ジョセフ・カーター・ジョーンズ | |
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外国語表記 | Joseph Carter Jones |
登場作品 | HEROMAN |
声優 | 小松未可子 |
デザイン | コヤマシゲト |
種族 | 地球人(アメリカ人) |
性別 | 男 |
誕生日 | 6月6日 |
年齢 | 13歳 |
身長 | 150cm |
所属 | 民間人 |
概要
愛称「ジョーイ」で「ジョーイ・ジョーンズ」と呼ばれる事もある。センターシティに住む日々アルバイトに精を出す少年。心優しさとその奥底にはヒーローへの熱い憧れがある。
捨ててあった玩具のロボット「HEYBO(ヘイボ)」を修理、後に落雷を浴び「ヒーローマン」に変貌し、さらにスクラッグが襲来した事により、念願のヒーローとしての道を歩む事となる。
ジョーイはヒーローマンを玩具からヒーローに変身(エンゲージ)させる権限を唯一持つ人間で、エンゲージと同時にジョーイの左腕にはガントレット状のコントローラが装備される。このコントローラには数種類のアイコンが表示されており、そのアイコンをタッチすることでヒーローマンに指示を与えることが可能。また、このコントローラ装備状態ではジョーイの身体能力が飛躍的に向上し、パワー・スピードともに常人を超えたものとなる。さらに緊急時にはジョーイの周囲に不可視のシールドが展開され、敵の攻撃からも守られる。
物語序盤のジョーイはあくまで後方でヒーローマンに指示をするだけの存在であったが、ストーリーが進むにつれて自らも戦う決意をし、ヒーローマンとともに前線で戦うようになった。
容姿は華奢であり、少女にも見えなくもないほど中性的で可憐。そのためアニメ版第20話にて女装させられている。
なお、彼の姓名のイニシャルは『スパイダーマン』のピーター・パーカー(P.P)や『ファンタスティック・フォー』のリード・リチャーズ(R.R)など、スタン・リー原作作品の主人公たちと同様、同じアルファベットの並びになっている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。ヒーローマンのサブパイロット扱いで、「ヒーローマンwithジョーイ」名義で(直接戦うのはヒーローマン)ユニットとしても活躍。
- 名前のせいか、序盤は何かとリチャードに漫画『ジョジョの奇妙な冒険』にかけたネタで弄られる(後述)。アーカムシティがセンターシティに比較的近い位置にある設定と、ヒーローマン誕生の経緯が『機神咆吼デモンベイン』の設定と密接に絡んでいるため、デモンベイン勢との絡みが多く、序盤やエンディング時は九郎と一緒に描かれ、さしずめ相棒又は弟分のような存在になる。
- 父に憧れている設定に反映してか、自分と同様「父親」を誇りに思う咲良、孫尚香と共感したり、逆に娘の悲痛な訴えを聞かない天児、娘を利用しようとするミツヒロといった父親としてあってはならない行動をとる人間に対しては明確に非難している。
- 担当声優の小松未可子氏は今作がスパロボ初出演で、CMナレーションも務めている。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
人間関係
- ヒーローマン
- パートナーであり、夢にまで見たヒーロー。
- バージニア・ジョーンズ
- 祖母。現在は彼女と暮らしている。
- ホリー・バージニア・ジョーンズ
- 姉。物語序盤はバンド活動のため不在。
- ブライアン・カーター・ジョーンズ
- 亡き父。炭鉱夫であり落盤事故の際に仲間たちを救おうとして事故死した。ジョーイは父をヒーローとして尊敬しており、形見のヘルメットを宝物にしている。SRW未登場。
- キャサリン・メイ・ジョーンズ
- 亡き母。常に笑顔を絶やさない心優しい女性だった。SRW未登場。
- サイモン・カイナ
- 親友。
- リナ・デイヴィス
- 幼馴染。ジョーイに好意を抱いている。
- ウィリアム・デイヴィス
- リナの兄でジョーイを敵視している。
- ニコラス・デ・カルロ
- 彼が壊した事で捨てた玩具「ヘイボ」を拾って修理した。後に共に力を手に入れるが、その後の行動と末路は対照的であった。
- マシュー・デントン
- 学園の化学教師であり、「教授」と呼んで慕っている。
- ヴェラ・コリンズ
- 学園の数学教師。ジョーイの事を気にかけている。
- ヒリー
- アルバイト先のコーヒーショップの店長。SRW未登場。
- スタン
- アルバイト先のコーヒーショップの常連客。モデルは原作者のスタン・リー。SRW未登場。
他作品との人間関係
スーパー系
デモンベイン
- 大十字九郎
- 『UX』では最初の出会い以来、何かと関わりあうことが多い。年齢は結構離れているが、兄弟分と言った具合か。ストーリーが進行していく中でさりげなく呼称を変えている。
- ちなみに女装が良く似合うという共通点もある。
- ドクター・ウェスト
