騎士スペリオルドラゴンは『SDガンダム外伝』の登場キャラクター。
騎士スペリオルドラゴン | |
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読み | ナイトスペリオルドラゴン |
外国語表記 | Knight Superior Dragon |
登場作品 | |
声優 | 松本保典 |
モチーフ | Sガンダム |
デザイン | 横井孝二 |
初登場作品 | スーパーロボット大戦BX |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 神 |
性別 | 男 |
所属 | 十二神 |
HP | 15000 |
概要
「創造神RX-78」が生み出したSDガンダムワールドに誕生したスダ・ドアカワールド十二神の一柱。「光の竜」「黄金竜」とも呼ばれる「黄金神スペリオルカイザー」の「核」となる存在。
信仰の対象としてユニオン族の間で崇められている。ガンダム族に酷似した外見を持っている為、ガンダム族は「神の騎士」とも呼ばれる。比較的若い神であり、常に神の世界から地上を見守り、スダ・ドアカワールドの正義と平和を守るために積極的に活動している。
バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが融合することで降臨した。
OVA『第四章 光の騎士』では、バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが融合した後、しばらくは動けない(所謂生まれたての)状態だったが、完全に目覚めると圧倒的な力でジークジオンを撃破している[1]。なお、『光の騎士』では台詞は一言も発しない。
十二神と創世の時代
その後のシリーズにも度々登場し、幾度もパワーアップし形態が変化しているSDガンダム外伝の看板的なキャラクターだが、実際には失った神の力を徐々に取り戻しているに過ぎない。
騎士ガンダムシリーズの世界には世界創出の力を持つリアル頭身の身体を持つ十二の神々が存在している。神々はその力を行使するには本体である『核(コア)』、独自の意思を持ち分離時は守護獣形態に変形するリアル頭身の『身体』、核と融合し身体を操る『操手』の3つを必要とする。
最古の十二神『武闘神デュエルカイザー』よりスダ・ドアカワールド創出以前の太古の世界の守護神の任を引き継いだ黄金神は、与えた試練を乗り越えた一人の勇者を『操手』に選ぶ。これこそがラクロアにも伝説として残っている勇者ガンダムである。勇者ガンダムは黄金神の『核』と融合し「黄金神スペリオルドラゴン00」となり、さらに『身体』である双頭竜カイザーワイバーンと合体し『黄金神スペリオルカイザー』が誕生する。勇者ガンダムと操者の座を争ったマスターガンダムはこの結果に納得出来ず、暗黒卿に身を堕として暗黒機兵クーロンで神の座を奪うべく黄金神に襲いかかる。スペリオルドラゴンはこれを退け、暗黒卿を太陽に封印する。
引き継いだ世界をスダ・ドアカワールドへと創出したスペリオルドラゴンであったが、今度は別の十二神『覇界神バロックガン』の侵攻を受ける。神同士の聖戦の末にバロックガンを封印するも勇者ガンダムを失い、神の姿を保てなくなった黄金神はカイザーワイバーンを分離させ一時封印。自身も多大なダメージを受け、残された『核』は黄金神の意志たる魂・肉体たる飛龍・黄金の鎧に分解してしまう。
黄金神の意志は新たな操手を求めて異世界へ飛び、武者真悪参を次の『操手』に選ぶが、封印中のバロックガンの妨害を受けて真悪参の精神は分裂。黄金神の意志により善の心は騎士ガンダムに転生、悪の心は黄金神の肉体たる飛龍と融合して魔王サタンガンダム(ブラックドラゴン)になった。
