虎王
虎王は『魔神英雄伝ワタル』の登場人物。
虎王 | |
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読み | とらおう |
外国語表記 | Toraoh[1] |
登場作品 | |
声優 | 伊倉一恵 |
デザイン |
芦田豊雄(第1期) 牧内ももこ(七魂の龍神丸) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 神部界人 |
性別 | 男 |
生年月日 | 創界暦弐万参千五百弐五十三年虎月一日 |
年齢 | 10歳 |
身長 | 132.5 cm |
体重 | 27 kg |
血液型 | O型 |
称号 | 魔界皇子 |
趣味 | 弓道 |
嫌いな物 | 勉強、梅干し |
概要
ドアクダーの息子で、魔界のプリンス。後ろで結んだ金髪と頭の上に生えた小さな角、顎の十字傷などが特徴。一人称は「オレ様」だが、一作目ではオレを使ったり、俺様と表記されることもあった。
皇子ゆえに世間知らずのやんちゃ坊主で、教育係のドン・ゴロの目を盗んでは創界山の他の界層へ出かけており、ドン・ゴロも手を焼いているが、彼や父親のことを大切に思っている優しいところもある。
第五界層のセリーヌの森でワタルとヒミコと出会い、ヒミコをヨメにしようとして騒動を起こした事でワタルとライバル関係となる。その後もワタル一行の前にたびたび姿を現し、徐々に友情を育んでいくが、やがてワタルがドアクダーを倒すために旅をしている事を知り、敵対する道を選ぶ。
ちなみに小説作品やアニメ雑誌等では彼の使う友達や嫁という単語は、トモダチ、ヨメとカタカナで表記される事が多かった。
実はドアクダーの息子ではなく、創界山の女王・聖龍妃の息子・翔龍子がドアクダーの魔界力によって姿を変えられ、別の人格を植え付けられた存在である。
ドアクダーとの決戦においてドアクダーに利用されていた事を知り反旗を翻す。暗黒龍に邪虎丸ごと潰されて絶命するが、ワタルがドアクダーを倒した事で復活した聖龍妃によって蘇生され、元の姿に戻った。その後も翔龍子の中のもう一つの人格として存在し続けている。
七魂の龍神丸
翔龍子の姿でワタルがドバズダーに敗れたところに現れ、ドバズダーに一撃を与えるが、その邪気に触れて再び虎王の姿となった。ワタルの旅に同行する。
登場作品と役柄
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 初登場作品。担当声優の伊倉氏の新録参加は『新スーパーロボット大戦』以来、約22年ぶりとなる。第42話で無条件に加入、以降死亡することなく虎王として最終話まで戦い抜き、エンディングで翔龍子として登場する。ステータスもスキルも精神も優秀だが、時期が時期だけに固まった主力メンバーを押しのけてまで一軍入りさせられるかは愛次第。
- 上述の表記を意識してか、単語の嫁が「ヨメ」と表記されている。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- シナリオNPC。グラフィックは『X』の流用。
- 2020年7月のイベント「奮い立つ心」では『七魂の龍神丸』バージョンが初登場。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
エースボーナス
- 敵対する軍勢のフェイズ時に与えるダメージ1.2倍、最終命中率+20%
- 『X』で採用。
人間関係
ドアクダー軍
ワタル一行
他作品との人間関係
- シーラ・ラパーナ、吉永サリー、リリーナ・ドーリアン
- 『X』ではドアクダー軍に連れ去られた際、虎王のお世話兼お目付け役として、彼の面倒を見ていた。彼女たちには可愛がられていたようで、ドアクダーやエグゼブがエクスクロスの戦意を削ぐために3人を公開処刑すると言い出した際には大きく動揺し、独断で逃がそうとする。
- アイーダ・スルガン、紅月カレン、グランディス・グランバァ、アンジュ、ジル
- 『X』では彼の礼儀知らずな面を見て暴力も辞さない教育が必要と判断される。
- 雷張ジョー
- 『X』では彼に頼まれて舞人との果し合いのメッセンジャーを引き受け、その縁から虎王の事を何かと気に掛けるようになる。本人曰く「俺がガキの頃はあんな風だった」との事。
- パープル
- 『X』では同じく組織のNo.2同士であるが、エクスクロスの戦意を削ぐために上記の家庭教師3人を公開処刑しようとしたため、完全に袂を分かつこととなる。
- クリス
- 『X』ではエンブリヲとの友情を主張する彼女を見て「あんなのが友達の証であるもんか」と疑問を抱く。
