宇宙
地形としての宇宙
地形の一つで、宇宙空間のうち惑星表面を除く全域に適用される(Kなど一部作品では、月や一部の外惑星の表面で飛行した場合、宇宙地形として判定される場合がある)。全体的に障害物は少ないが、所々に移動コストが若干高めの暗礁空域やスペースコロニー、或いはその残骸などが点在する。移動時は1マスごとにENを1消費。宇宙空間用の装備がない機体は性能ダウンしてしまう。
地上に比べると宇宙空間は地形適性が一種類の為、宇宙が苦手なパイロットや機体は少ない傾向にあった。だがZやKではユニットごとの地形適応が個性的に設定されるようになり、本来宇宙に出ることが想定されていない機体は宇宙適応がB以下になるケースが多くなった。このため該当機体は強化パーツやフル改造ボーナスで適応を上げたり、精神コマンドを活用して対策を練らないとエース級でも立ち回りが厳しくなっている。
ボスボロットは初期のSRWでは出撃できなかった。
また、地形カテゴリとしての宇宙が存在しない作品もごく一部であるが存在する(『COMPACT3』『NEO』などが該当)。
発売前情報として、参戦作品が発表されると「あの機体は宇宙に出れるのか?」という疑問が出るのはお約束である。
余談ではあるが、UCガンダムシリーズではよくこう書いて「そら」と読む。
宇宙の地形適応が低い機体・作品の例
- ガンダム試作1号機
- 原作通り宇宙の運用は想定されていない為、宇宙戦は苦手。宇宙で活躍するにはガンダム試作1号機Fbになってから。
- ボスボロット
- パイロットのボスと合わせて、宇宙の適応が低い。旧シリーズではスーパー系全般が宇宙の適応が低い傾向にあったが、それが見直された近年においても彼は低いままである。機体の気密性に問題があるからなのかもだろう。
- マジンガー系ユニット
- ボスボロット程ではないにしろ、旧シリーズ等では主役格のマジンガーZでも宇宙:Bであった。翼が「ジェット」なせいだろうか。
- 真・ゲッター2
- 機体本体の宇宙の適応自体は良好だが、旧シリーズでは必殺技のドリルテンペストが宇宙で使用不可であった。
- ゲッター3 / ゲッターポセイドン / ネオゲッター3 / 真・ゲッター3
- 所謂ゲッター3系ユニット。機体性能は重装甲、高攻撃力、燃費も良好なのだが宇宙の適応が近年の作品でも低い。また、旧シリーズでは必殺技の大雪山おろし等が宇宙で使用不可能であった。ゲッターは本来宇宙開発用に設計されたスーパーロボットであり、時折ネタにされる。他と遜色ない強さを求めるなら真ポセイドンを待たなくてはならない。
- ダイモス
- 旧シリーズでは資料不足だった為、宇宙でも可能なはずの必殺烈風正拳突きが宇宙で使用不可能な事があった。
- ライディーン
- 旧シリーズでは宇宙:B。
- ダンバイン系ユニット
- オーラバトラーもオーラシップも気密性は低く、宇宙適応は低い。近年ではダンバインやビルバイン等主役格ユニットは宇宙の適応が見直されている。
- ウォーカーマシン
- ガソリンエンジンで駆動しているため総じて宇宙適応は低い。と言うより稼動には酸素が必要となるガソリンエンジンをどうやって宇宙で動かしているのだろうか? 尤も、ザブングルの作風からして、アニメだからの一言で片付きそうなのだが。(実はこの手の楽屋ノリは終盤に少し見られた程度)
- キングゲイナー系ユニット
- 同作品の機体は全般的に宇宙の適応が低い。特に、気密性ゼロのガチコはその問題が顕著だったが、シナリオ面でその問題を解決し、宇宙に上がる頃にはエンペランザへと乗り換えている。
- ゾイドジェネシス系ユニット
- 本作の機体はいずれも宇宙戦を行なっておらず、宇宙戦に不向きな獣型のデザインをしている為、宇宙の適応が低い。
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊系ユニット
- 登場兵器のほとんどが陸戦仕様なため、アプサラスシリーズを除いて宇宙適正はどれも低い。のだが、APではジム・カスタムのデータを使用したことでガンダムEz-8が最初から宇宙A、果てにはグフカスタムまで宇宙Aになっていた。そりゃコウだって文句のひとつでも言いたくなる。
- アーマード・トルーパー全般
- 一部機体及び換装形態を除き宇宙適応C。パイロット側の適応は全員宇宙AのためA-アダプターで適応問題はクリアできる。
宇宙の地形適応が低いパイロット
スーパー系パイロットを中心に宇宙適応は低い。旧シリーズでは主役格パイロットですら低い事もあった。特にサポート役パイロット等は劣悪と言えるほど低いパイロットも存在する。
- ボス
- とにかく宇宙適応が低い。養成できるようになった近年の作品でも、地形適応をかなり養成しないといけない。
- 兜甲児 / 剣鉄也
- マジンガーシリーズの主役も旧シリーズでは宇宙:Bであったため、次第に出番が減っていった。グレンダイザーの面々が登場するシリーズでは宇宙戦を得意とするグレンダイザー組(甲児は除く)にマジンガーZとグレートマジンガーを奪われたのが良く見られた。
- 巴武蔵 / 車弁慶
- ゲッター3パイロットは現在でも宇宙の適応が低く、機体のゲッター3やゲッターポセイドンも宇宙を苦手としている為、終盤出番がほとんどない。
- 葵豹馬
- 旧シリーズでは宇宙:B。
- 北条真吾
- 旧シリーズでは宇宙:B。ゴーショーグンの主題歌が「宇宙、スペース、No1」と歌っていた為、この仕様はネタにされた。
- 草間大作
- 旧シリーズでは宇宙:B。また、64版では宇宙ステージではロボにしがみついている大作が宇宙服に着替えるという演出があった。
- チャック・キース
- UC系ガンダムのパイロットにも関わらず、旧シリーズでは宇宙適応が低かった。
- エヴァンゲリオン系パイロット
- 旧シリーズではシンジ、アスカ、レイ3人とも宇宙が苦手であった。その為、完結編終盤等では宇宙ステージでは簡単にA.T.フィールドを破られていた。
- ダンバイン系パイロット
- 全体的に宇宙適応が低い。近年ではショウ・ザマ等エース級パイロットは宇宙:Aへと見直されている。
- ザブングル系パイロット
- 例外なく宇宙適応が低い。Zシリーズでは地形適応の仕様上、パイロット側の適応も養成しないとならないのも難点。PPに余裕が無い場合、スラスターモジュール必須。
- キングゲイナー系パイロット
- 同上。
関連する用語
- スラスターモジュール
- 強化パーツ。ユニットと武器の地形適応が「宇宙A」(Sが最高の場合は「宇宙S」)になる。