なお、黄金神は武者真悪参を聖戦直後の時代に時間を越えて呼び出そうとしていたものの、妨害の影響で分裂した両者が降り立つのは聖戦終結から遥か未来になってしまい、永きに渡る神不在の時代ができてしまった(十二神の二柱である双子の神『地融神イシュタ』、『地烈神ガイアス』が悪戯心からこの隙にスダ・ドアカワールドの創出を勝手に引き継ごうとする事態も起きたが、創出作業の最終調整の代行者として古代文明と協力して『聖機兵ガンレックス』と『聖機兵ルーンレックス』製作、完全に聖機兵任せにしようとしたあげく、作ったルーンレックスが暴走して思い通りに進まなかったため、すぐ飽きて世界から立ち去っている)。
「ムーア界で両者の融合時には、それまで2人を見守っていた黄金神の魂も一緒に融合。まだ不完全ではあるものの(『核』の一部が黄金の鎧に変化したため)、スペリオルドラゴンが再臨した」というのが、現在のスペリオルドラゴンの設定になっている。
その後のシリーズにもたびたび登場している[2]が、神という立場ゆえか自身が直接戦うことは少なく、世界の危機に際しては主人公らに力を貸すという形で介入することが多い。
『SDガンダム外伝 ジークジオン編』時点での騎士スペリオルドラゴンは、神としては『身体』と『核』の一部を欠いた不完全な存在である。力を完全に取り戻し、神の座に復帰するのはシリーズの終盤となった。
各形態
- 古の黄金神 / スペリオルドラゴン00
- 創世の時代、勇者ガンダムを核としていた頃の姿。バロックガンとの戦いで勇者ガンダムが行方不明となり永遠に失われる。操者を失って分解する寸前の残った力でバロックガンを封印した。
- 騎士スペリオルドラゴン
- ジークジオン編終盤から聖機兵物語までの姿。本記事で解説。
- バーサルロードスペリオルガンダム
- 聖機兵物語で力を貸すためにバーサル騎士ガンダムGP01と一時的に融合した姿。その際GP01の鎧に加工されていた黄金の鎧を取り込んだおかげで、本来の力に一歩近付いた。
- スペリオルドラゴンEX-As(エクセリオン-アルガスソウル) / スペリオルドラゴンEX
- 機甲神伝説での姿。ムーア界を漂っていたアルガス騎士団の魂と融合、ジークジオンとの最終決戦に駆けつけた。
- Asは融合したばかりの姿で、帰還不能となっていた真聖機兵ガンレックスを改修した際の姿。
- スペリオルドラゴンSR(ソーラレイカー)
- 新SD以降の姿。太陽の守護者。アルガス騎士団の魂はエクスワイバリオンとして分離している。黄金神話冒頭にて太陽の膨張を命と引き換えに阻止した。
- 暗黒神デビルスペリオル
- 遺体(肉体)に暗黒卿マスターガンダムに闇の力を注がれ蘇った破壊の化身。「幻獣の鎧」という渦流神ストリームカイザーが黄金神に保管させていた鎧が遺体に装着されている。デビルガンダムがモチーフ。勘違いされやすいが、スペリオルドラゴンの魂は闇に染まっておらず、ホーリーメテオとなって黄金神話編の主人公たちに宿っている。
- 幻獣の鎧は後に騎士ユニコーンガンダムにスペリオルドラゴンの手によって譲渡されているが、意識が完全喪失してしまい、目の前のものを手当たり次第破壊するなどほとんど制御できないため、自らの手で封印している。
- スペリオルドラゴンダーク
- 暗黒神デビルスペリオルと暗黒卿マスターガンダムが倒された際、マスターが自身の魂をスペリオルドラゴンの遺体に憑依して乗っ取った姿。
- 黄金神スペリオルカイザー / S(スーパー)スペリオルドラゴン
- 『肉体』と神の力を完全に取り戻した姿。神の『身体』カイザーワイバーンと融合し、リアル形態となる。
- 黄金神スペリオルカイザーZ / スペリオルドラゴンZ
- 十二神の力を取り戻した後、正式に神の座へ復帰した姿。
設定の変更について
原作では設定の後付け[3]で少々ややこしい事になっており、ジークジオン編がメディア展開されていた当時の騎士スペリオルドラゴンは「武者頑駄無真悪参が秘宝である銀の楯を盗み出して出奔中に起きた落雷事故によって別次元に飛ばされ精神が分裂、悪の心は雷となりジオン族のドラゴンライダーの竜に降り注いで融合する事で魔王サタンガンダム(ブラックドラゴン)になり、悪の心が抜けて善の心だけになった真悪参は騎士ガンダムに変化。その後両者ともパワーアップしてバーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンがムーア界での戦いの際に融合した事で、神に匹敵する存在「
