スペイザー

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スペイザーは『UFOロボ グレンダイザー』の登場メカ

スペイザー
登場作品

マジンガーシリーズ

初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 外宇宙航行、および戦闘支援用自律ユニット
全長 34.0 m
全幅 65 m
重量 150.0 t
動力 光量子エンジン
エネルギー 光量子エネルギー
出力 180万馬力
装甲材質 宇宙合金グレン
内蔵機体 グレンダイザー
パイロット デューク・フリード
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概要

グレンダイザーが専用の円盤メカと合体する形態で、円盤メカも「スペイザー」と呼称する。通常は、この形態で宇宙科学研究所に待機しており搭乗時は円盤メカ上部からコックピットに乗り込む。

飛行能力を持たないグレンダイザーのサポートが目的で製造されており、合体後はマッハ9の大気圏内飛行と、超空間飛行が可能。様々な武装はミニフォーを簡単に蹴散らせる。なお、この形態だと一部の武器が使用不可になる。また、「アンチレーダーミスト」と呼ばれる電波妨害と煙幕を兼ね備えた霧を発生させる事もできるが、SRWでは未実装。

スペイザー本体の推進力もかなり高く、本編では機体上部にグレンダイザーを乗せたまま空中戦を行なうという「ガンダムシリーズ」に於けるサブフライトシステムのような運用法も見受けられた。

合体時にはグレンダイザーの顔が真正面を向くにも関わらず、両者はコックピットが別である。その間のシート移動を含めて合体分離にはやたらプロセスが多く(中には無駄というか、省略可能に見える過程すらある)6秒のロス[1]が有り、そこを突かれてピンチになる事があった。その為、宇門博士地球製のスペイザーを開発し、欠点を克服する。これ以降、スペイザーは主に戦場への移動手段として使われ、戦闘は地球製スペイザーが担う事となる。

またグレンダイザーとスペイザーの共通シート以外にもシートが存在し、こちらでスペイザーの操縦を行うことも出来る。

登場作品と操縦者

グレンダイザーの変形形態扱いである。作品によっては、グレンダイザー単独の状態でも飛行できるため、移動での優位性が存在しない事もあるが、装甲地形適応はこちらの方が高い場合が多い。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。空も飛べて有射程武器もあるので、重宝する。普段はこの形態で良いかもしれない。第18話「潜入!コンペイトー」クリア後にグレンダイザーの変形先が地球製三大スペイザーに変更され登録抹消される。容量の都合なのだろうが、グレンダイザーの特徴の一つである形態なのに…。概要欄にある通り戦闘は地球製スペイザーが担うようになったので原作再現としてはある意味正しいのだが。
PS版では三大スペイザーが登場しないため、最後までグレンダイザーの飛行形態となる。装甲はそのまま、スペースサンダーも使えるためボス戦でも本形態で問題ないが、スクリュークラッシャーパンチが使えなくなるため雑魚戦には余り向かない。
第2次スーパーロボット大戦G
やはりグレンダイザーが飛べない為、移動の際等には重宝する。……が、肝心の移動力は1しか増えない(ダイザー5・スペイザー6、ちなみにMS系の最低値も6)。
第15話「シロッコの影」クリア後に地球製スペイザーが鉄也によって届けられるので、リメイク前と同じくお払い箱に。
第3次スーパーロボット大戦
グレンダイザーが飛べないので、終盤で月の渓谷を渡る時等に役立つ。空中での適応はグレンダイザーよりも高い。
スーパーロボット大戦EX
本作では、こちらの方が基本形態となっている。
第4次スーパーロボット大戦
移動力が上がる事と射程のある武器が増える点がメリットであるが、実は空中の適応がBとグレンダイザーと変わらない。
しかし何故かスクリュークラッシャーの威力がグレンダイザーよりも高い(三大スペイザーとの合体時も同様)ため、陸に降りる必要がない場合はグレンダイザー形態よりも使い勝手が良い。
第4次スーパーロボット大戦S
グレンダイザー形態同様、空の地形適応がBからAにアップした。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
変形前と違いスペースサンダーが非P長射程単体攻撃になる。こちらの形態でも合体攻撃が使えるようになった。この形態のほうが各種スぺイザーと小隊が組みやすく、ダイザーフルパワーの効果はこちらでも発揮されるため、グレンダイザーに変形しないまま運用し続けるのもあり。
演出面ではよく動くグレンダイザーに対し、こちらはあまり動かないのが特徴である。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2
必殺技が使えないので、移動形態である。スキルコーディネイトシステムによる早解きの関係で、かなり重要な形態でもある。
スーパーロボット大戦IMPACT
空Sなので、地上マップではこの形態が有利。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
スーパーロボット大戦D

単独作品

スーパーロボット大戦64
スーパーロボット大戦MX
必殺技としてスペイザートルネードが実装されたおかげで地位が向上した。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

