メリクリウス

2017年1月27日 (金) 02:25時点におけるナイス (トーク | 投稿記録)による版

OZ-13MSX2 メリクリウス(Mercurius)

OZに囚われた5人の技師達によって開発されたモビルスーツ

防御力(近接白兵などによる”攻撃的な”ものも含む)を追求した機体。カラーリングは赤。

バリアフィールド発生器「プラネイトディフェンサー」を展開して防御に徹しつつ近接白兵戦を行い、砲撃による広範囲への”攻撃”は兄弟機のヴァイエイトに任せている。

本機のプラネイトディフェンサーの技術はビルゴに受け継がれ、ガンダムデスサイズヘルのアクティブクロークにも技術が応用されている。

劇中ではヒイロ・ユイが搭乗し、カトル・ラバーバ・ウィナーウイングガンダムゼロと戦った。しかし、ウイングゼロの性能に押され、最終的に戦闘不能となり、カトルがウイングゼロを破壊すべく自爆装置で失われた。

後にホワイトファングの元で再製造され、ヒイロの操縦データを持ったモビルドールとして登場する。此方はデュオ・マックスウェルのデスサイズヘルに撃破された。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F完結編
味方NPCとしてヒイロが搭乗。シナリオ「敗者の凱歌」ではヒイロの人工知能を搭載している。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
敵としてヒイロが搭乗。のちに量産型としてモビルドール化されている。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
一時的に敵になったヒイロが搭乗する。後にモビルドール化した機体と終盤でドロシーが制御する機体が登場。また、黒の騎士団ルート「最後の勝利者」に出てくる機体にはOZ兵が搭乗している。プラネイトディフェンサーの効果がビルゴに比べ大きくなっている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
唯一味方として使用可能な作品。ルクレツィア・ノインヒルデ・シュバイカーの撃墜数が一定以上だと、ヴァイエイト共々入手できる。主要武器はクラッシュシールド。射撃系ビーム兵器のダメージを軽減するプラネイトディフェンサーを持つ。Wガンダム系汎用乗り換えユニットだが、運用するなら格闘の高いパイロットを乗せるといい。原作通りヒイロを乗せて使う事も可能だが、ヒイロは格闘は高くないので相性はイマイチ。

装備・機能

武装・必殺武器

ビームガン
護身用で小さなものだが速射性が高く、トーラスを破壊するには充分な威力を持つ。
クラッシュシールド
中央に大型のビームソードを有する小型片手持ちの円形の盾。盾もガンダニュウム合金製であり三つ有る突起の部分のビームソード用フィールド装置も転用出来る[1]事から防御能力も高い。
ビームソード
クラッシュシールド中央から発生する大型のビームソード。このビームソードは新技術を使用している。
プラネイトディフェンサー
各ユニットを組み合わせることで電気フィールドを発生させ、攻撃を防ぐ。メリクリウスは10基装備。また2基を組み合わせることで間から電磁場を発生させ、攻撃兵器に転用することも可能。当時の触れ込みでは「(5機の)ガンダムの全ての武器を無効化する」ということだったが、近接白兵武器にはフィールドが発生していない部位から攻撃されたりするケースが多かった。劇中ではツインバスターライフルを三回も防ぎ切って見せるなど、ビーム射撃兵器に対してはかなりの防御力を誇る。また、マシンキャノンも防いでいたため、実弾兵器もある程度防御できるようである。
SRWでは、射撃系ビーム兵器のダメージを軽減するバリア。第2次Z再世篇では全属性無効化バリアとして再現された。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
プラネイトディフェンサー
SRWシリーズに限らず、作品によってその効果は様々。
Iフィールド
システム上の都合のせいか、プラネイトディフェンサーはSRW初期はこの名義だった。

移動タイプ

サイズ

M

関連機体

トーラス
開発のベースとなった機体。
ヴァイエイト
兄弟機。射撃担当。
メリクリウス・シュイヴァン
『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』に登場したカスタム機。プラネイトディフェンサーの数を20基に増やし、更に防御能力を向上させている。
ビルゴ
メリクリウスとヴァイエイトの機能を一つにした量産機。
ガンダムデスサイズヘル
アクティブクロークに技術が応用されている。

余談

  • デザイン上のモチーフは『雷神』。
  • 放送当時に発売されたゲームソフト『新機動戦記ガンダムW エンドレスデュエル』ではノインがパイロットを務めた。

脚注

  1. ただし不可視のフィールドであり、ビームシールドが発生するわけでは無い。

資料リンク