ブルー・ジェット
ブルー・ジェット(Blue Jet)
- 登場作品
- マシンロボ クロノスの大逆襲
- マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ(未参戦)
- レイナ剣狼伝説(未参戦)
- 声優:大滝進矢
- 種族:マシンロボ(ジェット族)
- 性別:男
- 所属:ジェット族
- 年齢:推定15歳
- 身長:210cm
- 体重:2.5t
ジェット族の剣士で、ジェット族族長の息子。その名の通り、ジェット機に変形する事が出来る。その身のこなしはジェット族最速。
ロムやドリルと同じく、キライの下で修行をし、キライより天空心剣(こちらが正確。真剣ではない。)を伝授されている。 ロム達一行の中ではクールな二枚目的存在で、仲間や美女のピンチに颯爽と現れる。その上かなりの切れ者で、ロムの参謀として活躍する事も多かった。名前に「ブルー(Blue)」とついているが、全身の大部分は赤。そもそも「Bluejet」とは大気中の放電現象の事なので別に間違いではない。
内蔵武器は腰に収納された刀のみで、様々な奥義が繰り出される。ブレイザーカノンは原作中盤から登場した追加武装で、ロッド・ドリルの物と名前は一緒だが、ジェットのカノンは収束エネルギー砲となっている。
TVシリーズから続くOVA作品『レイナ剣狼伝説』(未参戦)では素顔が登場しており、上述の性格通りに二枚目の美形、しかも髪は青い。
技名の表記は「心剣」が正しいが、ゲーム上は「真剣」表記で通されている。この原因は原作44話のサブタイトルであり、しかもシナリオ題名を書いたのは園田氏である。これが元で「天空真剣」の表記が浸透しており、正しく表記された雑誌は「てれびくん」と「アニメディア」のみである。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 初登場。他のマシンロボ系同様出入りが激しく、本格参戦は終盤。パイロットとしては格闘、技量、反応、回避が非常に高い。必修精神コマンドは加速、集中、覚醒。しかし、熱血を習得するパターンが2パターンしかないのが欠点。機体としては高い運動性と移動力が魅力。反面、攻撃力が物足りないの欠点。使うのであれば、パーツスロット3なのでV-UPユニットをつけて攻撃力アップするといい。飛行形態に変形すると運動性と移動力がさらに上昇する。しかし、武器が低威力のバルカンのみとなるため移動時だけに使用するのが無難。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- パイロットとしては、自慢の回避が大幅に下げられてしまいパワーダウン。精神コマンドの傾向は第2部同様。機体としては移動力が1下がったが、運動性と攻撃力が向上した。総合的には強くなっている。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 声が付いた。また、グローバインの説得に関わる為、ドリルと違って目立っている。単独の中断メッセージまである。C2では熱血を習得する可能性が低く悩まされたが、本作では確実に熱血、魂を習得するようになったため爆発力が一気に上昇。機体としては、ロムとの合体攻撃が追加された。この2点により、攻撃力がかなり向上している。また本作でもパーツスロット3のためV-UPユニットの恩恵を受けられる。
- なお、顔グラが縦に長過ぎるため、ジェット自身の戦闘アニメが顔グラで隠れてしまうというあんまりにもあんまりな弊害が起きていた。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- ロムや他の仲間と同様、スポット参戦を経て仲間になる。機体性能や合体攻撃の性能の面で、ロッド・ドリルよりも使い勝手が良い。ジェット族最速の名の通り、驚異的な運動性と移動力を持ち、切り込み・囮役に最適。インファイトを養成で習得させると、攻撃力と移動力の向上の両面で役に立つ。鋼斬りがなくなったため、雑魚戦はENを計画的に使わないと肝心な時にガス欠を起こしてしまいがち。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 刀
- 腰に収納された刀。これを用い天空真剣の技を繰り出す。
- バルカン
- 飛行形態時の武装。重ね鎌鼬でも斬撃前の牽制として使用する。
- ブレイザーカノン
- 原作後半で登場した手持ち式のエネルギー砲。本人曰く、「銃は、あまり趣味ではないんだがな」。
- 初参戦のCOMPACT2第2部以外では飛行形態でも使用可能。
天空真剣
- 天空真剣・燕返し
- 刀をブーメランのように投げつける技。
- EN消費をするが「鋼斬り」より射程が長い。下記も含め技名は誤表記である。
- 天空真剣・鋼斬り
- 素早く接近し、跳びあがって斬りつける技。
- EN消費なしで使用できる。MXでは不採用。
- 天空真剣・木の葉落とし
- 投げた刀が急降下し、相手を貫く。
- 射程の長い格闘武器。COMPACT2では本機の最強武器であった。
- 天空真剣・鎌鼬
- すれ違いざまに一瞬で繰り出す抜刀術。
- IMPACT以降のシリーズにて実装。本機の最強武器となっている。
合体攻撃
- 天空真剣奥義・重ね鎌鼬
- ロム・ストールのケンリュウ及びバイカンフーとの合体攻撃。相手を挟み撃ちにするように、二人で鎌鼬を仕掛ける。IMPACTより実装されたスパロボオリジナルの合体攻撃。MXでは夕日の荒野を背景として召喚する。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- S
