イザーク・ジュール

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イザーク・ジュール(Yzak Jule)

機動戦士ガンダムSEED

クルーゼ隊の一員。プラント最高評議会議員のエザリア・ジュールを母に持つ。

ヘリオポリスで奪取したデュエルのパイロットになる。アスランライバル心を抱いている。高圧的で勝気な性格で、事ある毎にアスランと衝突していた反面、ニコルが戦死した時は嘆き悲しむ等仲間思いな一面もある。

キラの乗るストライクの攻撃で顔に傷を負った事でストライクを憎悪し、執拗に狙うようになるものの、悉く辛酸を舐めさせられる(SEED世界の医療技術であれば顔の傷は消せるのだが、屈辱を忘れないために傷を残していた。SEED DESTINYでは過去を振り切った象徴として、この傷を消している)。

ニコルの死と同時期にアスランとディアッカがMIA(戦闘中行方不明)になるも、アスランとは程無く再会を果たす。この時、ネビュラ勲章を授与され、特務隊として新たな任務に付く為にプラントへ帰還するアスランに対して、『今度は俺が部下にしてやる。それまで死ぬんじゃないぞ』と、不器用な彼らしい激励の言葉を送った。

ナチュラルを蔑視していたが、オペレーション・スピットブレイク、パナマ攻略戦、コロニー・メンデルにおいて、死んだと思われていたディアッカとの再会と対話を経て、戦争の大局を見据える目を開眼させると同時に、ナチュラルに対する蔑視の言動も無くなっている。小説版ではこの辺りのイザークの考えの変化が細かく描かれており、プラントを守る為にあえてアスランやディアッカと違う道を進む事を選ぶ。

第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてはジュール隊の隊長となるが、母エザリアの配慮から後方部隊に配置された。その結果、キラやアスランと共にプラントを核攻撃から守る最終防衛線として活躍する。
悪役と設定されていたためか、物語開始当初は威勢はいいがチームメイトのアスランには事ある毎に突っ掛かり、キラに敗退を繰り返す(更に彼の目の前で後述の凶事を犯す)など、嫌味な一面が強調されており、SEED版のジェリドとでもいうようなキャラだった。イザーク役を担当した関智一氏の熱演や、女性ファンからの人気により、最後までそれなりの活躍をするキャラクターに出世したのは有名な逸話である。

意外なことに趣味は民俗学という設定があるが、一部のゲームを除き、この設定が使われる事は少ない。没シナリオではこの設定を生かした「オーブ潜入時に御守りを買い、それを仲間たちに渡す」というシチュエーションもあった。このシナリオは後に彼が率いる『ジュール隊』の隊員に御守りを渡すという形で採り上げられている。

ビームサーベルしか決定打にならない相手であるフォビドゥンを、アサルトシュラウドを盾に突撃し、ビームサーベルで撃破するという功績を挙げている。他にも、薬物の副作用により半ば暴走していたレイダーを、バスターの武装を借りて撃墜し、地球連合軍核攻撃部隊であるピースメーカー隊の旗艦ドゥーリットルを撃沈するという戦果を挙げている。SEEDを発動した状態でフリーダムガンダムに乗っていたキラですら苦戦していた3機の新型Gの内の2機を撃破した事により、ファンからは『作中で最も強いパイロット』を推す声も少なくない。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 

『DESTINY』では白服に昇格。前作終了後は一時政界にいたが、ジュール隊に復帰。また、前作で誤って民間人を殺してしまった件については前作終盤の活躍とデュランダルの取り成しのおかげで刑を受けずにすんだ…といっても、劇中の描写だとイザークの責任を問えるものだったかは微妙だが。スラッシュザクファントムで奪取されたセカンドステージのMS相手に互角以上の戦いを見せる。後半からは白いグフイグナイテッドに搭乗。ディアッカがいるせいか、この頃は近接戦闘装備を選んでいる。彼もまた徐々にデュランダルの方針に疑問を抱くようになり、最終的にはディアッカと共にキラ達に協力した。その後は政界に復帰した。

