ガンダム・センチネル

2014年7月31日 (木) 21:01時点における119.239.36.140 (トーク)による版

概要

機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』と同時代を背景とする、もう一つのガンダムの物語。モデルグラフィックス誌に掲載された、模型とショートストーリー(と設定と解説と非登場機の模型)からなる作品である(小説化、別冊ムック化がされている)。

1996年には掲載紙の『モデルグラフィックス』を編集しているアートボックスと、当時バンプレストの親会社でプラモデルを発売していたバンダイとの間で、ガレージキットのイベント販売を巡りトラブルが発生。その際に、アートボックス側は本作について一定の権利を有していることを主張したものの、翌年にはガンダムシリーズの版権は「創通エージェンシー・サンライズ」のもということで落ち着いている。

ストーリー

宇宙世紀0088年1月25日、ティターンズの掲げる「地上至上主義」に共感する地球連邦軍教導団の一部将校が武装蜂起した。教導団の根拠地である小惑星ペズンを制圧した彼らは、「ニューディサイズ」と名乗り、地球連邦に対し徹底抗戦を宣言した……

登場人物・メカ

人物はスパロボには未登場。

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

Sガンダム(変形形態:Gクルーザー)
Ζプロジェクトの一環として作られた試作機。ムーバブル・フレームを最大限活用した構造を持つ。「スペリオル・ガンダム」と読む。パーツを取り付けたり外したりで、幾つかのバリエーションがある。なお、本来はこの状態ではGクルーザーへの変形は出来ない。
Ex-Sガンダム(変形形態:Gクルーザー(Ex-S))
Sガンダムに各種パーツを取り付けたもの(厳密には、Gクルーザーという巡航形態を取るためのパーツ)。「イクスェス・ガンダム」と読む。

登場作と扱われ方

直接機体が登場したのは『第4次』と移植作の『第4次S』のみ。『第4次』発売後に上記のトラブルが発生した影響(バンダイは当時バンプレストの親会社)かどうかは不明だが、『全スーパーロボット大戦電視大百科』では本作に関わる資料が収録されなかった。その後は機体が没データに存在している作品が存在するものの、結局本編には一切登場していない(未参戦作品/一覧も参照のこと)。2011年7月にはゲームアーカイブスにおいて『第4次S』の配信が開始されている。

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
リアル系主人公を選んだ場合にSガンダムを入手でき、ルート次第でEx-Sガンダムに強化される。強化パーツではALICEが登場。
スーパーロボット大戦Fスーパーロボット大戦F完結編
リメイクに伴い没となった他の要素と共に、SガンダムEx-Sガンダムの没データも存在する。グラフィックは元となった画は同じだが、本作用に新たに書き直されている

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
バーザムのデザインが『機動戦士Ζガンダム』のものではなく『センチネル』のものになっている。
またSガンダム、Sガンダム(ブースター)、Ex-Sガンダム、Ζプラス、Ζプラス(アムロ機)、FAZZ、ゼク・アイン、ゼク・ツヴァイ、ガンダムMK-V、ゾディ・アックの没データが、新規書き起こしのグラフィックと共に存在する。
連邦軍だけではなくニューディサイズの機体も存在していることから、本作に『SDガンダム GGENERATION-F』の要素を引き継いで参戦した『機動戦士クロスボーン・ガンダム』と同じ形式で参戦予定だったのかもしれない。
第3次スーパーロボット大戦α
データを流用したためか『第2次α』と同じ没データが存在する。

用語

ニューディサイズ
地球連邦軍教導団の内、ティターンズの掲げる「地上至上主義」に共鳴した将校達の一団。元々教導団だけに、MS戦闘・運用において、他の部隊に対し一日の長がある。
α任務部隊
ニューディサイズ討伐の為に編成された部隊。少数精鋭とは名ばかりの、不採用となった試作機と未習熟のスタッフで構成された部隊であった。ただ、規格外性能の試作機も使っているので戦闘力自体はそれほど低くない。

メモ

  • 幕末および戊辰戦争(新撰組)をモデルにしていることは有名。リョウ・ルーツは坂本龍馬、トッシュ・クレイは土方歳三、ブレイブ・コッドは近藤勇とされており、ここら辺の設定は『銀河烈風バクシンガー』と通ずる部分がある。

商品情報

ガンダム・センチネル

bk1 - GUNDAM SENTINEL

ガンダム・センチネル Aliceの懺悔

bk1 - ガンダム・センチネル Aliceの懺悔

ガンダム・センチネルRPG

資料リンク