概要
クエント製ヘビィ級AT。
ギルガメス製ATを参考にしてクエントの技師がハンドメイドで製造しており、マッスルシリンダーなどにギルガメス製のものが使用されている。
型式番号は傭兵センターへの登録順であり、各機が雇い先の戦場とパイロットに合わせてカスタム化されている。そのため、旧式の方が形式番号が若いとは限らない様子。
ダイビングビートルの脚部をそのまま流用しているとしている資料が多いが[1]、真偽の程は不明である。
本体と武器に搭載されているクエント素子を用いた金属センサーは極めて優秀な性能として広く知られており、「(クエント製のレーダーに)ミスは考えられない」と言わしめるほど。
外観は中世騎士を思わせるヒロイックなものでカメラはドッグ系ATのようなターレット式ではなく固定式となっている。また、パイルバンカーを搭載したロボットの元祖として非常に有名であり、これらもあってかATの中では非常に人気が高い。
なお、「ベルゼルガ」とは北欧神話に登場する狂戦士「ベルセルク」のドイツ語読みが元ネタである。
ベルゼルガWP
クメン篇でシャッコが登場していた水陸両用仕様の機体。一般的に「ベルゼルガ」は本機を指す。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。ベルゼルガWPがベルゼルガ名義で登場。クメンルートと第20話でスポット参戦した後、終盤で正式加入。原作で登場したベルゼルガDTを兼ねており、ベルゼルガDTの参戦は次回作までのお預けとなる。
- ちなみに、クメンルートを通ると、離脱の際に改造資金が返還されるが、改造段階がそのまま残る。第20話でのスポット参戦、そして正式加入時にもそのまま残るため、非常にお得。
- なお、第20話でパイルバンカーを使うと、ダイ・ガード組が驚くイベントがある。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- ル・シャッコの乗るベルゼルガWPが登場。パイルバンカーには通常版と突破攻撃版がある。通常版には「貫通」特性が付いているため数値以上のダメージが出やすく、また「ショック」特性も持っているので敵の防御をダウンさせることがある。消費ENが20とやや多いが、命中補正も高いのでパイルバンカー主体で戦っていくことになるだろう。シールド防御があるので、ATとしては打たれ強いのもポイント。キリコのスコープドッグ・レッドショルダーカスタム及びバニラのATフライとグループ出撃可能。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- GAT-40 アサルトライフル
- ベルゼルガ専用武器で、本体と同じくクエント素子を用いたセンサーが装備されている。装弾数が32発と少ないため、作戦時にはミッションパックに予備弾倉を3個懸架する。
- パイルバンカー
- クエント人伝統の狩猟具をもとにしたベルゼルガを象徴する武器。左腕に装備された盾に付けられており、圧搾空気により金属製の杭を発射する。なお、本来はアームパンチの代替品である。
- 後のアルトアイゼンなどのように「ダメージを与える武器」ではなく、コクピットを撃ち抜いて確実にパイロットを仕留めるための武器である。
- 意外にも『装甲騎兵ボトムズ』本編中では2回しか使用されておらず、実のところそれほど扱いの大きくない武装である。本格的に注目されるようになるのは小説『青の騎士ベルゼルガ物語』やOVA『機甲猟兵メロウリンク』といった外伝作品を待つことになる。
- 唯一の欠点は空中の敵に攻撃できない事だが、『第2次Z再世篇』ではフライトモジュール等を付けることで解消できる。『OE』では地形適応を変えられないため空中の敵には上記のアサルトライフルでしか攻撃できない。
特殊能力
- 盾装備
- シールド防御を発動。
移動タイプ
サイズ
- S
- 第2次Z再世篇
- SSまたは1
- OE
カスタムボーナス
- 装甲値+300、運動性+20、照準値+20
- 第2次Z再世篇
機体BGM
- 「炎のさだめ」
- TVシリーズOPテーマ。
関連機体
脚注
- ↑ 設定スタッフの井上氏は「どこから出てきた話なのだろう、デザインは似てるが部品のサイズが合わない」とコメントしている。
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