VF-19改 ファイアーバルキリー

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VF-19改 ファイアーバルキリー
外国語表記 VF-19 Custom Fire Valkyrie
登場作品

マクロスシリーズ

メカニックデザイン 河森正治
正式名称 VF-19改 エクスカリバー 熱気バサラスペシャル
分類 全領域特殊改造機
バルキリー
機種 VF-19 エクスカリバー
型式番号 VF-19改
全長 18.47 m
全高
【バトロイド時】
15.48 m
空虚重量 8,550 kg
動力 熱核反応炉
エンジン 新星インダストリー/P&W/ロイス熱核タービン FF-2500F×2
最高速度
高度10,000m
マッハ5.5
高度30,000m以上
マッハ25
開発 新星インダストリー社
所属 熱気バサラ個人所有 ⇒ サウンドフォース
乗員人数 1名
パイロット 熱気バサラ
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概要

新統合軍のプロジェクトM(ミンメイ)の一環として、その選考役に選ばれたレイ・ラブロックを通じて熱気バサラに渡されたVF-19

VF-19が本格的に配備される前の機体で、後の19系量産機と異なり、基本性能は試作機のYF-19や初期型のA型に近いピーキーな仕様となっている。ただしデザイン的にはYF-19やVF-19の内設定画が存在する各タイプと異なる部分が散見されており、一部では「設定されていないB型からD型のいずれかがベース機体なのでは?」とも言われている。

バサラ独自のチューニングがされており、機体色が赤と黒をベースに。頭部は人顔で、口部は人間のそれと同様に開閉する。操縦システムにはサウンドスティックシステムが取り入れられている。これは操縦桿がギターになっておりスロットを動かすことで音を鳴らしながら操縦できるシステムで、バサラはこれを自在に操ることができる。バサラ自身はこのシステムを使わずともギターを演奏しつつバルキリーを操縦できるが、このシステムを導入することでバサラの負担を軽減することができる。

バロータ軍襲撃の際にバサラが単独で出撃し、戦闘の最中にを聞かせた。物語途中でサウンドビーム(サウンドエナジーシステムによって歌をエネルギーへと変換したもの)を放つサウンドブースター装着型のVF-19改 ファイアーバルキリーSB(サウンドブースター)へ改良される。最終回ではゲペルニッチにより破壊される。

外見とバサラに由来して付けられた呼称は、「ファイヤー」と「ファイアー」の両方が用いられている。なお、公式サイトでは「ファイアー」の方である。

オプションパック

サウンドブースター
バトロイド状態で背中に装着。熱気バサラの背中に装着されたサウンドエナジーシステムとリンクし、歌を高次元エネルギーに変換してエナジーが実体化する。そしてバルキリーに装着されたサウンドブースターを介してサウンドビームを放つ。

登場作品と操縦者

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
マップ兵器版の「突撃ラブハート」で、自軍の大半のユニットの気力をまとめて一気に上げるのが主な役割となる。なお、今回から特別な敵に対してバサラの専用セリフが追加されたので、試してみるのも一興である。
サウンドブースターは通常形態で出撃し、マップ上で歌ENが一定以上にたまるとサウンドブースターを装備する、という仕様に変更。合体攻撃のレパートリーが増えた。マップ兵器版の歌はこの形態でなければ歌えないので、早急にサウンドブースターを装着したい。