その後、騎士ガンダムとサタンガンダムは神であるスペリオルドラゴン自身が分裂したという設定が誕生し、二つの設定が混在することになった。その両方を取り入れる形で生まれたのが、現在の設定である。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品。バーサル騎士ガンダムの必殺技「騎士スペリオルドラゴン」の演出で登場。OVA版準拠のため、肩や尾などカードダスでは赤になっている箇所も金色になっている。
- 一度融合したらそのままである原作とは異なり、融合イベント後には再びバーサル騎士ガンダムに戻っている。ただし、ネオブラックドラゴンは取り込まれたままのようだ。
- 『BX』におけるスペリオルドラゴンは「バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンの融合した肉体を依り代としてスペリオルドラゴンが降臨している」と推測されている。そのためか、闇の皇帝ジークジオンを打倒した直後の意識を失っている際に黄金の騎士と共にバーサル騎士ガンダムが対面している場面がある。また、原作とは異なりこの時に黄金の騎士から黄金の鎧を返却されている。
- また、DLCシナリオ「無限の死者」でも、スダ・ドアカワールドの神話上の神様は巨人(リアル頭身の十二神と思われる)である事が語られている。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初の単独ユニット参戦。出典は「SDガンダムシリーズ」となっている。
- 2019年3月のイベント「光と闇の戦い」にて期間限定ユニットとして登場。SR・SSRファイターでSSRは大器型。同イベントにて松本保典氏のボイス付きのパイロットパーツも実装されている。『BX』ではボイスは叫び声しかなかったが、本作ではサンライズとバンダイカード事業部によってセリフが監修され、専用の戦闘ボイスが新録されている[5][6]。
- イベントでは当初、舞台となる世界に降臨することができずに、ヒーロー達に倒された悪の想念が姿を変えた偽者だけが登場していたが、イベントの終盤においてついに降臨し、ヒーロー達と共に悪の想念を打ち破り、彼らを元いた世界へと帰還させている。
装備・機能
武装・必殺武器
- ダブルソード
- 炎の剣とバーサルソードが融合した双剣。融合と言っても2本の剣が1本の剣になるのではなく、2本の強化された炎の剣に変化した。本来の設定上では左右の腰に下げる「龍尾の鞘」に納めるが、OVA版では1本のみを盾に納めている。漫画版での名称は「光の剣」。
- 鞘の位置的にモチーフはSガンダムのビームカノンと思われる。
- 『X-Ω』では通常攻撃として採用。
- ドラゴンシールド
- 盾。盾本体にドラゴンマスクを装着して大きい盾として運用できる。初期設定の頃は名称が「金竜の盾」だった。
必殺技
- 騎士スペリオルドラゴン
- 『BX』におけるバーサル騎士ガンダムの必殺技。バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが融合し、スペリオルドラゴンとなって突撃する。
- 突撃
- 『X-Ω』での必殺スキル。文字通り前方向に突撃する。
SRW非採用の武装
- 火龍砲
- 両肩の竜頭。口から砲撃できる。
- 形状からモチーフはSガンダムの肩アーマーと思われる。
- ツインランス
- 剣と槍の中間のような2本の武器。盾に収納する武器はこちら。
- 双頭槍
- ツインランスと盾本体を合体させた状態。弓としても使用可能。
- 金龍の弓
- 盾と鞘を合体させて形成した弓。ランスが廃止されたレジェンドBBで登場。