小説版ではイザークの心境がかなり細かく描かれており、アスランの脱走を知ってデュランダルへの疑念を隠そうとしないディアッカに対して、「ヤツは脱走者だ。この状況で俺達が騒いでどうする!」と本心ではデュランダルを疑いながらも、ジュール隊を預かる隊長という立場上(しかも、かつてアスランと共にザフトと敵対した経緯があるディアッカをメンバーにしている)は大きな動きを取れない苦しい位置を強いられていることを吐露している。

なお、2作続けて近接戦闘向きの機体を操っているが、士官アカデミーの成績によると生身のイザークは射撃の方が得意分野である。しかし漫画では卒業前の合同シミュレーションで「男なら剣だろうが!」という発言もしている。

スパロボシリーズにおいて

どの作品でも仲間になるが、原作でキラ側の味方になるのが遅かったためか、正式に仲間に加わるのが中盤で原作再現が終わるK以外は常に終盤であるのが痛い。おまけにディアッカは無条件で仲間になるのに対し、イザークは条件付きであることが多い。
能力自体は携帯機のSEEDチームではキラアスランシンに次ぎ、カナードと対等の能力と……と、明らかに優遇されているのだが、参戦の遅さが彼の使い勝手に影響している点は否めない。また参戦がほぼ毎回原作シナリオ終了後のため原作でのフォビドゥンガンダムを撃墜する場面は今のところ第3次αを除けば自力再現が不可能となっている。なお、魂を覚える作品では絶対に必中を覚えないという特徴もある。本人の能力の高さの割りに搭乗できる機体がが他のMSに比べると火力不足という点も問題である。


原作では突撃戦法で高い戦果を挙げていたのが反映されてか、彼の搭乗機はいずれもP属性の武器が優秀である。特に、格闘武器の攻撃力が高く設定されている事が多い。

また、イザークを演じる関智一氏が演じたドモンの影響か、声優ネタが多いのが特徴。
ある意味ディアッカとは別の形で優遇されていると言える。

登場作品と役柄

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
セレーナ編の序盤と、ルートとフラグ、ディアッカの撃墜数次第で終盤で仲間になる。気性が荒い者同士、一時期ザフトにいた五飛と絡む場面が多い。仲間になる際に諸悪の元凶だったクルーゼと対峙し、キッパリと決別する。なお、キラから傷の事を謝られた。原作にあったシャトル撃墜のシーンは、イザークから一般兵へと変更されている(おそらく、後に仲間になった時に遺恨を残さない為だと思われる)。集中を覚えず、ド根性を覚えるという、スーパー系な精神コマンドが特徴。ちなみに、ディアッカがミリアリアの尻に敷かれてる事を「情けない」と思っていたりする。強力な小隊長能力「反撃時の攻撃力+20%」を生かすならラゴゥに乗せてやるといい。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