Zシリーズ

サウンドブースターは単独ユニットとしては登場せず、一部の歌の演出中にのみ合体する。

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
機体は『マクロス7』名義で参戦。他のメンバー機は召喚扱いとなる。「PLANET DANCE」はHP回復の効果であるなど、一部曲の効果がこれまでと変更されている。また、バジュラには気力低下(一定値以下になると撃墜扱いの撤退)、次元獣などの一部の敵には気力低下+ダメージの効果を与える。フォールドウェーブが次元力に干渉することによってダメージになっているらしい。なお、通常版の歌はいずれも消費歌ENよりも回復歌ENの方が高く、結果として歌う度に歌ENが上昇する(MAPW版は回復量が低いため逆になる)ため、実質バジュラや次元獣相手なら無双が可能である。
ちなみに今回バサラはブレイクピラー事件に居合わせたのだが、やっぱりミサイルは使わなかった(ただし、ミレーヌが地上に落下してくるピラー破片の数に「破壊しきれるのか」と唖然とする事や、地上に落下してくるピラー破片の破壊作業の邪魔をしてくる次元獣に対してバサラが露骨に不快感を示していた辺り、システムの問題でシナリオ上は撃っていた可能性はある)。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
システム上におけるバトロイド形態への変形能力がオミットされ、常にファイター形態での運用となった。バトロイド形態をとるのは「」の使用とシールド防御時の演出でのみ。
MY FRIENDSは移動後に使用可能なので、マルチアクションとの併用で1ターンでバジュラを全撤退させることもできる。大物相手でも容赦なしなので、バジュラが出てきたら率先して突っ込んでいこう。テンションレイザーがあると安定する。ただし、一撃で撤退させられないくらい気力が上がっていたら引き下がるべき。
なお、ガドライト尸空アンチスパイラルミカゲハーデス神にはダメージを与えることが出来るが、過去作と異なり「熱血」+歌魂400でもダメージは10000弱が限度。これらの敵は大体「2回行動」を持っているため、射程内に回避を強化したバサラだけ残して気力を下げまくる、という手がベター。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
基本的には時獄篇と変わらないが、中盤シビルと合流し「POWER TO THE DREAM」が追加される。終盤直前までは、バジュラ退治程度でしか撃墜数を稼げないか、終盤になると殆どの敵が歌でダメージを与えられる敵になるので、撃墜数が伸び始める。
1ターン目でバサラにヒット&アウェイを持たせておけば、進軍に出遅れずに済む。
なお、ミスリルルート37話でALL版DYNAMITE EXPLOSIONにシビルが登場するようなるが、付加効果は変わらない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
初登場。バサラ専用機。歌が武器で、通常の敵にはダメージを与えられず、味方を援護するという珍しいタイプのユニット。リアル系には回避上昇、スーパー系には防御気力の上昇と大活躍する。また、通常兵器がほとんど通用しないプロトデビルン戦ではアタッカーとして活躍する。バサラの能力も相なって、回避力が非常に高い為、囮役としても使える。本作に限らないが、攻撃可能な対象が限られるため撃墜数の獲得が困難なことが難点。
サウンドブースターは中盤のシナリオ「PLANET DANCE」から使用可能。マップ兵器によって複数の味方の能力を同時に上げられるようになった。ステージ開始と同時に気合を入れて、マップ兵器版TRY AGAINの射程範囲に味方を配置すれば、味方全員の全能力を底上げすることができ、サポート面で大活躍する。強化パーツの超大型マガジンとENギガチップを付けてやると非常に効率的。サウンドフォースの面々と合体攻撃があり、より効果の高い歌が使用可能になるが、必要気力や消費歌ENの面を考慮すると単騎でマップ兵器版を歌っていた方が良いかもしれない。歌の攻撃力も上がり、プロトデビルン戦では切り札となる。撃墜されてもノーマルのファイヤーバルキリーになるので生存性が高まる。

装備・機能

基本武装

スピーカーポッド
弾がスピーカーのガンポッド。敵機に直撃すると装甲を貫通して展開し、相手に歌を聞かせる。「」使用時の演出でのみ使っており、単独での武装としては非採用。
シールド
左腕に装備。ピンポイントバリアとの併用により防御能力を向上させる事が可能。
マイクロミサイル
脚部に装備されているが、普段のバサラは滅多に使用する事は無い。劇中の序盤で人命を守る為に撃った事があるが、後にその事で思い悩むほど、使用に対しては消極的である[1]。バサラはマイクロミサイルを外して欲しいようだが、最低限の装備の為、レイが認めない。SRWでも非実装。
そのせいで第2次Z再世篇において「地上に落下してくるピラー破片に対してスピーカーポッドをぶち込んで歌うバサラ」という非常にシュールな図が出来てしまった。システム上の問題とは言え、なんとも残念である。
スピーカーポッドγ
大型対艦用スピーカーポッド。ゲペルニッチ艦に対して使用し、ブリッジに直撃させる事で、バサラの熱い歌をゲペルニッチに直接届ける事に成功した。
『D』ではサウンドブースター形態用の装備として登場。単独版MAP兵器ではこれを使用している。
ピンポイントバリア
一部分のみカバーするバリア。エンジン出力の70%を使うため、バトロイド形態でしか使用できない。
ピンポイントバリアパンチ
マイクロミサイル同様、SRWでは非実装。劇中では第7話「サマーアクシデント」などで壁を壊すといった、非戦闘時に使用した。