- ドラゴンクロウ
- 両手両足に装着可能な爪。
- ドラゴンモード
- ドラゴンマスクや爪を装着して両肩の竜頭を前を向けて変形する三頭竜形態。地上を去って天に昇ったり天から地上に降臨する際によく変形する。
- ドラゴンスピリット
- 自身の翼・尻尾・両肩などをパージして装備と合体させて、独立運用できる支援メカ的な守護獣に変形させたもの。
- 閃光斬
- ほしの竜一の漫画版および、ファミコン用ゲーム『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士』で登場した必殺技。
- プラズマスペリオルドラゴン
- 漫画版でジークジオンを倒した攻撃。サイコゴーレムの魂が炎の魔物にパワーアップしたジークジオンに敗れてしまいMP半減による勝機をつかめなかったものの、死んだアルガス騎士団4人の魂に力を借りて、スペリオルドラゴンの本来の姿である「光の竜」の極限力を引き出した。
パイロットステータス
精神コマンド
人間関係
SRW未登場の人物は直接の関係者、及び敵勢力の首魁を記載する。黄金神本人は関連機体を参照。
- アルガス騎士団
- ムーア界で散った彼らの魂と融合、力の一部を取り戻す。4人の魂はEXの鎧となり、SRになった時に守護幻獣エクスワイバリオンになって分離する。その後、彼らの魂をエクスワイバリオンから分離して、人間へと転生させた。『鎧闘神戦記』の後、神に選ばれた戦士たる証のガンダムマスクを与えている。
- 闇の皇帝ジークジオン
- 宿敵。『ジークジオン編』で一度は倒すものの『機甲神伝説』にて復活した為、伝説の幕を下ろすためにスペリオルドラゴンもまた降臨することになる。
- 騎士シャア
- 共にジークジオンと戦った仲間で、古来より三種の神器を管理してきた一族の末裔であるためかスペリオルドラゴンの一部である黄金の鎧を所有している。騎士ガンダム=スペリオルドラゴンであることを知っている数少ない人物。原作では、その後、黄金の鎧はバーサル騎士GP01に渡るが、BXでは、ジークジオン打倒後に直接黄金の鎧を返却している。
- バーサル騎士ガンダムGP01 / バーサルロードスペリオルガンダム / バーサル騎士ゼフィランサス
- 『聖機兵物語』の主役であり、その鎧は黄金の鎧を加工したものである。終盤でスペリオルドラゴンが力を貸すために一時的に融合し、バーサルロードスペリオルガンダムとなった。その後、バーサル騎士ゼフィランサスとなった彼を初代シャッフル騎士団にスカウト。
- 太陽騎士ゴッドガンダム
- 黄金神話冒頭で世界を救うために命を落としたスペリオルドラゴンの魂が変化したホーリーメテオに選ばれた、新生シャッフル騎士団のガンダム族がユナイト(融合合体のようなもの)した存在。
- 守護天使ヒイロ / 騎士ウイングガンダム
- 『鎧闘神戦記』の主人公。天使リリーナ姫を守護する天使。スペリオルドラゴンから、バスターソードを授かり、騎士ウイングガンダムや鎧闘神ウイングに変身する。
- 騎士ガンダムエックス /
啓示騎士 ガンダムエックス - スペリオルドラゴンが派遣した騎士。騎士ウイングやリリーナ姫に力を貸した。
- 当初はスペリオルドラゴンの分身という設定だったが、後に変更され『SDガンダム聖伝』の舞台となる遥か未来の世界リオン・カージからスペリオルドラゴンに導かれてきたという設定に変更され、『鎧闘神戦記』での姿は、啓示騎士とされた。
- モチーフはガンダムエックスだが、レイズナーの要素も入っている。
- 覇界神バロックガン / バロックコア
- 十二神の一柱で、遥か昔の古代に黄金神によって封印された。そのため古代神とも呼ばれる。『鎧闘神戦記』で封印が綻び暗躍、争いなき理想の世界を実現するべく自分で作った世界をスダ・ドアカに融合させた時が止まり闇に包まれた世界へと変貌させてしまう。
『核』のバロックコアはリボーンズガンダム、覇界神はまさかのクローバー製超合金ガンダムとデビルガンダム最終形態がモチーフ。
