惣流・アスカ・ラングレー
惣流・アスカ・ラングレー(Soryu Asuka Langley)
- 登場作品
- 声優:宮村優子
- 種族:地球人(日本人とドイツ人の血を引くクォーター)
- 性別:女
- 生年月日:2001年12月4日
- 年齢:14歳
- 身長:144cm
- 星座:いて座
- 血液型:A型
- 髪色:ブロンド
- 瞳色:青
- 出身:ドイツ
- 学歴:大学専攻
- 職業:中学2年生、EVA弐号機パイロット(セカンドチルドレン)
- 所属:特務機関NERV
- 好きなもの:TVゲーム
- 嫌いなもの:破廉恥な男
- キャラクターデザイン:貞本義行
マルドゥック機関が選出したセカンドチルドレンで、EVA弐号機のパイロット。ドイツでEVAのパイロットとしての訓練を受け、14歳にして大学を卒業した天才少女。
幼い頃、母に顧みてもらえなかったことから、EVAに乗って敵に勝つことで自己の存在意義を築こうとしていた。
第13使徒バルディエル、第14使徒ゼルエルに敗れ、シンジ(初号機)がその両方を倒したことで、プライドが崩壊し、シンクロ率が低下してしまう。
後がないと悟ったアスカは第15使徒アラエル(スパロボ未登場)に対してフォワードで出撃するが、アラエルの精神攻撃を受け、とうとうEVA操縦不能になってしまう。
第16使徒アルミサエル戦では先に出撃したレイのピンチを救う為、バックアップとして出撃したが、まったく動かす事は出来ずにすぐに戻された。
自分の存在意義を失ったアスカは、ある出来事を機に自我崩壊を起こして植物人間状態になってしまう。
劇場版においては戦略自衛隊の攻撃から身を守るため、植物人間状態で取り敢えず弐号機に乗せられるが、発見されてしまい総攻撃を受けた。だが、眠りの中で弐号機に封じられていた『母』の存在に気づき、「母は自分を捨ててなどいなくて自分を見てくれていた」という想いを柱に復活を遂げる。しかし、それは幼児退行とも言える偽りの再生でもあり、一種の精神崩壊状態であったとも言える。その後A.T.フィールドを操って戦略自衛隊を壊滅させ、EVA量産機9機を戦闘不能とするが、蘇った1機の攻撃により弐号機は沈黙。その後撃破した量産型が全機再起動し、神経接続がカットされてない弐号機を…。それによりアスカも死んだものと思っていたが生きており、第15使徒アラエルで暴かれたシンジへの激しい愛憎から精神世界でシンジと修羅場を演じた後、劇場版のラストで碇シンジと戯れるが…
新劇場版のアスカは式波・アスカ・ラングレーを参照。
スパロボシリーズにおいて
スパロボにおいてはシンジと同様ストーリーでの存在感はあり、特にその強気な言動が目立つが、その為に他の版権キャラクター(特に男キャラ)と揉めたりする事が多い。だがその分原作よりも他人との交流が多くなり、シンジと同様に精神的な成長を遂げる。特に第3次αではそれが強く感じられる。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初参戦作品。挑発持ちのEVAパイロットのため、ボスユニットを引きずり出し要員として重宝する。天才とされているキャラクターだが、あくまで努力によるものとしてユング・フロイトとは違って天才技能を持たない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- EVAパイロットの中では最も能力が高いのだが、必中及び集中を持たないため次第に攻撃が当てづらくなっていく。シンクロ率による命中率、回避率の補正があるので運動性を強化すれば通常のリアル系よりは当てて避ける事ができる。ただし、シンクロ率の伸びではシンジには敵わず、扱い易さではシンジ&初号機に劣るので、主力として使っていくには愛が必要。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- Fから続投のEVAパイロットの中で唯一音声の新規収録が行われた。Fとは違い必中を覚え、シンクロ率が個別成長しなくなったため使い勝手は大幅にアップ。ただし、ほかのEVAパイロット同様に二回行動可能レベルがほぼ不可能レベルになってしまった。終盤EVA弐号機に強力な武器が追加されるためボス戦もこなせる。劇場版同様に精神崩壊を起こして後に復活するが、その際の相手はティターンズ。
