ヴァルシオン改・タイプCF
DCAM-001MCF ヴァルシオン改・タイプCF(Valsion Custom Type CF)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:人型機動兵器
- 形式番号:DCAM-001MCF
- 全高:58.0m
- 重量:64.0t
- 動力:不明
- 装甲材質:不明
- 空中浮揚機関:テスラ・ドライブ
- 補助MMI:ODEシステム(ユルゲン博士譲渡後)
- 所属:ノイエDC
- 主なパイロット:ロレンツォ・ディ・モンテニャッコ⇒ヴィルヘルム・V・ユルゲン⇒ラミア・ラヴレス
- メカニックデザイナー:八房龍之助
元々は八房龍之助氏の漫画『スーパーロボット大戦OGクロニクル』「狡兎死して走狗烹らるか?」に登場したオリジナルメカ。その話では、ロレンツォ・ディ・モンテニャッコがパイロットであったが、キョウスケ・ナンブによってロレンツォごと葬られた。正式に採用されたOGシリーズではこの機体は様々な行く末を辿る。
正式量産型のヴァルシオン改の一機を宙間戦闘用に改良した機体。西洋甲冑のイメージがある「究極ロボ」ヴァルシオンのイメージとはほど遠い、兵器として現実的なフォルムを持つ。装甲を強化、背部に内蔵されたフレキシブルアームを宙間用スラスターに改装し、アポジモーターなども追加。宙間用ながらも大気圏内の運用も可能。また、ヴァルシオンの兵器の一つ「クロスマッシャー」を、両腕の集束装置を用いて胸部から発射する仕様に変更し、威力の底上げを図った。また、元祖ヴァルシオンの必殺兵器「メガ・グラビトンウェーブ」も装備している。その代わり近接武器の「ディバイン・アーム」が排除されたため、射撃専用に特化した機体ともなった。
北米のラングレー基地近辺に保管されていたものを、ロレンツォ・ディ・モンテニャッコが奪取。一度は彼が操縦したが、スカルヘッド(減るゲート)に赴いた際にはヴィルヘルム・V・ユルゲンに譲渡。ユルゲンによりODEシステムのマスターコアが搭載された。ロレンツォから銃撃され瀕死の身になったユルゲンが命を繋ぎ止めるためにこの機体に乗り込んだが、何かの変調によりユルゲンはODEシステムのマスターコアと同調して、システムそのものと化した。
バルトール事件の際には、事実上のバルトールらODEシステムのマスターコアとしての働きであったが、キョウスケ・ナンブらの手で一時はユルゲン共々追い詰められるものの、ユルゲンの黒幕たるデュミナスがユルゲンを殺害。残された機体はデュミナスによって修復され、新たにシステムのコアとしてラミア・ラヴレスが組み込まれた。ラミア自身もシステムに取り込まれたまま、デュミナスに洗脳されて再びキョウスケの前に立ちふさがる。そして、デュミナスの謀略により、自爆装置「コードATA」によってキョウスケらを一手に葬ろうとする。だが、それを看破したアクセル・アルマーによりコアとなったラミアは救出され、同時にこのヴァルシオンも完全に破壊された。
登場作品と操縦者
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- OG2の第5話「狡兎死して走狗烹らるか?」の後半に登場。この時は奪取のみで、交戦はなかった。2.5ではユルゲンがパイロットに。歪曲フィールドなどのバリアなどで苦戦必至のラストボスとして立ちふさがる。自軍の戦力がまま成らない状態なので、強さに一層拍車をかける。特殊弾によるアーマーブレイカーの装甲ダウンの一手が頼り。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 歪曲フィールドは外されたが、耐久力はそのまま。概ね2.5版と状況は変わらない。ただ、前回は最終話だったため熟練度がなく、何ターンでも費やせたが今回は熟練度にターンが関係しているためか2.5版よりは戦力や戦略が立てやすい面もあるので、幾分倒しやすくなった。此方もアーマーブレイカーの一手が頼り。ラミア機は耐久力こそ上昇しているが、何の特殊能力もないので墜としやすい。
装備・機能
武装・必殺武器
- クロスマッシャー
- 螺旋状のレーザー砲。両腕の集束装置を用いて、胸部から発射する。
- メガ・グラビトンウェーブ
- 重力波による竜巻により、自機に引き寄せて、その瞬間にエネルギーを放出する。