ブリタイ・クリダニク

2016年1月14日 (木) 01:32時点における天世 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎名台詞)

ブリタイ・クリダニク / ブリタイ7018(Vrlitwhai Kridanik)

マクロスを追跡・調査しているゼントラーディ軍の艦隊司令官。劇場版では「ブリタイ7018」という名前となっている。

地球人の容姿に近いが、隻眼で、頭部の右半分は金属製のカバーに覆われている。真空中を無装備で活動できる程の強靭な体を持ち、バルキリーと格闘できるほどの戦闘力も持っている。

マクロスとの戦いで、カルチャーショックを受け、初めての感覚に困惑する。

TV版では、マクロスとの接触などにより影響を受け、なおかつボドル・ザーより文化に汚染されたとして消去対象となった為、離反することを決意。

劇場版では若干デザインが変更され、禿頭で肌が緑色となりややグロテスクな要素が増えたが、それでも副官のエキセドル・フォルモ に比べるとTV版とイメージ的には大きくかけ離れてはいない。

マクロスを運用しているのが敵対しているメルトランディではなく地球人というマイクローンであること、さらに男女が共に生活していることが判明し、衝撃を受ける。その後はミンメイとの接触の中で徐々に文化へ目覚めていき、『冗談』を口にしエキセドルを驚かせた。

後にボドルザーがマクロスもろともメルトランディ艦隊を撃滅することを決め、機動要塞の主砲攻撃により数万の友軍艦隊ごとメルトランディの機動要塞を撃沈するといった行為に反感を募らせて行き、最終的にはミンメイの歌「愛・おぼえていますか」を聞いたことで真に文化の素晴らしさと重要性に目覚め、最終決戦の最中に艦隊ごとマクロスへの援護に転じた。この時のブリタイの思いと呼びかけに大勢のゼントラーディ、生き残りのメルトランディが共感し団結。共にマクロスを援護する。そしてボドル機動要塞との交戦中、艦を中破擱座させられながらも艦首主砲発射を果たし機動要塞の装甲を貫き、マクロスのために要塞内部への突入口を開く。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
劇場版設定で登場。戦うのは一度きりで会話シーンでの登場の方が多く、DVEも結構用意されている。原作通り最終的にはSDF側に着いてボドルザーと対峙する。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
新規EDルートでは68話から自軍に正式加入する。ブリタイ艦の強さも合わせて文句なしに自軍最強の艦長といえるが使える期間は限りなく短い。
第3次スーパーロボット大戦α
本作ではNPC。第2次α(封印戦争)時にはノリコらトップ部隊と共にはぐれゼントラーディと太陽系外円で戦闘を繰り広げていた。第3次α(銀河大戦)時にはプロトデビルンの主力艦隊を引き付け、バルマー側のクロスゲート防衛、ブラックホール爆弾防衛とαナンバーズの縁の下の力持ちとして活躍した。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

α
根性気合信頼熱血激励友情
α for Dc
加速、気合、信頼、必中、激励、友情

特殊技能(特殊スキル)

α
底力

人間関係

エキセドル・フォルモ / エキセドル4970
副官。
カムジン・クラヴシェラ / カムジン03350
部下。
リン・ミンメイ
劇場版では、彼女から「冗談」を教わる。

他作品との人間関係

マクシミリアン・ジーナス
原作ではTV版・劇場版とも直接絡む事は無かったが、第3次αでは艦長としての「天才マックス」の手腕に期待を寄せていた。
タシロタツミ
第3次αでモニター越しとは言え、旧くからの戦友のように熱く語り合う。

