特務分艦隊

2021年3月3日 (水) 19:09時点における九鬼備助 (トーク | 投稿記録)による版

特務分艦隊とは、『スーパーロボット大戦J』に登場するプレイヤー部隊。正式には“地球連合軍第3艦隊特務分艦隊”である。

概要

『J』には部隊名の命名イベントがなく、連合軍に所属している間は一貫してこの部隊名で呼ばれる。司令部はヨコスカ基地に置かれる。

当初は遊撃任務に当たっており、Dr.ヘル一派の本拠地を強襲し一党を駆逐、バイタル・ネット作戦の一応の成功、鉄甲龍の壊滅などの戦果をあげた。

しかし、木連からやってきた白鳥ユキナの処遇を巡って軍上層部、及びネルガル重工会長アカツキ・ナガレと争うことになり、ナデシコは接収。後に乗員に奪還され、連合軍を離反してしまう。同時期にアークエンジェルも、オペレーション・スピットブレイクにおけるサイクロプスの犠牲となることを拒否、戦場から離脱したことで逃亡兵として追われる身となり、それぞれ部隊としては実体を失ってしまった。以降は特に部隊名を持たず、エンディングでは非正規軍と記されている。

その後も部隊は独自の判断で作戦を続行。木連の強硬派を撃破し和平への切欠を作り、またラダム獣の本拠地を攻撃してテッカマンオメガを撃破。ラダム樹の開花を防いだ。更に、オルファンの飛翔を成し遂げ、グラドス軍の侵攻を防ぎ、ブルーコスモスに乗っ取られ、暴走集団と化した連合の核攻撃、及びジェネシスの地球への発射を阻止し、ヤキン・ドゥーエ戦役終結の立役者となった。

全ての決着がついた後、地球の全生物を死滅させ、地球移住計画のリセットを目論むフューリー、そしてグ=ランドン・ゴーツの凶行を阻止、のちに「第一次地球圏争乱」と呼ばれる大戦の終息をもたらした。

エクスクロスブルー・スウェアとは対照的に男性艦長が存在しない、歴代自軍部隊の中でも非常に稀有な部隊である。

構成母体

地球連合軍
基本的にはアークエンジェルのみだが、ノヴィス・ノアも協力しており、ブレンパワード隊も参加する。
ネルガル重工
ナデシコと搭乗員、艦載兵器を提供。アークエンジェルと並んでこの2隻が中心となっている。
外宇宙開発機構
スペースナイツの面々。アルバトロ・ナル・エイジ・アスカや、コズミック・カルチャー・クラブの面々も便宜上ここの所属となった。
光子力研究所
ナデシコに同乗していたマジンガーチームも引き続き協力することとなる。
南原コネクション
コン・バトラーVを派遣。
ビッグファルコン
ボルテスVを派遣。
ラスト・ガーディアン
ゼオライマーを出向させる。
ミスリル
直接的には参加しないが、獣戦機隊を派遣し共闘態勢を執る。
クライン派
エターナルが合流。
シャッフル同盟

関連人物

ミスマル・コウイチロウ
第3艦隊司令官であり、直接の上司。
コルベット
監査役。
ハインリッヒ・フォン・フリーマン
理解ある協力者。
マリュー・ラミアス
アークエンジェル艦長。階級で言えば部隊指揮官だが、ユリカに度肝を抜かれたり、触発されたりする。
ミスマル・ユリカ
ナデシコ艦長。その天真爛漫かつ破天荒な思考で部隊を引っ張る。事実上の部隊指揮官ともいえる。
ラクス・クライン
クライン派指導者。
アンドリュー・バルトフェルド
エターナル艦長。
ムウ・ラ・フラガ
アークエンジェル隊の前線指揮官として活躍するが、終盤でMIAとなる。
カルヴィナ・クーランジュ
ナデシコ隊の前線指揮官。
アカツキ・ナガレ
ネルガル重工会長。パイロットとして部隊に潜入していた。中盤で一時敵対するが、後に部隊に合流した。

戦死者

バルザック・アシモフ
条件次第で戦死は回避可能。

行方不明者

トール・ケーニヒ
アスランに撃墜され行方不明になる。
ムウ・ラ・フラガ
前述の通り、終盤でMIA登録されている。

余談 

  • 分艦隊とは艦隊の最小単位で、主に2〜4隻の船で構成される。
    • 要するに「(地球連合軍第3艦隊)特務分艦隊」という言葉は「(書類上ではミスマル・コウイチロウの艦隊に所属している)2隻の艦を有する特殊部隊」程度の意味しか持たない。