ここではアスカ一人で戦うが例えアスカが育っていなくてもまずゲームオーバーになる事はないほど相手は弱く、一気に一軍になれるほどレベルが上がる。
余談だがMS形態のアッシマーが見れるのはこのMAPだけ。なお、そのマップでも1度倒した量産機が復活しピンチに追い込まれるがそこはスパロボ。原作の鬱展開を熱い展開に変えてくれた。本作から待望の必中持ちのため、主力で使うことも可能。
作中では原作通りに強気で挑発的な発言が目立ち、他のキャラクターとの衝突も多いのだが、アスカフラグなる物が存在し、フラグを立てるとややおとなしくなる。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- PS版からの能力はなし。弐号機に初号機との合体攻撃が追加されたためシンジと運用するのが望ましい。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 会話から「αの後、シンジと一緒に暮らしていた」事が発覚。なお、自信満々な態度は相変わらずだが、バルマー戦役の頃のような他者を無闇に見下したり蔑んだ言動は成りを潜めている。αに参戦していて彼らの事を知っているメンバーには大いに驚かれていた。また、シンジやミサトと同様に『機動戦士ガンダムSEED』のキャラと絡む場面が多く、キラを昔のシンジそっくりと評したりフレイの考えを見透かしたりしている。精神コマンドはかなり戦闘に優れており、直感や魂といったエース級のものを所持している。
Scramble Commanderシリーズ
単独作品
パイロットステータスの傾向
能力値
格闘が高く、射撃も低くなく格闘と射撃武器を持つEVAにふさわしいと言える能力。EVAパイロットの中では総合的な数値では最も優秀であることが多い。ただし、自機がA.T.フィールド持ちのせいか防御は低い。
また、Fではシンクロ率が個別に伸びがレイよりは伸びるが、原作を意識してかシンジとの差は成長するにつれ広がるばかりであった。
精神コマンド
必中、ひらめき、気合とアスカはスーパー系向きのコマンドを修得する傾向にある。努力を重ねた天才だからか、必ずと言っていいほど努力を修得する。また、魂も修得するため、シンジと並んで一撃重さも持ち合わせている。 Fではボスを誘い出す挑発が有効だったが、当時必中がなかったため次第に使いづらくなっていった。
特殊技能(特殊スキル)
MXにてリベンジを修得し、鉄壁のA.T.フィールドで守り威力の高い反撃を行えた。第3次αではカウンター修得。いずれもアスカらしいものである。
小隊長能力
MXで修得したリベンジの代わりのような小隊長能力で設定されている。
- 第3次α
- 反撃時の攻撃力+20%
人間関係
- 加持リョウジ
- 憧れの人。彼の死が追いつめらていたアスカの止めに。『新劇場版』では興味なし。
- 洞木ヒカリ
- 友人。崩壊の兆しを見せるアスカに優しい言葉を掛けるが救いにはならなかった。
- 碇シンジ
- 同居人1。意外に間もない頃から彼に対して内心惹かれていたが、愛憎入り乱れ複雑かつ強い感情に。その壮絶な想いと彼のアスカへの異性感情には温度差が…。SRWでは異性として意識する所もときに見せる概ねツンデレ的態度。『新劇場版』もこれに近い感じ。
