山下サトル
山下サトル(Satoru Yamashita)
- 登場作品:鉄のラインバレル
- 声優:沢城みゆき
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 生年月日:2003年10月26日
- 年齢:16歳→19歳(原作漫画版)
- 身長:161cm
- 体重:48kg
- 血液型:B型
- 職業:高校1年
- 所属:JUDA
- 趣味:ロボットアニメ観賞、プラモ製作
- 主な搭乗機:ハインド・カインド
- キャラクターデザイン:下口智裕(原作漫画版)、平井久司(アニメ版)
ハインド・カインドのファクター。やや子供っぽいところのある性格で、マキナでの模擬戦の際に相手を挑発するなど人を食ったような言動をよく見せる。反面憧れの先輩である森次玲二に対しては素直な態度を見せることが多く、彼がピンチに陥った時には独断で行動を取ってしまう事もある。
ファクターになった経緯は詳しく語られていないが、当人曰く「石神社長に命を救われた代償にファクターになった」らしい。そのためか乗機であるハインドに対する愛着は強いようで、ハグレマキナにハインドを傷つけられた際には激昂して相手のファクターを殺害してしまった。無論本人もそのことを強く悔やんでおり、暫くハインドに乗って戦うことを避けていた。
敬語で喋る際には語尾に「ッス」を付ける口調と中性的な容姿が特徴。私服、制服(原作漫画版のみ)共に半ズボンである。南の島へバカンスに来た際にはシズナら女性陣の悪ふざけによりビキニの水着を着せられてしまった事もある(しかもかなり似合っており、これを見た浩一は思わず鼻血を噴出した)。
上記の通り元々中性的なキャラクターとして描かれているが、アニメにおいては女性である沢城氏(少年役も多く演じている声優だが)が演じていたり、メインキャラで一人だけ入浴シーンがなかったり、野球拳の際も一人だけ全裸にさせられてなかったり、学校のシーンでも制服ではなくジャージだったりと、性別を特定させる描写が徹底的に排除されていたりする。挙句の果てに、浩一の「俺の女に何してんだコラァ!」の爆弾発言の際に、衝撃を受けた表情をする女性陣のカットインにも入っている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初参戦作。第1話から使用可能で、一鷹の特訓相手にもなるなどで出番は多い。
- スーパーロボット大戦UX
- ボイス付きになった事に伴い、沢城みゆき氏はこれが版権スパロボ初参加となる。
- 三国志好きという設定が披露され『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』の面々と絡む場面が多い他、『ソレスタルビーイング』の映画を観ていた事から刹那達に少なからず憧れを持つ描写もある。
また、例の水着シーンも披露された。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
ハインドに乗るだけあって防御が高いのはいいのだが、Lでは射撃主体の機体なのに格闘寄り。あくまで主武装はバレットアーム、ということだろうか。実際、バレットアームも優秀なので決して無駄ではない。
- UXでは格闘と射撃がほぼ同値(射撃の方が1高い)になった。防御の高さは変わらず。
精神コマンド
- 偵察 必中 不屈 狙撃 熱血
- Lでの構成。後方支援を体現するようなラインナップ。偵察+リフレクターコアの組み合わせから逃げられる敵はいない。
- 偵察 不屈 必中 狙撃 熱血
- UXでの構成。ラインナップはLと同じで、不屈と必中を覚える順番だけ入れ替わった形。
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「鬼帝の剣」
- OPテーマ。
人間関係
- 森次玲二
- 先輩であり憧れの対象。アニメ版では次回予告でストーカー宣言までしてしまう。
- 早瀬浩一
- 友人の様な存在。当初は彼に同い年以下だと思われていたので呼び捨てにされていたが、歳を知った直後から「クン」付けされるようになる。
- 九条美海
- 同僚。アニメ版では彼女とコンビを組む事が多い。
- 遠藤シズナ、遠藤イズナ
- 同僚。前述の通りシズナの悪ふざけでビキニを着せられた事も。
- 石神邦生
- ファクターとなったきっかけを与えた人物であり、彼に恩を返すために戦っている。
- レイチェル・キャルヴィン
- 森次を巡るライバル(?)。
- 五十嵐忍
- 特自の隊長。山下に自機を破壊されてから、何かと縁がある。
- マイケル・マッケイガン
- 米軍の大尉。衛星兵器破壊作戦時に協力し、山下に「力の使い方」を語る。SRW未登場。
- 大場真来梓
