ブローウェルカスタム

2017年2月25日 (土) 12:55時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版

概要

フェイルロード王子の側近であるケビン・オールトが、量産機・ブローウェルをカスタマイズした真紅の機体。

カスタマイズの一言では片付けられないほどの大幅なパワーアップが施されており(オールト曰く「魔装機神にも遅れを取らない」、プレシア曰く「ディアブロよりも強いなんてずるい」)、ゲーム中でも屈指の強敵。なお、Bクラス魔装機のヒエラルキーはかなり広大であるため、プレシアの台詞を真剣に受け取る必要はない(新暦4959年11月の段階で、Bクラスのファルクやジャオームですら旧式扱いにされるも、ディアブロは旧式扱いを受けていない)。

これを量産できれば春秋戦争でラングランはあそこまで苦戦しなかったであろうが、将軍が資金をつぎ込んでエリアル王国製のパーツを使い、自身の知識を最大限に活かして改造した結果の機体なので残念ながら量産性は最悪と思われる。

ムックでは「一部将校が特別に改造を施したブローウェル」の存在が示唆されており、別種のカスタム機がまだラングラン軍にあるのかもしれない。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
フェイルの搭乗するデュラクシールと共に登場する。見た目は普通のブローウェルと同じだが機体性能の大幅な強化に加え、ビーム吸収まで備えている。ただし武装が通常のブローウェルと同じで火力が低い。
パイロットのオールト将軍が2回行動可能な事もあり厄介極まりない強敵だが、勝利条件は「デュラクシールの撃墜」なので無理に本機を倒す必要はない。
ちなみにイベントでオールトが登場した際は通常のブローウェルに乗っているので、その後で改造された模様。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
新たに真紅の専用カラーを手に入れた。さらに武装も通常のブローウェルよりも高威力になっており厄介な敵となった。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
旧シリーズとは違い、敵としてだけでなくオールトがイベントで登場した際にも本機に搭乗している(能力も閲覧可能)。「地上人召喚事件」で約1年ぶりに戦線投入された当時のディアブロを上回る出力量を計測したことから、Bクラス魔装機の領域に相当する模様。「ビーム吸収」は当然の如く完備。……「なぜその状態でシュテドニアス軍に劣勢になる」と不思議がるユーザーも多いが、Bクラス程度、超魔装機ですらない事も考えれば自然な成り行きといえる(というより、こいつ一機だけではどうしようもなかったと見るのが自然だろう)。
ゲームバランスは『EX』とも違うため、敵専用ステータスが適用され攻撃力だけが味方のブローウェルより低い(敵ブローウェルよりは高い)という形となった。「マサキの章」の頃よりは若干戦いやすい相手となっている。
また、その魔改造のためにオールトは多額の資金、エリアル王国製の部品、ブローウェルの全てを知り尽くした自身の知識を糸目を付けず注ぎ込んだことが明らかになった。将軍には余程の愛着があったのだろう。

装備・機能

武装・必殺武器

プラズマソード
接近戦用の武装。武器としては普通なのでそれほど脅威ではない。
パルスレーザー
掌のなかに内蔵された中距離用の武装。「リニアレールガン」があるので使用頻度は少ない。
カロリックミサイル
中距離用の武装。こちらも使用頻度は少ない。肩部の装甲板内にミサイルコンテナがある。
リニアレールガン
長射程を誇る単装式の大砲。他の魔装機に配備された「レールガン」よりも射程が短かったのも過去(EX)の話。『OG』では射程2-7とBクラス魔装機の射程平均値とほぼ互角。相変わらず厄介な武器である。
対空ミサイル
本機の中で最も攻撃力の高い武装。『第2次OG』では空SのALL武器。ついでに地上の敵にも打ち込めるように調整されているが、もちろん適応値は最悪のCである(陸・海・宙)。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
ビーム吸収
ブローウェルカスタムと言えばこれ。本来ヴォルクルスを始めとするごく一部の強敵だけが持つ能力であり、たかが量産機にこれは有り得ないと驚愕したプレイヤーは数多い。
第2次OG攻略本(電撃)に「強固な装甲材が用いられ、特殊な防御装置も搭載されており、その堅牢さは特筆に値する」という記載があり、この「特殊な防御装置」がビーム吸収能力を備えているのだと思われる。 

移動タイプ

飛行能力までは備わっていない。

サイズ

M

関連機体

量産型ゲシュペンストMk-II改
伸ばした方向性こそ違うものの、「パイロットの熱意により強化改造を施され、試作を超える性能を手に入れた量産機」という点においては良く似ている。