサブパイロットとしての出番の方が多い。SP関連の強化を行ってのサポートに徹する事になるだろう。なお、パイロットとしての能力は、射撃を得意とするものの他に秀でた物はない。

NEO』以降の作品ではライジンオーが分離出来ない為、精神コマンドでのサポートが主な役目となる。

精神コマンド

GCXO
加速必中狙撃応援直撃友情
NEOOE
加速閃き
BX
加速必中集中突撃友情

特殊技能(特殊スキル)

GCXO
底力L6、援護L3

人間関係

日向仁
チームメイト。我が強い二人はしょっちゅう喧嘩するが、信頼を寄せている。
星山吼児
チームメイト。共に仁をフォローする。
白鳥マリア
クラスメイトで地球防衛組まとめ役。ちなみに、彼女は女子で唯一飛鳥のファンクラブに入っていない。
春野きらら
ファンクラブの会長。中でも一番心酔している様に見えるが、中学に入ってからあっさりとファンクラブを解散させた。
高森ひろし栗木容子
クラスの委員長と、ファンクラブの会員の1人。OVA第1巻では二人のためを思って、ひろしにクッキーを引き取るよう、差し向けた。
篠田俊太郎
担任の教師。
エルドラン
彼らに力を託した存在。

他作品との人間関係

月城ヒリュウ
完全勝利ダイテイオー』の2号ロボ・ダイリュウオーのパイロットで、飛鳥の従兄弟である。
竹尾ワッ太
GCXO)』にて民間で侵略者と戦う小学生同士。
赤月秋水 / 赤月光珠
『GC(XO)』にて民間で侵略者と戦う者同士。
ベン・ルーニー
『XO』に於ける追加場面にて彼の剣幕に不安になる。

名(迷)台詞

「僕は認めないぞ~!」
非現実的なものを見た際の飛鳥の口癖。ドラマCDでは、クッキー真似されたことも
「本気でやれば軽いけどね」
初登場時の第一声。クラスのほぼ全員が、学習ノートの再提出を求められた際の反応。飛鳥のキザな性格が見て取れる。
成績の優秀な飛鳥が再提出というのも妙だが、狙ってのことであると思われる。
「ああっ、天国だ! ぼ、僕達は死んじゃったんだ!」
エルドランが見せた幻想世界にての台詞。他の皆が呆然としている中、うろたえる。
「な、なにぃ…!? 僕は…僕は…見掛け倒しなんかじゃない!!」
初戦闘にて、マリアに「見掛け倒し」と言われ、奮起しエキゾーストに向かって言った台詞。
「正確に言うと、勝手に押し付けられたんですけどね」
第1話の戦闘終了後。地球防衛組全員が声を揃えて「ライジンオーを貰った」と篠田先生に伝えた後の台詞。実に的確である。
、たまにはいいことを言うな、お前も」
第2話より。
「デートより邪悪獣の方がまだマシだよ」
第8話より。ふとしたアクシデントから一度に5人の女子とデートする羽目になる中、邪悪獣が出現。女子に見送られながらも、鳳王のコックピットで呟いた台詞。
ちなみにこの直前、女の子にアイスをおごっていたため、飛鳥は残りの小銭を見ていた
「じょ、冗談じゃないよ、破産だー!」
第8話のラスト。戦闘終了後、デートが途中だったため、教室でコソコソと隠れる飛鳥だったが、仁に突き出され、女子に追いかけられた際の台詞。モテる男も辛いよ…。
「ライジンオーの整備をしているのは大介だ。大介の整備を信じよう!」
第13話より。大介の兄妹が邪悪獣に捕まり、ライジンオーは防戦一方となるが、大介の必死の訴えに答えるため、仁に救出を促す。
劇中において飛鳥は、他の男子と絡む機会が少ないように見えるが、仲間のことを信頼していることが伺える。
(そうさ、勉強は一人でもできるけど、地球防衛組は18人揃ってなきゃ駄目なんだ!)
第15話のモノローグ。難関中学に入るため、塾のテストを受けていた飛鳥。
親からの期待と仲間達のピンチに悩む飛鳥だったが、校長先生からの「みんなは一人でも努力した」という言葉と、「地球防衛組は自分を含め18人いなければならない」という結論を見出し、プレッシャーから解放。テスト用紙を破き、窓から鳳王に颯爽と乗り込む。
「俺も」
第23話より。イカルダーにより豹変したマリアに仁の意見に同調。腹に据えかねたのか、何気なく一人称が変わっている。
番外編では「俺」という時もあるので、案外素なのかもしれない。
「違うよ。僕達縮んじゃったんだ。これじゃ、かないっこないよ! 勉、なんとかしてくれー!!」
「みんなー、僕はここにいるよー!」
第44話より。邪悪獣スモーラーによりライジンオーごと小さくされ、パニックに陥る。下記の台詞は女子の呼びかけに応えたものだが、仁はいい気はしていなかった。
この後、ジャークサタンともども篠田先生の体内に入ってしまい、元の大きさに戻った後、いつも通りかっこつけていた。
「僕は認めないぞ…」
「僕の時代は…終わった」
中学生編を描いたドラマCD『絶対無敵ライジンオー ドラ1』より。きららから知らぬ間にファンクラブ解散を告げられて。相当ショックだったらしく、ラストまで落ち込んでいた。
この直後の話でも、キザな言動から吼児に「うぬぼれてると友達を無くす」と言われて動揺したり、直後にマリアときららに「見掛け倒しなところがあるから人に嫌われない」「飛鳥君のボケは自然」と言われたりと、同作の飛鳥は冴えない扱いになっている。

スパロボシリーズの名台詞

単独作品

「もう、帰りたい…」
GCXO)』第1話「防衛隊出動!」より。仁とワッ太の口論を秋水に聞かれた際、吼児に続いての返答。プライドの高い飛鳥の苦労は大きい…。
「キリマンジャロあたりに眠ってたりして…」
『XO』第9話「日本侵攻作戦」の追加場面より。「ダルタニアスにもライオン型のロボット(ベラリオスのこと)がいる」と剣人から聞かされ、が「この調子だと他にもいそうだよな」と言った際に。
元ネタは伝説の勇者ダ・ガーンに登場する「ガ・オーン」と思われる。
(あれだけ派手にやっといて、多少ね…)
NEO』第16話「極寒の大決戦!!」より。アームドファントマを守るため、強引な手段に出たシャルに対しての感想。女性に寛容な飛鳥もこれには驚いたらしい。

携帯機作品

「言いたい事を言って消えるとか、まるでエルドランみたいだな」
BX』第21話より。曖昧な情報を残し消えたカインに対しての一言。

搭乗機体・関連機体

鳳王
飛鳥の愛機。合体時にはライジンオーの廃部、両腕、ライジンソードを構成する。
ライジンオー
飛鳥の愛機の合体後の姿。
ゴッドライジンオー
ライジンオーが超無敵合体することで完成する、地球防衛組の究極の力。
巨大からくり雷神王

脚注

  1. 「軍属ではない民間人の子供が戦争に参加する」という状況はロボットアニメの御約束であり、視聴者も別に気にも止めないことである。しかし、現実世界では子供を戦力に投入する事は、あってはならない異常事態である。その意味において、PTAによる反対運動は至極真っ当なものであり、リアルロボットよりもリアルな反応であると言えよう。

余談

  • 担当声優の岩坪理江氏は2004年頃に引退しているが、2005年アトラス発売の『新世紀勇者大戦』には出演。こちらは発売が2001年から延期したため、引退前に収録したものと思われる。