- 葛城ミサト
- 同居人2。表面上は仲良くするも、あまり好きではないと本心を吐露する。加持との復縁後はその気持ちが強くなった模様。『新劇場版』では素直にアドバイスを受ける姉的存在に改善されている。
- 綾波レイ
- もともと気に入らない存在で、さらにシンジとの関係を邪推、嫉妬もあり一方的に敵視。『新劇場版』では関係が改善されている。
他作品との人間関係
F・αの甲児やMXのケーン達Dチーム等、とかく同世代の男性キャラに対しては挑発的な言動が多く、口喧嘩になる事が多い。反面、同世代の女性キャラとは比較的良好なイメージが強い。
スーパー系
- 兜甲児
- ケンカ友達。Fやαにおいては良くケンカ騒ぎを起こしつつも、何だかんだで波長の合うコンビ振りを見せ付けるが、一方でαではシンクロ率低下の八つ当たりとして、マジンガーZを初対面時以上に口汚く罵るというジョークでは済まされないトラブルを生み、甲児の静かなる怒気に気圧されるという深刻な事態をも招く。だが、この遣り取りが有ったからこそEVA弐号機最大の危機に駆け付けた彼の言動が、より熱さを増したとも言える。ちなみに、この後の第3次αも絡みが多い。
- 剣鉄也、流竜馬
- MXではギルギルガンへの対処を巡って勃発した彼らの確執に呆れるも、戦闘を経ていつの間にか和解している様に唖然としていた。
- 弓さやか、南原ちずる、桜野マリ
- 年齢が近く、同性であることもあってか、仲良くなることが多い。第3次αでの再会時、シンジとの同棲生活に於ける愚痴を熱く語るが、初心な彼女達には刺激が強すぎたようである。
- ボス、ヌケ、ムチャ
- MXでは彼らの事もシンジ達やDチームに続いて3バカトリオ扱いしていた。
- 暗黒大将軍
- F完結編にて彼を格好の事などで馬鹿にした。
- ひびき洸
- SCやMXでは初対面時に彼に子供だと言われて「そっちも子供じゃない」と言い返す。
- 葵豹馬
- アスカにとっては思考の読み易い相手のようで、第3次αでは彼のボケを先手を打って潰している。また、その鈍感振りにも呆れ果てている様子。
- 剛健一
- αにて父親を救出できなかった事を悔やむ彼に対して不用意な発言をしてしまい、激しい怒りを買った。
- 三輪防人、塞臥
- MXでは三輪の指揮によるNERV攻撃の際、半ば廃人状態だったところをEVA弐号機もろとも彼らに殺されそうになるが、復活して彼らを返り討ちにする。
- ユウキ・コスモ
- 第3次αでは惑星キャラルにてキッチンと会っている為出撃に遅れる彼を(本人の居ない場面で)「鳥の巣頭」呼ばわりして怒った。何気に同作で彼を「鳥の巣頭」呼ばわりしたのはアスカだけ。
- イムホフ・カーシャ
- 第3次αにて彼女とは初対面時にいきなり口論になるが、その様子は京四郎やサンシローからは「また賑やかなメンバーが増えた」と微笑ましく思われていた。
- ユング・フロイト
- αではアドバイスをしてくれることも。ある意味、彼女は精神が成熟しきったアスカともいえる存在である。ちなみに、ユングを演じた声優の川村万梨阿氏は、本編でアスカの母親である惣流・キョウコ・ツェッペリンを演じている。
- 紫東恵
- MXにおける同年代の友人。彼女を「メグ」の愛称で呼ぶ。
- ロム・ストール
- MXでは最大の窮地を彼に救われる。当然口上もあった。ちなみに彼の口調を真似してガンダムファイターを非現実と馬鹿にする場面も。
- 出雲銀河
- MXの終盤に自身のシンクロ率の低下に苛立っていたところを彼に気遣われるが、アスカは彼に八つ当たりして理不尽な怒りをぶつけてしまう。
- 鳥飼守
- MXでは彼が放ったビバーチェによって、精神的な大ダメージを受ける。
- パルパレーパ
- 第3次αでは、三重連太陽系のレプリ地球で彼のパレッス粒子にやられ、戦う意思を奪われてしまう。
ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- Fでは、甲児と喧嘩していた時に彼に諭される。
- ブライト・ノア
- αにてリーンホースで使徒を倒した彼にはさすがに驚愕していた。
- デュオ・マックスウェル
- 甲児とよく似た関係。4コマ漫画ではよく彼か甲児のどちらかがつるんでる。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 第3次αでは色々とウマが合い、すぐに友人同士になった。アスランとの仲の事で彼女を冷やかす場面も。
- キラ・ヤマト
- 第3次αでは彼を「昔のシンジそっくり」と評する。
- フレイ・アルスター
- 一部アスカとの共通点を持つ人物。第3次αでは彼女の身勝手極まりない考えを見透かし、彼女を激しく非難する。ちなみに原作設定ではフレイの方が一つ年上だが、第3次αでのアスカは初登場から2年が経過し16歳になっているため、フレイよりも年上である。
- ミリアリア・ハウ
- 第3次αではアスランが恋人のトールの仇である事を知りながらも、涙ながらに怨恨を捨てようとする彼女に対して、その心根の強さを認めた。
リアル系
- ケーン・ワカバ、タップ・オセアノ、ライト・ニューマン
- MXは甲児が『UFOロボ グレンダイザー』設定で、精神的な成長をしている為に彼らDチームの3人が新しいケンカ相手となっている。
バンプレストオリジナル
名台詞
旧世紀版
- 「あんた、バカぁ?」
- アスカがシンジに言う「決まり文句」。彼女を象徴する台詞。
- 「チャ~ンス!」
- 第6使徒ガギエルが襲来した時の台詞。
- 「間の抜けた顔がムカつくのよ!」
- 第14使徒ゼルエルの戦闘台詞。第3次αでは、最終ボスのケイサル・エフェスの戦闘台詞でもある。
- 「なんであんたがそこにいるのよ!何にもしない。私を助けてくれない。抱きしめてもくれないくせに!」
- 第15使徒アラエルの精神攻撃中、心中のシンジへの台詞。回想シーン交えて、シンジへの不器用なアプローチや屈折した想いが明かされる台詞。
- 「アンビリカルケーブルが無くったって、こちとらには1万2000枚の特殊装甲と…A.T.フィールドがあるんだからっ!」
- 戦略自衛隊と戦ったときのセリフ。なおαではティターンズ相手に言うDVEである。
- 「そのニヤケ面、ぶっ潰してやるから!」
- EVA量産機の戦闘台詞。上と同じく、最終ボスのケイサル・エフェスの戦闘台詞でもある。
- 「殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる… 殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…」
- 量産機にズタズタに弐号機がやられた直後の台詞。
- 「あんたが全部私のものにならないなら、私何もいらない」
- 旧劇場版の精神世界でシンジに対する台詞。彼への独占的な想いを集約した台詞であるが、シンジ側の感情は非常に曖昧であり、逃げ場にされた事実はアスカを傷つけて…。
- 「気持ち悪い…」
- 旧劇場版のラストの台詞。この台詞と共に、旧エヴァの物語は完結を迎える…。普通に考えれば、ネガティブな意味と取れるセリフだが、シンジの望んだ世界を端的に現した言葉でもあり、どう判断するかはその人次第である。
迷台詞
- 「ぬぁによこれぇー!?パンティー丸見えじゃない!」
