アパレシオンは『鉄のラインバレル』の登場メカ。
アパレシオン | |
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登場作品 | |
声優 | 風間勇刀(ハグレマキナ時) |
デザイン |
清水栄一(原作漫画版) 鈴木勤(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦L |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | マキナ |
頭頂高 | 19.2m |
全高 | 20.3m |
重量 | 50.2t |
動力 | 電力 |
装甲材質 | ニューロカーボン・特殊金属繊維装甲 |
MMI | 電脳 |
意匠 | 丸に霞 |
開発者 | 城崎天児 |
所属 | 加藤機関→JUDA |
ファクター | (加藤機関らしき何者か)→矢島英明 |
概要編集
矢島英明の搭乗機。初登場時は「ハグレマキナ」と呼ばれていた。ただし、この言葉は本来ファクターを持たず暴走するマキナを指す言葉であり、アパレシオンは正確にはこれには該当しない(原作漫画版では、この機体を撃破したサトルを気遣ってJUDAメンバーがこれで通していたが、サトル自身はファクターが乗り込んでいた事を理解していた)。
ファクターがバグに侵され暴走し、ラインバレルと浩一の排除を目的として浩一のもとに出現。浩一目掛けて放った一撃が彼を庇った矢島を直撃、死亡させてしまう。そして直後、矢島の死に激昂した浩一とラインバレルの前に敗れ去る。自機の近くで死亡していた矢島をファクターとして蘇生させ、新たな主とするが、Dソイルの性能の問題で、矢島の復活には時間がかかってしまった。
本機の特徴的な能力として、電磁迷彩を装備している。基本装甲は他のマキナと同じくニューロカーボンであるが、表面は電磁迷彩機能を実現する特殊な金属繊維装甲で覆われている。各部にある板状の装置は電磁迷彩の補助ユニット。透過率はほぼ100%であり、事前察知は不可能に近く、雨天時でも至近距離からですらほぼ視認出来ず、何度狙撃されても加藤機関側が全く気付けないなど、その隠蔽性能は常軌を逸している。
元々機能に見合った装備を持たず、装備の大半はJUDA(アニメ版では全て加藤機関製)で造られたものである。元は隠密偵察用の機体であったと見られる。サイドアーマー内には精密射撃時に機体を地面に固定する2本のパイルバンカーと接近戦用の直刀を備える。また、サイドアーマーはヴァーダントのV・バインダーのデータを元に作製された。
なお、ペインキラーと同時期に製造された最新鋭の機体であるとで語られている。
機体名は英語で「亡霊」を意味する「apparition」から取られている。高度な電磁迷彩を搭載していることからだと思われるが、復活した矢島の事とも取れる。
原作漫画版編集
事態収束後、ラインバレルと共にJUDAに回収されている。その後、JUDAはアパレシオンを修復し、万一の時の予備戦力、あるいは情報源として使えないかと様々な方策を取っていたが、何一つ反応を返さなかった。
これに関して招聘されたレイチェルは、アパレシオンが沈黙している理由を「既に新たなファクターが存在し、その意志に従っているため」と結論。実際、この時点でコクピット内にはファクターとして蘇生した矢島がおり、彼の意志を最優先としていたがために外部のコンタクトを受け付けなかったのである。
また、本機体の武装解析を行った結果JUDA側も加藤機関が持っていたマキナに現代技術を取り入れる事が可能になり、様々な追加装備が製造されている。
その後は石神の指示を受ける矢島のもと、彼の力として各地で隠密任務を遂行。ラインバレル破壊作戦後に正式に特務室の戦力として登録された。 常識外れの隠蔽能力と狙撃能力を駆使して活躍したが、レイル・スプリッターを駆るリンカーン相手には得意の迷彩が全く通用せず、ナノマシン攻撃で両足を消されてしまった。戦闘後に修復されており、第2次ニューヨーク開放戦以降も投入されている。
アニメ版編集
戦闘後は加藤機関に回収されていた。矢島の復活後、一度はJUDAと敵対するが、矢島がJUDAに加わった際にJUDA側に参入する。
登場作品と操縦者編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作品。序盤で「ハグレマキナ」として登場するが、「アパレシオン」としての登場はかなり遅い。最初は敵側であるが、そのステージでは撃墜すると敗北。特に戦闘イベントはなく味方になる。ハインド・カインドとPUを組むと狙撃込みで射程が+6という超長距離射撃が可能となるほか、EVA初号機と組む(通称矢島作戦)と射程やボーナスなどがガッチリ噛み合うため、非常に優秀なタッグとなる(ただし、加入から数話後に何話かは宇宙戦になってしまうため、初号機を主体にする場合は僅かだが性能が下がる)。武装が2つと少ないためBセーブで補強したい。