説得次第で専用のグフと共に仲間になる。仲間にならない場合はメサイア攻防戦でアスランのやり方を見ると言い残して撤退して出番が終わる。隊長としての責任もあるからか、精神コマンドが昔ほどスーパー系では無くなった。が、気合気迫が被っているのが痛い。また、α3などにあった大幅な改造引き継ぎもないために(機体と武器は3段階改造済み)仲間にしても倉庫番の事が多い。乗り換えインパルスガンダムに搭乗できる為、使うならこちらに乗せた方が良い。能力もほぼレイの上位互換といって差し支えない。パートナーであるディアッカは参戦しなかった事が悔やまれる。しかしながら終盤のみ仲間になる割には、SEEDキャラ(原作では殆ど絡まなかったシン、レイ、ルナマリアなど)への特殊援護台詞やシロッコやギンガナム、エーデルやジ・エーデルなどの他作品のボスキャラクターへの特殊戦闘台詞も割りとたくさん用意されているので存在感は薄くはない。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
シークレットエピローグでは再結成されたZEUTHに参加。小隊長として活躍させるつもりならインパルスに乗せると良い。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
終盤、種の決着面の最初でスポット参戦した後、本当にいつの間にか仲間になる。特に仲間になったとも言われないのに、次の話で何気なく会話に入ってて驚いたプレイヤーも多いと思われる。コーディネイター技能を持ち、能力も優秀。
スーパーロボット大戦W
声優ネタで何度もガンダムファイトに巻き込まれる。ルートとディアッカの説得、そしてフラグ次第で終盤ノイ・ヴェルターへ合流し仲間になる。仲間にしなかった場合は後でスポット参戦する。を持ち、コーディネイター技能を差し引いてもバランスの取れた高い能力を誇る(意外にもディアッカより射撃が高い上に、格闘も同値)……が、必中が無いという欠点がある。そのため育成するつもりなら命中を最優先に。初登場時は顔グラが傷無しのもので、しばらくすると傷有りに、EDでは再び傷無しの顔グラに変化する。
スーパーロボット大戦K
珍しく仲間になるのが早く、説得の有無に関わらず中盤で自軍参入。説得するとディアッカともどもその場で即仲間入りするが、強化パーツ資金のことを考えると撃墜した方がお得。専用グフは2段階改造済みだが、同じタイミングで手に入るハイネ機は3段階改造済みなのでちょっと見劣りする。能力的には結構良く、今回も魂を覚え、必中を覚えない。能力の高さを活かしてルナマリアからインパルスを奪うか、ムウからアカツキを奪うのも手である。白服という事もあってか、ザフトからの出向組の中では彼がザフトメンバーの代表をしていると思われる。
スーパーロボット大戦L
序盤、ユニウスセブン破砕の際に専用のザクに搭乗しスポット参戦する。その後はプラントの守備に就いていたのか相棒のディアッカと比べると出番は少ない。終盤原作同様の流れでLOTUSに合流する。今回は魂を覚えなくなったためパンチ力にかけるが、相変わらず能力はそのものは高く、さらに白服であることから指揮レベルが2まで上昇するためサポート役としては優秀。乗せる機体は前作同様インパルスでもいいが、格闘の高さを活かしてそのまま格闘ボーナスがある専用グフに乗せてもいいし、愛がある人ならかつての愛機デュエルに乗せてやってもいい。DESTINY名義での参戦でデュエルが手に入るのは現時点ではこの作品のみである。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
ディアッカ共々影が薄い。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

