渓
渓は『真ゲッターロボ 世界最後の日』の登場人物。
渓 | |
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読み | ケイ |
外国語表記 | Kei |
登場作品 | |
声優 | 日高奈留美 |
デザイン | 羽山賢二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦D |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
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本名 | 早乙女元気 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
年齢 | 18歳 |
所属 | 日本軍(ゲッターチーム) |
概要編集
その素性は早乙女博士の実の娘…早乙女元気であり、早乙女ミチルの実の妹である。
人物 編集
男手一つで育てられたため、性格は明るく前向きで男勝り。幼少期(元気)はセミロングの髪を帽子の中に隠していたが、第2部ではベリーショートにしている。また、姉に負けず劣らずのナイスバディであり、女である事への自覚がない訳では無いので、凱たちに裸を見られた際は激しく取り乱している。なお、見た目は体育会系であるものの、地上に出る前は液体チッソ弾を開発していた等、技術者としての面もある。
普段は負けん気の強い面を見せる事が多いが、他人を思いやる優しさや、戦いにおいて非情になりきれない面も持ち合わせており、北極で出会った少女・レアンヌの兄であるフレッドがメタルビーストに取り込まれた際は、兄を失いたくないと必死に泣き叫ぶレアンヌの気持ちを想うあまり、戦えずにいた。
ゲッターロボの操縦者としては、真ゲッター2および真ライガーを操縦。他のゲッター2のパイロットとは違う系統の性格である。
名前などのモデルは漫画版『ゲッターロボ號』に登場した南風渓(みなみかぜ けい)。
劇中の活躍 編集
物語の冒頭では、姉のミチルを事故[1]で失い、更にそれに相次ぐ形で父が兄同然に慕っていた流竜馬に射殺されてしまう光景を目の当たりにした結果、心に大きな傷を負って心神喪失となり、数年後には重度の失語状態に陥っていた。
天涯孤独の身となった後は、武蔵に養子として引き取られていたが、彼もまた真ドラゴンとの激戦の中で死亡してしまい、重量子爆弾炸裂を目の当たりにして自我が完全に崩壊。過去の記憶までも失ってしまう事になる。ゲッター線の汚染によって人々は地下での暮らしを余儀なくされた事で、早乙女の娘である自身は、彼を憎む者達によって命の危険に晒されそうになったが、早乙女から男として育てられていた(理由は不明)事実を逆に利用した弁慶の機転で、彼の娘の「渓」として生きる事になった。
皮肉にも、過去の辛い記憶を失った事で、その後の渓は明るく前向きに生きていたのだが、真ゲッターロボに搭乗する號と出会った事で運命が大きく動き出す事になり、地上に出てからは真ゲッター2に搭乗。インベーダーやメタルビーストとの戦いに身を投じる事になるが、その戦いの中で再び姿を現した早乙女博士本人から、自身が彼の娘である真実を告げられる事になり、それ以降は今の身の上を作り出した原因である彼に憎しみを激しくぶつける事になる。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 音声初収録。初対面時に『天元突破グレンラガン』の人物たちから正体を感づかれる。パイロットから戦艦のサブパイロットに移行するため、サブパイロットなのにエースボーナスを持つ。今回は最初から幸運を持っている(隼人は逆に幸運を覚えていないあたり、解釈が変わったようである)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z(時獄篇 / 天獄篇)
- シナリオ上での出番は少ない。また、完全にサブパイロット要員となったため、養成が不可能になった。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦D
- 初登場作品。名前はカタカナの「ケイ」表記。能力的には隼人と変わらないが、その設定ゆえか幸運を覚えない。
- 真ゲッター2の性能が優秀で、チームの精神バランスもよい。號と凱が気合でサポートしてやれば分身とオープンゲットが発動し、いきなり無双状態に突入する。
- 途中でサブパイロットに転向することもないため、渓がパイロットとして最も活躍できる作品。
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦V
- 参戦は第40話。今回も真ゲッターに乗らない為終始サブパイロット。
- 本作では「早乙女の反乱」によるショックで記憶を失った設定はカットされている。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 原作終了後の設定で登場。
- 號チームと竜馬チームで真ゲッターを共用する(同時に出撃できない)本作だが、両チームで精神コマンドだけでなく機体性能も変化する。號チームは全体的に竜馬チームより火力にやや劣るかわり命中が高く射程面の小回りが利き、自力で幸運&努力掛けを可能なのが特徴で、渓はその幸運担当。地中潜行時にも当然真ゲッター2になるため、出番はかなり多い。號より撃墜数を稼ぐプレイヤーも珍しくないだろう。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2017年6月のイベント「光を求める乙女の願い」より、サポートユニットとして登場。2018年6月に実装された真ゲッター2のユニットシナリオからはシナリオ中にも登場するようになる。