- 原作ではこちらが森次を巡るライバル(?)に。SRW未登場。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
マクロスシリーズ
- 早乙女アルト
- L第11話シナリオエンドデモにて彼に声を掛けられた際にとても驚いていた(森次もアルトも声優が中村悠一氏なので)。
スーパー系
バンプレストオリジナル
名台詞
アニメ版
- 「おいでハインド!」
- ハインド・カインド召喚時の叫び。浩一の「来い、ラインバレル!」の山下バージョン。
- 「ほ、本当に似合ってるぅ!?」
- 12話で無理矢理ビキニの水着を着せられ、浩一達の前に連れてこられた時の台詞。妙に色っぽい声なのが特徴的。
- 「森次さん…正義を守ろうって、一緒に戦おうって、そう言ってくれたじゃないですか…あれは嘘だったんスか…」
「仲間をだまして、傷つけて、それが森次さんのやりたいことだったんスか!こんなのが森次さんの正義なんスか!?」
「答えろよ……森次玲二!!」 - ハインド・カインド対ヴァーダント時より。信頼と憧れを抱いていた森次への感情を爆発させる。
- 「命を力に…か。本当にヒーローみたいでカッコいいッスね!」
「もっと…もっとだよハインド…!」 - 24話にて、ファイナルフェイズ発動時の台詞。後者の台詞はスパロボLでも再現された。文面は落ち着いているが、実際の台詞は沢城氏の熱演によって「もっとぉ!もっとだよハインドォオオオオオッ!!」と雄々しいものとなっていた。
- 「一人で勝手にリタイヤなんて、許さないっスよ!森次さん!」
「死んで責任を取るなんて…そんなの社長が喜ぶわけないじゃないスか!!」 - 同じく24話にて、世界を救うとはいえ、今まで犯した罪を償うために大気圏で自決しようとする森次を救出して。この言葉で森次は生きて償うことを決心した。
原作漫画版
- 「ウザイ……」
「あ〜ウザイウザイウザイウザイウザイ。もうさっさとやろうよ」
「だからぁ、そういうのがウザイんだって」 - JUDAでの実戦演習の直前、号令を行っている隊員たちに痺れを切らして。思い切り人を小馬鹿にした態度に相手は怒り出し、本気で攻撃を仕掛けてくるが……
- 「そうだよ!ファクターの存在意義はまさにそれだからね」
「マキナにとってボク達は 人殺しの因子(ファクター)なんだよ」 - その後相手部隊の機体をハインド一機で完膚なきまでに破壊し尽くし、隊長に「この人殺しが」と罵られて。しかし本当に殺す気があったわけではなく、滅茶苦茶に機体が破壊されたにも関わらずパイロット達は全員無事だった。この頃の彼の性格のひねくれぶりと、ファクターの能力がいかに人間離れしているかがよくわかる一幕である。
- 「……てめェ いい加減にしろよ!!」
- ハグレマキナとの戦いの最中にハインドの片腕を落とされ激昂して。直後彼は冷静さを欠いたままバレットアームを射出し、ファクターごとハグレマキナのコックピットを破壊してしまった。不可抗力とはいえ人を殺してしまったという事実は、しばらく彼の心に暗い影を落とす事になる。
迷台詞
- 「森次さんってどうしてあんなにカッコいいんだろうなぁ」
「どこにその秘密があるか知りたくて、こないだ部屋にこっそり潜入しようとしたんだけど、社員寮の警報装置が鳴り出して大騒ぎになっちゃって…」 - 9話予告にて、森次に憧れるあまり何とストーカー行為に走った事を告白する。これを聞いてドン引きした城崎に「あなた…最低です…」と言われてしまった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「リュウビに、カンウとチョウヒって…ついに三国志の、主人公御一行様が登場っスか…」
- UXの第9話シナリオエンドデモより、八稜郭にて劉備たち桃園三兄弟と出会って。この台詞から、山下にとっても三国志は『三国志演義』のイメージが特に強いことが伺える。
- 「!? その羽扇…その落ち着いた物腰は、まさか…!」
- 上記の場面の直後、劉備たちに続いて現れた一人の侠を前に、山下はすぐにその正体を察し、『三国志演義』に伝わる伝説の天才軍師の登場に、彼の興奮は一気に頂点に。ある意味三国志ファンの心境そのものを代弁した台詞とも言える。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「な、なんだってェ!?」
- UXで宗美が70過ぎの年齢と知った時の台詞。この台詞の元ネタはかつて週刊少年マガジン誌上で連載されていた『MMR マガジンミステリー調査班』で隊長であるキバヤシの唱えた結論に仰天したメンバーが発する台詞である。
搭乗機体・関連機体
- ハインド・カインド
- 本機のファクター。原作版では下半身を大型のキャタピラに換装したハインドタンク(仮)が存在する。