スーパー系に近い攻撃的な精神コマンドが最大の特徴で、他のSEED系があまり覚えない根性系・気合系の精神コマンドを習得する。

第3次α
熱血不屈ド根性必中気迫直撃
J
集中ひらめき闘志熱血ド根性気合
W
集中不屈ド根性熱血闘志
K
集中不屈根性熱血闘志
L
集中不屈闘志気迫熱血
Z
集中気合不屈熱血気迫

特殊技能(特殊スキル)

第3次α(セレーナルート序盤時)
底力L6、戦意高揚切り払いL3、気力+ (ダメージ)
第3次α
底力L6、戦意高揚切り払いL3、気力+ (ダメージ)援護攻撃L3
Z
底力L7、戦意高揚ブロッキング指揮官L3

小隊長能力(隊長効果)

第3次αではセレーナルート序盤のみ、能力が通常時よりもダウンしている。

反撃時の攻撃力+20%
第3次αZでのもの。
反撃時の攻撃力+10%
こちらは第3次αでのセレーナルート序盤限定版。

パイロットBGM

人間関係

機動戦士ガンダムSEED

エザリア・ジュール
母親。プラント最高評議会の議員。イザークの事を溺愛しており、第2次ヤキン・ドゥーエ宙域戦において、戦地に赴く息子の身を案じて後方に配置させた。SRW未登場。
ラウ・ル・クルーゼ
上官。『機動戦士ガンダムSEED』の黒幕であり、最終的には敵対関係になるが、原作では直接対決は無かった。スパロボでは直接対決の機会がある。
アスラン・ザラ
同僚かつライバルだが、ニコルの死後は不器用ながらも友情を示すように。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では自分達に相談もなしにデュランダルと戦う道を選んだアスランについて怒っていた(結局自分も協力するのだが)。
ディアッカ・エルスマン
同僚かつ親友。性格的に馬が合う。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、イザークは彼の為に裏で根回しをして、自分の隊の副官に任じた。とはいえSEEDでは同じ赤服だったのに、DESTINYではイザークは隊長クラスの白服、ディアッカは除隊後再入隊のためヒラの緑服に降格という格差に。
ニコル・アマルフィ
同僚。軽んじていたが、彼の死に涙し、激昂した。
ミゲル・アイマン
同僚。原作では死んだが、Wでは部下にする。
シホ・ハーネンフース
イザーク率いるジュール隊のメンバー。『SEED』及び『SEED DESTINY』にも登場しているが、喋らないので、完全な背景キャラ。イザークに好意を持っているらしい。イザークは彼女の戦い方を『鳳仙花のようだ』と評したが、ハーネンフース(Hahnenfuss)はドイツ語で「(ヨーロッパの)金鳳花」である。
アイザック・マウ
ジュール隊のメンバー。ザフトからのオブザーバーとしてマーシャンに同行し、隊を離れた。『SEED DESTINY』にも登場しているがシホと同じく背景キャラ。SRW未登場。
ラクス・クライン
本編での絡みはないが、小説版では彼女のファンの一人だという事が判明している。それ故に彼女が脱走した際には信じられないと考えていた。
キラ・ヤマト
顔に傷をつけた仇敵だが、最後は共闘する。
第3次αにおいてはキラから直接謝罪を受け、それに対して憎悪が氷解している事を伝える。Wではいずれ決着を付けたいと思ってるようだが、優柔不断なキラに発破をかける事も。
カガリ・ユラ・アスハ
第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で(結果的に)ナチュラルコーディネイターの壁を越え、危機を救った。その後顔見知りになったらしく、『SEED DESTINY』でイザークに反応する場面がある。
シャニ・アンドラス
最終決戦で彼のフォビドゥンを撃破。
クロト・ブエル
最終決戦でディアッカと共に彼のレイダーを撃破。
エル
彼女ら民間人が脱出艇に乗っているとは知らず、誤って殺害してしまう。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

シン・アスカ
原作ではあまり絡みは無かったが、Zではイザークが仲間に加わった後、彼の熱血ぶりに感心すると同時に驚く場面があった。
ハイネ・ヴェステンフルス
原作では絡みはなかったが、Lでは部下。尤もイザークはハイネ自身に指摘されるまで、彼に遠慮して敬語で話していた。

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY

ジャン・キャリー
パナマ攻防戦で戦っていたが、グングニールでジャンが戦闘不能になった際に見逃した。
ロウ・ギュール
デュオほどではないが、ガンダムファイトネタを振ってくる。原作でも彼と出会っているが、お互い覚えてはいない。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
第3次αでは、当初は彼と敵対しαナンバーズのエースという事から、打倒に執念を燃やす。
カミーユ・ビダン
第3次αでは、当初は彼と敵対し相手がナチュラル故に、憎悪を剥き出しにしたところニュータイプである彼から自分の心を感じ取られ、ナチュラルとコーディネイターの溝が簡単に埋まるものではないと痛感させられる。
パプテマス・シロッコ
Zにおける最大の敵の一人。戦闘の際にも専用の特殊台詞がある。
ドモン・カッシュ
中の人が同じ。Jにて一度だけ対戦前にガンダムファイトを申し込まれるが、絡みはこれだけ。
張五飛
第3次αにおいて、お互いに好戦的な性格である事から衝突し、ライバルになった。
ギム・ギンガナム
ZにてターンXに乗る彼に向かって「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」とを発言。これもガンダムファイトネタである。
ミハイル・コースト
Wでは部下。
スウェン・カル・バヤン
Kではブルーコスモスだった彼の部隊参加に難色を示す。とは言っても、「ブルーコスモスだった彼が自分達コーディネイターと共に戦う事が出来るのか」という点で難色を示しており、イザーク自身は共闘には肯定的だった。