- 2019年3月より[Ω]戦艦ユニットとして真ドラゴンが登場し、戦艦アクション演出でボイスが入った。メインパイロットはもちろん號だが、渓も立ち絵が記載されており、パイロット解説にも載っている。やはりゲッターチームは3人セットということか。
- 2020年10月のイベント「黄金ノ騎士」からは漸く號チームの真ゲッターがプレイアブル化されたため、そちらのサブパイロットとしても登場するようになった。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド2から登場。シナリオNPC。1章Part6からは支援ユニットパーツとして参戦し、ボイスが収録されている。
- スーパーロボット大戦30
- 今作でも終始サブパイロット。早乙女の反乱後に記憶を失って弁慶に引き取られたという、第1部と第2部の設定を併せた扱い。
- そのため原作とは異なり弁慶とは8~9歳程度の年齢差しか無いはずだが、弁慶は相変わらず第2部相応の親馬鹿である。
- 今作では號による説明を受けたことで、記憶を取り戻している。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
特殊スキル編集
エースボーナス編集
サポートアビリティ編集
- 秘密を持つ少女
- SR。WAVEが進むごとに攻撃力、移動速度アップ。
支援効果編集
パーツ | メイン効果 | サブ効果 | 精神コマンド | 専用演出対応 |
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未来を切り拓く力 | 斬撃強化III | タイプ強化III(攻撃) | 根性 | 真ゲッター1 (流竜馬) |
人間関係編集
他作品との人間関係編集
- ギミー・アダイ、ダリー・アダイ
- 『第2次Z』では「早乙女元気」だった頃の友人。そのため、この二人には初見で正体を見破られた。
- シモン
- 『第2次Z』では彼からも初見で正体を見破られている。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 『D』にて、シュワルツに因縁を付けられたところを彼に助けられ、「一言多いけど良い奴」という認識を持つ(「一言多い」という評価なのはジョッシュが渓を助けた理由を「戦力が多い方がいいから」と答えたため)。とは言え、ジョッシュもゲッターロボと共に戦うのは不本意である事を明言しており、渓の正体が暴露された際は問い詰めに行っている。
- 大門恵留&ディド
- 『DD』では血のつながらないこの2人が姉弟ばりの仲を見せたことで、在りし日の思い出が去来したか物憂げな表情を浮かべる。
- 兜シロー、天海護、戒道幾巳
- 『30』では「早乙女元気」だった頃の友人だが、「元気」が実は女の子だったことには気づいていなかった。
名台詞編集
- 「いいね、兄妹って…」
- 第8話、北極で懸命に生きるフレッドとレアンヌ兄妹を見て。だが…。
- 「何でぇっ!? 何でなんだよぉっ!? あの中には…あの中には人がまだ生きてたんだ! 何か…手があったはずだろぉっ!? 何とか言えよぉぉぉっ!!」
- 第8話、メタルビーストに取り込まれたフレッドを始めとする北極の住人を救えなかったこと、そして彼らを無慈悲に殺したブラックゲッターに対して怒りと悲しみをぶつける。
- (姉さん…親父達を…親父達を助けて…!!)
- 第11話、真ドラゴン内で幻影を見せられて苦しむ竜馬、隼人、弁慶の身を案じる渓と凱。渓は、幼い頃の映った写真を手にし、この独白を漏らす。
- 「違う…!例えお前達と同じ起源だろうとも、例えゲッター線を浴びたからとしても…あたしたちは自らの意志で進化したんだ!」
「ゲッター線に頼り、寄生しながら突然変異を繰り返したバケモノとは違うんだぁぁぁッ!!」 - 最終話にて。コーウェンとスティンガーにゲッター線の真実、インベーダーの正体を告げられ、取り込まれそうになった時に発した、渓の咆哮。その叫びを皮切りに、ゲッターチームは更なる力を引き出す……。
迷台詞編集
- 「え? きゃっ、いや~ん!」
「親父~!早くモニター切ってぇ~!」 - 第7話にて、戦闘終了後に真ドラゴンに取り込まれた際に全裸にされてしまった事に気づいての、永井豪作品らしい一幕。凱は鼻血を出し、弁慶は「見るんじゃねぇ!」とモニターを隠そうとするなど、数少ないコミカルなシーンでもある。
スパロボシリーズの名台詞編集
- 「女子がメインパイロットの機体しか、エントリーできないなんて不公平だよ!」
- 『第3次Z天獄篇』DLC「強き事は美しき哉II」にて、自分が出れなかった不満をブチ撒ける。渓なら、真ゲッター2か真ライガーにでも乗れば充分エントリーできそうなものだが。
- 「にしても…万が一に備えて、もう一体のグレートを用意しておくなんて…意外とマジンガーZももう一体あるんじゃないの?」
- 『DD』にて、兜十蔵博士がオリジナルのグレートマジンガーを遺していたことに対して。めぐみからは「そうそう都合良く用意されてるわけないでしょ」と言われたが、博士はマジンガーを凌駕する魔神皇帝を二体も遺していた。また、こちらの作品ではある意味本当にもう一体マジンガーZがあった。
搭乗機体編集
余談編集
- 『ゲッターロボ大決戦!』ではオリジナル女性主人公のデフォルトネームとなっている。モデルは上記のように『ゲッターロボ號』の「南風渓」のため、ゲッターチームの候補生であることなど名前以外はほぼ別人だが、「げんき」と名前を変更することで真ゲッター1がOVA仕様になるという隠し要素がある。