概要
アの国の騎士の家に生まれ、女性ながらドレイクの騎士団の中でも高い地位に就く。
敵前逃亡した騎士の娘として育った経緯から、並外れて強い功名心と闘争心を持ち、自己の目的の為なら手段も選ばない。功を焦りすぎて失敗することが多く、バーンやドレイクに疎まれる場面もあった。当初はウィングキャリバー・バラウでバーンらの支援に回っていたが、地上人の技師ゼット・ライトを焚き付け、自分用にチューンしたバストールを駆るようになる。
戦いの中、増幅されたオーラ力により、ショウと共に地上へと運ばれる。地上での様々な出来事を経てショウと心を通わせ、協力してバイストン・ウェルへの帰還を試みる。しかし、オーラ力が地上で消耗していた為、オーラロード通過にその身は耐え切れず、2度とバイストン・ウェルに戻ることは叶わなかった。
後に『New Story of Aura Battler DUNBINE』にて、ベラーナ・ガリアッハとして転生という形でバイストン・ウェルへの帰還は果たされることになる(なお、SRWでのガラリアの代役を受け持った安達忍氏は元々はこのベラーナの声優である[1])。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 隠し要素でリューネの章でエレもしくはシーラで説得すると仲間になる。回避能力はマーベルに匹敵し、囮にはうってつけ。しかし、ユニットの飛び道具が弱いせいで「敵陣に切り込んで相手を反撃で削る」戦術を取りづらい。戦力として使うなら(とどめを刺しやすくして気力上げを楽にするため)オーラソードの改造は必須。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- マップ「浮上」で敵として登場するが、隠し要素でそのマップでショウがガラリアに3ターン攻撃しなければその場で仲間になる。前作で流竜馬とは顔を合わせており、仲間にした場合は「あの時は世話になった」と再会を喜ぶ面を見せる。オーラバトラー隊の中ではショウに次ぐ能力でマーベルよりも使いやすい。能力的には彼女の全盛期であろう。
- 彼女がいるかいないかでシーラとエレのどちらが仲間に入るかが変わる。ガラリア自身もすぐ聖戦士技能を取得し十分な戦力となるうえ、彼女を仲間にした場合に合流するシーラは、妖精2人を連れてくるのに対し、エレではニーとキーン、ルートによっては説得を要するがリムルが合流するが、ガラリアより能力が劣ることと妖精が仲間にならないため、彼女を仲間にした方がメリットは大きい。ただし宇宙適応がCなので終盤は息切れする。最終2話は地上戦なので復権するが、ショウやマーベルと違い集中を持たないので、使い所には注意が必要。
- 仲間にしなかった場合はドレイク軍に居残り他の名有パイロット同様、最終的にガラバに乗り換える。
- 顔グラが「横顔」という味気ないものだった『EX』から、艶の有る笑みを浮かべたものへと改善されている。
- スーパーロボット大戦F
- 没データとしてのみ存在。オリジナルキャストでの音声収録が行えなかったためか、ゲーム中には登場しない。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 『EX』シナリオに登場。代役での音声収録が行われた。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 隠し要素でダンバインルートで選択肢や説得でフラグを立てると後々増援として登場して仲間に。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部地上激動篇
- シナリオ「聖戦士」でビアレスに乗って敵として登場するが、彼女以外の敵を全滅させると、イベントが発生し仲間になる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部銀河決戦篇
- 第1部で仲間にした場合に参戦する。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- COMPACT2第1部と似たような流れで仲間になるが、最初からバストールに乗っている。主要精神が揃うのが早くショウよりも使いやすいが、コモン人故か聖戦士技能の伸びが悪く、素のままではハイパーオーラ斬りが長期間使えない事に注意。「特殊技能+1」でのテコ入れは必須。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 仲間にはならない。「エルフ城攻略戦」では、倒すと地上に浮上し、シナリオクリアになるため、最後に倒そう。原作第1話から再現が始まる関係でドロに乗る姿も確認される。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後であるため登場はしないが、竜宮島の灯籠流しの際、ショウが会話で軽く触れている。
- スーパーロボット大戦BX
- 今作では原作シナリオが再現され、多くのキャラや機体が出演するが、彼女とバストールは登場しない。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 第4次と同じく一定ターン攻撃しなければ、ガラリアがショウの主張に耳を傾け和解、仲間となる。但し彼女を倒した場合はミノフスキークラフトが手に入るため非常に悩む。とはいえ後にトッド・ギネスやシルキー・マウの加入フラグも兼ねてるので仲間に加えても決して損はしないだろう。マーベルが合流するまではショウとツートップで戦えるが、パートナー補正のあるマーベルや、シルキーを連れてくるトッドなど、中盤以降は能力値的にライバルが多い。また終盤はオーラバトラーが苦手な宇宙マップが続くのもキツい。あからさまに弱いわけではないのだが、終盤で彼女を第一線で戦わせるには愛がいるだろう。