名台詞
- 「気に入ったぞ。女は丈夫なのが一番だ、お前をオレ様のヨメにしてやる。ありがたく思え」
- 第22話より。ヒミコと出会っての一言。なお、「ヨメ」の事は身の回りの世話をする奴隷だと思い込んでいる。『X』では「お前を~」からヨメの説明までがDVEになっている[2]。
- 「うるさい!いつお前と俺が友達になった!?」
- 第29話より。専用の小型魔神・ジャキラに乗ってヒミコを奪いに来たが、獅子の滝に落ちそうになったワタル一行が食い下がり「俺たち友達だろ?」と図々しく言ってきたワタルへの返し。当時、世間知らずだった虎王は「友達」という言葉を知らない(終盤でワタルと友情に芽生えるきっかけの言葉)はずだが、咄嗟の返しだったといえよう。
- 直後、ワタルたちに巻き込まれ滝に落ちてしまう。
- 「じゃオレ様とお前たちは、今、トモダチというやつなのか。へぇー、なんだか知らないけど、嬉しい気分だな。そうか! こういうのをトモダチというのか…あははは」
- 第39話より。地下湖にワタルやヒミコと共に閉じ込められ、脱出しようとする中、虎王は助け合う事とトモダチという言葉を知り、嬉しさに笑みがこぼれる。
- 「な、なんだって!? やめろドン・ゴロ! こいつらは俺の、俺のトモダチだぞ!」
- ワタルを始末するというドン・ゴロの前に立ちはだかる。
- 「ワタル…貴様が俺の父上を倒そうとしているのは、本当か?」
- ドン・ゴロからワタルが宿敵である事を教えられ、ショックを受ける。
- 「勘違いするなワタル。貴様はオレ様の手で倒したい。そのために助けてやったのだ!」
- 第40話より。自分の手でワタルを倒すため、あえて窮地を救う正々堂々さを見せる。
- 「いくら…悪い奴でも、俺には、俺には優しかったんだ…。父上よりもずっと…! ずっと優しかったんだ…」
- 第43話より。自分とヒミコをかばって負傷したドン・ゴロを忍部一族に伝わる塗り薬で手当てするも、ヒミコ曰く「いままで創界山の皆をいじめてきた悪い人だから」という理由で薬(悪人には効力がない)が効かず、治療できないことへの嘆き。
- ちなみに、このセリフの前にドン・ゴロを見つめて「確かに顔がいいとは言えない…」と地味にひどい発言をしている。(この時、ドン・ゴロはやるせなさそうなしかめっ面だった。)
迷台詞
- 「邪虎丸たちゅけて~!!」
- 第31話より。ビビデ・チビット・モレーテルの仕掛けたお菓子を食べて子供になってしまう(元に戻るには苦手な梅干しを食べなければならないため戻れず)。最終的に彼が操縦する魔神・エレファントム3号が龍王丸の必殺鳳龍剣によって破壊される際、その爆発に巻き込まれて吹っ飛んで行く際の台詞。この後邪虎丸に回収されるのだった。
- 「うわ~真っ裸!? 来るな~!!」
- 第39話より。チカチカ湖にてジャキラを使って水上スキーを楽しんでいたら、何とヒミコが忍法トビウオジャンプの術を使って全裸で飛び込んできた事に驚愕しての台詞。
- 「こらぁ…離れろ…こらぁ~」
- で、そのまま全裸のヒミコに抱きつかれた時の台詞がこれ。現在なら、この一部始終は明らかにアウトな描写である。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- (あの白いのが噂の龍神丸か… あれに乗ってるって聞く救世主…。一体どんな奴なんだろうな…)
- 『X』第27話「宿命のライバル」より。ワタルを出撃させた際に遠方から見ながらの心中だが、龍王丸ならともかく青い胴体部が印象に残る龍神丸を白いと表現するのは…。ちなみに出撃させ無かった場合は、この時点で帰ってしまう。
- 「あ~面白かった! 噂の龍神丸の活躍も見たし、帰るとするか…」
- ワタルを出撃させた場合の同話終了時に。
- (あんなものが友情の証であるもんか…。友達ってのは、もっと楽しくてもっとワクワクするような…くそっ! 俺様はいったい何を言っているんだ…!)
- 『X』第36話「決戦、ミスルギ皇国」より。撃墜されるだけのダメージを与えたにも関わらず復活し、それを「私とエンブリヲ君の友情の証」と誇るクリスに対して内心呟いた言葉。
- 「友情の証」と言うには余りにも歪んだその力に、虎王も嫌悪感を隠し切れず、そしてそう思う自分に戸惑いを感じている。
- 「ワ…ワタル! エクスクロスの女達はみんな、優しいんじゃなかったのか!」
「何だよ、この女達! 俺様の時と全然対応が違うじゃないか!」 - 『X』第42話「正義の名の下に」より。エクスクロスに入ったはいいがワタルには優しいのに対し、自分にはスパルタ教育さながらに躾けようとする女性陣に対して慄いている。