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘、技量、回避に長ける。回避は初参戦時は自軍最高の高さであった。回避力に長ける分、防御が低い。
精神コマンド
ジェット族最速の男ということで、加速、集中などを覚える傾向にある。
- IMPACT
- 加速、突撃、集中、熱血、見切り、魂
- 意外と便利なのが「突撃」。本作では移動後不可の重ね鎌鼬には必須だが、長射程武器の木の葉落としとも相性がいい。
- MX
- 加速、不屈、集中、熱血、気合、友情
特殊技能(特殊スキル)
参戦当初より援護攻撃Lvが高い傾向にあった。IMPACT以降からはカウンターを持つため、反撃時の被弾率がさらに下がった。
パイロットBGM
人間関係
他作品との人間関係
スーパー系
ガンダムシリーズ
名台詞
- 「ジェェェェェェェット!!」
- 彼を代表する決め台詞。戦闘で気合を込める時や、必殺技の締め、果ては去り際など、シチュエーションを選ばずに使われる。
この台詞は最初、ジェット役を担当した大滝進矢氏がアドリブで叫んだものだったが、好評だったので、そのまま決め台詞になった。 - 「確かに、こいつは強い。俺は殺られるかも知れん…しかし俺が一太刀でも浴びせる事が出来れば、後はロム達が何とかしてくれる筈だ」
「ルリィさん、男には独りで征かねばならぬ時が有るのです」 - 第13話で1対1の決闘を望むグローバインからの挑戦を受け、ルリィからの制止を振り切り対決の場へと赴く。
- 「違う…それは違うぞグローバイン! 戦士の仕事は、平和を守る為に戦う事だ!」
- 「戦いそのものが戦士の仕事」と語るグローバインに戦士の本分を説くが、彼からは「奇麗事」と一蹴される。
- (あばよ、ルリィ。俺はジメジメした別れは嫌いだぜ)
- 最終回ラストで自身の旅立ちを見送るルリィに背を向け、冷淡に呟いたモノローグ。だが…。
- 「ルリィ―――ッ!!」
- ルリィの絶叫に呼応するかの如く彼女の名を叫ぶが、ジェットを乗せたシャトルは既にクロノス星から遠ざかっていた…。
迷台詞
- 「その台詞は、俺が先に言いたかったのォ! 元祖、ジェェェェェェェット!!」
- 第41話でジェット族の戦士を率いてギャンドラー空戦部隊を迎撃する直前、仲間達に決め台詞を奪われて不平を漏らす。直前まで普段どおりクールに決めていただけに、若干スネ気味に上述の台詞を発するシーンとのギャップが凄い。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「また、つまらん物を斬ったか…」
- 鎌鼬を使った後の台詞。
- 元ネタは漫画『ルパン三世』の登場人物である石川五右衛門の決め台詞である。
- 「斬り捨て御免!!」
- ロムとの合体攻撃である重ね鎌鼬を使った後の台詞。
- 恐らく元ネタは、かつて放送された中村吉右衛門氏主演のテレビ時代劇『斬り捨て御免!!』である。
COMPACTシリーズ
- 「コロニーの次は小惑星か。つくづくイベントには困らん星だな、地球は」
- 『IMPACT』第2部宇宙激震篇第29話「明日への勇気」より。「星の屑作戦」阻止を成功させたものの植物惑星が動きを見せ始めた事で、連鎖する地球の危機に対し皮肉を漏らす。
- 「欲望に染まり、真実を見失った者は…斬らねばならん、か」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第20話「復讐鬼たち」より。サイボーグとして復活したギル・バーグに対して。
- 「行ったり来たりで大変だったんだぜ? 労いの言葉くらい掛けてもらいたいな」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第22話「ただ地球の平和のために」より。スカルムーン基地に駆け付けた際、ドモンから参上の遅さを指摘された事に対する返答。
- 「仕方ないな。ま、住めば都という言葉もある」
- 『IMPACT』エンディングより。ノイ・レジセイアを撃破してもアインスト空間から脱出できない状況に皆が騒然とする中、ひとり冷静に上述の台詞を発する。幾ら何でも達観しすぎであり、レイナからもお咎めを頂戴する。
MX(PORTABLE)
- 「奴はただの機械…与えられた命令を実行するだけの存在…人の心など、理解出来るはずも無い」
- 第39話(『PORTABLE』では第40話)「終局への螺旋階段」より。人間の戦う意思の源となる、「守るべきもの」の意味が理解出来ない螺旋城の主を、同じ機械生命体でありながら心を持ったジェットが厳しく断じる。
- 「フッ、そいつはどうかな? お前達の常識が、あの二人に通用すると思わない方がいいぜ」
- 第42話(『PORTABLE』では第43話)「神よ、百鬼のために泣け」に於ける百鬼帝国との最終決戦で、科学要塞島内部へ侵入したロムとドモンの実力を知らぬが故に、2人を愚弄したブライ大帝の無知ぶりを逆に冷笑する。ブライも相手が悪すぎたと言えよう。
- 「フン…油断させておいて後で裏切るのが関の山だろう。それがあんたの手だからな」
- 第54話(『PORTABLE』では第55話)「遙か久遠の彼」より。EVA量産機戦で、アルベロがマグネイト・テンに対して共闘を申し出た際、アルベロと一緒に同乗していたエルデに対して、痛烈に非難していた。事実、EVA量産機が全滅した後の場面でジェットが示唆した通りの展開になってしまう。
余談
- サングラスの形状がクワトロ・バジーナのそれとそっくりであり、アンソロジーコミックでも度々ネタにされている。
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