名台詞

「私も、マイクローンになってみたい…」
エキセドルに対して言った「冗談」。
「お前らとは作りが違う」
TV版にて。自分の艦で暴れていた達のバルキリーとの生身での格闘戦に勝利し、バルキリー破壊の際の爆風に巻き込まれて吹っ飛んで倒れた彼を心配して駆け寄ってきた部下達に対して、何事もなかったようにこう言った。
ここまでにバルキリーと生身で対決してパイプで頭を砕き、装甲を素手で引っぺがし、真空中に放り出されても平気、爆風を受けてもほぼ無傷と言う、輝の言葉を借りれば「バケモノかよ!」なブリタイがしっかり描写されており、ゼントラーディの艦隊指揮官クラスは相当な肉体の強化を受けている事を視聴者に教えてくれる。
「ダークー?ダークーとは何だ?」
「うぉーーーー」
「お前達は男と女でそのようなデカルチャー(恐ろしい事)をしておるのか」
「キースー?キースーというものをしてみろ」
「うぉおおおおお…キースー…おおお!」
劇場版で「抱く」「キス」を目の当たりにしたときのリアクション。そう言う事に免疫の無い彼等にとっては衝撃的な恐ろしい行動の様である。なお、この前にエキセドルが「子作り(彼等曰く「製造」)」の事も聞いているが、「ヤックデカルチャー(なんとも恐ろしい事)」らしい。
ブリタイ7018「不思議だ…。この歌。ずっと昔に聞いたような気がする。何故だ?」
エキセドル4970「解りました。我々の遺伝子提供者達のカールチューン(文化)が呼び覚まされているのです」
ブリタイ7018「何?」
エキセドル4970「50万周期の時を超えて…」
ブリタイ7018「我々にも…文化が蘇るのか…?」
劇場版にてリン・ミンメイの歌「愛・おぼえていますか」を聴いた直後のエキセドルとのやり取り。初めて聞いた筈にも関わらず、聞き覚えがある歌に戸惑うブリタイに、エキセドルは「50万年前に忘れていた文化を思い出そうとしている」と返答する。これを聞いたブリタイは自らに文化が目覚めた事を確信し、そして…
ブリタイ7018「ジム・ゼム・イン・バン(7018)アドクラス艦隊よりマクロスへ、これより貴艦を援護する」
グローバル「援護…?」
未沙「えっ!?」
エキセドル4970「プロトカルチャーの文化を失うわけにはまいりません」
ブリタイ7018「リン・ミンメイの歌を聞く全ての者に告げる。我らの敵はただ一つ。ゴルグ・ボドルザーを倒し、再び文化を取り戻すのだ!」
先述のセリフの後、基幹艦隊の集中砲火でボロボロになったマクロスに加勢し、戦場にてミンメイの歌を聴き戸惑っていたゼントラン・メルトラン全てに告げるように放った台詞。ブリタイの感情に連動するかのように、装着していた鎧のクリスタル状のパーツは強い輝きを放った。
これを機に、ゼントラン・メルトランの両陣営から次々とマクロスの機動要塞への進撃に加勢する戦艦やバトルポッドが現れ、戦況は一気に変化した。
またミンメイも、自分の歌がゼントランやメルトランに通じた事に思わず顔を綻ばせた。
作中屈指の名場面である。
αでは上記の台詞と併せてDVEとなっている。

スパロボシリーズの名台詞

「…聞こえるか、タシロ提督!こちらは宇宙の色が見えない!」
「敵が7分に黒が3分…わかったな、敵が7分に黒が3分だ!」
『第3次α』第59話「果てしなき流れの果てに」より。宇宙怪獣の流れを現した台詞。岡本喜八の映画「激動の昭和史 沖縄決戦」のもじり。

対決・名場面

対バルキリー(マックス柿崎機)
TV版にて描かれた異色の戦い。マクロスのレーダー不調もあり偵察機に乗って出た未沙を首尾良く捕獲し、調査の為に自艦に連れて来させたが護衛に付いて居た輝達も未沙を追って艦を破壊して潜入してきた為、憤怒のあまり唸りながら自ら駆け足で鎮圧に向かう。
この時の三人のバルキリーは既に弾薬類が尽きており、突然現れたブリタイに対して格闘戦を挑む事に。マックスが機転を利かせて外壁に開けた穴からブリタイを宇宙へと放り出す事に成功。勝利したかに思われたが、真空中でも生存出来るブリタイはしばらくして艦の外から再び現れて襲いかかり、手にしていたパイプで柿崎機のバルキリーの頭部を粉砕し、行動不能に陥れる。真空中に放り出されても死なないブリタイの姿に輝とマックスはただただ驚愕。再度格闘戦を挑むが、輝はついに追い詰められて装甲を素手で剥がされバルキリーを破壊され、緊急脱出するも彼に捕まってしまう(この時にマックスは外へと一旦離脱している)。輝のバルキリーを壊した際にはその爆風に巻き込まれるが、ブリタイはほぼ無傷であった。
ちなみにいつまでも真空中で生存出来るわけではなく、大丈夫なのはあくまで数分程度、との事。

搭乗機体

ノプティ・バガニス
ゼントラーディ艦隊指揮艦で、ブリタイ艦隊の旗艦。劇中では「ブリタイ艦」と呼ばれることが多い。