『身体』は豪虎カイザーティーゲルで、竜であるスペリオルドラゴンに対して虎をイメージベースとしている。 益荒男 マスターガンダム /暗黒卿 マスターガンダム- 創世の時代において神の資格を賭けて勇者ガンダムと争うも敗れた(この頃の姿のモチーフはマスラオ)。
- その後、勇者ガンダムへの復讐心により暗黒卿に堕ちて、力づくで神の座を奪おうとするも再度敗北。太陽に封印されるが、『黄金神話』にて復活。
- スダ・ドアカ十二神
- 同格の存在。前述の黄金神とバロックガン(サンボーン)に加え、単なる悪戯心でスダ・ドアカに手出しして聖機兵を作って飽きて放置した双子の神・創造を司る地融神イシュタと破壊を司る地烈神ガイアス、スダ・ドアカの基となる世界を作った最年長の神で龍使いの一族(龍の一族)を生み出した武闘神デュエルカイザー、十二神の武器を全て預かり神々の均衡を保つ役目をもつ渦流神ストリームカイザー、冥府を治める冥府神アルファハイデスの計七柱が判明している。いずれもリアル等身で、SDサイズのガンダムを核として存在しており、世界創出の力を持つ。
- 初代シャッフル
騎士団 - スダ・ドアカワールド守護のために黄金神によって、スカウトされ、結成された騎士団。神の加護でパワーアップした円卓~新SDまでの歴代主役ガンダム達(キングガンダムII世、バーサル騎士ゼフィランサス、
月光騎士 ネオガンダム、聖龍騎士ゼロガンダム)で構成されている。 - ジムヘンソンJr.
- かつてサタンガンダムが彼との約束を果たすために「サンタガンダム」として降臨し、クリスマスプレゼントとして、邪悪な意思が祓われた後のザクレロキャットを渡した。その後、成長した彼は神に選ばれた戦士の証であるガンダムマスクを得ている。
- 創造神RX-78
- スペリオルドラゴンを含むスダ・ドアカ十二神の生みの親。外見は「瞳」もないリアル体型の初代ガンダムそのもの。この創造神が自らの姿に似せて創ったのが十二神であるため、十二神も神として活動する際はそれぞれリアル形態となる。
関連キャラクター
黄金神本人、及びその一部。
- グラディエータガンダムエクシア / 勇者ガンダム
- 創世の時代における操者。彼が操者になる前に纏っていた武具は後の三種の神器となった。モチーフはガンダムエクシア(一部にエクシアの前世代機のガンダムアストレア(type-F含む))。聖杯に選ばれて双頭龍との最終試練に挑んだ際には、聖杯の力で体力マックス化されておりトランザムのように赤く発光していた(なお、試練を乗り越えた際に龍から名を尋ねられたがその時の名乗りは…)。後に黄金神スペリオルドラゴン00としてバロックガンを倒したものの、核を失ったバロックガンの最後の力によって異次元に飛ばされ行方不明になる。
- 双頭龍 / 守護竜カイザーワイバーン / 暴竜
- 守護獣であり神としての肉体。二つの頭を持つ巨竜であり、スペリオルドラゴンと融合(スペリオルユナイト)することでリアル形態となる。黄金神話編では永らく眠っていた所を暗黒卿に操られてしまった。スペリオルドラゴンの魂を宿した者とも融合が可能で、魂2/10の力を持つ超光騎士バトルシャインと融合して暴竜神、魂10個全ての力が1つになった太陽騎士ゴッドガンダム&太陽機サンシャインメテオと融合して太陽神ゴッドカイザーになった。創世の時代の姿は黄金の鎧とも融合しておりアルヴァアロン&トーレがモチーフで、アルヴァアロン部分は電磁スピアを装備していた。
- 子龍 / 守護竜ドラゴンライザー / 幼竜
- 双頭龍を殺して黄金の鎧を得る試練にて、勇者ガンダムが試練より優先して命を救った子龍。その正体は神の核の一部たる守護獣であった。モチーフはオーライザー。聖戦で操手を失って核分解時に幼竜になって野生化、後に戦士ザクの騎竜になり、さらに武者頑駄無真悪参の悪の心と融合することでブラックドラゴン、ドラゴンべビー、ネオブラックドラゴンへと変遷していった。