リアル系

相良宗介
同じ声繋がりで頭部を破壊されそうになる。これもガンダムファイトネタである。

バンプレストオリジナル

セレーナ・レシタール
第3次αにおいて、ザフトに潜入した彼女を警戒していた。

名台詞

「痛い…痛い…痛い…!」
キラの反撃を受け、顔に傷を負わされた際の苦痛の叫び。この傷は彼の未熟さと屈辱の証として、彼の容姿のみならず、苛烈な性格の最大の特徴となった。とはいえ、真に深かったのは身体よりも精神的な傷のように見える。
「ストライクめぇ…アサルトシュラウドが貴様を撃つ!」
顔に傷を負った後、アサルトシュラウドを装備したデュエルに初めて乗り込んだ時の台詞。ただ残念なことに追加された武装は実弾オンリーなためストライクには効果が薄い。
「でないと傷が疼くだろうがぁあああ!」
戦場で自身に傷を負わしたストライクを探している時の台詞。
「逃げ出した腰抜け兵がぁ!!」
シャトル狙撃時の台詞。イザークは知らなかったが実際は兵士ではなく避難民を乗せたシャトルであり、キラが守り続けた少女・エルも搭乗していた。ストライクと交戦している最中の凶事の為、キラも目撃しており、彼に深い傷を残した(漫画版REではストライクを狙ったミサイルの流れ弾による誤射に変更されている)
「くそぉ!!くそっくそっくそっくそっくそ!くそぉぉ!!くそ!っこの!…」
「何故あいつが死ななきゃならない!こんなところで!ええ!?」
ニコルが死亡した後、更衣室で怒りをぶつけるイザークの台詞。この台詞の後にアスランとケンカになりかけるもディアッカの仲裁で落ち着きを取り戻し、ストライクへの復讐を涙ながらに誓うのだった。この様子から口ではニコルを臆病者と罵りながらも実際は大事な仲間として見ていたという、イザークの根底の優しさが垣間見える台詞と言える。
「今度は俺が部下にしてやる!…それまでに死ぬんじゃないぞ」
ストライク撃破の功績でFAITH(ただし当時はFAITHと言う名称はなく単にザフト軍特務隊)に認定され、隊を抜けることになったアスランに対してかけた言葉。ニコルが死に、ディアッカも行方不明だった状況でイザークがこれ以上仲間を失いたくなかった事が伺える。尤も、アスランもザフトを離れてしまうのだが…。
「動けない敵を撃って、何が面白い…」
パナマ戦にて、グングニールによってストライクダガーが動かなくなった連合軍に対して虐殺を始めた自軍に対して。上述の通り、シャトルを撃った彼自身にも当てはまる言葉だが、小説版ではこの発言の後、虐殺を行う友軍とストライクを追っていた頃の自分を重ねてしまい、コーディネイターの優位性に疑問視するきっかけとなった。
「くっ…そいつをよこせ!」
暴走しながら襲いかかってきたレイダーガンダムに対して、バスターガンダムの長射程狙撃ライフルを借りた時の台詞。
「こんなやつにぃぃっ!」
レイダーを撃墜した際の台詞。スペシャルエディションではプロヴィデンスと戦闘する前のバスターがレイダーを撃墜するため、この台詞を口にしない。
「うるさい!今は俺が隊長だ。命令するな!民間人があぁぁぁ!!」
DESTINY序盤、相変わらず口うるさいアスランに放った台詞。クルーゼ隊時代自身を差し置いてアスランが隊長に任命されたことをまだ根に持っているのかもしれない。
「あれは、ザフトの船だ!」
DESTINY終盤、大方の人が予想していたであろう離反。小説版ではこの台詞のフォローがなされており、イザークは生真面目な性分故にこういう大義名分を付けたとの事。また、ジュール隊の部下達を反逆者にしないための方便とする説もある。オマケにこの台詞以降目立った登場シーンはない。 

迷台詞

「どうせ俺の成績はアカデミーでは2番だし、母親はヒラの議員で、婚約者はいねぇよ!」
ドラマCD5巻にてディアッカにアスランの身分(アカデミー首席卒業で父親は国防委員長で婚約者はラクス・クライン)を言われた際に思わず突っかかる。アスランに対してのライバル心剥き出しの台詞(というより5巻全体に渡ってライバル心剥き出しである)。
「さっき取れたついでにしほにあげようかと思って持ってたんだ。」
ガンダムエース連載中の『SEED CLub 4こまえーす』の一説。卒業式恒例の第二ボタンの事で、その内容は文の通り。いつもの彼らしからぬ穏やかなセリフとなっている。
「我が流派東方不敗の、って違うわバカモノォ!」
ゲーム「SDガンダムGジェネレーション オーバーワールド」にてイザークをゴッドガンダムに乗せて爆熱ゴッドフィンガーを使った時のセリフで、声優ネタ