「おまけに、胸のぽっちりまで形くっきり、色もはっきり透けて見えてるじゃなーい!」 - 旧劇場版一作目と同時期に発売されたCD『NEON GENESIS EVANGELION ADDITION』に収録されたサウンドドラマ「終局の続き(仮題)」において。同作は「エヴァの登場人物は演じられたものである」という架空の前提のもと、急遽決まった第2期に備えたアイディアを主要メンバーが出し合う…といういわゆる楽屋ネタ集である。その中の一つ、お色気を押し出すために用意された「プラグギャル」用のスーツに対するコメントがこれ。当時はただのネタで済んでいたが、新劇場版『破』におけるアスカはほぼ上記の特徴をもつスーツを着ることになる…。
スパロボシリーズの名台詞
- 「さ、さすがに元ホワイトベースの艦長ね…」
- αにてリーンホースJr.で使徒を倒したブライトの姿を目の当たりにして。これにはさすがの彼女も驚愕していた。
- 「…そんなのわかってるわよ」
「私が言いたいのは戦いを人に押しつけて隠れるような連中に守る価値があるのかってことよ」 - αの終盤で自分達が地球側から厄介者扱いされている状況に対して、不満を口にしていたところを竜馬に「人から礼を言われるために戦っているわけじゃない」と諭された際に彼女が返した反論。
- 「あ、一つ言っとくけど…私がお風呂に入ってる時、のぞいたら…」
「鼻血、4メートルぐらい吹き上がるわよ」 - MX序盤、部隊内で『覗き魔』のレッテルを貼られたケーンへの牽制。彼はこの言葉の意味を「裸体の艶かしさを見て吹き出す」のか、「制裁を受けて吹き出す」のか、捉えあぐねていた。
- 「『努力根性のセカンドレッド、惣流・アスカ・ラングレー様とその忠実なるしもべ達』よ!」
- 甲児発案の恒例ネタ『兜甲児と愉快な仲間達』を鼻で笑い、自信満々に発した部隊名。周囲のリアクションに、アスカは「冗談に決まってるでしょ!」と弁明するが…。
- 「バ、バカ…!あ…あんた達、バカばっかりよ…っ!」
- MXの終盤に最大の窮地をロムとDチームに救われた際に、かっこよく見得を切るDチームに対して。実にツンデレ。ミナトはこの台詞を懐かしんだ。
- 「はい、そこ!泥船って言わない!」
「あんたのツッコミなんかお見通しよ」 - 第3次α序盤より。豹馬のボケを速攻で潰した瞬間。
- 「何にもしてない女に文句を言われる筋合いなんてないわよ!」
「あんた、守ってもらうだけで済むと思ってんじゃないでしょうね!?」 - 第3次αにて。フレイの身勝手極まりない態度に激怒し、彼女に対してぶつけた非難の言葉。散々被害者面して身勝手な事を喚き、思い上がった態度をとる彼女の態度に激しい嫌悪を見せる。立場こそ違えど、彼女の態度にまだ未熟だった頃の自分の姿が重なって見えたからこそ、尚更嫌悪感を隠しきれなかったのかもしれない(上述の発言の直前、フレイの態度に腹を立てたアスカに対してデュオが「…他人のこと言えなかったりして」と発言している)。
- 「ふ~ん…敵の弾は避けられても、女の子のビンタは避けられないんだ?」
- 第3次αでカガリにビンタされたキラに対して。
- 「…あんた、強いのね。見直したわ」
- 第3次αのオーブ戦直後、アスランが仲間に加わった際に、彼が恋人の仇でありながらも悲しみを押し殺し、涙ながらに怨恨を捨て、彼を仲間として受け入れようとするミリアリアに対して。こうした気遣いの言葉も、アスカの成長の表れと言える。アスカのこの気遣いの言葉に、ミリアリアは一層涙を流す…。
- 「あんたねえ…周りにおだてられて自分だけが強くなったと思ってない…!?」
「あんただけじゃなくあたしだって、あの戦いを勝ち抜いてきたんだからね!」 - 隙を突いて初号機に襲い掛かるアルミサエルから、A.T.フィールドを発動させてシンジを守った際の台詞。アスカの言う通り、バルマー戦役は2人の成長を心身ともに大きく促した。
- 「あたし達だってわからないわよ。どうせ、助けてもらうためのハッタリでしょうけどね」