スピンソーサー
スペイザー両翼の小型円盤部分頭頂部を展開、回転鋸状に変形させて射出、自動操縦で敵機を切り裂く。
スピンドリル
スピンソーサーに内蔵された小型ドリル。ソーサーが上下反転し、内部から発射装置を出して、目標めがけて発射する。
メルトシャワー
スペイザー胴体の発射口から液体金属を発射する。なお、ローリングバスターライフルの様に回転しながら発射する周囲の敵をなぎ払う事も可能。
回転版はSRWにおけるマップ兵器としては未使用。『Z』では全体攻撃
ハンドビーム
合体しても腕はフリーなので飛び道具は撃てるため、両指から三連のビームを発射。
シリーズによっては使えないこともある。
ダイザーパンチ
グレンダイザー版ロケットパンチ。腕を回転させながら放つ。射出後にスクリュークラッシャーに変更可能。
スクリュークラッシャーパンチ
腕のクラッシャー部分(歯車状の紋様)を前方に展開し、回転させながら撃ち出す。
シリーズによっては使用できない事もある。
スペースサンダー
頭部の角から電撃を発射する。
シリーズによっては使用できない事もある。

必殺技

スペイザートルネード
『MX』のみ。ハンドビーム、メルトシャワー、スペースサンダーを順に連続で浴びせる。元となったのは原作27話でマザーバーンを撃沈せしめた際の連続攻撃。

合体攻撃

  • 各スペイザーとの合体攻撃はスパロボZより追加。
ダブルスペイザーストーム
ダブルスペイザーと合体して一斉射撃。
ドリルスペイザーストーム
ドリルスペイザーと合体して一斉射撃。
マリンスペイザーストーム
マリンスペイザーと合体して一斉射撃。
トリプルマジンガーブレード
Zではスペイザー形態でも使用可能。
ファイナルダイナミックスペシャル
各ダイナミックプロのマジンガーゲッターロボによる究極の必殺攻撃。

特殊能力

変形
グレンダイザーとスペイザーを分離する。
合体
ダブルスペイザードリルスペイザーマリンスペイザーと合体する。なお、シリーズによってはグレンダイザーに戻らないと不可能な場合も。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

カスタムボーナス

受けるダメージ-30%
A PORTABLE』。

関連機体

ダブルスペイザー
地球製スペイザー1号機。
マリンスペイザー
地球製スペイザー2号機。
ドリルスペイザー
地球製スペイザー3号機。
コズモスペシャルスペイザー
最後の地球製スペイザー。宇宙用であり、上記の地球製スペイザーに似た3機のスペイザーが合体することで大気圏を突破する事ができる。しかしグレンダイザーとの合体機能はない。SRW未登場。

余談

  • UFOロボ グレンダイザー』の元になった劇場作品『宇宙円盤大戦争』(SRW未登場)にもスペイザーが登場するが、デザインは異なる。こちらは主役機「ロボイザー」と合体し、戦闘形態「ガッタイガー」となる能力を持つ。
    • グレンダイザーのエンディング曲『宇宙の王者グレンダイザー』の原曲となった主題歌『戦え!宇宙の王者』で「宇宙の王者 ガッタイガー」(「ロボイザー」ではない)と歌われているように、こちらではロボイザーよりもスペイザー合体形態であるガッタイガーの方が登場時間が長く、主役機の本来の形態として扱われていた。
    • こちらのスペイザーは『マジンガーエンジェル』の続編『マジンガーエンジェルZ』にも登場しており、アイアンZと合体して「ガッタイガー」になった。
  • 作品名の「UFOロボ」の異名はスペイザー合体形態を指しているので、元々は『宇宙円盤大戦争』と同様にスペイザー合体形態の方が主役機の本来の形態だったと考えることもできる。つまりスペイザー合体形態に独自の名称がないのは、グレンダイザーの名を主役機の立場と共に人型機単体形態の方に取られてしまったからと推測できる。
    • 作中では「グレンダイザー・ゴー!」の掛け声とともにスペイザー合体形態で発進し、「ダイザー・ゴー!」の掛け声とともにスぺイザーから分離しているので、人型機単体形態を「ダイザー」と呼んでいるとも解釈できる。
  • オンエア当時、ポピー(現・バンダイ)が「ジャンボマシンダー・グレンダイザー」用のキャンペーン商品として制作したスペイザーは、ジャンボマシンダーを収納する関係上、実際に児童が跨って遊べる程の巨大なサイズに作られており、市場に流通しなかった希少性も相俟って現在は驚愕のプレミア価格が付けられている。
  • コタツから顔だけ出している姿、いわゆる「こたつむり」を「スペイザー」、もしくは「こたつスペイザー」と形容するアニメファンもいる。姿が類似しているためデンドロビウムと呼ぶことも。

脚注

  1. 劇中では「死の時間」と称された。