関連作品
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
- EX
- 根性、ド根性、加速、熱血、信頼、覚醒
- 第4次(S)
- 根性、加速、ひらめき、熱血、鉄壁、気合
- リンクバトラー
- ひらめき、根性、気合、熱血、加速、魂
- 64
- 根性、加速、ひらめき、熱血、魂、気合
- α
- ド根性、集中、熱血、信頼、鉄壁、気合
- IMPACT
- 加速、ド根性、気合、集中、熱血、覚醒
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「ダンバイン とぶ」
- オープニング。大半はこの曲である。
- 「聖戦士たち」
- 劇中BGM。『IMPACT』にてハイパーオーラ斬り使用時の選曲。
人間関係
- ショウ・ザマ
- 彼との戦いでオーラロードが開き地上へ出てしまう。第4次や64ではショウの主張を聞き入れ仲間となる。
- ドレイク・ルフト
- 主君。アの国の地方領主。
- バーン・バニングス
- 同僚。オーラバトラーを操る彼をライバル視していた。
- トッド・ギネス
- 喧嘩したり、一度だけドレスを着て彼とデートしたりしている。スパロボでは殆ど絡みはなく、『64』で「俺とお前の仲だ」と持ちかけられたくらい。
- ゼット・ライト
- 地上人の技師。色仕掛けで焚き付けてバストールをチューンさせた。ガラリアは彼を利用していただけだが、ゼットは本気で彼女に惚れてしまっていた模様。
- シーラ・ラパーナ
- 『EX』では彼女(或いはエレ)の説得を受け仲間になる。このことをガラリアは覚えていたらしく、『第4次』ではグラン・ガラン発見の一報をショウに入れ救出を打診している(『第4次』ではトッドが『EX』でショウ達と共闘したという会話もあるので不自然ではないが、『LOE』ではこれらのルートと排他になるはずのイブンの生存が確定しているため矛盾が生じている。尤も、グラン・ガランがショウ達の旗艦と言う事をガラリアが知らないはずがないので、それを見つけてショウに連絡したという展開は例え『EX』の件がなくても不自然ではない)。『64』では中盤にシーラから直々に「協力をお願いします」と言葉を頂く一面も。
他作品との人間関係
名台詞
スパロボシリーズの名台詞
旧シリーズ
- 「ああ、覚えている。あの時は世話になった」
- 『第4次(S)』第13話(『S』では第14話)「浮上」より。流竜馬との再会を喜ぶ一言。
- 「ショウ、いるか!?さっき『てれび』とかいうものを見ていたら、グラン・ガランが見えたのだ!」
「まちがいない。あれは『ナの国』の巨大戦艦グラン・ガランだ」 - 『第4次(S)』リアル系ルート第17話(『S』では第18話)「オーラマシン展開」より。『EX』で世話になったシーラを助けようと、ショウにグラン・ガラン発見の一報を入れ救出に向かうこととなる。この行動がきっかけでシーラ様は無事に合流できた。しかしながらかなり微笑ましい光景である。この時ガラリアはバイストン・ウェルにはない設備であるテレビを、仲間達に示唆されながら興味津津で見ていたのだろう。
COMPACTシリーズ
- 「こ、これは…!小さいフェラリオならわかるが…!」
- 『IMPACT』第1部地上激動篇第15話「僕は僕、君はミレーヌ」より。メガボーグと化したミレーヌを目の当たりにし、その巨大さに二の句が告げず絶句する。
- 「やつら…バイストン・ウェルの戦火を、地上にまで広げようというのか…」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第5話「呪われしジャンヌ=ダルク」より。グラン・ガランに襲い掛からんとするアレンの部隊を一瞥して、ショウ達と共に戦いを挑む。
- 「地上人であるお前が、地上に戦乱を望むのか!?」
- 同上。戦いを愉しむジェリルの発言に対し浴びせた批難。
- 「バーン・バニングス!憎しみで騎士の本分も忘れたか!」
- 『IMPACT』第7話「怨念を断つ剣」より。ボストンに浮上した黒騎士が放つ悪意のオーラを感じ取り批難するも、彼から「己が騎士である為にショウを倒す」と一蹴される。
単独作品
- 「…まぁいいだろう。地上で犬死にはゴメンだからな」
- 『64』での和解時の台詞。第4次ではショウの主張に完全に同調していたが、今回はやや不満気味である。
- 「私だって戦士だ。いきなり敵に回るような真似はしない」
- 『64』で仲間となった直後の台詞。元々ショウと敵対している軍の人間であることを指摘されて。
- 「ドレイク王!我らバイストンウェルの者はかの地へ帰ることを考えるべきではないのか!」
- 『64』にてドレイクと対峙した際の台詞。バストンウェルへ帰る目的をガラリアは説くが…。
- 「私も…世界に対して負うべきものを持っているというのか?」
- 「私は戦士だ。戦士としての役割を全うすることでバイストンウェルへ帰れるのなら、それはそうさせてもらう。それでよいのだろう?フッ、こういうのも悪くないものだな」
脚注
- ↑ 『New Story of Aura Battler DUNBINE』は男性陣がTV版と同じ声優が続投しているのに対して女性陣は声優が全員異なっているのだが、SRWで担当したことでガラリア(ベラーナ)に関してはこの例外になったとも言える。