スパロボシリーズの名台詞

αシリーズ

「この戦いが一人の男によって操られていた事は聞いた…」
「決まっている! プラントの未来を一人の人間のエゴによって決められてたまるか!」
第3次αの終盤、ジェネシス内部での決戦に駆けつけて、クルーゼと対峙して。
「フン……この傷は以前の愚かな俺への戒めのようなものだ。全ての決着がついてから消すつもりだ」
第3次αの終盤、キラと初めて直接出会い、彼と和解して。

Zシリーズ

「ストライクだと!ええい、古傷がうずくようだ!」
Zの43話で、現れたストライクガンダム(実際はストライクルージュ)を目撃した時。
「自分が正しいと思うのなら、なぜ言葉でそれを語らない! 力で意志を通そうと言うのなら、こちらも力で当たるだけだ!!」
Zの終盤でアスランと戦闘した時の台詞。
「プラントと地球を引っ掻き回した女狐め!許さんぞ!」
Zにてエーデル・ベルナルとの戦闘台詞。
「ジ・エーデル!貴様を討たねばプラントに未来はない!!」
Zにてジ・エーデル・ベルナルとの戦闘台詞。

携帯機作品シリーズ

「モビルファイターごときで俺が止められるかぁぁぁーっ!!」
Jにて、ドモンと対決した時の台詞。所謂声優ネタ。
「くっ…!なぜ、こいつはこうも俺にG同士で戦わせたがるんだ!?」
Wでアラスカ戦にてまたしてもデュオにガンダムファイトを挑まれて。
「貴様!この俺にG同士のファイトを挑む気か!?」
Wでメンデル付近での戦闘で宗介に対して言った台詞。デュオやロウに散々ガンダムファイトを挑まれたせいか、とうとうイザークからこんなことを言い出すハメに。もちろんASはガンダムではないのでガンダムファイトとは言えない。しかも、宗介も律儀に「頭部」を破壊しようとする。
「…それにこの傷をつけてくれた男の帰還も見たいしな」
「俺はそれほど子供ではない。…あいつと決着をつけるのは全ての戦いが終わってからだ」
Wでノイ・ヴェルターに加わる際の台詞。
「クルーゼ隊長…いや、ラウ・ル・クルーゼ!プラントと地球の戦いを裏から操っていたお前は絶対に許さん!」
「その通りだ!この変わり始めている世界をお前の闇に包ませるものか!」
Wの終盤、クルーゼに対して。
「俺達の任務はザフトの援護だ」
「だから、ミネルバとエターナルの援護に入るんだ!あれはザフトの艦だからな!」
L第33話にて、LOTUSの援護に入る際のセリフ。実にイザークらしい物言いでディアッカも「全く、お前って奴は…」と零していた。
「デュエルとバスターもある。足手まといにはならんつもりだ。」
Lにて仲間になる際、デュエルとバスターの入手フラグを満たしているとこの台詞を言う。

搭乗機体

デュエルガンダム
ヘリオポリス内で強奪した4機のGのうちの1機。
デュエルガンダム アサルトシュラウド
キラの搭乗するエールストライクとの交戦によって損傷したデュエルに追加装甲『アサルトシュラウド』を装備させた機体。
スラッシュザクファントム (イザーク専用)
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』における最初の搭乗機。ザクファントムに近接戦闘用ウィザード『スラッシュウィザード』を装備した状態。カラーリングは青。
グフイグナイテッド (イザーク専用)
DESTINY後半の搭乗機。量産機だが、パーソナルカラーである白にカラーリングしている。近接戦闘に特化した武装を装備している。

余談

  • 機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏によれば、監督の構想ではイザークはあそこまで熱血漢なキャラクターとしてイメージしたのではなかったのだが、声を担当した関智一氏の演技に引かれ監督も役者の演技の方を尊重したため、性格が変わっていったとコメントしている。また、関氏は当初の予定ではトール・ケーニヒ役のキャスティングしようかと考えていたとも語っている。

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