サラ・ザビアロフ

2017年5月28日 (日) 06:45時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版
サラ・ザビアロフ
外国語表記 Sarah Zabiarov
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 水谷優子(TV版)
池脇千鶴(劇場版II)
島村香織(劇場版III)
種族 地球人
性別
生年 宇宙世紀0072年
年齢 15歳
没年月日 宇宙世紀0088年1月25日
所属 地球連邦軍ティターンズ
軍階級 曹長
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概要

ニュータイプの素質を持つ少女。戦災孤児だが、パプテマス・シロッコに拾われティターンズにその才を認められて入隊し、MSパイロットとなる。

シロッコから高く評価され、サラも彼を「パプテマス様」と呼ぶほど心酔するようになる。しかし、ニュータイプとしても兵士としても未熟で、シロッコのために役立とうとする情熱が空回りしてしまうケースが多い。

あまり知られていないが、意外にも強運の持ち主で、TV版の劇中では3度もアーガマに捕えられながらも、その度にサラにとっては都合のいいアクシデントが起こるため、全て脱出に成功している。

後に投降を装ってアーガマに潜入し、そこでカミーユ・ビダンカツ・コバヤシとの出会い、特にカツとは自分と年が近い彼に親近感を覚える。しかし、彼とシロッコへの想いの狭間で乙女心を揺らす事になる。苦悩しながらもシロッコに最後まで付き従い、カツの攻撃からシロッコを庇って戦死する。

ΖΖ』の最終回でララァ、フォウ、プル、カツと共にジュドーに力を貸す。

31話では私服姿(外出着)で登場しているが、15歳という年齢とその良くも悪くも地味めな風体からはとても想像出来ないような服装をしていた為、『第4次』のキャラクター大事典ではチェーンと並んで「ファッションのセンスが悪い」と指摘されていた。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
DC所属。レコアとともに、シロッコに付き添って現れる。
第2次スーパーロボット大戦G
シロッコと共にパラス・アテネに乗って現れる。
第3次スーパーロボット大戦
DC所属。シナリオ「ブロッケンの影」で、シロッコが撤退する前に彼女を倒すと、シロッコは撤退せず、ロンド・ベルに闘いを挑んでくる。最終話でシロッコの愛機ジ・Oに乗っている。
第4次スーパーロボット大戦
DC所属。ガブスレイに乗る。リアル系ルートだと隠し要素でカツの説得で乗機共々仲間になるが、今回は空適応が低いので飛行可能なガブスレイとは相性があまり良くない。ダンクーガの沙羅に「あたしと同じ名前だね」と言われたり、さっさと敵を落とせと檄を飛ばすケルナグールに「自分でやればいいのに…」と突っ込みを入れたりしている。
第4次スーパーロボット大戦S
基本的には第4次と同じだが、マップ「ターニング・ポイント」においてカミーユとの会話が追加された。
スーパーロボット大戦F完結編
登場しないが、没データに入っている。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ジュピトリアンの一員。カツで説得出来るのだが、残念ながら仲間にすることは出来ない。死亡イベントがないので、生きていると考えられるが続編に登場することは無く、αシリーズではこのままフェードアウトした。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
劇場版を反映して、水谷優子氏から島村香織氏へ変わった。敵として登場するが、ルートとフラグ次第でレコアと共に仲間になる。ようやくTV版と劇場版の愛機であるボリノーク・サマーンが本作に初登場した。仲間にしなかった場合でも、撃墜した際にシロッコに撤退を促されて死亡しない。また、先にシロッコを撃墜するとレコアと共に何処かへと姿を消すのだが…。キャラクター性能的には数少ない『希望』の使い手なので、セツコルートなら絶対に仲間にしてレギュラーで使いたい。初期搭乗機はボリノーク・サマーンだが、デフォルトでブロッキングを持たないので、養成するか盾を持たない機体に乗せ換えると良い。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
ボーナスシナリオ「新世代とニュータイプ」でのカツの戦闘前台詞で戦死したとも取れる描写で出ている。Zでは死亡する展開はないので、どういう経緯があったのかは不明。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第4次S
ひらめき集中熱血隠れ身かく乱
α
偵察ひらめき集中隠れ身熱血
Z
信頼集中ひらめき感応希望

特殊技能(特殊スキル)

第4次S
ニュータイプ
α
ニュータイプL7、シールド防御L3、切り払いL4
Z
ニュータイプL7援護攻撃L3援護防御L3支援攻撃

小隊長能力(隊長効果)

Z
獲得経験値+20%、獲得資金+20%

パイロットBGM

「モビルスーツ戦~敵機襲来~」
第4次S)』で採用。

人間関係

機動戦士Ζガンダム

ティターンズ

パプテマス・シロッコ
上司。パプティマス様と呼んで慕っている。
レコア・ロンド
恋敵。『Z』では色々と気にかけてもらっていた。最終回では、彼女と共にカミーユに力を貸した。
ジェリド・メサ
初陣は彼の部下として出撃した。小娘を部下に押し付けられたジェリドは不満そうだった。
ヤザン・ゲーブル
野獣のような男として警戒する。
ジドレ曹長
SRW未登場。同じシロッコが艦長を務めるドゴス・ギアに配属されたニュータイプ候補生。真の同志とも呼べる存在。
フォウ・ムラサメロザミア・バダムライラ・ミラ・ライラ
最終回で、彼女達と共にカミーユに力を貸す。