- 第3次αの中盤でシンジから、ザフトの捕虜になっていたフレイがナタルに保護された事とその時に彼女が「戦争を終わらせる鍵を持っている」と喋っていた事を聞かされた時の反応。言葉の節々にフレイへの嫌悪感も滲み出ている。この時点では「戦争を終わらせる鍵」の意味を知らなかったにせよ、本作におけるフレイは多くの他作品の面々から冷遇されていることが窺える。
- 「ファーストが笑うなんてね…フフ…」
- 第3次αでのゲペルニッチとの最終決戦に於ける戦闘前会話。バサラの『TRY AGAIN』に笑みを洩らすレイにつられて発し、3人がお互いの表情を見て穏やかに笑いあうという、原作では有り得なかったシチュエーションが展開する。
- 「この馬鹿が戦わないなら、あたしがやる…!あたしがあいつらを叩き潰してやる!」
「ここで負けたまま引き下がったら、あたしの生きる意味が無いもの!!」 - 第3次α終盤での対EVA量産機戦で戦意を喪失したシンジを押しのけ、傷ついた身体に鞭打って初号機へ搭乗しようとした際に叫ぶ存在意義。アスカのプライドとミサトの言葉に触発され、シンジは戦場へと戻るが…。
スパロボシリーズの迷台詞
ある意味、最もアスカらしさが発揮される瞬間ではあるが、時には度が過ぎて深刻な事態を招く事も…それもまた、彼女らしいと言えなくもないが。
- 「なにそれ? ばっかみたい」
- Fにて甲児がシンジに戦う理由を問われた際に「カッコイイからだ」と答えたが、それを馬鹿にした台詞。当然口喧嘩となる。
- 「なによあれ?いくらなんでも非常識よっ!」
- 同じくFにて。東方不敗が素手で機械獣を倒したのを見て。何故かDVEである。
- 「マジンガーZ?私のEVAに比べると大したことない機体ね」
- αより。Fと同様に甲児との口喧嘩に発展するが、それ以上にスーパーロボットオタクであるリュウセイの方が怒ってしまう。後のMXでは一転、元祖スーパーロボットとしての存在感に一目おいている節が有る。
- 「何も無い所からロボットは出てくるわ宇宙から来たくせに関西弁を喋る奴はいるわ…」
「人それをイロモノって言うのよ。あの手の奴はガンダムファイターだけで充分だってのに」 - MXではクロノス族や東方不敗以外のガンダムファイターも、アスカ的「非常識」の範疇に入った。因みに、後の百鬼帝国との決戦では生身で敵地へ突入した神隼人も、「非常識」メンツの一員に加えられている。
- 「戦闘中にいきなり金色に光ったりするのが、イロモノ以外の何だってのよ!」
- 上述の遣り取りの後、サイ・サイシーへ放った揶揄。確かに非常識ではあるが金色に光る機体はモビルファイターのみに留まらないので、完全に偏見である。スーパーロボットのそれはどちらかというと燃えの演出が多いし。
- 「はいは~い、ベガ先生!先鋒はシンジ君がいいと思います!」
「そりゃもう、こういうのは成績優秀、勇猛果敢…シンクロ率ナンバーワンの殿方の仕事でしょう?それともシンちゃん…自身ないのかなぁ?」 - シンクロ率の測定結果に負けた腹いせにシンジを挑発するのだがこれが修羅場の始まりだった。
- 「…なんにしても悪いのは独断専行、作戦無視のあの2人、まったく自業自得もいいとこよのね?」
「特にシンジはさっきのテストでちょ~っといい結果が出たからって、お手本を見せてやるぅ?」
「ハハン、とんだお調子者だわ」 - 意気込んだシンジは綾人とともにMUに挑んだが初号機ごと取り込まれてしまい行方不明になってしまう。無論周囲の仲間は2人の安否を心配するのだが、当のアスカは2人を罵倒しつつへらへら笑うばかりで反感を買うのだが…。
- 「うるさいわね!あんただって、輪をかけたお調子者のくせに!」
「バカシンジと綾人は、あんたやリョーコみたいな連中に影響されてあんなドジ踏んだのよ!」
「ちょっとぐらい反省したら!?」 - 「そんな言い方は無いだろ」とケーンが喰ってかかるのだがアスカは逆ギレ。そして自己保身を図りつつ責任を擦り付けた発言にはリョーコまでもが切れた。
商品情報