- 『UX』では九郎と行動を共にする機会が多いため、序盤から彼と対決する機会が多い。初対面時では彼のハイテンションぶりにはリナ共々引いていた。後にUXにて共闘する。
- ライカ・クルセイド
- 『UX』第1部序盤にセンターシティよりアーカムシティに疎開した際、教会で彼女の世話になることに。
- マスターテリオン
- 『UX』ではヒーローマンのパートナーと言うこともあり、序盤から大きく関わる。
- ティベリウス
- 『UX』では彼に気に入られてしまい、如何わしい目に遭わされそうになる。
- カリグラ
- 『UX』ではジョウと共にカリグラとクラウディウスの動きを妨害し、九郎がカリグラを撃破するチャンスを作った。
- クラウディウス
- 『UX』ではカリグラの死因を作ったため、ジョウ共々憎悪を抱かれる。
- ナイア
- 『UX』では自身のシナリオのイレギュラーたるヒーローマンのパートナーであるジョーイに対しても、少なからず興味を抱く。
その他のスーパー系
リアル系
- グラハム・エーカー
- 『UX』第1部序盤にセンターシティにてスクラッグを相手に共闘し、後にUXにて再度共闘する。
- シン・アスカ
- 『UX』では第1部中盤のスクラッグとの決戦に際して、ウィルとニックを救おうとするジョーイとリナを気遣い、後押しする。
- 要咲良、孫尚香ガーベラ
- 『UX』では父親を誇りに思う者同士共感しあう。
- ミツヒロ・バートランド
- 『UX』では娘をフェストゥムを殲滅するための道具として利用するために竜宮島から連れ出そうとする彼に対してチャムやリナと共に不快感を抱く。
バンプレストオリジナル
- リチャード・クルーガー
- 『UX』では最初にジョジョというあだ名で呼びそうになり、以降も事あるごとに名前を「ジョナサン」や「ジョースター」と間違えられる。リチャード役の小杉氏が過去に『ジョジョの奇妙な冒険』の主役の声を担当していた事に由来するネタと思われる。
- アニエス・ベルジュ、ジン・スペンサー
- 『UX』ではスクラッグの初襲来にて初めて共闘。その後アーニーとはUXで共闘し、ジンとは敵として対峙することになる。
名台詞
- 「ヒーローマァーン…アタァーック!」
- ヒーローマンへ攻撃の指示を与える際の台詞。次回予告の締めの台詞としても使われている。
- 「ど、どうしよう!?」
- 第2話にて。思いがけずヒーローの力を手にしたジョーイだったが、その力の強さを改めて感じ困惑する。
- 「駄目だ…憎しみに囚われちゃだめだよ、ヒーローマン!」
「僕達は二人で一つだ!僕も一緒に戦うよ。ヒーローマン!」 - ジョーイをゴゴールに攻撃され、怒りの感情を爆発させて戦ったヒーローマンに対して。その後2人は絶妙な連携プレイを見せる。
- 「ヒーローマンの力の源は電気」
「たとえどんなに強い攻撃だったとしても、それが電気の力ならヒーローマンがやられるはずが…ないっ!」 - 第16話より。原作におけるドクターミナミ戦での台詞。MR-1のEMP攻撃を受けたヒーローマンだったが、ジョーイの言うとおりヒーローマンはむしろ回復してしまった。スパロボでもこの性質は再現されており、張飛ガンダムの雷攻撃で回復していたりする。
- 「この距離は、ヒーローマンの距離だぁーっ!」
- 同上。遠距離攻撃を持たないヒーローマンに対し、槍やEMPにて一方的に攻撃を仕掛けるミナミのMR-1。ついにはEMPを喰らってしまう。だが電気攻撃はヒーローマンには効かない(後述)。電気で回復したヒーローマンはひるんだミナミに急接近。得意の格闘レンジに持ち込む。その際の台詞。「これでもう、距離は取らせない!」
- スパロボでは近接戦闘時の台詞。共演したどこかのガンダム先輩も同じような台詞を言っていたりする。
- 「ヒューズさん、僕はもう迷わないと決めたんです。 だから!」
「感じる…これは僕自身の力!」
「この力をあの光にぶつければ…きっとやれる」
「みんなの未来を守ることができるなら、必ずやりとげて見せる…父さんみたいに!」 - 最終章にて、ゴゴールによってヒーローマンを失い、自暴自棄になった中、自分をかばって負傷したウィルのある言葉によって己自身の力を覚醒させた…。
- 台詞が淡々であるが、まるでジョーイ自身の怒りを示したかのよう体中が赤熱しており、ガントレット状のコントローラが華奢な体系とは不釣り合いといってもいいほど巨大化している状態だった。
- そしてそれを地殻エネルギーを溜め込んでいる球体にぶつけ、ゴゴールを道連れにしようとした。当然これにはヒューズも猛反対したが、唯一無二の相棒であるヒーローマンを失った彼は聞く耳を持たず、傷ついた体を引きずってゴゴールに向かった…。そう、かつてみんなを守るために死んだ父のように…。
- ???「何でお前は逃げなかったんだ?」
「父さんみたいになりたかったんだ…。 みんなを救うヒーローに」
「でも、あの時の僕じゃダメだった」
「だから今度は…だから今度は、だから今度こそは!!」
