概要
グラン・ネイドルの前部中央に格納されている制御ユニット。
他機と同じく人型で、火器の類は一切装備しておらず、グラン・ネイドルとファクターである菅原マサキをリンクするだけの存在だが、戦闘力はラインバレルに劣らない。
特徴的なのは後頭部から伸びる八本の髪の毛状のケーブルで、これはグラン・ネイドルとの接続に使われる。単独の武装として「エリミネーター」という大剣を装備。
「NAKED」は「裸」を意味し、本機がグラン・ネイドルの核であることを暗示している。モチーフは日本神話に登場する怪物「八岐大蛇」。
原作漫画版
「マキナ狩り」をしていた加藤久嵩と石神邦生の前に現れたマキナの一機。ツクヨミとスサノオの連携に追い詰められ、グラン・ネイドルと合体しようとするも阻止・鹵獲される。この時中にいたのが幼少期のマサキ。
アニメ版ほどの強さはさすがになく、「自衛手段を備えた制御ユニット」と言った扱い。
アニメ版
セントラルの技術力により、本来ラインバレル固有の能力である「ファクターを乗せたままの高速連続転送」、つまり「オーバーライド」を実装している。マサキの操縦能力によってスペックをフルに引き出され、ラインバレル mode-Cと激闘を繰り広げたものの敗北。最終的に巨大マキナと融合して戦ったが、撃墜された。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 原作通りマサキ機として「正義のために」「鋼鉄の華」に登場。運動性が高い上に、グラン・ネイドルの外装部分を外した機体のはずなのにHPや装甲はこちらの方が圧倒的に上(HPに至ってはグラン・ネイドルの約4倍)。おまけに分身(オーバーライド)を持つため、命中があっても技量が無いと攻撃が中々当たらない。その他の性能もMAP兵器を持たないことを除けばこちらの方が優秀。格闘武器ばかりだが、オーバーライドは射程が長い上マサキの命中が高く、迂闊に近寄るとズタズタにされる。
- NPCのmode-Cはネイキッド目掛けて「覚醒」で突っ込むため、下手をすると詰む。
- スーパーロボット大戦UX
- マサキ機として登場するが、今作では終盤に味方になることもあってかLのようなぶっ飛んだタフさはなく、むしろ敵のボスクラスの中ではかなり打たれ弱い部類。オールキャンセラーを持たず射程も短いため、敵としてはあまり怖くない。
- その一方で味方としては癖がなく使いやすい機体に仕上がっている。HPは低めで装甲もマキナの平均値程度だが、機体の装甲ボーナスとマキナにはお約束の自己修復、それに加えてマサキの防御が高く鉄壁も使えることからこの形態でもそこそこ頑丈。運動性も高いので総合的には十分なサバイバビリティを持つ。さらに機体ボーナスで格闘武器の攻撃力が上がるため攻撃面ではグラン・ネイドルに引けをとらない。グラン・ネイドルの武装が使いにくいと感じたら即分離するのもいい。また、実は本作唯一の無消費武器持ち。よって、強化が十分なら無双も可能。マサキに連続ターゲット補正無効をつけておけば安全性が高まる。
装備・機能
武装・必殺武器
- エリミネーター
- 単独かつ唯一の武装たる大剣。柄が存在せず、刃に直接ハンドルを取りつけたような形状をしている。
- UXではすべての武器で唯一の無消費武器。
- エリミネーター連続攻撃
- UXでオーバーライドの代わりに実装。威力の割にEN消費が多いが、ENを使う武器はこれしか無いので全ENをつぎ込める。
- オーバーライド
- 高速連続転送によって攻撃する。ラインバレルと異なり、転送ごとに攻撃することはない。
- 命中ダウンの効果を持つ。
特殊能力
UXではファクターの効果で、ダメージを受けた時、ステータス画面の「活性率」に応じた割合で即座にHPが回復する。
移動タイプ
サイズ
- M
機体ボーナス
対決・名場面
- 対ラインバレル
- 一戦目はグラン・ネイドルから分離しての迎撃であり事実上の痛み分け。二戦目はペインキラー覚醒時の黄泉平坂での戦いであるが、スペックでは劣るにも拘わらずマサキの技量により完全に浩一を圧倒(というか適当にあしらってまともに相手をしなかった)。結局、この時は覚醒したペインキラーの乱入で水入りとなった。
関連機体
- グラン・ネイドル
- 本機のコア。