- 余談だが「ハグレマキナ」名義で登場した際は10発しかないマシンガンしか武器がないため、放っておけば反撃不能になっている(攻撃も基本は第3軍のラインバレルを狙い、ラインバレルもハグレマキナを狙うので実質5ターンで確実に弾切れになる)。
- スーパーロボット大戦UX
- 『L』同様に序盤で「ハグレマキナ」として登場し、35話で正式に加入する。ハグレマキナ時の声優はアニメ版と同じく風間氏が演じている。原作設定のため「アパレシオン」としての敵対は無い。
- 基本的な性能は『L』と同じだが、性能やボーナスが『L』から底上げされている。しかしデフォルトで空が飛べなくなった(ボーナスは健在)。相変わらず武装は2つなのでBセーブを付けたい。
- パートナーユニットに関しては、同作品なら、ハインド。他作品なら、ガンダムサバーニャ、VF-25G、マークジーベン、マークツェーンと組めば、射程だけでなく、攻撃力も高められる。ただし、メサイアとジーベンは地上ルートでは、空適正が被ってしまうので、そこら辺は注意。
- 難点を挙げるとすれば、ユニットアイコンが真っ黒なので行動済みと勘違いしやすい点だろうか。さながらリアル電磁迷彩。LRボタンでちゃんと確認しよう。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
- 大口径狙撃用ライフル
- 背部に装備している大型のスナイパーライフル。弾道制御が可能な弾を使用するため、アパレシオンの性能と合わさることで超長距離からの狙撃が可能。アームで機体と接続されている。原作漫画版ではハグレマキナ時は加藤機関製(ターゲットスコープが円形)、矢島搭乗時はJUDA製(ターゲットスコープが四角型)の物になっている。
- 『L』では長距離狙撃のみだが、本来は3~4発程の連射が可能であり、『UX』で連射も採用。そのため長距離狙撃には(精密射撃)が付いた。
- 『UX』での精密射撃では電磁迷彩発動後に崖に移動し狙撃する。更にトドメ演出では地上限定で雨が降る(原作漫画、アニメ版共に矢島の印象的なシーンではよく雨が降っていたことに因んでいると思われる)。なおJUDA製の物で統一されている。
- 大口径狙撃用ライフル(連射)
- 大口径狙撃用ライフルを3~4発連射する。『UX』でマシンガンの代わりに連射が採用。なお「ハグレマキナ」名義の時はその場で連射するが、矢島が乗ってからはその場で一発→跳躍して空中から二連射というコンボ攻撃になる。原作漫画版では巨大なヒトマキナの頭部に固定用のパイルバンカーを突き刺し、至近距離でのライフル連射も行っている。
- マシンガン
- 携帯火器。アニメ版のみ装備。
- 実弾を連射した後、電磁迷彩で接近して至近距離から撃ち込む。原作漫画版では未所持のため、『UX』ではなくなっている。
- 直刀
- サイドアーマー内に装備している接近戦用の刀。使用したシーンは無く設定のみの武装で、SRWでも未実装。
- なお、アニメ・原作共にラインバレル相手には素手で戦った。
特殊能力編集
『UX』ではファクターの効果で、ダメージを受けた時、ステータス画面の「活性率」に応じた割合で即座にHPが回復する。
- 銃装備
- 撃ち落としを発動。
- 電磁迷彩
- 分身の能力を得る。『L』での発動確率は最大20%と高くは無いので注意。『UX』での発動確率は最大35%になったため、比較的発動しやすくなった。
- HP回復L1
- 『UX』で所持。ファクターの仕様変更に伴い追加された。
移動タイプ編集
サイズ編集
- M
機体ボーナス編集
機体BGM編集
対決・名場面編集
関連機体編集
- ラインバレル
- 劇中で二度戦った。『UX』ではラインバレル・アマガツを狙撃し、森次、道明寺と共に機能を停止させた。
- ハインド・カインド
- 暴走時にバレットアームで撃破された。
余談編集
- 「#登場作品と操縦者」の項目で触れた通り、『L』ではEVA初号機とPUを組むと、長射程武器の射程の一致や双方の機体ボーナスの噛み合わせが非常に秀逸な強力タッグとなる。それゆえ、ユーザー間では『エヴァ』の「ヤシマ作戦」とアパレシオンのパイロットをかけて「矢島作戦」などと呼ばれることも。因みにEVA初号機には他にも相性のいい相方が存在するが、最大射程等が下がる。幸いマップ上でPUの組み換えが可能なため、状況に応じて編成を変えるのも手。
商品情報編集