「僕がみんなを、守るんだあぁぁーーっ!」 - 過去に遡って、幼少時のリナを襲った猛犬から守ろうとしたジョーイ。だが、それでは何も守ることはできない、「父のようなヒーロー」にはなれないと現在(いま)のジョーイは悔やんだ。
- この後、超人的な身体能力とパワーを発揮しながらゴゴールの猛攻を掻い潜る姿は、先の回想シーンとオーバーラップするものだった。
- (さようなら…)
- 球体に特攻を仕掛ける寸前、脳裏にリナ、サイ、ホリー、デントン、ウィル、祖母――そして父の姿が浮かんだ。涙をこぼしつつも死を覚悟し、みんなと永訣をしようとした……のだが
- 「嫌、終わらせたりなんかしない!」
「僕らは、ずっと一緒に戦ってきたんだ!」
「どんな困難な時も、みんなの力を借りて乗り切ってきた!」
「だから僕らは諦めない! どんな状況に陥っても、そうやって僕らは戦ってきたんだ!!」
「ヒーローマァン、ゴオォォォーーーッ!!」 - 地球の地殻エネルギーを吸い尽くそうとするスクラッグの王ゴゴールを阻んだのは最後の希望であるジョーイ―――そして「白き英雄」、ヒーローマン。
- 今度こそ葬ろうとゴゴールが仕掛けた攻撃をジョーイのバリアで防ぎ、ジョーイの号令と共に反撃を始める。
- 「本当のヒーローは誰かを悲しませたりなんかしない。みんなに、そして君に教えてもらった!」
「もうどれかなんて選ばない! 僕たちはみんなを…!」
「全てを守らないといけないんだ!」 - 父のように己を犠牲にして皆を守ろうとした。だがそれはみんなを悲しませるだけだと、リナをはじめとする仲間達、そして再起動したヒーローマンに止められてジョーイは思い留まる。そして決意を固めた――「全てを守る」と。
- ゴゴールはダメ押しと言わんばかりに止めを刺すが、最後の大技「ヒーローマン・オースパーク」でそれを押し切り、ゴゴールを消し飛ばした。そしてジョーイは、憧れていた父が成しえた「本当のヒーロー」になったのだった。
- 『UX』ではDVEとなった。
迷台詞
- 「世界で一番怖いもの。皆さんは何ですか? 僕は、僕は・・・」
- 第10話の次回予告より。珍しく視聴者へ語りかけるスタイル。なお、怖いものとは姉のホリーのことである。
- 「きゃっ」
- 第20話より。病院への潜入捜査のため、ホリーの指示で女装。不安を抱きつつも、ホリーに頭を叩かれた際の悲鳴。印象に残った視聴者も多いようだ。
スパロボシリーズでの名台詞
- 「だ、大丈夫…! 僕にはヒーローマンがついているんだ! こんな人、怖くなんてないよ!」
- 『UX』第1部第15話「THE INVADERS」に於けるティベリウスとの戦闘前会話。
- (ライカさんの『方は』…?)
- 『UX』第2部第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」より。「ライカの方は九郎の正体に気づいていた」というサイの言葉にジョーイは疑問を抱く。
- 「そうですよ! それに、自分の子供を戦いに進んで巻き込むなんて…!」
- 『UX』第2部第29話「燈火-ともしび-」シナリオデモより。「適正データの改ざん」を理由に弓子と真矢を竜宮島から追い出し、戦力として利用しようとするミツヒロのやり方にチャムとリナと共に不快感と憤りを露わにした。
- 弓子のやったことが、結果的に甲洋と(条件次第では生き残る上に病も完治するとはいえ)翔子を犠牲にしてしまったのも事実であるが、ミツヒロはそれに付け込んで真矢を竜宮島から連れ出し、「敵を殲滅させる為の駒」にしようとする卑劣な手段にジョーイはなおさら受け入れられなかった。
- 「人じゃないから助けないなんて、そんな考えはきっと間違ってる」
「たとえ相手がどんな存在だったって、その人にとっては大事な…友達なんだから!」 - 同上。初戦闘時の戦闘前会話。甲洋が異なる存在となった理由で即座に排除する考えを否定し、同時にどんな存在であっても一騎達の大切な友達であることに変わらないと説いた。
- だから、甲洋を安全なところに連れて行く一騎をフェストゥムから守る――「白き英雄」と共に。
- 「それが、父親のやることなんですか!」
- 『UX』第2部第34話「始まりへの加速」より。娘の声を聞き入れず破壊行動を続けるラインバレル・アマガツを咲良、孫尚香とともに非難する。
- 「そうさ! ヒーローっていうのは、色んな人たちに支えられて存在する! だから、僕たちはここまで来られた! みんなの希望が連れてきてくれたんだ!」
ヒーローマン「ムゥゥゥンンン!」 - 『UX』第3部第51話「STRANGE EONS」に於けるマスターテリオンとの戦闘前会話。英雄を求める人々の意思が重なり生まれた本当の英雄にして、もう一本の「魔を断つ剣」でもあったヒーローマンと共にここまで駆け抜けたジョーイ。その中で本当のヒーローとなったジョーイは、自分達を支えてくれた人々の希望の意思に応えるべく、絶望に染まった大導師に戦いを挑む。
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