エゥーゴ

カミーユ・ビダン
「ハーフムーン・ラブ」で、ソフトクリームをおごってもらう。近藤和久版のコミックでは互いに共鳴しあう。
カツ・コバヤシ
想いを寄せられる。
エマ・シーン
最終回で、彼女と共にカミーユに力を貸す。

機動戦士ガンダムΖΖ

ジュドー・アーシタ
ハマーンとの最終決戦で、彼を助ける。
ララァ・スン
最終回で、彼女と共にジュドーに力を貸す。

他作品との人間関係

シャクティ・カリン
αでは彼女をマリアの元へ連れ出す。

名台詞

「お言葉ですが中尉、私は十分訓練を受けています」
第22話における最初の台詞。シロッコの命令によって、ジェリドの指揮下に入った時に、ジェリドから「お前達のようなガキのお守りをさせられるとはな」と愚痴をこぼした彼に対しての反論。いくら訓練を積んでも、実弾が飛び交う実戦で戦うのはワケが違うという事を分かってないあたりが、まだ未熟さを思わせる。
なお、台詞はないがサラは21話で既に初登場を果たしている。その際はシロッコの背後に立ち、一言も喋らない不思議な下士官として登場。単なる甲板クルーの一人かと思われたが、上官にあたる少尉のマウアー・ファラオに対しても敬礼すらしないなど、独特の行動で存在感をアピールしたが、敬礼すらしない下士官の登場に、マウアーからは怪訝な表情をされた。
「私達は人殺しは致しません」
ジェリド「じゃあ、何でモビルスーツのパイロットだ?」
「戦争は、人をより良く生かす為の必要悪ですから。その為に戦うだけです。戦闘局面でも殺さないで済む敵なら殺しません」
上記のやり取りの後、ジェリドから「まだ汚れを知らないこんな手で、人殺しができるのか?」と左手を掴まれるも、彼の手を振り払いながら上の台詞で返す。あまりにも世間知らずな理屈に苛立ちが頂点に達したジェリドから胸倉を掴まれながら「そんなことでは、敵に殺されるぞ!」と一喝されてしまう。
サラも例外ではなく、カミーユカツと同じように若いニュータイプが陥りやすい、重度の自己満足症候群である事がわかる。後に出会う事になるアーガマで孤立したカツに惹かれたのも、似た者同士の親しみ故なのかもしれない。
「カツ…逃げて……早く……ここは……ああああああ!!!」
46話で、シロッコに嫉妬と憎悪を燃やすカツのGディフェンサーの攻撃から、ハマーンキュベレイと対峙し背中ががら空きのシロッコのジ・Oを庇った時の最期の台詞。機体が大破し爆発寸前のコクピットの中で、シロッコがカツを本気で殺すと感じ、死ぬ間際でカツの身を案じていた。やはり、本心ではカツに好意を抱いていたのである。
「カツ、逃げて!ここはカツの様な来てはいけない所なの!逃げな……」
劇場版での最期の台詞。
(カツは私に優しくしてくれた・・・だから逃げて・・・早く・・・)

搭乗機体

マラサイ
作中で最初に登場した機体。ジェリドの部下だった時は、主に搭乗していた。
ハイザック
ジャマイカンによるコロニー落とし作戦をアーガマにリークして以降に搭乗。なお、サラは人一倍同機体に愛着があるようで、劇中でも「一番扱いやすい機体」と評している。
メッサーラ
パラス・アテネ
小説版のみ。
ボリノーク・サマーン
最後の機体。

余談

  • テレビ版でサラ役を演じた水谷優子氏は、元々劇団青年座に所属していた舞台女優だったが、本作が声優としてのデビュー作となった。なお、実質的なデビューはサラ以前に出演した、本作の15話であるヒッコリー基地の飛行場アナウンサーの役である。
  • 劇場版以降、声優が何度も交代していることでも知られる。劇場版2作目「恋人たち」では女優の池脇千鶴氏が起用され話題となり、作中でも重要な役割を果たした。だが3作目「星の鼓動は愛」では島村香織氏に再度交代している。3作目で池脇氏が続投しなかった理由は不明で、活躍も決して多いとは言えなかった。さらにその島村氏も2008年以降は所属事務所から名前がなくなっており、島村名義での活動は確認されていない。以降の各種ゲームでは「守野かおり」という声優(?)が演じているが、守野氏はサラ役以外の活動が全く知られておらず所属事務所も不明であり、島村氏の別名という推測も成立する。今のところスパロボに守野氏が出演したことはない。

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