バサラの曲目

PLANET DANCE
命中回避UP。ZシリーズではHP回復。
PLANET DANCE(マップ兵器
着弾点指定型。『D』と『第3次α』では射程と範囲の違いがある。
突撃ラブハート
気力UP。
突撃ラブハート(マップ兵器)
着弾点指定型。『D』と『第3次α』では射程と範囲の違いがある。おそらくプレイヤーが毎シナリオで真っ先にバサラに歌わせる曲であろう。小隊システムのあるシリーズでは覚醒持ちと組ませて歌いまくれば2ターン目には全員が気力MAXで暴れまわれる。全員が範囲内に集まるその様はまさしくフォーメーション突撃ラブハート。
HOLY LONELY LIGHT
『D』では防御技量UP。『第3次α』では防御・技量UPの他に、P系特殊攻撃解除能力。Zシリーズでは未実装。
HOLY LONELY LIGHT(マップ兵器)
着弾点指定型。『D』と『第3次α』では射程と範囲の違いがある。Zシリーズでは未実装。
POWER TO THE DREAM
『D』では格闘射撃UP。『第3次α』ではSP回復能力。Zシリーズでは気力上限UP。
Zシリーズでは第3次Z天獄篇で採用、演出にシビルも登場する。
TRY AGAIN
『D』及びZシリーズでは全能力UP。『第3次α』では格闘射撃技量UP。Zシリーズでは演出としてVF-11MAXL改VF-17T改も加わっての演奏となる。
TRY AGAIN(FIRE BOMBERシビル
『第3次α』では全能力UP。『D』及びZシリーズでは未実装。
TRY AGAIN(マップ兵器)
『D』、『第3次α』では着弾点指定型。『第2次Z』では隣接4マス。Dと第3次αでは射程と範囲の違いがある。
DYNAMITE EXPLOSION
第2次Z再世篇が初出。仲間2機と共にサウンドブースターを装着し、サウンドビームを放って熱唱。加速努力幸運ひらめきの効果を与える。
熱血をかけて歌うと、さらに熱血の効果が入る(逆に、歌ENが少ない状態で歌うと付与される精神コマンドが減る)。
ダメージが通る敵に対してフィニッシュ演出
DYNAMITE EXPLOSION(FIRE BOMBERシビル
第3次Z天獄篇でDYNAMITE EXPLOSIONと置き換わる形で追加。効果自体はDYNAMITE EXPLOSIONと同じだが、演出にシビルが登場するようになる。
DYNAMITE EXPLOSION(マップ兵器)
第2次Z再世篇で初出。範囲は隣接4マス。

ミレーヌの曲目

MY FRIENDS
SP回復。Zシリーズでは召喚攻撃扱いで、ミレーヌVF-11MAXL改を呼び出して歌ってもらう。
MY FRIENDS(マップ兵器)
第2次Z再世篇で実装。

合体攻撃

PLANET DANCE(合体攻撃
バサラ(VF-19改SB)、ミレーヌ(VF-11MAXL改SB)、レイ&ビヒーダ(VF-17T改SB)のメンバーによるサウンドビーム。
突撃ラブハート(合体攻撃
バサラ(VF-19改SB)、ミレーヌ(VF-11MAXL改SB)、レイ&ビヒーダ(VF-17T改SB)のメンバーによるサウンドビーム。
HOLY LONELY LIGHT(合体攻撃
バサラ(VF-19改SB)、ミレーヌ(VF-11MAXL改SB)、レイ&ビヒーダ(VF-17T改SB)のメンバーによるサウンドビーム。
POWER TO THE DREAM(合体攻撃
バサラ(VF-19改SB)、ミレーヌ(VF-11MAXL改SB)、レイ&ビヒーダ(VF-17T改SB)のメンバーによるサウンドビーム。
TRY AGAIN(合体攻撃
バサラ(VF-19改SB)、ミレーヌ(VF-11MAXL改SB)、レイ&ビヒーダ(VF-17T改SB)のメンバーによるサウンドビーム。第3次αでは、更にシビルも加わった。全能力値UP。

本機からは発動不可能な合体攻撃

MY FRIENDS(合体攻撃
ミレーヌ(VF-11MAXL改SB)、バサラ(VF-19改SB)、レイ&ビヒーダ(VF-17T改SB)のメンバーによるサウンドビーム。ミレーヌからしか発動できないため、バサラは合体攻撃要員となる。

特殊能力

サウンドブースター装備中は変形できず、バトロイド形態固定。

盾装備
シールド防御を発動する。
変形
ファイター、ガウォーク、バトロイド形態になる。
ピンポイントバリア
分離
サウンドブースターを外して、元のVF-19改になる。

移動タイプ

ファイター時。飛行可能。
ホバー
ガウォーク時。
/
バトロイド時。Dでは飛行不可。

サイズ

S

カスタムボーナス

移動力+2、運動性+40
第2次Z再世篇
マップ歌及び射程1以外の全の射程+2
第3次Z

脚注

  1. 実は、OPでは(第1話バージョンを除いて)毎回撃ってるシーンがあったりする。

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