武者頑駄無真悪参 - 「SD戦国伝」シリーズの武者。モチーフはガンダムMk-III。
- 武者八人衆の一人であったが銀の楯と銀狼剣を持ち出し出奔してしまい、その最中雷に打たれて姿を消してしまう。
- これは黄金神による召喚であり、バロックガンとの戦いで操者を失った黄金神は新たなる操者として彼を選んだのだが、古代神の妨害によって善と悪の心に分裂してしまう。そして善の心が転生し騎士ガンダムに、悪の心が黄金神の肉体である飛竜と融合しサタンガンダムになった。
- なお、彼の不在で武者八人衆は七人衆になり、宿敵闇皇帝との戦いで使うはずだった二代目頑駄無大将軍の光の力を増幅する「八紘の陣」を展開できなくなり、二代目が自身を犠牲にしての特攻するしか方法はなかった。ちなみに、闇皇帝と出会ったバーサル騎士ガンダムが戦いを挑み、融合して金色の変な姿になってしまう4コマ漫画あり。
- スペリオルドラゴンとして融合した後は真悪参としての記憶も回復し、かつての自分が行った過ちを悔いているようで、武者世界に銀の楯と銀狼剣を返却するために降臨している。
- 子孫に頑駄無真駆参がおり、真駆参が
結晶鳳凰 (大将軍を任命する権限を持つ天宮の守護獣)によって一時的に大将軍となった際の姿はスペリオルドラゴンを彷彿とさせるものとなっている[7]。 - 騎士ガンダム / バーサル騎士ガンダム
- 武者頑駄無真悪参の善の心が黄金神の意志により転生した姿。誤解されやすいが、現行の設定では騎士ガンダムはその誕生に黄金神の意志が介入しているのであって、騎士ガンダム自身はスペリオルドラゴンの片割れではない(ただし、前述のようにスペリオルドラゴンの設定は変遷しており、ややこしいが旧設定においては間違いではない)。
- 魔王サタンガンダム / ブラックドラゴン / ネオブラックドラゴン
- 分裂した自身の片割れ。武者頑駄無真悪参の悪の心が、飛竜と化していた自身の肉体と融合した姿。
- 守護幻獣エクスワイバリオン / 大幻獣ソーラワイブレイカー / 大幻獣ソーラドラゴブレイカー
- EX形態の鎧(アルガス騎士団の魂)が4つのアルガス神器に導かれて分離して変化した姿。龍槍剣エクスレイカーという武器にも変身できる。アルガス騎士団の魂を転生させたとき大幻獣エクスワイバリオンとして存続させ、スペリオルカイザーZが旅立つ際に新たな神サンボーンの補佐役を任せた。
- 騎士アルフガンダム
- 『SDガンダム列伝ガンダム
騎士団 』に登場した見習い騎士。見習いであるにも拘らず、他のナイトガンダムの装備を使いこなすことができる。その正体はスペリオルドラゴンのかつての操手であった勇者ガンダムの転生体であった。戦いの末にスペリオルドラゴンに酷似した姿となった。後付けによりダブルオークアンタがモチーフになった[8]。
他作品との人間関係
- 武者頑駄無、コマンドガンダム
- かつて騎士ガンダムだった頃に異世界で共に戦った戦友。X-Ωにてバーサル騎士GP01の夢の中で姿を現した際に「友を頼む」と言うなど神となってからも武者とコマンドとの友情を忘れる事はなく、武者とコマンドもまたスペリオルドラゴンの正体を見抜き、別れ際に「姿は違えど、再び会えて嬉しかった」と声をかけておりその友情が変わる事はなかった。
- ジスペル
- バーサル騎士ガンダムたちとの会話の中で一つの世界を創造した神と認めており、自分と同じ領域に来れば現在の生命に先はないことも理解できると同意を求めるかのように語られたが、バーサル騎士ガンダムたちからは黄金の神は人々を守護し見守る存在であり、ジスペルとは違う存在だと真っ向から否定されてしまう。
名台詞
- 「光が…おれに…つげている…!バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴン 心をひとつにして悪をたおせ!と われはスペリオルドラゴンなり!」
- 漫画版にて。
スパロボシリーズの名台詞
- 「うおおおおおあぁぁぁっ!!」
- 攻撃時のセリフ。上記のようにOVAでは誕生後は無言のままだったので、これはれっきとしたスパロボオリジナルである(OVAでも続編ではちゃんと喋っているが)。
余談
- 略すと「SD」となる。
- 横井画伯によると「初登場はSDVであり、強いものとして黄金の3つ首龍とSガンダムを組み合わせた」との事。
- 闇の皇帝ジークジオンがゴジラの要素も入っている事を考えると、「黄金の3つ首龍」はゴジラの宿敵であるキングギドラと思われる。
- 顔こそSガンダムとは違いガンダム顔だが、公式書籍によると「このあたり(頭部横)にSガンダムの名残が残っている」らしい。恐らくSガンダムの頬の板状パーツの名残と思われる。
- ラフデザインではSガンダムと同じΖ顔のものも存在する。
- 『元祖SDガンダム』シリーズでも発売はバーサル騎士ガンダムどころかフルアーマー騎士ガンダムより先だった(ただしSガンダムよりは後)。このおかげで『キャプテンガンダム』同梱の催促ビデオでは騎士ガンダムにスペリオルドラゴンが呼び出されるというとんでもないことが起きた。
- 大本となったのは『機動戦士Ζガンダム』のテレビ放映以前に、雑誌「コミックボンボン」で行なわれていたオリジナルガンダムコンテストでのイラストであり、当初から『SDガンダム外伝』本編の登場人物だったわけではない。登場当時はまだSガンダムは存在しておらず、原型の騎士スペリオルドラゴンに特定のモチーフはない。
- 『SDガンダム外伝』を含むSDV以降のスペリオルドラゴンはSガンダムがモチーフと明言されている。バックパックと胴体がSガンダムとほぼ同じ形状をしており、細部も似た部分が多い。
- 騎士ガンダム=スペリオルドラゴンを演じた松本保典氏は後に金色のMSに乗り込む人物を演じる事になったため、ファンの間ではネタにされている。
- SFCソフト『SDガンダム外伝2 円卓の騎士』では本人は登場しないが、作中で未来世界に行った時に「ハイパースペリオルドラゴン」なるオリジナル形態のカードダスが登場する(なおHPは?????)。
- スペリオルドラゴンEXに酷似している姿であり、円卓の騎士の時代から未来で手に入るという事も合わせると原案ないし没案だと思われる。
- 『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』において、スペリオルカイザーが登場した。
脚注
- ↑ カードダス版の設定上はMP26000のジークジオンに対して、HP15000のスペリオルドラゴンはそのままでは対抗できず、騎士シャアがサイコゴーレムの水晶でMPを半減させることで倒せる事になっている。OVA版と『元祖!SDガンダム』ではスペリオルドラゴン覚醒までの間に騎士シャアがこれで時間稼ぎを行っていたのでそれで倒せるようになったという解釈と思われる。
- ↑ 『円卓の騎士編』のみ、スペリオルドラゴンの存在は一切触れられていない。
- ↑ そもそも『アルガス騎士団』の時点で、スペリオルドラゴンは『SDガンダム外伝』本編には登場しないと明言されていた(余談の項に記述したようにスペリオルドラゴンの原案はすでに発表されている)。つまり初登場からして後付けである。
- ↑ 横井孝二の漫画『元祖!SDガンダム』における表記。また、ほしの竜一氏の漫画では「光の竜」と呼ばれていた。
- ↑ 【第六回】戸澗のSDガンダム30周年奮闘記(特別編!)SDガンダム外伝30周年記念「横井画伯インタビュー」
- ↑ 【スパクロ】『SDガンダムシリーズ』から“武者頑駄無”が参戦(オオチP情報局#30)
- ↑ もう少し詳しく言うと、スペリオルドラゴンの竜の意匠を鳳凰に変更したうえで武者風にした姿になっている
- ↑ 元々モチーフのないオリジナルデザインだったが、その時点で顔がクアンタに似ていた(正確に言うと、後から発表されたクアンタが騎士アルフ似の顔だった)。
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